はまハピ!〈#8〉仕事で使う展開図色々
先日美容院へ行きました。
大体いつも同じ髪型なのですが、久しぶりに少し変えてみたくなり、ウェブで検索しながらこんな髪型素敵だなぁ、でもモデルさんとは何もかも違いすぎる、、
などと思いめぐらしようやく「こんな感じ」と思う画像を見つけたのでスマホに残しておきました。
美容師さんに「こんな感じにしたいのですが」とおずおずと写真を見せるとともに、なりたいイメージを紙に書きながら伝えたところ、すぐに「わかりました」とカットを始められました。
カットってなかなかイメージ通りにならないことが多くて、おそらく私の言い方とか伝え方がうまくないんだろうな、と半分あきらめていたのですが、
今回は思った通りにしていただけたので、美容師さんに「あんな写真と簡単な伝え方だったのに、私が希望した髪型にできるなんてすごいですね!」とお話ししたところ、
「コツがあるんですよ」と話してくださった内容に驚きました。
カット技術のベースは学校でもちろん習うのですが、その際になんと頭部から生えている髪の毛の量やくせ、頭の形などから立体図形の展開図のように脳内で考えるのだそうです。
それを基に何度の角度で切るとどのあたりがボリュームがでる、あるいは流れがでるなどを考えつつカットをなさっているのだとか。
美容師さん曰く
「人毛は思っているよりもずっと複雑でいくつもの要素がからみあっているので、練習用のマネキンとは仕上がりが全くちがうんです。でも実際のお客様の髪を切らせてもらうときに一番大切なのは、建築家とまではいかないですがやはりベースの展開図を頭で想像できるかにかかっているんですよ。僕は学生の時にもっと勉強しておけばよかったと思ってます。大人になってから頭の中で展開図を想像するのはとっても難しいんですよ。小さいうちからもっと立体とかできていればよかったなぁ。」
なんと、カットにも展開図があるのだとびっくりしました。
そして、美容師さんのおっしゃる通り、やはり小さいうちから立体を頭で想像する力をつけておくことは大切なのだなとも思いました。
お仕事は色々ありますが、どの仕事につくにしても脳内で考えたことをアウトプットする作業には一定の想像力が必要となります。
この力は小さいうちにパズルや折り紙など遊びの中で構築されていくものです。
いきなり勉強として立体に出会うよりも楽しみの中で様々なことを発見できる方がお子様もずっと力がつきますよね。
幼児期の学びは本当に深いものだなと思いながら、美容院を後にしたのでした。