【イベントレポート】アサンプション国際小学校 教育講演会『見えない力をはぐくむ教育』
アサンプション国際小学校 教育講演会
6月11日(日)、はまキッズオルパスクラブ千里中央校にて、アサンプション国際小学校 丹澤校長先生、蒲生副校長先生をお迎えし、
教育講演会「見えない力をはぐくむ教育」を開催し、「人から愛される子」「賢い子」「健康な子」に育てることの大切さについてお話しいただきました。
海外と比較して、日本の子供たちは自己肯定感が低い傾向にあります。
子どもたちのどんな行動、チャレンジに対しても、
まずはみんなで「Good Job」と褒めたたえることが自信につながり、人を思いやり、許しあう、豊かな心の教育につながります。
「人から愛される豊かな人間力、品格」は褒められ、自分の良さに気づき、伸ばしていくこと、
そこからさらに他者との差異をきっちりと見極めていくことが、本当の意味での多様性につながり、他者への分かち合いや、優しさにつながるとのことでした。
「なんで」といった決めつけの否定的な言葉ではなく、褒め言葉をというお話は、講演会序盤の
「お子さんのいいところ5つお隣の方に話してください」
という取り組みもあわさり、早速わが子にほめ言葉をかけてあげたいと多くの保護者が思ったことでしょう。
また「賢い子」に育てるには、子ども自身が思考する力が大切で、
手出し口出しすることなく待つことや、一つのことを最後までやらせることの重要性を語られました。
最後までやりきる事が大切とわかっていても、日々の生活においては、大人の都合で集中を途切れさせるようなことをしてしまいがち。
でも日頃からが大切で、その積み重ねが大きくなってからの時間の使い方や集中力に大きな影響を与えるとのことでした。
さらに、物事の視点をランクアップする「考えさせる声掛け」についてもお話しくださり、
「どうして今日は太陽がでてないの」という疑問に対して、
「太陽はどこにいる?」「太陽のかわりに何が見える?」「雲の上には何がある?」
といった次につながる声掛けの例には、保護者の方も深く頷いておられました。
「一時しのぎに手を差し伸べるのではなく、一生生きていけるようにすべてを教える」という丹澤校長先生の言葉に、凛とした教育理念と子どもたちへの深い愛情と優しさを感じました。
イベントを振り返って
多様な思考力を伸ばす取り組みとして、教科横断型の探究活動についても、蒲生副校長先生からお話がありました。
算数の「折れ線グラフ」から発展したある生徒の「地球の気温変化のグラフと温暖化」についてまとめたレポートの紹介や、学年に応じた多様な取組みの説明がありました。
子どもたち自ら考えて積極的に取組む姿や思考の深さ、それを後押しする学校側の工夫や仕掛けに多くの保護者が感心していました。
学んだ概念を実生活に結び付けたり、身に着けた力を使って将来社会に出たときに活躍できる人材に育てるという、アサンプション国際小学校の、教育に対する確固とした信念がうかがえるようでした。
アサンプション国際小学校は、世界33カ国に100あるアサンプション学校(本部 フランス パリ)の、アサンプションJAPANであり、グローバル人材の育成に力を入れていることで有名です。
特徴の一つとも言える英語教育においても、多国籍なネイティブ教員との交流や英語による授業、海外研修など様々な取り組みの中で、読み書きだけではない、実践的な使える英語力を身に着けることを目標にしています。
子どもたちがアサンプションでの12年間で、豊かな人間力と品格をそなえ、知識だけではない実生活に生きた思考力、伝える喜びや広い視野がしっかり育まれていることが、在校生の姿から想像でき、この学校の素晴らしさを感じました。
人間力を高め、思考力を育むといったアサンプション国際学校の理念は、はまキッズの「心と能力を育てる人間教育」という教育理念や、
「教えることより学ばせることが教育の中心」という特徴と重なるところが多くあります。
はまキッズでは、たくさんの刺激と経験の中で、考える楽しさ、発見する喜びを感じてもらい、自ら思考していく中で、子どもたちの能力を引き出していきます。
親子で学ぶ楽しさを感じてもらえるはまキッズの授業を一度体験してみてください。
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