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【コラム】親の心配事の9割が杞憂!【言葉が遅い子】むしろ頭が良い可能性も?
子どもの言葉の発達を心配したり、気にするお父さん・お母さんは非常に多いのではないでしょうか。本文では、子どもの「言葉の発達と頭の良さ」の関連について解説・説明します。 現在不安を抱えている方も、ぜひリラックスして読んでみて下さい。 (1)言葉の発達が遅くても頭が良い子はいます! 結論からお伝えすると、言葉の発達が遅くても頭の良い子はいます。後述しますが、必ずしも、言葉の発達が早ければ学力も高い訳ではないことが大学教授の研究でも明らかになっています。例えば、相対性理論を発見したアインシュタイン、生涯で1300もの発明品を生み出した発明王・エジソンが良い例です。彼らは歴史上で素晴らしい功績を残した一方、言葉が出るのがかなり遅かったと言われています。 (2)言葉が早い=学力が高い ではない! ブラウン大学経済学部教授のエミリー・オスター氏の研究結果によると、言葉が早いことと学力が高いことはイコールではないと判明しています。 この研究では、言葉の遅い子どもを17歳まで追跡調査しました。結果として、学力テストの得点は特段に悪いとは言えなかったそうです。言葉の遅れでは下位10%に入るものの、17歳時点でのIQテストで下位10%に入る子どもはいなかったと証明されています。 また、別の研究では「言葉の遅いグループ」「言葉の早いグループ」に子どもたちを分けて言語能力を測定しました。その研究では、言葉の早いグループの平均点は遅いグループの平均より6点高い一方、グループ内では大きなばらつきがあることが分かりました。得点の分布で言葉の遅いグループと早いグループに重複している部分が多く見られ、個々のばらつきは平均の差を完全に圧倒しています。つまり、言葉の早さは将来を約束するものではないということです。そのため、「うちの子は言葉が遅いから勉強が心配」といったお悩みは杞憂と言えます。 反対に、早い時期から言葉が話せていても、必ずしも文字が早く読めたり、色んなことが達成出来るといった決定因子にはなりません。言葉の早さと学力は無関係なのです。 (参考文献:米国最強経済学者にして2児の母が読み解く子どもの育て方ベスト) (3)【年齢別】子どもの言語の発達 0~1歳頃 子どもは、生後2ヶ月頃からクーイングといわれる「あー」「うー」といった柔らかい言葉を発するようになります。話せば話すほど赤ちゃんの声帯は発達していきますが、生後5・6ヶ月を迎える頃にはクーイングが「ばばば」「あぶ」といった喃語に変化していきます。空気や音の調整が少しずつできるようになり、1歳頃には「ぶーぶー(車)」「わんわん(犬)」といった意味のある一語文を話せるようになります。 1~2歳頃 1歳半から2歳頃になると、一語文から「まんま、いや」「ママ、こっち」など二語文に変化します。意味のある言葉が続くことで、親も子どもが何をしたいのか(してほしいのか)が何となく理解できるようになります。 2~3歳頃 2歳から2歳半くらいになると、三語文に変化します。具体的には、「パパ お仕事 行く」「ママ ごはん ちょうだい」などです。 3歳以降~ この時期になると、主語や述語を含んだ言葉を話すようになります。一方で、「なぜなぜ期」「イヤイヤ期」でもあるため、「何で?」「どうして?」という言葉が増える時期でもあります。全ての「何で?」に対して、その場ですぐ答えなくでも大丈夫です。あとで調べて、正しい情報をきちんと伝えてあげることで子どもの知識や言葉の数がまた増えていきます。 (関連記事:►【コラム】3歳児の会話レベルとは?3歳児の会話レベルを高める関わり方についても詳しく解説 ►【コラム】幼児教室の講師が解説!我が子が2歳の今、親がすべき3つのこと 小学校入学以降 5歳以降は、自分が体験したことを言葉にして相手に伝えられるようになります。また、保育園や幼稚園以上に他者との関わりが増えるため、コミュニケーションを通して「どの場面でどういった言葉が適切か」「言ってはいけない言葉は何か」などを学んでいきます。 (4)【5選】子どもの言葉が遅い理由 子の性格や環境によるもの お喋りが好きで活発な子もいれば、内向的でおとなしい子もいます。子どもの性格は多種多様、個性豊かです。内向的な子であれば、自分から積極的に話しかけることは少ない傾向にあります。言葉を発さなくてもこちら側のアクションに反応があるなど、言われていることをきちんと理解しているような様子が見られた場合は、特に問題はないと言えます。 また、後述しますが【親が何でも先回りしてやってしまう「ヘリコプター・ペアレント」】だった場合も、子どもは言葉を発する機会を失っているでしょう。 言葉に触れる機会が少ない 筆者が息子を産んだ当時、ちょうどYoutubeが流行り始めた時期でした。 Youtubeの映像・音声は子どもにとって刺激が強く、息子も例外なく夢中になっていましたが、「言葉に触れる」といった意味ではあまり役立たなかったかも知れません。 Youtubeなど、映像メディアは受動的な視聴がメインとなっています。zoomなどリアルタイムでお互いに話が出来るツールと違って一方的な発信となるため、子ども自身が言葉を使って誰かとコミュニケーションを取ることは難しいと言えます。 言葉の理解ができていない 言葉と対象物がイコールで結びついていない場合です。赤ちゃんがママやパパといった言葉を最初に発することが多い理由は、いつも親と一緒にいるためです。ともに過ごす時間の中で、「ママはこの人、この人はパパ」と脳内でイコールとして繋がっていきます。 はまキッズの授業では「教養カード」という学具を活用し、「物には必ず名前がある」ということを子どもたちに伝えています。子どもたちは、教養カードを活用した学びの中で「物の名前と見た目」が一致していきます。「飲み物」「食べ物」「動物」といった大きなくくりから言葉を習得することは難しいため、具体的な、身近に存在するものから説明しています。 聴力や脳の機能の影響 身体的な問題も考えられます。物音に反応しない、呼びかけに応じないといった場合は聴力に何らかのトラブルがあるかも知れません。また、2~3歳を過ぎても言葉が出てこない場合、脳の機能に何らかの原因がある可能性があります。市役所の保健師や療育センターなど専門機関に相談してみましょう。 単純性言語遅滞 単純性言語遅滞とは、聴力や脳の機能に何の障害も無く、言葉の発達が単に遅れている状態を指します。他の発達面で問題が無いため、成長するにつれて自然と話せるようになると言われています。有名な話としては、芸能人の岡田准一さんが「3歳頃まで言葉を全く発さなかった」と自身の子ども時代を語られています。初めて発した言葉は親の会話を聞いた際の「それは違うと思う」だったそうです。「違う」と感じたのは親の話している内容が理解できていたからこそではないでしょうか。岡田准一さんの場合は、まさしく「単純性言語遅滞」だった可能性が高いですね。 (5)【ギフテッド】の可能性も? ギフテッドとは? ギフテッドとは、生まれながらにして突き抜けた才能や能力を持っている人々です。 ギフテッドという言葉には、「特別な才能を授かった人」という意味が含まれています。 有名人で言えば「Mr.ビーン」で知られているローワン・アトキンソン氏、日本の巨匠・北野武氏が挙げられます。歴史上の偉人では、アルベルト・アインシュタインがギフテッドと言われています。子どもの頃から同年代の子たちと比較して「著しく」高い認知能力(IQ130以上など)を持っている一方で、苦手分野や興味・関心の無い分野との差も激しく、生きづらさを抱える人も少なくないのが特徴的です。 ギフテッドは個人差が大きい 「ギフテッド」は一言で言い表すには難しく、その特徴や能力は十人十色です。 特定の分野に突出しているかと思えば、ある分野が著しく苦手だったりします。 個人差が大きく個性が強いのもギフテッドの特徴と言えるため、ギフテッドの子どもたちの支援は親の理解が必要不可欠となります。突出する能力をさらに伸ばす機会を親が与え、その子の個性を受け入れ、枠に囚われない様々な経験をさせてあげましょう。 (関連記事:【コラム】ギフテッド教育とは?特徴や事例とともに紹介します!) (6)【5選】親が子どもの言葉を増やす方法 子どもとの会話を増やす 子どもが話す・話さないに関わらず、まずは積極的に親から話しかけてみましょう。 特に、乳幼児は耳に入った言葉から言語を習得していきます。 「今日は雨がザーザー降っているね」「今日は太陽がサンサンとしているね」「もう夕方でお日様が沈んでいったね」など、子どもに説明しながら話しかけると「目で見たもの」と「言葉」が脳内でリンクづけられ、意味のある言葉として使えるようになります。 子どもの思うように行動させる 先述した「ヘリコプター・ペアレント」という言葉をご存知でしょうか。 1990年代にアメリカで生まれた言葉ですが、ホバリング(※上空でヘリコプターが停止飛行すること)するヘリコプターのように子どもを上空から監視し、何かあればすぐ子どもの元に飛んでくる親を指す言葉です。ヘリコプター・ペアレントの弊害は、子どもの自立力や問題解決能力を削ぐことにありますが、言葉の発達にも大きな影響があります。 親が先回りして何でもやってしまうことは、子どもの「自分の言葉で要求を伝える」機会を奪うことにもなります。言葉を発する前に親が先読みして何でもやってしまうと、子どもは言葉を発する理由もなくなってしまうのです。さらに、自分の力で自分のやりたいことが出来なかったことによって「自己肯定感」の低下も招きかねません。 ですので、先回りしたい気持ちをぐっと抑え、「どうしたの?」「何がしたいと思ったの?」など問いかけてみましょう。敢えて親が行動を起こさないことで、子どもは「どうすれば伝わるのか?」を自分で考え、自分の言葉で伝えられるようになります。 最初はうまく伝えられなくても、「○○かな?」などヒントとなる声かけを行うことで、最終的に「どんな時にどんな言葉を使えば良いのか」を少しずつ理解できるようになります。 童謡など歌を一緒に歌う 歌を一緒に歌うことも、子どもの言葉を増やします。はまキッズの授業では、授業の最初に童謡唱歌を取り入れています。歌詞カードは、あえて漢字に「ふりがな」をつけていません。これは、「漢字」と「言葉の意味」をセットで覚えてほしいという思いからです。 例えば、「あつい」といっても「厚い」「暑い」と様々な意味や漢字があります。 つまり、ひらがなで「あつい」と書くと意味が伝わりづらくなるのです。 また、小さい頃から歌詞カードの歌詞を追いかけながら歌うことで、年長頃には自然と漢字を読めるようになるというメリットもあります。 童謡には、「桜」「どんぐり」「川」「山」など四季を感じられる言葉も沢山あります。 お風呂の中や、お出かけした際など折を見て一緒に歌ってみましょう! 実況中継をする 先述した「子どもとの会話を増やす」の具体的な中身になりますが、リアルタイムで目に入っているものや子どもの状態について、会話を通して実況中継してあげましょう。 例えば「今日は空が青いね」「太陽が出て晴れているね」など、実際に子どもと一緒に空を見上げながら状況説明します。そうすると、子どもの頭の中で「太陽が出ていると「晴れ」と言うのか」といった具合に紐付けて覚えるようになります。 はまキッズの授業でも、講師は生徒に「教える」ことはしません。子どもがやっていること、やりたいと考えていることを実況中継(代弁)することで子ども自身に気付かせます。 例えば、パズルの授業では「長さがピッタリ合うと思って、そこにパズルを置いたんだね」など声かけをします。そうすると、子どもの中で「長さが合うとは、どのような状態か?」「ピッタリとはどういう場面で使う言葉か?」などが腹落ちするのです。 腹落ちできると、次の授業で「ピッタリにしたいけど、できない」など子どもが言葉で自分の困っていることを説明できるようになります。 間違いを指摘しない 一番大切なことは、「子どもが話そうとする姿勢」「自発的に話そうとする前向きさ」を親がまるっと受け容れることです。子どもの言い間違えは、成長とともに自然と修正されていきます。子どもによくある言い間違えとして、「とうもろこし」を「とうもころし」と言ってしまう場合があるかと思います。子どもが言い間違えたとしても、まずは親に対して一生懸命に話そうとしてくれたことを受容し、褒めてあげましょう。 ちなみに、筆者の息子は「ポップコーン」が上手く言えず「コップコーン」と言っていました。映画館でポップコーンを注文する度に言っていましたが、気がつけばいつの間にかきちんと話せるようになっていました。 (7)【まとめ】子どもの発達を優しく見守りましょう! 保育園や幼稚園に入園すると同年齢の子たちと関わることになるため、「○○ちゃんは話すのが早いな・・・」「△△くんはお兄ちゃんがいるからお喋りが上手なのかな?」など、嫌でも比較したり、気になってしまう場面が増えると思います。しかし、決して焦りは禁物です。まずは「お喋りって楽しいのかな?」「この気持ちをどうやってお母さんに伝えようかな」など、子どもが話すことに抵抗感がなくなる環境作りや、「言い間違えても大丈夫」と子どもが安心できる体制を整えることが大切ではないでしょうか。言葉の発達が早いことと学力の高さはイコールでは無いと研究でも証明されています。過度に心配はせず、温かい目で子どもの成長を見守っていきましょう! -
【コラム】3歳の子にお手伝いをしてもらうメリットは?お手伝いを頼むときの注意点や年齢別のお手伝いについても解説!
