はまキッズアドバイザー 佐藤亮子さんに聞く幼児教育のコツ【第3回(最終回)】

お子様4人全員が東大理Ⅲへ合格されたことで各方面から注目され、「佐藤ママ」の愛称で親しまれている佐藤亮子さん。
幼児教室「はまキッズ」ではアドバイザーを務めていただいており、9月から10月にかけて佐藤さんによる教育講演会を開催しました。
こちらのブログでは、講演会のお申し込み時にいただいた佐藤さんへの質問に対する回答を3回にわたってご紹介しています。
 ※第1回の内容はこちらから
 ※第2回の内容はこちらから

最終回となる今回は、親としての子どもとの向き合い方についてお伺いしました。
読み応えたっぷりの内容です。
ぜひご覧ください。

 

Q5.子どもを叱った後の、親の気持ちの切り替え方を教えてください。

親が気持ちの切り替え方を考えないといけないような「子どもの叱り方」というのは、やはり望ましくないと思います。
そのような叱られ方をされた子どもの気持ちはどのようなものなのでしょうか。
私はそちらの方が心配です。
そのような叱り方は、やはりよくないと思いますよ。

とはいえ、子どもを叱ってしまった後に考えることは、なぜこのような事態になったのか、親も子どもも納得できたかどうかです。
子どもが悲しい思いをしていたり、やる気をなくしたり、その時の家の雰囲気がすごく悪くなったりしたら、叱り方を間違えたということです。
叱った後の親の気持ちの切り替えは、叱るべき問題だったのか、適切な叱り方だったのかすぐ反省することです。
その後、叱った問題は解決したのだからすぐ忘れて、トゲのあるものの言い方もすぐにやめて、普段のものの言い方に戻る努力をすることです。
問題が解決したら、ノーサイドですから。

 

Q6.親としては子どもと目標を共有したいと思っているのですが、そもそも彼らはいつから、どのように、自分の目標を想像したり決定したりできるのでしょうか?

それは子どもによって違います。
身近にいる親、親戚に目標にしたい人がいた場合は、目標を持ちやすいということはあります。
しかし、その目標を必ず実現できるわけではありません。
そのような目標は親と共有しやすいですが、子どもを追い詰める可能性も小さくありませんので要注意です。
そもそも、子どもは目標をなかなか持てないものです。
なぜならば、子どもは経験値が低いからです。
親はなるべく早く目標を持って頑張っている子どもの姿を見たがりますが、それは親の身勝手な考え方です。

親のするべきことは、子どもがなりたい職業や目標が具体的になったときに、現実問題として諦めなくてもいいように学力をつけておいてあげることです。
子どもの将来の選択肢を広げることが親のするべきことなのです。
目標を共有することを待つことではありません。
そもそも、親の気に入らない目標を子どもが持ったとき、喜んで共有できるのですか?
親が共有したいと言っている子どもの目標というのは、親が持って欲しいと思っている目標でしょ?
そのような自分に都合のいい気持ちで親はいるべきではありません。
できるだけ子どもの実力をその子なりにつけてあげて、最後の決定は子ども本人に任せることです。
子ども自身が納得いく人生を歩めるように、応援してください。

 

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これまで3回にわたって「はまキッズアドバイザー 佐藤亮子さんに聞く幼児教育のコツ」をお届けしました。
いかがでしたでしょうか?
佐藤さんの回答の中から、それぞれのお子様に合わせて子育てのヒントを見出していただけましたら幸いです。
今後もはまキッズでは、子育て中の保護者様に役立つイベント企画および情報発信を行ってまいります。
ぜひご期待ください!

 

最後に、佐藤さんからのお知らせがございます。

このたび出版社の光文社様にて、佐藤亮子さんによるオンラインサロンがオープンしました。
教育や受験のノウハウを学ぶ会員制コミュニティクラブです。
詳細は以下のページにてご覧ください。

▼「佐藤亮子のニッコリ教育サロン」
https://satoryoko-salon.jp/

※本サロンに関するお問い合わせは、上記ホームページ内のお問い合わせページよりお願いいたします。
 はまキッズでは受け付けておりませんのでご了承ください。

 

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