はまハピ!〈#2〉自己肯定感のはぐくみ方
日本の子供たちは諸外国と比較して、自己肯定感が低いことが知られています。
そもそも自己肯定感って何?と思われる方もおられるのではないでしょうか?
自己肯定感とは、文字通り「自分」のことを「肯定」することができる感情のことです。
ようするに「自分はこのままの自分でいいんだ!」という気持ちですね。
逆に「ぼく(わたし)なんて…」「自分はダメな人間なんだ」という気持ちがあると、自己肯定感は低いということになります。
日本では、子どもの自己肯定感が低いわけですから、
「わたし(ぼく)はわたしでいいんだ」という気持ちになれていない子供が多いということです。
「スポーツが得意」「お菓子作りなら任せて」「勉強ができる」「親切だ」など、どんな事でもいいのですが、子どもたちが自分に自信が持てないのは少し悲しい気持ちになりますね。
さてこの自己肯定感、高いとどのようにいいのでしょう?
自己肯定感が高いと、主体的に行動するようになります。自分で決めたことを自分でやることができるのですね。
勉強にせよスポーツにせよ、人から言われてやるのと自らやるのでは伸びしろも当然ちがってきます。
また、自己肯定感が高いと、他人と比較するのではなく自分の幸せにフォーカスするので幸せを感じやすいと言われています。
失敗を恐れずチャレンジする気持ちが高く、粘り強く取り組めることも挙げられます。
では、自己肯定感はどうやったら高くなるのでしょうか?
「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちを思い出してみる。
お子さんが生まれた時には皆さん同じことを思われたハズ。
「そのままの○○ちゃんでいいんだよ」と丸ごとお子さんを包んであげてください。
小さなことも自分で決める習慣をつける。
とはいえ、どんなことでも自分で決めるというわけではありません。
例えばピアノの練習は何時からするのか?ということであれば、「早くピアノの練習をやりなさい」ではなく「何時から練習をする予定なの?」とたずねてみるわけです。
そしてお子さんに声に出していってもらってください。
もしも遠足や遊びにいって疲れたから今日はやめる、といいだしても「毎日練習しないなんて!」といきなり叱るのではなく、
「毎日やるお約束だったけれど、疲れているのね。けれども約束だから守ってほしいと思っている。少しだけなら練習できそうかな?」といった別提案をしてみるのもよいでしょう。
自分で決めたことなら、言葉にした通りにやりきらないとモヤモヤが残るもの。
モヤモヤしたくないから自分で言ったことはやるようになります。
そして何より辛抱強さがでてきます。
子供の話を聞く時間を作る。
保育園、幼稚園や小学校での出来事を子供は話したがるもの。何時間も聴く必要はないのです。
夜ご飯の時、お風呂の時、ベッドに入るときなど時間を決めて子供と話す時間を作りましょう。
しっかりとお話を聞いてもらえた子供はおのずと自分に自信がつくようになるものです。
いかがでしたか?
今日から始められる小さな一歩。お子様と一緒にポジティブになりませんか?