子どもが3歳頃になれば、「そろそろお手伝いをさせてみようかな」と思う親も多いでしょう。とはいえ、「親の代わりに」と期待できる年齢ではないので、「子どもの自主性を育てたい」「人の役に立つこと、家族で協力することを教えたい」といった学びの一環としてお手伝いをさせる人がほとんどではないでしょうか。 そうしたお手伝いのメリットを今回は詳しく解説。子どもにお手伝いをさせるときの注意点や、年齢別におすすめのお手伝いも具体的に紹介します。お手伝いを通して、子どもの成長をサポートするきっかけにしてくださいね。 (1)3歳児のお手伝い。始めるきっかけは?何から始める? 3歳は言葉での意思疎通がはかりやすくなり、できることも増える時期。「自分でやりたい」という気持ちも強くなってきます。親から「お手伝いをしてね」と声掛けするのもいいですが、子どもが「何をやっているの?」と興味を示したときは絶好のチャンスです。「お手伝いしてみる?」と誘ってみましょう。まずは「見ていてね」とやり方を見せるところからスタート。子どものやりたい気持ちが高まってきたら、一緒にチャレンジしてみましょう (2)子どものお手伝いのメリット 子どもがお手伝いをすることは、家事などのやり方を身につけるだけではなく心身の成長につながるさまざまなメリットがあります。 自信を持つことができる 親に頼まれたことをやり遂げ、感謝されることで「自分は家族の役に立つことができる」という自信が生まれます。それは新たなことにチャレンジする土台になり、さらなる達成感と自信につながるという良い循環を生み出します。 自信は自己肯定感の醸成にも大きく影響。自己肯定感が高くなれば、子どもはより自分らしい人生を歩むことができるでしょう。 責任感が育つ どんな小さなことでも、役割として任されることで子どもの中の責任感が育っていきます。責任感を身につけていれば、どんなことも投げ出さずにやり遂げるようになり、自然と周囲からの信頼も得られるようになります。 親子のコミュニケーションが増える 家事を一緒にやることで親子間のコミュニケーションも増加。教えてあげるだけではなく、やってみた感想や他にやってみたいお手伝いを聞くなどすると会話は広がります。お手伝いは任せきりということはないので、親が見てくれている、感謝してくれているということを子どもは実感することができます。 手指の巧緻性が向上する 子どもに頼むお手伝いは、食事の準備や洗濯物の片づけなど手指を使うことが多いもの。普段の遊びとはまた違う手指の動きを行うことで巧緻性(こうちせい)、つまり器用さの向上が望めます。巧緻性は脳の発達にも大きく関わっていて、手指を動かす機会を積極的に増やすことで脳に良い刺激を与えることができると考えられます。 自分で考える力が身につく 頼まれたお手伝いがうまくいかない場合、子ども自身が「どうすればできるのか」を考える機会となります。子どもが自分で解決できるように、親はしばらく見守ってあげましょう。自分で考えるという習慣が身につけば、他人に流されず常に自身の考えで判断し、進路を切り開いていくことができるはずです。 集中力がつく 「あなたにお願い」と任される、または「やってみたい」と自分から取り組むことにより、集中してものごとを進めることができます。はじめにやり方を教えたらあまり口出ししすぎず、集中を途切れさせないようにしましょう。 自立心の芽生えにつながる お手伝いをすることにより、親にやってもらっていたことが自分でできるように。それは、身の回りのことを自分の力で整えて自立していく土台となります。早期から少しずつできることを増やしていくことで、成長してからスムーズに自立へと繋がっていくでしょう。 性別にとらわれず家族で協力する心構えができる お手伝いは、男女の分け隔てなくやらせるようにします。ひとむかし前は、男の子には料理はさせなくてもいい、といった考えもありましたが、今は夫婦が家事を分担するのが当たり前の社会。男の子にも女の子にも「家事は家族で協力するもの」と教え、幼いころから慣らしておくことが大切です。 のちのちは親の負担が軽くなる お手伝いをしてもらうと、はじめは余計に手間や時間がかかるかもしれません。しかし、それを繰り返すことによって早期に子どもだけでできるようになれば、親の負担も軽くなります。 (3)3歳児にお手伝いをしてもらうときの注意点 メリットがたくさんのお手伝いですが、間違った頼み方をすると、「もうやりたくない!」とマイナスに働いてしまうことも。子どもに頼むときの注意するポイントをまとめました。 年齢や発達に合ったお手伝いを頼む 子どもにとって難しすぎるお手伝いはもちろん、簡単すぎるお手伝いもモチベーションを下げるもとに。年齢に合わせてがんばったらできる程度のお手伝いを考えてみましょう。 強制せず、興味のあることをやらせる 子どもが嫌がっているのに無理に手伝わせると、「お手伝いはイヤなもの」と認識してしまいます。子どもができるだけ自主的に取り組めるようにすることが大切です。そのためには、普段から積極的に家事の様子を見せて興味を持たせること。「家事で忙しいからタブレットを見ておいて」ではなく、子どもが参加できることはないか考えて、少しずつ関わっていけるようにするといいでしょう。 先回りをしない しっかり説明をし、危なくない状態であれば子どもがやってみるのを黙って見守りましょう。失敗させまいと先回りすると、子どものやる気を削ぎ、自分で考える機会を奪ってしまいます。親としては時間もかかるし、余計に手間がかかるのでイライラしてしまう場合もあるかもしれません。子どもにお手伝いをお願いするときは、心と時間に余裕のあるときにしましょう。 使いやすい道具を用意する 大人と同じ道具だと、子どもはうまく使えないこともあります。子どもが使いやすい道具に変えるだけで、やりやすさとやる気がアップすることも。例えば、掃除なら小さなほうきを準備する、料理であれば子ども用の包丁を用意するなど。片付けならボックスに入れるものの写真を貼るなどわかりやすく。「道具が使いづらいからやりたくない」とならないように、お願いするお手伝いに合わせてチェックしてみましょう。 失敗しても怒らない、できたことを褒める! 子どものお手伝いはうまくいかないことも多々。特に、親のいうことを聞かずに失敗すると「ほら言ったじゃない!」などいら立ってしまうかもしれません。しかし、怒られるとやる気をなくしてしまうのが幼児。腹立ちはぐっと抑えて、「次に失敗しないようにするにはどうしたらいい?」と考えさせるようにしてみましょう。 そして、できたことについては十分にほめてあげること。「これはできなかったけど、ここまでできたね。またやってみよう!」とモチベーションをあげる声掛けをすれば、次のお手伝いにつながります。 感謝の気持ちを伝える 何よりも、「お手伝いをしてくれてありがとう」と感謝を伝えることを忘れてはいけません。それだけで、子どもは「またやろう」と思えます。「●●くんがお皿を運んでくれたから、その間にお料理が進められたよ」など、具体的に助かったことを伝えると、役に立てた喜びもいっそう増します。「手伝って当然」と思わず、しっかり「ありがとう」を言葉にして伝えましょう。 (4)【年齢別】こどもにおすすめのお手伝いの種類 3歳に限らず、お手伝いは1歳からでも取り組めます。子どもの年齢に合わせて、チャレンジしてみたいお手伝いをピックアップしました。 1歳は親と一緒に楽しく取り組む 1歳のお手伝いは、遊びの延長でチャレンジさせてみるといいでしょう。子ども一人で、というより親も一緒になって楽しく取り組めば続きやすくなります。 部屋の片づけ 使ったおもちゃをしまうなど、部屋の片づけは始めやすいお手伝いのひとつ。子どもでも入れやすいボックスなどを準備して、「電車のおもちゃは黄色い箱に入れるよ」などわかりやすく説明してあげましょう。「ママとどっちが早いかな」などとゲーム形式にしても楽しく取り組めますね。おもちゃの他、毎日の新聞を古紙ストックに持っていくなど簡単にできる片付けをやらせてみましょう。 ゴミ捨てや掃除 ゴミを捨てる、ほうきで玄関を掃いてみる、といった掃除にチャレンジしてみても。ゴミはゴミ箱に入れる、というルールを覚える勉強にもなります。ほうきという普段使わない道具を使えるのも子どもにとっては楽しいこと。まず大人が見本を見せてあげましょう。 2歳は興味に合わせてやらせてみる 2歳頃からは好奇心が旺盛になり、大人がやっている家事もまねしたがるようになります。子どもに任せると時間がかかったり手間がかかったりすることもありますが、成長の一環としてできることはやらせてあげるといいですね。 食器を並べる 落としても大丈夫なお箸やスプーンからはじめて、コップなどの配膳をお願いしてみましょう。「誰のお箸かわかるかな」など、遊びの要素を入れるとやる気が出ます。慣れてくれば、食べ終わった食器を下げる習慣も始めていきましょう。 洗濯物を片付ける 自分の洗濯物をタンスにしまうこともできるように。分類して入れるには親のサポートが必要です。しまう過程で畳んだ衣類が乱れてしまうかもしれませんが、「洗濯した衣類をしまう」という習慣を学ぶことを目的と考えましょう。 3歳は手指を使う動作を 手指がかなり器用になってくる3歳。手先を使うお手伝いを任せてみるのもいいでしょう。言葉の理解力も高まっているので、最初にわかりやすく説明して自分でやってみるのを見守ります。 洗濯物をはずす、たたむ 洗濯ばさみを開いて洗濯物を外す、そして軽くたたむといったお手伝いも3歳になればできるように。衣服が難しければ、ハンカチやタオルなど簡単にたためるものから任せてみましょう。親子で両端を持って一緒に畳むのも楽しいひと時です。 簡単な料理 料理も手先を使うお手伝いです。卵を割ってみる、かき混ぜる、野菜を洗う、レタスをちぎるといった簡単なことから一緒にやってみましょう。大人のいうことをよく聞き、十分注意できる子どもであれば包丁にチャレンジしても。その場合は、キュウリやウインナーなど切りやすいものを与えます。刃物の扱いは注意が必要なこと、取り扱いのポイントなどを事前にしっかりと説明を。親が安全に気を配るのが必須です。 4歳には少し難易度の高いお手伝いを 4歳ではさらに複雑なルールも理解できるようになってきます。子どもの能力に合わせて、今までやったことのあるお手伝いを少しレベルアップして任せてみても。 食器を洗う 泡がブクブクする食器洗いは子どもにとって楽しいお手伝い。洗剤で食器が滑りやすいので、プラスチックの容器などからやってもらうと安心です。子ども用のかわいいスポンジを用意するとやる気もアップ。ただ、洗浄力の強い洗剤は子どもの手肌に影響がある場合もあるので注意を。 ゴミを分別して捨てる ただゴミを捨てるのではなく、燃えるゴミ、プラスチックなどと分別して捨てるように教えてみましょう。ゴミがリサイクルされること、資源は大切に使わなくてはならないことなどを理解する最初のステップになります。 5歳には全面的に任せてみて 自主性や責任感も育ちつつある5歳児。一緒に見守りながらやるお手伝いもいいですが、丸ごと任せられるお手伝いをルーティンとして与えると、家族の一員としての自覚もより強くなるでしょう。 カーテンを開ける 朝起きたら部屋のカーテンを開けるのを日課にしても。そのほか、日めくりカレンダーをめくる、新聞をとってくるなど、一人でできることを毎日こなしていくと自信につながります。 お風呂場の掃除 少し難しい掃除や洗濯にチャレンジしても。お風呂場の掃除や園の上履きの洗濯などをやらせてみるのもいいでしょう。水回りでは思わぬ事故が起こる可能性もあるので、お風呂の水は抜いておくなど準備は必要です。 (5)まとめ 子どもの成長のためにもぜひ取り入れたいお手伝いですが、頼んだことにより子どもも親もイライラしてしまうと逆効果。「最初はできなくて当たり前。最後まで飽きずにできたらラッキー」くらいのおおらかな気持ちでいることが大切です。 3歳児は遊びながら学ぶもの。お手伝いも仕事として任せるのではなく、まずは楽しんで取り組めるように工夫していきましょう。 -
