【イベントレポート】箕面自由学園小学校講演会「体験と対話がつむぐ学び」
箕面自由学園小学校 教育講演会
6月4日(日)はまキッズ千里中央校にて箕面自由学園小学校の先生方をお招きして教育講演会「体験と対話がつむぐ学び」、お子様には理科実験教室を開催いたしました。
~対話がつむぐ学び~
「学校って自分で歩いて行くの?」「ランドセルって僕が持つの?」「トイレって、どうやって水を流すの?」三宅先生の穏やかな語り口で語られた「入学した1年生の壁」は、笑っていられない現実を見せられた気がしました。
生まれた時からスマホやタブレットが身近にあり、簡単に世界中の情報が入手でき、疑似体験までできる社会の中で、あらゆる物が与えられ、「手伝ってもらう事」「便利さ」が当たり前で育った子供たちにとっては、こんな当たり前のことですら経験がないのです。
「子供の為に」と思うその手助けが、知らず知らずのうちに子供の学ぶ経験を奪っていたことに気づかされ、保護者の方だけでなく、我々講師も改めて子供への関わり方を考えさせられました。
AIが普及し、ますますグローバル化が広がり、子供を取り巻く環境が目まぐるしく変化していく現在、先進国では幼児教育の大切さが改めて見直されています。
先の見えない社会で、答えがみつかっていない問題に直面した時、知識を中心とした認知的スキルだけでは、もはや乗り越えられません。
好奇心・やってみようという意欲・粘り強く取り組む力といった非認知的スキルが必要となってくるのです。
体を使う力・考える(頭を使う)力・人と関わる力、それらすべてが揃って育まれていく自立心をどう育てていくのか?
子供のうちに体験を通して自立心を高め、知識だけではなく自身の中に多様な視点を育てるために、人との対話、自分との対話を通して、自分の中で考え、それを人に伝える力が必要だと語られる三宅先生の言葉は、どれも温かく、その中に凛とした教育理念が伝わってくるお話でした。
~体験を通して「知・徳・体」をバランスよく育てる~
続いて入試担当の鎌野先生より、箕面自由学園の教育内容についてお話いただきました。
机で学んだ学習の後に、実際に体験をする活動を多く取り入れることで、建学の精神である「知識・教養・体験」を三本柱とした、五感を通して学ぶ教育を実践されています。
6年間で150を超える理科実験もその一つです。
隣の部屋で開催されている理科実験教室から聞こえてくる子供たちの楽しそうな声からも、体験を通して学ぶことを大切にしている箕面自由学園の教育の姿を、保護者の方も感じ取ることができたのではないでしょうか。
アフタースクールでも、小・中・高までの他学年と交流する中で、子供たちが自分の目で見て、触って、体験して、友達と協力することを大切にしておられます。
箕面自由学園の目指す「五感を使った体験と学びにより教養を深め、高い志を持ってなりたいものを目指す」という信念が感じられるお話でした。
~保護者の関わり方~
最後に田中校長先生から、入試という目先の目標でなく一人の人間を育てるという観点で、保護者の関わり方についてお話くださいました。
挨拶の重要性、子供の話を聞くときは、体を子供に向けて最後までしっかりと聞く…といった、とても当たり前でありながら、日常の中でつい流してしまいがちな場面をご指摘いただき、改めて身の引き締まる思いがしました。
~理科実験教室~
保護者の方が講演会に参加されている間、子供たちは別室にて市原先生による理科実験教室を体験していただきました。
様々な学年の生徒が一緒に楽しめる内容で、最初は緊張した様子の子供たちも、どんどん市原先生の繰り出す科学の不思議の世界に引き込まれていきます。
子供たちも一緒に実験に参加する中で、好奇心を刺激され、目をキラキラさせながら不思議の仕組みを解き明かそうとする姿から、箕面自由学園とはまキッズに共通する教育理念「本物を体験する力」の素晴らしさを見ることができました。
イベントを振り返って
体験を通して教えることより学ばせることが教育の中心という、箕面自由学園の教育姿勢は、まさに、はまキッズの掲げる教育と異なるところがないと感じられた保護者の方も多かったのではないでしょうか。
心と能力を育てる「人間教育」という理念は共通であるといえます。
はまキッズでは、自分で気づいて思考していく中で、子供の創造力と能力を引き出していきます。
たくさんの刺激と知識、考える楽しさと新しい発見をする喜び。
これらを親子で一緒に感じられるチャンスが、はまキッズにはあります。
ぜひ一度、はまキッズのイベントにお越しいただき、親子で学ぶ楽しさを実感してみてください。
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