はまハピ!〈#7〉上手なリビング学習法
皆さんは、お子様の自宅学習をどこでさせていらっしゃいますか?
子供部屋?
それともリビングでしょうか?
AERA with Kids(2017年春号)の調べによると小学生のお子様がいる約8割のご家庭で、リビング学習を取り入れているのだとか。
確かに一時、東大生の大半がリビング学習をしていたとのアンケート結果が世間をにぎわしたりしていました。
その流れで「リビング学習」という言葉そのものも一般化したようです。
日本は赤ちゃんが生まれたその時から子供部屋で寝させるという習慣はあまりないので、普段から一緒に過ごすリビング学習も根付きやすい環境なのかもしれません。
リビングで勉強することの利点のひとつに、親がある程度様子を見ることができることがあげられます。
部屋にこもってしまわれると、宿題をしているのか、それともぼんやりしているのかもわかるすべがありませんが、リビングでなら子供が少しボーっとしだした時にも声をかけることができるわけです。
また、子供にとっても家族がそばにいるという安心感を得ることができます。
リビングは生活の場でもありますから、キッチンで料理する音や掃除、洗濯などの生活音からご兄弟のいるところでは、他のお子さんが遊ぶ音なども耳に入ります。
そうしたざわついた環境で学習することに慣れることで、静かでないとテストを受けられない、集中できないといった問題がでなくなります。
学校のテストもそうですが、入試も自分の望む環境でテストを受けることができるのは稀です。
鉛筆の音、貧乏ゆすり、咳払いなど気になりだせばキリがありません。
適応力の高さも身につくというわけです。
もちろん、リビングで学習する際にも注意が必要です。
例えば、テレビ。
今や皆さんがスマホやタブレット、パソコンなどで動画を見るようになっていますが、子供が勉強しているときにはやはり周りも我慢が必要です。
テレビはもちろんですが、スマホや動画を見るといった行為のように子供が一緒にやりたくなるようなことは避けたほうがよさそうです。
とはいえ、子供にべったりついていると、ついつい余計に叱ってしまいます。
あまりに口を出しすぎるのは子どものヤル気もなくします。
家事がひと段落しているのなら、一緒に勉強するのはいかがでしょうか?
勉強というと大げさですが、普段なかなか時間がないならこの時に読書でもいいですし、習いたかった語学でも構いません。
リビング学習では、照明にも気を付けておきたいですね。
リビングは憩いの場として照度の低いライトを使っているご家庭もあるでしょう。
ライトスタンドを用意して手暗がりにならないようにする工夫も必要です。
子どもがすぐに勉強に取り組めるように学習セットはリビングのそばにあるほうが便利かもしれません。
お子様専用のボックスやかごなどを用意して、勉強セットはどこへでも移動できるようにしておくと、ダイニングからお部屋への移動も簡単になりますね。
いかがでしたか?注意点を心にとめつつ準備を行えば、上手にリビング学習法を活用できそうですね。ぜひ皆様も試してみてくださいね。