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+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 🎉 年末年始限定!「2024年教育セミナー動画」スペシャルパック配信のお知らせ 🎉 2025年が間近に迫り、今年も残りわずかとなりました。 この一年の締めくくりとして、そして新しい年に向けて、素晴らしい学びの機会をご提供させていただきます。 はまキッズでは、「年末年始のスペシャル企画」として、今年度に開催したセミナー8本を一度に視聴できる動画パックにし、期間限定で無料でお届けいたします。 年末年始のひとときに、2025年を迎えるにあたり、お子様の教育に役立つ新たな視点や知識を深めていただければ幸いです。 是非この機会にお申し込みください! +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ \見逃し配信で学ぶ!/ 幼児教育の最前線 ~算数、国語、理科、英語まで網羅した8本の学び~ ① 入試制度の変革に向けて先取り!SDGsカリキュラムを通して幼児期に伸ばしておきたい非認知スキル(浜学園学園長) 浜学園学園長が、SDGsカリキュラムを通して、幼児期に育むべき非認知スキルを解説します。 ② 親が知るべき2045年のエリートになる子どもの育て方(WEBSTARの使い方) 最新のオンライン学習プログラム(WEBSTAR)を活用した、未来のエリート育成法を学べます。 ③ 算数が得意な子にするために幼児期にやっておきたいこと 幼児期から始める算数力アップ法!数や図形への興味を育てる簡単な遊び方を紹介します。 ④ 8歳までに身につけておきたい国語的習慣 言葉の力を伸ばすための習慣作り。お子様の表現力や理解力を育む方法をお伝えします。 ⑤ はまキッズEnglish主催 船津徹氏による教育セミナー『世界標準の子育て ~子どもの強みを伸ばすには~』 日米で20年以上教育現場に携わり、これまで5000名以上のグローバル人材を育成してきた船津徹氏がどんな環境の変化にも負けない子どもを育てるための方法をお伝えします。 ⑥ 脳科学から見た『中学受験』をする理由 ~成長の鍵は幼児期の脳と心に在り~ 脳科学の視点から、幼児期の教育がどのように中学受験に影響を与えるのかを解説します。 ⑦ 中学受験を成功させるために幼児期にしておきたいこと(浜学園学園長) 浜学園学園長が語る、早期教育の重要性と中学受験に向けた教育法をお伝えします。 ⑧ 幼児期に理科力を育てる!~日常生活の中で親子で学ぶ生物の基礎~(浜学園副学園長) 浜学園副学園長が、親子で学べる理科の基礎を日常生活の中で楽しく取り入れる方法をお伝えします。 ✅こんな方におすすめ ①非認知スキルを育てたい ・ SDGsや社会課題に興味がある方や、幼児期から非認知スキルを育てたいと考えている方に。 ②最新の教育法を取り入れたい ・ 最新のオンライン学習プログラム(WEBSTARなど)を活用した未来のエリート育成法に関心がある方に。 ③お子様の算数力を幼児期から育てたい ・ 数や図形への興味を引き出す方法や、算数に対する自信を早期に育むためのアプローチを学びたい方に。 ④言葉の力を伸ばしたい ・ 言葉の力を育む習慣作りに興味があり、お子様の表現力や理解力を高めたいと考えている方に。 ⑤グローバルな視野を持たせたい ・ 世界で通用する英語力を育む方法を学び、お子様の強みを見つけ、伸ばしたいと考えている方に。 ⑥中学受験に向けて早期教育を考えている ・ 幼児期の脳と心の発達が中学受験に与える影響を理解し、受験に向けた効果的な準備を始めたい方に。 ⑦中学受験を成功させるために、早期教育を見直したい ・ 浜学園学園長が語る教育法に基づいて、中学受験を成功に導くための適切な準備を始めたい方に。 ⑧理科に興味を持つお子様に育てたい ・ 日常生活の中で楽しく理科を学び、お子様に生物や自然への興味を持たせたい方に。 申込受付期間 2024年12月20日(金)~ 2025年1月31日(金) 対象 年長児(2018年度生まれ)以下のお子様の保護者様 ※はまキッズオルパスクラブに在籍中の方は、全員お申し込みいただけます。 視聴期間 2024年12月20日(金)~2025年2月15日(土)まで ※サンクスメールにて視聴用URLをお送りいたします。 配信内容 オンデマンド配信(好きな時間に視聴可能) 費用 無料 お申し込み者様 限定特典 キャンペーン① キャンペーン② 対象 今回のセミナーをお申し込みされた、はまキッズオルパスクラブ外部生の方 ※体験授業の受講は、年少下児~年長児(2021年度~2018年度生まれ)に限ります。 特典内容 ①能力判定テスト+体験無料チケット はまキッズオルパスクラブの能力判定テストを受講された方限定で、『体験授業無料チケット』(1コマ50分)をプレゼント!! テスト返却当日に、体験授業をご予約いただいた方を無料でご招待します。 ※体験授業はテストを受けた日から1ヶ月以内とさせていただきます。 ②ミニ体験 はまキッズのメソッドが詰まった「指先」「図形」「空間」「数論理」「言語」の5つの能力! この中から2つ選んで、ミニ体験を無料でご案内いたします。 佐藤亮子さんのオンデマンドセミナー配信中!詳細はこちら -
【コラム】子育て費用の準備時に賢い親が必ず行うこととは?年齢別費用もご紹介
子育ては喜びに満ちた経験である一方、経済的な負担も伴います。本記事では、子育てに必要な費用の具体的な内訳や、マネープラン、各種支援制度について詳しく解説していきます。 (1)子育てにかかる費用とは? 養育費 子育てにかかる費用で「学校にかかる費用」や「習い事にかかる費用」以外の費用のことを「養育費」といいます。養育費に分類される代表例として、子どもへのお小遣いや衣服費、医療費などがあげられるでしょう。「教育以外にかかる費用」といったイメージが分かりやすいかも知れません。 教育費 養育費に対して、教育費は「学校や習い事にかかる費用」を指します。具体的には、入学金や制服代、部活動費、授業料、テキスト代、受験塾代などがあげられます。 (2)【年齢別】1年間でどれくらいの養育費に? 就学前、就学後、中学校~高校、大学進学と大まかにライフステージを4つに分けた際に必要な金額を出しております。 0~6歳頃 赤ちゃんの頃から小学校入学直前まででかかる費用が、総額で約151万円です。 内訳としては、以下の表をご参考下さい。 乳児期にはベビーカーや抱っこひも、バウンザー、ベビー食器におくるみなど、用意するものが盛り沢山です。また、この6年近くは成長も著しい時期のため、洋服もすぐサイズアウトしてしまいます。項目で一番少ない金額は携帯電話代ですが、これはまだお母さんやお父さんといった保護者と一緒に行動することが多い時期であることの表れだと言えます。 7~12歳頃 小学校入学~卒業までの6年間で必要な養育費は約83万円です。新生児~幼児期とお祝い事などのイベントも減るため、「貯めどき」かも知れません。 しかし、小学生になると食費がぐっと増えます。特に男の子は、小学校高学年の頃になると食べ盛りです。また、小学校の間に何らかのスポーツを習い始める子も多いでしょう。 そうすると、筋肉づくり・身体づくりのための食事作りなどで保護者の負担も大きくなるかも知れません。 また、幼児の頃と比較すると行動範囲が広がるため、キッズケータイなど携帯電話を持つ機会が格段に増えます。携帯電話代も、0~5歳の頃より負担が増えていることが分かります。 13~18歳頃 中学生の頃にかかる費用は1年につき約98万円、高校生の頃になると年間約100万円と言われています。つまり、中学校から高校までの6年間でかかる費用は約594万円ですので、1年間で100万円使うイメージですね。 19歳頃~ 大学進学といった場面では、親元を離れて下宿する子どもも増えます。特に、進学先が地方の国公立大学となると光熱費や家賃といった部分の負担が大きくなるでしょう。 (3)【年齢別】教育費が占めるウエイトは大きい! 0~6歳頃 2歳頃まで自宅で子どもの面倒を見ていたとすると、教育費が必要となるタイミングは幼稚園等に入園する時期からとなります。しかし、2019年10月から幼稚園・保育所・認定こども園等を利用する子どもの利用料が無償化されました。ですので、実質的に必要となる費用は通園する上で必要な物品代などのみになります。 7~12歳頃 小学校が公立校だった場合、6年間でかかる教育費は約192万円7686円です。 公立小学校の教育費は、図書代や学用品、実習材料費が多くの割合を占めています。 13~18歳頃 中学校から高校まで全て公立校だった場合、6年間でかかる費用は約283万7331円となります。希望する高校や大学に進学するため、家庭によっては高校受験塾や予備校に中高6年間丸々通う家庭もあるかも知れません。そういった場合、教育費の負担は上記金額以上に大きくなるでしょう。 19歳頃~ 国公立大学に進学した場合、4年間でかかる教育費用は約253万6757円です。 しかし、進学する学部が文系か理系かによっても金額に変動があります。さらに、理系といっても様々です。医学部や薬学部となると6年間大学に通うことになるため、実習代なども合わせるとさらに負担は大きくなります。 出典元:大分みらい信用金庫(子育て費用ってどれくらいかかるの?をシミュレーションで解説~年齢別子育て費用シミュレーション~) (4)【ルート別】教育費一覧 ここでは、幼稚園/保育園~小学校~中学校~高等学校~大学といった流れで必要な総額を算出しています。 【中高のみ私立の場合】のシミュレーションは、中高一貫の難関校に中学受験を経て進学し、国公立大学に合格した場合を想定しています。 はまキッズ卒業後は多くの生徒様が浜学園に進学しますが、最近の追跡調査で、はまキッズ卒業生は高学年になるほど成績が伸びて偏差値も上がり、「最難関」と呼ばれる学校に必要な偏差値を叩き出すということが追跡結果で明らかとなりました。ですので、この【中高のみ私立の場合】はキッズ生に多いパターンとなります。 オール(国)公立の場合 ※大学は入学金込 オール私立の場合 ※大学は文系への進学を仮定 中高のみ私立の場合 大学のみ私立の場合 (5)【資金確保】今日から始められるやりくり術5選! 児童手当など国の制度を活用する 2024年10月から、児童手当制度がより手厚くなりました。具体的には、(1)支給期間を高校生年代まで延長したこと、(2)所得制限が撤廃されたこと、(3)第三子以降の支給額を月額3万円としたこと、そして(4)支給が2ヶ月に1回となり児童手当の計画的な活用が可能になったこと、の4点が挙げられます。特に筆者がありがたく感じた変更点は、高校生年代まで支給期間が延長されたことです。 法律上の義務教育期間は中学校までですが、日本の現状的には多くの子どもが高校に進学します。公立高校に進学した場合でも、教育費は1年間で45万円以上かかります。ですので、年間12万円以上も児童手当が支給されることは、家庭の経済的負担を大きく減らすのではないでしょうか。 また、高等学校等就学支援金制度はご存知でしょうか?修学支援策として、国や自治体は様々な制度を用意しています。「学びたい」という子どもの気持ち、「学ばせたい」という親の気持ちに応える制度が多くあります。ぜひ市役所等で気軽に相談してみて下さいね。 学資保険に加入する 加入時期が0歳から6歳までと限られていますが、確実に資金を貯められること、返戻率が高いこと、そして保護者に万が一のことがあっても満額受け取れることの3点が最大のメリットです。大学入学など、大きなお金が必要な時期に備えて加入しておくと安心感がありますね。積み立てた額より少しでも確実に増やす方法としては、学資保険が最も賢い方法かも知れません。筆者の場合は、上記の児童手当を学資保険代金として充てています。 積立NISAの活用 昨今では円安が進み、日本円の価値が他国の通貨に対して低くなっています。 投資家の言葉で言うと、銀行口座にお金を寝かせたままの状態は「お金をニートにしている」状態と一緒だそうです。つまり、お金に「働いてもらう」必要があるのです。 とはいえ、いきなり個人株などに手を出すのは気が引けますよね。「積立NISA」で、少額でも良いので長期・積立・分散投資を始めてみましょう。非課税制度のため、運用して得た利益に税金はかかりません。積立NISAの投資信託は「良質な株のバラエティパック」といったイメージが分かりやすいかも知れませんね。金融庁の定めた基準をクリアした商品に投資することができます。積立NISAは時間が味方する制度なので、お子様が0歳など成人まで時間があればあるほど利益が得られやすくなります。デメリットとしては、学資保険と違って元本保証がないことが挙げられますが、銀行口座に眠っているお金の価値はどんどん目減りしています。まずは毎月1,000円からでもスタートし、ボーナスが出たタイミングなどで少しずつ積み立てる金額を上げていきましょう! 固定費や習い事の整理・見直しを行う 子どもの可能性を広げたいという思いも大切ですが、習い事を吟味することも固定費削減に繋がります。本当に今必要な習い事なのか?子ども自信がやりたがっているのか?習わせた際のゴール設定をどうするのか?等、親子で考えることも大切かも知れません。 筆者は、小学生の頃に習字を習っていました。母親と「硬筆・毛筆ともに段位を取得する」ことをゴール設定し取組んでいました。母親に「習い事をさせる際に大切にしていたポイント」を確認したところ、「一度始めた習い事は、親の都合やエゴで絶対に辞めさせないこと」「本人が辞めたいと言わずに楽しそうなら続けさせること」を大事にしていたそうです。習い事は、子どもの自信や強みを育てるとも言われています。(船津徹著:「強み」を生み出す育て方【賢さ】【やる気】【コミュ力】が絶対身につく! より)ぜひ、子どもの自信を育てる習い事を親子で一緒に考えてみて下さい。習い事以外での固定費削減で言えば、携帯電話を大手キャリアから格安SIMに変更する、家賃を見直すなども挙げられるでしょう。 奨学金制度の活用 日本学生支援機構の調査によると、奨学金を受給している学生の割合は大学(昼間部)で約5割、短期大学(昼間部)で約6割、大学院修士課程で約5割、大学院博士課程で約5割だそうです。奨学金には給付型と貸与型があり、貸与型の返済は社会人1年目からスタートします。「奨学金=借金」という印象が強い方も多いかと思いますが、学びたい気持ちを後押ししてくれる貴重な手段の1つです。貸与利率も非常に低いため、社会人1年目の少ないお給料の中からでもやりくりができます。お子様との話し合いは必要ですが、前向きに検討してみても良いかも知れないですね。 (6)【まとめ】賢く用意して子どもの可能性を広げましょう! 子どもをめぐる子育て費用の現状や資金確保のための方法をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。「大変だな」という印象も正直あるかと思いますが、「じゃあ、今私たちにできることは何かな?」と前向きに切り替え、一歩踏み出したいところですね。 万全の準備をしているつもりでも、思いもよらないところで出費があるのも「子育てあるある」だと思います。だからこそ、「あのときやっぱりこうしていれば良かった」「ああしていれば良かった」といった後悔のないように行動することが大切なのではないでしょうか。 このブログを読まれているお母さん・お父さんのお子様が将来大きく世界に羽ばたき、輝ける存在になりますよう、心からお祈りしております! -
【コラム】食事中のテレビや動画を見る?見ない?子どもへの影響や対処法についても解説!
「テレビを見ながらの食事はよくない」「食事時はテレビを消して」といったことは近年よく聞かれます。とはいえ、テレビや動画を見ながら食事をしている家庭は少なくありません。果たして、見ながら食事することについてはどんな影響があるのでしょうか。テレビを見ずに食事に集中させる対処法も含めて、具体的に解説します。 (1)食事中、子どもにテレビを見せていますか 以前に行われた調査によると、小学校以下の子どもがいる家庭で食事時にテレビをつけている割合は7割近くにのぼるという結果に(※)。多くの家庭で食事中にテレビを見る理由はなんなのでしょうか。一方で、食事中にテレビを見るのは避けている家庭もあります。その理由も合わせてみていきましょう。(※)マイナビニュース 食事中にテレビを見る理由 テレビを見ながら食事をする理由としては、以下のようなことがあげられます。 ・食事中の話題作り・音がないとしんとしてしまう・親の習慣・子どもが静かにしてくれる・ニュースで情報を得たい・子どもの学習のため など 子どもによっては、「テレビがついていたほうがよく食べる」「早食いしない」といったメリットを感じている親もいるようです。刺激のあるテレビ番組を子どもが見たがるのは当然です。見る、見ないの決断権は大体の場合親にありますが、その親自身もテレビを見ながら食べる家庭で育っているケースも少なくありません。「ながら食べ」に違和感がないと、子どもに禁じる必要性も感じにくくなるでしょう。 食事中にテレビを見ない理由 一方で食事中にテレビを見ない家庭は、次のような理由が考えられます。 ・子どもの食事が進まない・会話がなくなる・騒がしい・食事に集中できない など テレビを見ていても食べる子どももいますが、多くの子どもは画面に集中してしまい、手と口が止まってしまいがちです。結果、「テレビばかり見ていないで食べなさい!」としかりつけることになります。また、子どもがテレビに夢中になると親子の会話もなくなって、せっかくのコミュニケーションの機会が失われることにも。何より、「食事」という食を楽しむ行為がおろそかになってしまうのは、その後の子どもの食習慣にとってもマイナスに働く可能性があります。 (2)テレビや動画を見ながら食事することのデメリット テレビを見ながら食べる理由、見ない理由、それぞれありますが、改めて「ながら食べ」によるデメリットは何かを知っておきましょう。食事に集中できないことで、子どもに次のような影響が出るといわれています。 あごの発達や姿勢などに影響が出る しっかり咀嚼(そしゃく)することで子どものあごは発達していきますが、画面を見て毎食かむことがおろそかになると、あごの成長に支障をきたす可能性も。あごが小さいままだと歯並びが悪くなり、さらなる問題につながります。また、テレビやタブレットに集中しているうちにだんだんと猫背になったり、首が前にでてしまったり、姿勢への影響も懸念されます。ほかにも目が悪くなるなど、子どもの身体の成長に影響が出てしまうのです。 少量で満腹になってしまう 子どもが画面に集中しすぎて、同じものをずっと口に入れている、というようなこともよくあります。食べる時間もダラダラと長くなり、しっかりと量を食べていないのに満腹になった感覚に。結局は適切な食事量に足りていないまま、終えてしまうことも。逆に、見ながら無意識に食べていると満腹感を得られず、肥満につながるという場合もあります。いずれにしても、適切な食事の量が取りにくくなってしまいます。 栄養バランスが偏る テレビを見る合間にお皿に手を伸ばすと、無意識に自分の好きなものばかり食べる、といったことにも。その結果、野菜ばかり残る、など栄養のバランスが偏ってしまうことにもつながりかねません。また、食べること以外に意識が向くと、脳が食事をしているという認識がうまくできないとされています。消化のための指令がうまくいきわたらず、唾液の分泌や消化酵素の分泌量が少なくなり、栄養の吸収率も下がってしまいます。 五感の働きや脳の発達を阻害する 大人もそうですが、幼い子どもの脳は特にあれこれと同時に気を配ることが難しいもの。テレビや動画の視覚・聴覚刺激があると、そちらにばかり意識が取られてしまいます。料理を味わう味覚やおいしそうな香りをキャッチする嗅覚はおろそかになり、何を食べたのかもわからないまま食事が進んでしまうことも。本来食事は、見た目や味、香り、食感、噛んだときの心地よい音など、子どもの五感をフルに活性化させるもの。しかし、「ながら食べ」では、それが失われてしまうのです。また、会話が減ることで、子どもの言語の発達や感情の醸成にマイナスの影響を与えると言われています。 (3)食事へと、子どもの気持ちを切り替えよう 夢中になったらほかのことが見えなくなる子どもたち。やっていたことを途中で止められると不機嫌になり、さらに食事の印象が悪くなってしまいます。親は、子どもがスムーズに食事に向き合えるように、サポートしてあげましょう。 遊びと食事の時間とをきっぱり分ける できれば、「もうすぐ食事の時間だよ。あと少ししたらおもちゃを片付けようね」と事前に声掛けして、子どもも食事への気持ちを整えられるようにしてあげましょう。時間になったらおもちゃを片付けて、テーブルの上には料理以外置かないようにします。 子どもにも食事の準備を手伝わせる お皿を運んだりお箸を並べたり、子どもにも食事に向けての準備を手伝ってもらいましょう。年齢に応じて、野菜を洗うなどの調理の手伝いをしてもらってもいいですね。準備に関わることで、子ども自身の食事への気持ちが整いやすくなります。 家族がそろって食卓につき、「いただきます」を言う 子どもだけではなく、親も家族もできる限り一緒に食卓に着くようにすることで、食事の時間を大切にしていることが示せます。そろって「いただきます」のあいさつをすることをルーティン化すれば、子どもの気持ちも食事に切り替わりやすいでしょう。 (4)食事中のテレビがやめられないときの対処法 親が「見ない」と決めても、なかなかテレビがやめられない子に対しては、以下のような方法を試してみましょう。 テレビを見ながらの食事が良くない理由をわかりやすく伝える 理由もなく今まで見ていたテレビを禁止されたら、子どもも納得ができないでしょう。まずは、なぜ「ながら」の食事が良くないのかを理解してもらう必要があります。「お母さんはもっと〇〇ちゃんとお話しながら食べたい」「テレビを見ているとごはんがあまり食べられないから、大きくなるために大切な栄養がたりないのが心配」など、子どもが分かりやすいように丁寧に説明してあげましょう。 見たい気持ちに寄り添った声掛けをする テレビを見たがる子どもに対し、「見てはダメ!」「すぐに消して!」と怒ったら反発されてしまうでしょう。「おもしろそうだね、でも、ごはんの時間だからあとで見ようか」など、子どもの気持ちに寄り添った言い方で促すようにしましょう。 見る回数を徐々に減らす 毎日、毎食テレビを見ていたとしたら、いきなりまったく見ない、という変化に強い抵抗を感じるかもしれません。そんな場合は、テレビや動画を見る回数を段階的に減らしてみましょう。毎食見ていたのを夜だけにする、1日おきに見ない日を作る、など。子どもが見たい番組があるなら録画をしてあげて、「食べ終わったら見ようね」というように見るタイミングをずらすようにするといいでしょう。 家族全員が「ながら」をやめる 子どもに「見ながらはダメ」といいながら、親が食事中にスマホをチェックしたり、気になる動画を見ていたりしたら効果は半減です。親もスマホを食卓から遠ざけて、食事と会話を楽しむようにしましょう。 (5)食事中のあるべき姿は、親が手本を示して 食事に対して子どもにあれこれ言っても、親が守れていないと効果は薄くなってしまいます。まず親自身が食事に対してどういうスタンスで向き合うのか改めて考え、手本を示してあげましょう。 親の食べる姿を見ることで食事が進む テレビ画面ではなく、親がおいしそうに食べている姿を見ることで、子どもの箸も自然と進みます。これは、相手の動作を自然とまねて学ぶミラーニューロンの働きによるものです。親も何かを見ながらではなく、食事の時間は食事と会話を楽しむ、ということを心がけましょう。そうすれば、子どももそれが普通だと認識して育っていきます。 食べ物や料理してくれた人への感謝を忘れずに 食事に向き合う考え方も、食事中に親から学ぶ大切なこと。食べ物に感謝し、料理を残さず食べる、作ってくれた人に「おいしい」と感想を伝えるなども、テレビ画面を見ずに向き合うからこそ伝わるものです。 (6)まとめ 子どもはまだ〝食事のビギナー〟 大人は、動画を見ながらでも本を読みながらでも、滞りなく食事をすることができます。でも、子どもはいわば食事のビギナー。スポーツでもなんでも、ビギナーはまず一つ一つのステップに集中する必要があります。余分な情報が入ってくると処理しきれずに失敗してしまうことも。食事も同じです。箸や食器の扱い、食事をこぼさず口に運ぶこと、しっかりかむこと、料理を味わうことなど、子どもは食事に集中して取り組むことで、少しずつ基本が身についていくのです。少なくともそれが未熟な間は、テレビや動画を見ながらの食事は控えたほうがいいでしょう。 家庭の状況に合わせてテレビや動画と付き合う テレビや動画を見ながらの食事にはデメリットが考えられますが、見ながらだと必ず悪影響がある、というわけではありません。「食事中にテレビを見る理由」にも合ったように、会話のきっかけになったり、食卓がなごんだりということもあるでしょう。「自分もテレビを見ながら食事をして育ったけれど、とくに支障を感じない」という親もいるかもしれません。家庭それぞれの考え方や事情もあります。大切なのは、きちんと噛んで栄養を十分にとる、五感を使って食事を楽しむ、食卓を囲む人とコミュニケーションを取る、という食事の主な目的が著しく損なわれないこと。テレビを見ながらでも、そのバランスがうまくとれるようであれば問題ないでしょう。ただ、幼いうちはそれがかなり難しい、ということは覚えておきたいですね。 -
【コラム】子どもの社会性を育む環境と親の特徴とは?将来のエリートになるために
(1)「社会性」とは何か? 結論からお伝えすると、社会性とは「他者と上手く関わりを持ち、社会集団の中で生活を営むことができる力」です。人間は1人では生きることができません。ですので、必ず他者との関わりの中で生きていくことになります。他者との関わりで必要なスキルとして、コミュニケーション能力や協調性、リーダーシップ、思いやりの心(配慮)、責任感などが代表として挙げられるでしょう。また、「社会性」と「社交性」はよく似た言葉ですが、社会生活を営むスキル(=社会性)のうちの1つに、他者との交流を積極的に好む性質として「社交性」が含まれている点で、意味合いが異なります。 (2)【年齢別】社会性はどのように育つ? 0~1歳頃 0歳頃は、いわゆる乳児期です。親からの愛情・スキンシップ(抱っこや授乳など)を与えることで子どもの情緒が安定し、子どもは親への信頼を厚くしていきます。 みなさんは「オキシトシン」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。別名、「幸せホルモン」と呼ばれています。オキシトシンはスキンシップを通じて親子双方に分泌されますが、親と沢山触れ合った赤ちゃんは記憶力が高まり、ストレス耐性がつくと言われているそうです。 生後1年以内のスキンシップが特に効果的で、脳自体がオキシトシンを出しやすい仕組みに変わるため、記憶力の高さやストレス耐性は一生ものになります。記憶力や、どんな環境でも適応できるストレス耐性も、社会性の1つと言えますね。 2~3歳頃 2、3歳頃になると「イヤイヤ期」がやってきます。 イヤイヤ期とは、「自分はこうしたい」といった自我が芽生える時期です。頭と身体が発達して自分で出来ることが増える一方で、理性や我慢を司る前頭前野が未熟な時期でもあります。そのような時期なので、親が「なぜしてはいけないのか」等を言い聞かせて子どもに理解させ、しつけることで社会性の土台(我慢する力・モラル等)を築き上げていきます。 4~5歳頃 この頃には自分自身と両親だけでなく、幼稚園や保育園のお友達(=他者)にも視野が広がるようになります。そのため、集団生活の中で他者とコミュニケーションを取るようになります。今までは1人でおもちゃ遊びをしていたところが、複数人での遊びを通じて他者との関わりや相手の気持ちなどを学んでいきます。 小学校入学以降 小学校に入学すると、今まで以上の大人数で過ごすことになります。集団の規模が幼稚園などより大きなものとなるため、約束事や譲り合いの精神を学んでいくこととなります。 文部科学省ホームページ「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」によると、小学校低学年時には「人として行ってはならないこと」についての知識と感性の涵養、社会のルールを守る態度といった善悪の判断、規範意識の基礎作りをすることが重視すべき課題として挙げられています。 (3)【5選】子どもの社会性が育つ環境と親の特徴とは? 親との関わり・スキンシップが多い 国連では、社会の基本単位は「家族」であると定義しています。子どもは「人との繋がり」や「人との関わり合い」を自分の家庭から学んでいきます。また、子どもにとって親は最も身近で信頼できる大人と言えます。 つまり、家庭とは「社会性を育む土台」なのです。親との関わりやスキンシップなしに、子どもの社会性は育ちません。ですので、お母さん・お父さんは乳児期の頃から積極的に笑いかけたり、歌を一緒に歌ったり、頭をなでてあげたりしてあげましょう。 筆者の子どもは小学生ですが、朝起きた時や寝る前、帰宅したタイミング等で挨拶とともに必ずハグをします。子どもは抱きしめられることで安心感が生まれ、先述したオキシトシンが分泌されます。笑顔で話しかけられたり、触れられると子どもは情緒が安定します。情緒が安定することで他者への信頼感も高まり、最終的には社会性の成長へと繋がるのです。 共働きで子どもと接する時間が足りなく感じているお母さんも多いかと思いますが、だからこそ数秒で出来るスキンシップを日常生活で取り入れてみませんか。 他者と関わる機会がある 保育園や幼稚園に入園すると、今まで「親と子」だけだった人間関係が一気に広くなります。つまり、他者と関わる機会が増えるということです。関わる大人も、先生や習い事の講師など親以外の人が増えていきます。2~3歳頃は前頭前野が未熟で理性や我慢が難しいところがあるため、おもちゃの奪い合いなどのトラブルも生まれます。 しかし、ここはできるだけ見守るのがベターです。この時期に対立したりすることで、子どもは相手の気持ちや他者という存在を考えられるようになるためです。相手を尊重し、思いやったり、譲り合ったりする心はまさしく「社会性」です。お友だち同士のトラブルも、学びの過程、健全な心の成長に必要な過程として前向きに捉えましょう! また、地域の集まりに参加したり、近所を散歩することもオススメです。地域や家庭、親族等といった多種多様な人間関係の中で様々な体験をさせてあげましょう。その体験を経て、子どもたちは年齢なりの規範意識や協調性・忍耐力を身につけていきます。社会性をより一層育てるためにも、異年齢交流・地域交流を大切にしていきましょう。 社会性が高まる遊びを取り入れている 年齢別に様々な遊びがありますが、子どもは遊びを通じて社会性を身につけていきます。例えば、遊びにはルールがありますが、「ルールを聞く・守る・お友だちに伝える」ということは「人の話を聞く・約束を守る・人に話す」といった他者との関わりや社会生活を送る上で必要なスキルに直結します。また、年齢が上がっていくと複数人で「ごっこ遊び」などで遊ぶようになります。それぞれの役割を決めて他者と協力し合ったり、共通の目的を持ったりするため、協調性やコミュニケーション能力が自然と身につきます。5歳以降になると、ごっこ遊びで使うオモチャにもこだわりを持つようになります。より再現性の高い素材や道具を用意してあげると良いかも知れません。 子どもの「得意」を伸ばしている 人から「お子さんの長所は?」と聞かれた際、いくつお子様の長所を挙げられますか? 子どもを日頃からよく観察し、長所から「得意」を伸ばしてあげましょう。 我が子を見る際はどうしても「短所」に目が行きがちです。また、苦手なこと・不得意なことに対して親は「平均的には出来るようにさせたい」と克服することに意識が向いてしまいます。しかし、親が短所と思っている部分も、視点を変えれば長所になります。「のんびりした性格」は「気が長く大らか」と言い換えられます。「落ち着きがない」は見方を変えると「エネルギッシュで行動的」です。「短所」ではなく、豊かで楽しい「個性」と言い換えることができます。 「強み」を育てると、子どもの「自信」が育ちます。自信は自主性や積極性を生み出し、親が無理矢理させなくとも、お子様自身で苦手なことや出来なかったことに挑戦するようになります。 つまり、自信を育てるということは、自主性や積極性といった社会生活で求められる部分も育つということです。ところが、苦手克服に重きを置くとどうでしょうか。 当然、嫌なことなのでお子様は拒否反応を示します。また、決して得意なことではないので失敗する可能性も高いです。「やっぱりダメだった」と自信を失い、ますますやらなくなる・・・といった悪循環に陥ります。 「強み育て」には、その子ども1人ひとりに合った習い事をさせてあげましょう。 長所を強みとして活かし自信をつけさせる好サイクルが、自主性や積極性といった社会生活で必要な力を育むことになるのです。 子どもをしっかり褒めている 1日の中で、お子様を叱ることと褒めること、どちらが多いでしょうか。 先述した「強み育て」にも共通しますが、長所や得意分野、「できたこと」に意識をフォーカスして下さい。そうすると、お子様の「褒めポイント」や頑張っている姿が沢山見えてくると思います。 大人にとって「出来て当たり前」でも、子どもにとって決して当たり前ではありません。年長さんでも、この世に生まれてたった5・6年です。そう考えると、お子様に対する許容範囲が広がるのではないでしょうか。 「できたこと」のみに注目して褒めてあげることで、子どもは萎縮することなく、のびのびと本来の力を発揮します。褒める際は、思い切り褒めてあげて下さい! 信頼できる身近な大人から褒められることで「自信」と「自己肯定感」が育ち、子どもたちにより高い社会性が身についていくのです。 (4)子どもを【真のエリート】にするために 「エリート」と「社会性」、関連性が薄いように感じる方も多いのではないでしょうか。 ところが、この2つの言葉は大変深く関連しているのです。多くの人が「エリート」と聞くと、「社会の中で優秀とされる人間や集団」といったイメージを抱かれるのではないでしょうか。良いイメージよりは、むしろバイアスのかかった印象があるかも知れません。 しかし、エリートの本来の意味は「自分の利害得失と関係なく他人や物事に尽くせる人」という意味だそうです。 言葉の起源はラテン語で「神に選ばれし者」という意味です。 「神様に選ばれる」ということは、イエス・キリストが神様に選ばれ、他人のために死んだように、「他人のために死ぬ用意ができている」ということだそうです。 冒頭でお伝えしたように、社会性が高いということは「他者と上手く関わりを持ち、社会集団の中で生活を営むことができる力」があるということです。ですので、自分の利害得失よりも周囲を尊重し、自分にできるアクションを起こす人は皆、エリートと言えるのです。 はまキッズでは「未来のエリートを育てる」という目標を掲げ、日々お子様と向き合っております。他人のために行動できる人、心豊かで思いやりのある人-私たちが関わったお子様全員が、未来の日本のエリートとなるよう願っております。 (5)【まとめ】社会性を育んで、子どもの人生を豊かにしましょう! 社会性とは、言い換えると【非認知スキル】です。 【非認知スキル】とは、協調性や忍耐力、責任感、自主性、積極性など社会集団での生活を送るために必要な能力をまとめた表現です。 アメリカの経済学者であるジェームズ・ヘックマン教授の研究によると、「幼児教育には、認知スキルよりも「非認知スキル」が高まる効果がある」ということが判明しています。 さらに、「幼児期に適切な教育を受けた子どもは、受けなかった子どもよりも将来的に、学歴的にも経済的にも豊かであった」という結果も出ているそうです。 つまり、社会性を育むということは、子どもの人生そのものを豊かにするということなのです。損得勘定なしに他人や物事に尽くすことができる人は、当然周囲からも大切にされ、愛されることでしょう。社会性を育み、「未来のエリート」を生み出しましょう! -
はまキッズ主催オンデマンドセミナー 『佐藤ママ流!子育てのお金&時間の使い方 ~子どもの未来のために幼児期にできること~』《※申込は終了しました》
【申込受付期間】 2024年11月16日(土)~2025年1月20日(月)୨୧――――――――――――――――――――୨୧ 『佐藤ママ流!子育てのお金&時間の使い方 ~子どもの未来のために幼児期にできること~』 お子様4人全員が東大理Ⅲに合格されたことでおなじみの「佐藤ママ」こと佐藤亮子さん。 今回は、幼児の保護者様向けに、子育てにまつわる『お金と時間』の考え方や使い方について、お話していただきました。 この機会に、"子育てのカリスマ”佐藤ママと一緒に、お金と時間のことを考えてみませんか。 子育てのお金や時間のかけ方にお悩みの方、幼児期の教育が将来にどのように活きていくかをお知りになりたい方、必聴です! 皆さまのお申込をお待ちしています! ・佐藤ママは、子育てにまつわるお金の使い方をどう考えたのか? ・佐藤ママは、なぜ幼児教育にしっかり時間をかけようと考えたの? ・佐藤ママは、幼児教育にかけたお金と時間の効果を どう感じたのか? ・佐藤ママが、幼児教育の効果は子どもの中に確実に溜まっていると考えているのはなぜ? ✔ こんな人にみてほしい! ・ 子育てのお金や時間のかけ方にお悩みの方 ・ 幼児期の教育が将来にどのように活きていくかを知りたい方 ・ 子どもの成長と将来の学力向上に関心のある方 ・ 幼児期からスタートさせるメリットを知りたい方 お申込はこちら 申込受付期間 2024年11月16日(土)~ 2025年1月20日(月)17:00 対象 年長児(2018年度生まれ)以下のお子様の保護者様 ※はまキッズオルパスクラブに在籍中の方は、全員お申し込みいただけます。 配信内容 オンデマンド配信 約40分(好きな時間に視聴可能) 視聴期間 2024年11月16日(土)~2025年2月4日(火)23:59 弁士 佐藤 亮子 さんお子様全員を進学教室浜学園で学ばせ、三人のご子息は灘中・高(神戸市)、末のお嬢様は洛南高附属中・高(京都市)を経て、東京大学理科Ⅲ類[医学部]に合格させた佐藤ママとして有名。 2017年春、浜学園(駿台・浜学園)アドバイザー就任。2017年秋、はまキッズアドバイザー就任。 お申し込み方法 下記のボタンよりWEBフォームにてお申し込みください 対象となるお子様が「進学教室 浜学園」にご通塾中の場合のみ、大変お手数ではございますが、マイページのイベント申込から、お申し込みください。 ご不明な点等ございましたら、はまキッズ本部(0798-64-1901)までお問い合わせください。 お申込はこちら お申し込み者様 限定特典 キャンペーン① キャンペーン② お申込はこちら -
【コラム】3歳児の食事で大切なことは?基礎知識や食事マナーの伝え方まで解説
「今まではパクパク食べていたのに、急に食べるのが遅くなった」「好き嫌いが多くなった」など、3歳の食事で悩む親は少なくありません。動きが活発になり、体もどんどん成長する時期、親としては食事で栄養をしっかりとってもらいたいところですね。 そんな家庭に向けて、3歳の食事を考えるうえで大切なことや摂取カロリーの目安、不足しがちな栄養素、悩みの対策アイデアなどをまとめて紹介します。ぜひチェックしてみてください。 (1)3歳児の食事に関する基礎知識 3歳児の食事で大切なことは? 3歳は自我が芽生え、好き嫌いもはっきりしてくる時期。また、さまざまなことに興味が向く年齢なので、食事に集中するのが難しい場合もあります。そんな3歳児に必要なのは、食事に関心を持たせること、食べる行為自体を楽しむこと、そして食事の雰囲気を楽しいものにすることです。それぞれ詳しく見ていきましょう。 食への関心を高める まずは、食べ物への関心を高めていきましょう。いわゆる「食育」のスタートです。子どもが親しみやすい絵本は食育に役立つアイテムです。旬の野菜が登場するもの、料理を題材としたものなどを選んで読み聞かせてあげましょう。おせちや月見団子など行事に関連した食事も、興味を持たせるきっかけのひとつ。そのほか、買い物に連れて行って一緒に食材を見たり、野菜を洗うなど簡単な調理を手伝わせたりするのもいいでしょう。 食材や料理に興味を持つことで、「食べてみたい」という気持ちが高まっていきます。 食べることを楽しむ 3歳頃になると、20本の乳歯が生えそろう子も多数。以前よりもしっかりと噛めるようになり、さまざまなものを食べられるようになります。 「これはどんな食感かな?」 「カリカリしておいしいね」 など、噛むことや食感を楽しめる声掛けをしてみましょう。子どもの反応を見る中で、好きな食べ物や食感も見えてきます。 〝共食〟を心がける 独りで食事をする〝孤食〟に対し、家族や友人と一緒に食事をすることを〝共食〟といいます。家族で楽しく話をしながら、おいしく食べること。その雰囲気こそが、食事をプラスのイメージにしてくれるのです。食事時はできるだけ家族が顔を合わせ、スマホやテレビを見るのではなくコミュニケーションを取るようにしましょう。今日のできごとを話したり、「おいしいね」と言い合ったり。楽しくあたたかい雰囲気の食卓では、子どもも自然と食が進むはずです。 「いただきます」「ごちそうさま」といったあいさつや、食事のマナーを教える機会にもなります。 3歳児のカロリーや食事量の目安 3歳はどの程度のカロリーや食事量を取ればいいのか、その目安も知っておきたいところ。 厚生労働省によると、3~5歳に必要な一日のエネルギー量は男児が約1300㎉、女児が1250㎉となっています(※)。大人の2/3程度と考えましょう。一度に食べられる量は少ないので、間食で補ってもOKです。その場合は砂糖たっぷりの物ではなく、おにぎりやふかし芋、ヨーグルトやチーズといった乳製品など栄養を補えるものを、時間を決めて与えるようにしましょう。 (※)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」 https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf 3歳児に必要な栄養素とは? 大人と同様、あらゆる栄養素をバランスよく取ることが大切です。そうはいっても、不足しがちな栄養素もあります。お肉や魚から得られるタンパク質、乳製品や小魚などに含まれるカルシウム、肉や魚のほかホウレンソウなどの野菜から摂れる鉄分などです。 麺やどんぶり、菓子パンなどで食事を済ますこともあるかもしれませんが、肉野菜炒めを添えるなどして栄養バランスを整えることを心がけましょう。朝食やおやつに乳製品を与えたり、週に1度は鉄分を意識したメニューを作ったり、不足しがちな栄養素を取れるように意識することが必要です。 3歳児の食事時間の目安 栄養満点の料理を並べても、すぐに立ち歩いて遊んでしまう子どもも。幼児は集中力が長く続かないのです。さらに、ある程度時間がたつと満腹に感じてしまい、結局食べられないまま時間が過ぎてしまいます。3歳児の食事時間の目安はおおよそ30~40分と考え、あまり長くなるようであれば途中でも切り上げを。次の食事までにしっかりおなかをすかせて、食べられるようにしましょう。 3歳児のメニューや味付けのコツ 大人の食事に近づいたとはいえ、まだ幼児食の範囲。味付けは薄味を心掛けましょう。だしの風味をきかせるなど工夫をして、素材のおいしさを味わえるようにするといいですね。大人用と別に作るのは大変なので、薄味で作って大人には香辛料などを加えるなど手間がかからない方法で料理を。大人も薄味にそろえるのも健康面からおすすめです。 3歳児には香辛料やカフェインなど刺激物は避けるべきですが、酸味のある酢の物などは少しずつチャレンジしてみてください。 (2)3歳児の食事の悩みと対策アイデア 子どもが食べない、食事中に遊んでしまう、好き嫌いが多い、というのは、親が抱く食事の悩みのベスト3ではないでしょうか。それぞれについて、すぐできる対策のアイデア、考え方を紹介します。 子どもがなかなか食べない 子どもが食べるのが遅い、ダラダラと少量しか食べない、といったことはよくある悩みです。まずはしっかりおなかをすかせるため、間食は控えめに。3食決まった時間に食べるようにしましょう。テレビやデジタルデバイスは見ないで食事に集中できる環境を整えます。また、3歳児が食べやすい大きさや食感にすることもポイントです。 モチベーションをアップさせるため、こまめにほめることも心掛けて。「まだご飯が残っているじゃない!」と怒るのではなく、「もう半分食べられたね。あとちょっとだね」と前向きに捉えるようにしましょう。 好き嫌いが多い 好き嫌いが多くなるのも3歳ごろ。「野菜は全く食べない」といったことになると、親としては栄養の偏りが気になりますね。ただ、無理やり食べさせると嫌な気持ちが高まり、逆効果になってしまいます。 ポイントは、「無理に食べさせないけれど、あきらめない」。子どもが嫌いだから、と料理からその食材を排除してしまうと、より食べなくなってしまいます。子どもが嫌いな食材でも避けずに使って、「今日は少しでも食べてくれたらラッキー」と考えましょう。一時の気分で「嫌い」と言っている場合もあるので、親が思い込みすぎないことも大切です。 星やハートの型抜きを使うなど、見た目を工夫するのもひとつ。細かく刻んでわからなくする、という調理法もありますが、そうすると結局食べている実感がないので、「嫌い」は克服できません。ピーマンならピーマンと分かる状態で、食べられるようになるのがベストです。 食事中に遊びはじめる さまざまなことに興味を持つ時期なので、食事中につい別のことに気を取られることもよくあります。気が散る原因になるおもちゃなどは食卓から片付け、目の届かないところに置いておきましょう。もちろんテレビも消しておきます。 「食事中は立ち歩かないのがお約束」と話して、きちんと座ったらほめる、ごはんを食べたらほめる、というようにしてやる気アップを。 それでも遊んでいるようであれば、ごはん終了の時間を決めてしまうのも方法の一つ。たとえば40分間として、遊んでしまって食べられていなくても時間になったら「もうご飯はおしまいね」と伝え、食器を下げます。一食が少なくても、一日のトータルで食べられていたら大丈夫。次までにおなかをすかせて、しっかり食べられるようにしましょう。 (3)お箸の準備について 子どもが3歳になれば、「そろそろお箸の練習もするべき?」と考える親もいるでしょう。お箸の練習の始め時、選び方のポイント、持ち方について一通り解説します。 お箸を使い始める時期 手先を使う巧緻性は徐々に向上していくものなので、あまり幼すぎるとうまく扱うことができません。おおよそ、3歳を過ぎて鉛筆がうまく持てるようになったころが目安です。ほかにも、スプーンで上手に食べられる、テーブルへの食べこぼしも少ないなど、お箸を持つ余裕があるかの確認を。 そのうえで子どもが「お箸を使ってみたい」と言い出したら、子ども用のお箸を用意してあげるといいでしょう。 お箸選びのポイント 3歳児であれば、15㎝前後が持ちやすい長さです。細すぎず、握りやすい太さの物がいいでしょう。お気に入りのデザインやキャラクターなら、使ってみようというやる気につながるかもしれません。口に入れて噛んでしまうことも考えられるので、安全な素材の物を選ぶこともポイントです。 お箸の正しい持ち方 お箸の正しい持ち方は、まず上の箸を鉛筆のように親指と人差し指で持ちます。下側の箸は、親指と人差し指の付け根の部分と薬指の爪の横において固定。上の箸だけを動かして食べ物を挟みます。 3歳児はいきなり上手に使えないことも多いもの。だからといって厳しくしつけるとお箸が嫌いになってしまいます。指の位置を固定する練習用のお箸なども販売されているので、子どもに合ったものを探して楽しく練習してみてください。 (4)食事での約束やマナーを伝える ただ食べるだけではなく、食事での約束やマナーも少しずつ学んでいきましょう。まずはどのようなことを身につければいいのか、親の手本の示し方などを解説します。 3歳で身につけたい食事のマナー 食事の決まりやマナーのすべてを3歳で覚えるのは難しいですが、まずは基本的なことから教えていきましょう。 「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつは一番に覚えたい約束です。親も一緒に言うようにしましょう。食べ物を大切にすることも基本として伝えるべきことです。お皿にご飯が残っていたら、きれいにする食べ方を教えてあげてください。食べ物や、料理をしてくれた人に感謝する気持ちを育てていきましょう。 「食事中は立ち歩かない」「食べ物を噛んでいるときは口を閉じる」といった初歩的なマナーも、3歳ごろから教えておきたいことのひとつ。食べ物はなるべくこぼさないようにできればいいのですが、こぼしたら怒るのではなく、自分でどう片付けたらいいかを教えてあげましょう。食事の前の配膳や、食べ終わったあとにシンクに運ぶ、といった片付けも徐々にできるようになるといいですね。 食事のマナーは親が手本を示して 子どもに食事のマナーを身につけてもらいたいなら、まずは親が手本となること。あいさつ、食事中の姿勢、お箸や食器の扱い方など、子どもが見ていることを意識して、気持ちのよいふるまいを心がけましょう。 また、子どもが同様にできないからといって厳しく叱責するのはNG。食事は怖いもの、窮屈なものという認識を与えかねません。マナーはみんなが楽しく気持ちよく食事をするためのもの、ということを伝えて、都度根気よく教えていくことが大切です。 (5)まとめ 3歳児は楽しいことが大好きです。まずは食事が「楽しい時間」と思えるように、日頃から食材に親しんだり、行事に合わせて一緒に料理をしたり、自宅での食育を進めていきましょう。そのためには、まず親が食に興味を抱くことが大切です。食材の旬や育ち方、味の違いなどに関心を持ち、子どもと一緒に食を楽しむことを心がけましょう。 -
【コラム】3歳の子どもの落ち着きがない原因は?対処法や親の関わり方も解説!
「うちの子は、ほかに比べて落ち着きがない」「もしかして発達障害では?」。子どもの行動からこんなふうに心配するお父さん、お母さんもいるのではないでしょうか。特に3歳ごろは遊びたい盛り、いたずら盛りで、常に動き回っている子も多いもの。落ち着きがない子どもの原因はなにか、親はどう対処すればいいのか。今回はこの点にスポットをあてて解説していきます。 (1)3歳で、落ち着きがない子どもによく見られる事例 3歳ごろの子を育てる親であれば、次のようなシーンに遭遇することもあるのではないでしょうか。 ・あれこれ気が散って、一つの遊びや勉強に集中できない・バスや病院など、公共の場でも騒ぐ・座って待っていられず、走り回る 親としては周囲の目も気になるし、しつけの面からも何とかしたい行動ですね。叱ってもなかなかいうことを聞かない、何度も繰り返すといった場合は悩んでしまうお父さん、お母さんも。どうして子どもが落ち着きのない行動をしてしまうのか、まずはその原因を知ることから始めましょう。 (2)3歳で落ち着きがない子どもの考えられる原因は? 個性 大人と同様に子どももさまざまな個性があります。生まれながらにおっとりとおとなしい子もいれば、活発に動き回る性質の子どもも。親としては心配な点もあるかもしれませんが、さまざまなことに興味を持ったり、何かを積極的に知ろうとしたりするのは決して悪いことではありません。成長の過程である程度おさまることも多いので、他者に迷惑をかけず、子ども自身にもマイナスにならないことであれば、しばらくは見守る姿勢でいてもよいでしょう。 身体の発達が未熟である 脳や感覚器官が発達しきっていない3歳児。大人なら自然と対応している外部からの刺激の選別や、自身の興奮度の調整などがまだうまくできないこともあります。 感覚統合が発達途上 感覚統合とは?「感覚統合」は、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)など全身で受ける刺激に対する感覚を、脳内で適切に整理・分類すること。人は常に外部からのさまざまな刺激にさらされています。例えば喫茶店で会話しているときなら、いろいろな客の動きや窓の外の車が目に入ったり、BGMや調理、配膳の音などが聞こえたり、料理の香りが漂ってきたりしますね。たいていの大人であればその中から必要な刺激とそうでない刺激を選別できます。ですから、相手の話に集中して会話をスムーズに続けることができるのです。 感覚刺激への反応3歳ごろの幼児は感覚統合の発達が十分ではなく、目に入るもの、また音やにおい、触覚など集中すべきもの以外に反応して落ち着きがなくなるということが起こりえます。感覚が過敏であり、刺激に対して身を守ろうとする防御反応として、落ち着きのない行動を取ることもあります。例えば、大きな音が鳴り響いているところではそわそわする、友だちと腕を組むなどの身体接触を避けようとする、といったようなことです。また、自分の体の動きや位置、力の入れ具合などを感じ取る「固定受容覚」、体の平衡感覚やバランスなどを感じる「前庭覚(ぜんていかく)」が未熟なケースも。そうすると、ものの扱いが意図せず乱暴になってしまったり、電車やバスなど揺れる場所では体が安定せず不安になってしまったり、他者からすると落ち着きがないように見えることもあるのです。 覚醒レベルの調整 3歳児は、「覚醒レベル」の調整がまだうまくできない、というのも一因と考えられます。この場合の覚醒レベル、というのは、興奮や緊張している状態のことです。成長するにつれ、外部からの刺激に対して自身の反応をコントロールすることができるようになりますが、幼児期は抑えきれずに覚醒レベルが高い状態、つまり興奮状態が続いてしまうことも。逆に、注意を向けなくてはならないときに覚醒レベルを上げられずぼんやりしてしまうこともあり、覚醒レベルを適切に保つことがまだ難しい段階といえます。 ストレスから 引っ越しなどで生活環境が大きく変わった、自然災害に見舞われたなど大きなストレスを感じると、普段はおとなしい子も落ち着きをなくすことがあります。ストレスの原因は身近にもあり、家族の仲が悪くていさかいが絶えない、コミュニケーションがまったくない、といった環境も影響します。まずは、子どもが安心して過ごせる環境を整えることを心掛けましょう。 人の気を引きたい 誰かに構ってほしい、関わりたいから、わざと落ち着きのない行動をすることもあります。目立つ行動で気を引いて、話しかけてもらいたいのです。中でも「大好きな親に注目されたい」という気持ちは強いもの。弟、妹が生まれて父母の手が取られてしまったときなどに、わざと騒いで自分に目を向けてもらおうとすることも。怒られても、それは「気を引くことができた」という認識になり、また同じことを繰り返したりします。 (3)子どもが落ち着きのない行動をしたときの対処法 子どもが体を動かせるようにする 思い切り遊んだり走り回ったりすると、体の中にたまったエネルギーやストレスが発散されて、落ち着くことがあります。公園の遊具で遊ぶほか、鬼ごっこなどをするのもいいですね。3歳児であれば、ただかけっこをしているだけでも楽しんでくれるでしょう。できるだけ毎日、体を動かす時間を設けられるとベストです。動いていないと落ち着かないという性質の子もいます。お絵描きなどで遊んでいても、何か道具を取ってきてもらったり、軽く運動をして休憩したり、ちょこちょこ体を動かせるようにするといいでしょう。 子どもの気持ちをくみ取り、声をかける 感覚の未発達から、状況を不安に感じたり不快に感じたりして落ち着きをなくしている場合も。3歳ごろだとまだそれをうまく言葉にできないかもしれません。親は、子どもがどう感じているのかをくみ取ってあげることが大切です。「音がうるさくていやなのかな?」など気持ちを代弁してあげると、子どももほっとすることができるでしょう。 声掛けや絵などでやるべきことを示す 一度言っただけではおとなしくならない、という場合は、怒らずに何度か声掛けをしてあげましょう。「立ち歩かないの!」ではなく、「座って内緒話の声で遊ぼうね」などどうすればいいのか具体的に伝えることが大切です。また、絵で視覚的に伝える方が理解しやすい子どももいます。今何をしてほしいのか、次は何をするのかなどを簡単なイラストにして見せてあげると、言葉よりもすんなりと従ってくれる場合もあります。 (4)落ち着きがない子どもへの親の関わり方 「子どもは落ち着きがないもの」と理解する 子どもはもともと「落ち着きがないというのが普通」、と考えましょう。あれこれと興味が移り、手を出したがるのが自然な姿です。そうすることで多くのことを経験し、インプットしようとしている、と理解すれば、おおらかな目で見守ることもできるでしょう。 子どもを観察して対策を立てる 子どもが落ち着かないのには、先述のようにいくつか原因が考えられます。子どもがどんなときに落ち着きをなくすのか、まずはよく観察してみましょう。そして、それに適した対応策を考えて実践してみてください。例えば、就寝時間になっても騒いでいるようであれば、安心できるようハグなどスキンシップをとると効果的です。親の気を引きたいようであれば、子どもと向き合って十分にコミュニケーションをとる時間を設けると、心が満たされて落ち着くでしょう。わが子が活発に動きたい性格なのか、じっとしているより体を動かす遊びが好きなのかなど基本的な性質や好みも、もちろん把握しておきたいポイントです。 家庭や部屋の環境を整える 落ち着きのなさの原因となる不安やストレスを取り除くことも大切です。家庭内でよくコミュニケーションを取り、子どもの心が安らげる状態にしましょう。また、何かに集中してほしいときは、周囲の環境を整えてから始めましょう。おもちゃは片付ける、テレビは消すなど気が散るものをあらかじめ排除すれば、落ち着いて取り組むことができるでしょう 知育玩具を取り入れる 子どもが楽しめるおもちゃがあれば、上手に気をそらすことができます。特に、知育玩具は子どもの脳や体を刺激するように作られているため、遊びに集中しやすいのでおすすめです。知育玩具で遊んで静かにできたら、褒めてあげることを忘れずに。 専門家に相談する 落ち着きのなさが度を越している、常時落ち着きがない、といった場合は、ADHDやASDなどの発達障害の可能性もあります。近年ではインターネット上でさまざまな情報を得られますが、一般では正しく判断するのは難しいもの。不安に思ったら、専門医や自治体の児童相談所、子育て支援センターなどに早めに相談をしてみましょう。 ADHDとは ADHDとは、注意欠如・多動症のこと。うっかりミスをしてしまう不注意や、ものごとに集中できず、衝動的な行動をとるのが特徴です。頻繁にかんしゃくを起こす、遊びの順番が待てない、急に大声をあげるなどが症状としてあげられます。 ASDとは ASD(自閉症スペクトラム症/自閉症・アスペルガー症候群・広汎性発達障害)の症状でも、落ち着きのない行動が見られることがあります。集団行動が苦手なので自分勝手に動いてしまったり、感覚が敏感な子は光や音などに過剰反応してかんしゃくを起こしたりパニックにおちいったりということも。 いずれにしても、3歳児では年齢的なものなのか見分けが難しいかもしれません。思い込みで心配せず、専門家に相談するのがベストです。 まとめ 子どもの性質を理解し、成長をあたたかく見守ろう 3歳ごろの落ち着きのなさは、年齢のためなのか個性なのか、それともなにか障がいがあるのか見分けがつきにくいもの。まずは子どもをじっくり観察し、その性質を正しく理解することが、解決への近道です。落ち着かない原因が分かれば、環境を整えるなど親が適切にサポートしてあげましょう。そして、少しでも落ち着いて過ごせるようになったらたっぷりと褒めてあげること。心地よい環境と親の愛情があれば、子どもの心も安らいで言動も次第におさまっていくでしょう。 -
【コラム】子育てで直面するお悩み【10選】解決法を知り心を軽くしましょう!
(1)【あるある】パパママの子育ての悩みとは? 子育てにかかる費用が不透明で不安 「老後2000万円問題」という言葉を聞かれた方は多いのではないでしょうか。現在の日本では、老後の生活をゆとりを持って暮らすには2000万円以上必要と言われています。 また、ここ数年における物価上昇も家計にとっては深刻な問題です。このまま物価上昇が続けば、2000万円では済まなくなるかも知れません。そんな環境下ですので、「どうやって教育費用を捻出したら良いのだろう」「我が子にとってのベストな選択は何だろう」と不安に思うお父さん、お母さんがいるのは当然と言えます。(→解決法はこちら!) 子育てに追われ、自分の時間がない! 独身又は夫婦2人だけの頃は、全ての行動を自分で決めて行動することができたと思いますが、子どもが出来た途端にその生活は一変します。生活の主軸が「自分(夫婦)」から「子ども」になるためです。子どもが複数人になるとより一層、生活が子ども中心となります。(→解決法はこちら!) 仕事との両立はどうなるの!? フルタイム勤務で正社員として働いていると、考えるべきこと・やるべきことが盛り沢山です。育児休業期間をいつまで取得するか?職場に復帰するタイミングは?保育園探し(以下、保活)は?など・・・あっという間に、ToDoリストがいっぱいになりそうですね。(→解決法はこちら!) 兄弟の育て方が分からない! 兄弟げんかや仲裁方法で悩まれる場面が多くあるかと思います。上の子、下の子とそれぞれの個性もあり「上の子の時と同じように下の子も育てているはずなのに上手くいかない」「上の子にはついつい厳しく叱ってしまう・・・」など、子どもが複数人いる家庭ならではの悩みも、子育てのよくある悩みと言えます。(→解決法はこちら!) イヤイヤ期、なぜなぜ期にイラッ! 子どもの成長過程として、2~3歳の間には何でもイヤと言う「イヤイヤ期」が、「やっとイヤイヤ期が終わった・・・」と思いきや、4歳頃まで何でも質問をしたがる「なぜなぜ期」があります。仕事が終わり帰宅すれば家事に兄弟の子育て・・・と大忙しのママ・パパが多いと思います。心に余裕が持てず、イラッとする場面もあるかも知れません。(→解決法はこちら!) 適切な叱り方が分からない! 子どもに対する叱り方で悩むママ、パパは多いと思います。特に、子どもが言うことを聞かない時はついきつく叱ったり、感情をぶつけたりしてしまうかも知れません。子どもに感情をきつくぶつけてしまった後で、親が自己嫌悪に陥ったり落ち込むといったことも子育てでは【あるある】です。(→解決法はこちら!) ワンオペで周りに相談できる人がいない 「配偶者の転勤についてきたものの、知り合いが誰もいない土地だった」「両親(義両親)が高齢かつ遠方に住んでいて頼れない」等といった理由で、子育てや家事の負担がパパ・ママのどちらか1人にかかる状況を「ワンオペ」と言います。共働き家庭が増え「家事育児を折半する」という考え方が浸透しつつありますが、実際に家事や子育ての大半を担うのはママになることが多いかも知れません。(→解決法はこちら!) うちの子の発育状態は大丈夫? 公園や幼稚園で同い年のお友達と顔を合わせた際、「あれ、○○さんちのお子さんはお喋りが上手だけど、うちは喋らないな・・・」「うちの子、周りと比べて小さい気がする」「お友達は静かにできているのに、我が子は走り回っている・・・」等、子どもの発育に関して心配したり、悩むことも子育てではよくある場面と言えます。(→解決法はこちら!) 偏食、食べないなど食事のトラブル 離乳食作りを勉強し、旬の野菜や果物を知り、栄養バランスの整った食事を摂ってほしいという思いで食事を作る親の願いとは裏腹に、子どもは「これはイヤ」と断固として食べなかったり、あるいは特定の食べ物ばかり食べたりします。お椀をひっくり返されたり、べーっと吐き出されると涙が出そうになりますよね。子育ての大きな悩みのうちの一つと言えるでしょう。(→解決法はこちら!) トイレトレーニングを成功させたい! トイレトレーニングを始める時期や、トレーニングの進め方で悩むママ、パパも多いでしょう。保育園や幼稚園で同じクラスの子がオムツを外したと聞いたりすると、「うちももっと早く取れるようにしないと!」と焦る気持ちも出てくるかも知れません。(→解決法はこちら!) (2)【10選】子育ての悩みを解決する方法とは? 子どもの進路次第で大きな違いが! まず、こちらの表をご覧下さい。 幼稚園~4年制大学を卒業するまで、全て(国)公立だった場合でも約1,080万円かかります。また、大学まで全て私立(大学は文系)に通っていた場合は約2,535万円です。 さらに、医学部へ進む場合や大学院進学となると、この表以上の費用がかかるでしょう。 改めて数字にすると驚きますが、子どもの将来像から必要な費用を逆算し、コツコツと教育費を準備していきましょう。例えば、子ども手当を学資保険に充てたり、貯金だけでなく、ボーナスの一部を積立NISAで運用するなども1つの方法です。また、子どもとの話し合いが必須にはなりますが、奨学金制度を活用するといった方法もあります。 筆者は、私立大学で奨学金を活用していました。社会人になってから、毎月の返済と時々、ボーナスの一部を繰り上げ返済に充てつつ一昨年に完済しました。大学4年間は、人生の教養と見識を深められた良い期間だったと確信しています。確かに奨学金は将来負担にはなります。しかし、「学びたい」という気持ちを持つ人を間違いなく後押ししてくれます。お子様の「なりたい」「頑張りたい」を家族全員で応援したいですね。 子育ては複数人で行うものです! 少し前まで、3世代同居、2世代同居など大家族世帯が日本の主な世帯構成でした。 国民的アニメ「サザエさん」では、タラちゃんの子育てに関わるのは母親のサザエさんだけではありません。祖母のフネさん、兄弟のカツオくん・ワカメちゃん、お隣さん・・・と色んな人がタラちゃんを見守り、育てています。つまり、子育ては母親1人だけで行うものではないということです。そのような意味でも、現代のお母さんは1人で抱え込み過ぎていると言えます。旦那さんや両親、幼稚園や習い事の先生といった幼児教育のプロに頼れるところは頼って、肩の力を抜いて子育てをしませんか?また、真面目なお母さんほど手抜きが許せず、自分で自分を追い込んでしまいます。筆者の場合は、日頃の家事を家電製品に頑張って貰いました。特にオススメしたいのはロボット掃除機です。お金はかかりますが、仕事から帰ってきたときには家がピカピカになっているので、帰宅してからの時間を気分良く過ごすことができます。子どもが小さいうちは、人もモノもフル活用しましょう!それは決して甘えではありません。 地域の支援や窓口をフル活用しましょう! お住まいの地域の児童館や、子育て支援センターはご存知でしょうか。ぜひ、そういった場所に足を踏み入れてみて下さい。同じように子育てをしている保護者との繋がりができます。ハーバード大学で精神医学を研究しているロバート・ウォールディンガー氏によると、「人は4つか5つ自分の所属するコミュニティがあると、幸福度や健康に良い影響がある」ことが判明しているそうです。何よりも大切なのは、家庭に笑顔があることです。色んな場所に自分の居場所、心のよりどころを作って下さいね。 子どもの「個」を尊重しましょう! 親と子が違う人間であるように、兄弟も似ている部分はありますが、全く別の人間です。ですので、兄弟を比較することは何の意味も持ちません。兄弟それぞれに個性を持っています。個性が違えば、けんかが起こるのも当然です。ある程度、「仕方ない」と割り切り、それぞれの個性に応じた接し方や叱り方を探してみましょう。子育てに正解はありません。それぞれの子どもに合わせた育て方を試行錯誤していきましょう。 しっかり心が成長している証拠! イヤイヤ期、なぜなぜ期は子どもの心の成長過程ですので、しっかり心が成長している証拠と前向きに捉えましょう!詳しくはこちらをご覧下さい。 ・【コラム】『魔の3歳児』イヤイヤ期に子どもを伸ばす親の特徴と対処法とは? 叱る基準はどこですか? ママ・パパが子どもを叱るときはどんなときでしょうか。また、叱る際の基準は夫婦で一緒ですか?こちらの関連記事をぜひご一読下さい。 ・【コラム】とっておきの対処法をご紹介!3歳児が言う事を聞かない時の対応とは? ・【コラム】3歳児を必ずワガママにする親のNG行動とは?ベスト対処法もご紹介! あなたの味方は沢山います 「ワンオペ」状態で苦しい状況のお母さん、お父さんも多いかと思いますが、児童館や子育て支援センター、保育園、幼稚園、習い事の先生など、子育て世帯の味方は多くいます。筆者の体験では、引越先の学童保育の送迎時間に仕事の都合が合わず、送迎ができませんでした。どうしようかと悩んでいた際、引越先の自治体から「ファミリーサポート」を教えてもらいました。結果として、ファミサポのお陰で勤務時間や給料を削ることなく働き続けることができました。意外と、あなたの味方は沢山います。決して思い悩まず、味方を見つけて下さいね。 発育の基準をご紹介 心身の発育基準、見るべきポイントが書かれています。ぜひチェックしてみて下さい。 ・【コラム】3歳児の発達段階とは?関わり方のポイントや遊びについて解説 ・【コラム】3歳児の身長ってどれくらい?3歳児の成長の目安は? ・【コラム】3歳児の会話レベルとは?3歳児の会話レベルを高める関わり方についても詳しく解説 ・【コラム】3歳児の特徴やチェックリストとは?3歳児健診についても詳しく解説します 食事の時間は「楽しく」 筆者の子どもは掃除機のように何でも食べる子どもでしたが、筆者自身は食が細く、全く食べない子どもだったと母から聞きました。イライラしなかったのかと母に尋ねたところ、「気が向いたら食べるようになるだろう、今はご飯の時間が楽しい時間と思ってもらうことの方が大事」と思うようにしていたそうです。食事の時間を苦痛な時間と認識してしまうと、マイナスからのスタートなので確かにそちらの方が大変かも知れません。まずは、「お父さん美味しそうに食べてるな」「楽しい時間だなぁ」と子どもが思う雰囲気作りから始めてみませんか? ・【コラム】3歳児がご飯を食べない理由とは?子どもにごはんを食べてもらうためのコツ トイレトレーニング成功法 先述した「食事の時間を楽しくすること」と似ていますが、トイレトレーニングもトイレを嫌がらないよう「楽しく過ごす工夫を凝らす」ことが成功への最短ルートかも知れません。筆者は、両親から「オムツは絶対に布オムツ!じゃないと、いつまでもお漏らししてしまうよ」と言われたため0歳児の頃から布オムツにしていました。ところが、実際やってみると布オムツの後処理(つけ置き、消毒など)は時間を要するため、仕事もしていたのですごくストレスになりました。そして布オムツだからといって取れたのが早かったという印象もありません。 その経験があるため、子育てに「絶対的な正解」はないと思うようになりました。ですので、トイレトレーニングも決して無理強いはせず、子どもも親も楽しくできることが一番大切なのではないでしょうか。 (3)脳科学から見た現代の子育てとは? 脳科学から見て悩むのは当然 「子育ては複数人で行うもの」というお話をさきほどしましたが、これは脳科学的にも言えるそうです。「ワンオペ」は脳科学的にも良い影響がありません。現代の子育てでお母さん、お父さんが悩むのはある意味当然のことなのです。 人は「共同養育」で育つ 養育者と子どもとの間に形成される特別な結びつきとして「アタッチメント(愛着)」という言葉が子育てや保育、教育現場でしばしば使われます。特に、母親と子どもの絆であったり、母親からの深い情愛を指すような印象がとても強いです。しかし、ボウルビィの理論によると、「アタッチメント」とは母親だけを指すのでは無いそうです。複数人(養育者)で見守り、子どもに触れること。これが真の愛着形成になるそうです。様々な養育者に囲まれ、触れられて育った子どもはより安定した心理状態、社会的適応を可能にしていきます。 つまり、人は1人で育たないということなのです。少子高齢化、核家族化が進む現代だからこそ、子育ての原点は「共同養育」であると今一度振り返りたいですね。 ヒトの発達の謎を解く-胎児期から人類の未来まで(著:明和 政子氏) (4)【まとめ】パパママが幸せに過ごせる子育てを! 子育てに絶対的な正解はありません。試行錯誤の日々だと思います。今日の成功パターンが明日使えなくなることもザラでしょう。筆者も当時、自分の時間がないことにストレスを感じていました。しかし、実際に子どもが大きくなって1人でカフェや美容院に行く時間が簡単にできると、その「不自由さ」が子どもとの貴重な時間だったのだなと気付かされました。3歳の子ども、4歳の子どもはその時しかいないのです。今この瞬間、「不自由を楽しむ」ことにママ・パパでぜひ集中して下さいね。全ての人が笑顔で過ごせる子育てができますように!