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【コラム】3歳児、数の理解はいつから?おうちで出来る数遊びも併せてご紹介!
(1)子どもが数を理解する時期は? 子どもの成長の早さには個人差がありますが、数字の形が分かる時期は2~3歳頃と言われています。 また、この時期には、数字を「いち、に、さん・・・」と声に出すことも出来るようになります。はまキッズでは、3歳児クラス(入門クラス)の1年間を通じ「1~3の数」を理解することを目標としています。 (2)数の理解に必要な3要素とは? 数量 辞書で「数量」と調べると、「個数と分量、または単に量」と出てきます。 1つ、2つ・・・といった物の個数を表す数のことを指しますが、はまキッズでは、「まとまり」や「かたまり」として数を捉えることを「数量」としています。まとまりで数を見られるということは、多い・少ない、長い・短いといった多少判断ができるということです。この多少判断は、「数量感」と言い換えることもできます。 はまキッズでは、オリジナルの学具を用いて、この数量感を身につけていきます。数量感を身につけられる代表的な学具として、「ウッディブロック」「ヌマーカステン」、そして「ドット棒C型」が挙げられます。 いずれの学具も、数を「量」として視覚的に感じながら「数をまとまりとして捉える」ことができるようになる学具です。数量感が身につくと、「数が数えられる」「足し算・引き算ができる」といったテクニック一辺倒になりません。 論理的に思考できる能力(=論理的思考力)が育つためです。 数唱 数字を「いち、に、さん、し・・・」と唱えることを数唱と言いますが、実は、「数字を唱えられるようになること」と、「唱えた数字が実際の数と一致すること」はまた異なります。つまり、「いち、に・・・」と唱えられていても、その「いち」が何なのか?「に」とは、「いち」と比べてどういう状態なのか?まで理解できているかは別問題ということです。 例えば、はまキッズの授業では「絵数カード」というカードを子どもたちに見せて、「これはいくつ?」と問いかけます。カードには、ウサギやゾウが描かれています。 うさぎが1羽のカードは「1」、2羽のカードは「2」、3羽のカードは「3」・・・と子どもたちは声に出していきます。ところが、先述のように「1とは何か?」など数の概念を理解していないと、絵数カードの順番を1羽→2羽→4羽で見せた際に子どもたちは「3!」と答えてしまいます。 もっと言えば、数字の概念を理解するということは、「足し算とはどういうことなのか?」「足す、とは何をすることなのか?」等といった「本質を理解する」ということなのです。 数字 アラビア数字のことを指します。「1」「2」など、私たちが日常で使う文字のことです。 (3)【3歳児】いくつまで数えられる? 3歳児の発達段階 3歳頃になると知能が急激に発達し、物事の理解力が向上します。知能がグンと発達する時期であると同時に、「何でも自分でやってみたい」という自我が芽生える時期でもあります。 「何でも自分でやってみたい」と興味の幅や物事への関心が広くなるため、この時期には数にも興味を持ち、数の読み書きをしたがるようになります。 この頃に、さきほどの「数の三要素」が身につき始めます。 (関連記事:【コラム】3歳児の発達段階とは?関わり方や遊びについて解説) 数の概念 一般的には、3歳頃から数の基礎(数の三要素)が固められていき、最終的に、5歳頃には数の基礎がおおよそ身につくと言われています。 3~4歳頃の時期になると、1~10程度なら自分で数えられるようになる子も多く出てきますが、はまキッズでは「1~3までの数」を大切にしています。 入門クラスの子どもたちは、様々な学具で「3までの数」を1年間、徹底的に学びます。この1年間で「3までの数」を理解し、子どもたちは数の基礎を固めます。3歳児の間は「1増える」とはどういうことなのか?を学具を用いて視覚的に理解させたり、体感できるようにします。また、数量感の形成も非常に大切です。 1~5までを、1つ1つ数えることなく「量」として捉えることで、5以降の数が出てきた際もスムーズに学習が進んで行きます。中学校受験において、計算問題は確実に得点したい分野ですが、難関中学校になるほど数字や桁が大きくなり、計算が複雑になります。そのため、数を数えていると「数え間違い」や「計算間違い」が起こりやすくなります。つまり「数を数える」ということは、多くの時間を要するだけでなく、確実に得点したい分野で失点してしまうリスクが非常に高いのです。 一方、数の概念や数量感を身につけられた子どもは、複雑・難解な計算問題であっても正確かつスピーディーに解答することができます。 速く正確に処理することができるため、見直しの時間をより多く取ってケアレスミスを防ぐことができたり、時間が足りず諦めるような難問に挑戦する時間も確保することができます。わずか1点の差が合否を分ける受験において、このようなアドバンテージを持っている子どもが、周囲と圧倒的な差をつけることができるのは明白です。 「数の理解」は段階的に進んでいく 4歳夏頃には「5までの数」が理解できるようになり、秋~冬頃には「10までの数」が理解できるようになります。はまキッズでは、保護者様に対し「20までの数」が理解できていれば、どれだけ数が大きくなっても対処できるようになるとお伝えしています。 しかし、この20までの数を理解するには、1~3までの数、5までの数、10までの数・・・と各段階を確実に理解していく必要があります。つまり、数の理解とは一朝一夕にできるものでなく、段階的に進んでいくものなのです。お父さん、お母さんの中には「もっと早く数えられるようにしないと」「計算は早く出来た方が良いのでは」といった不安や焦りをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、「数の理解」はこのように、様々なプロセスを経て育まれていきます。まずは、気軽に数に触れられる機会を日常生活を通して作り、お子様の数への関心を高めてみましょう! (4)【5選】気軽におうちで始められる数字遊び 五感で「数量」を体感させる キャンディーや個包装されたチョコレートなどを子どもの手に握らせましょう。握らせる際、(1)沢山握らせる場合、(2)少量を握らせる場合とパターンを2種類用意し、「今、手のひらにいっぱい入ってるね!」「さっきよりキャンディーは少ないね!」など子どもに声をかけ、パターン別に物を握った感想を聞いてみます。握った際に、「手のひらから溢れそうだな」「手のひら全部で包み込めているな」等を感じる、手のひらに乗ったキャンディー等の量を自分の目で確かめる・・・「五感」をフルに使い、体感させることで、子どもたちは「数量感」を知ることができます。 自宅にあるもの、身近にあるものを使うとなると気軽に始められそうですよね。ぜひ、子どもの五感を刺激してあげましょう! ブロックなどを使って「多少」を知る ブロックや積み木などを活用し、上に積み上げたり、横に並べたりしてみましょう。上に積み上げたブロックを2つ用意し、「どっちが高い?」「ブロックをいっぱい使っているのはどっち?」と子どもに問いかけます。横に並べたブロックも、2種類用意します。「どっちが長い?」「沢山ブロックを使っているのはどっち?」など、子どもに確認します。このような問いかけを行い続けることで、「いっぱい」「沢山」「多い」「長い」「少ない」「ちょっと」「短い」等の言葉の意味と数量感が一致するようになるのです。筆者の子どもは男の子なので、3歳頃は「機関車トーマス」や「プラレール」に夢中になっていました。息子が車両同士を連結させていく際、「トーマスとパーシーどっちが長くなった?」「京阪電車より阪急電車の方が長いね」等、声かけを行うようにしていました。筆者自身は、数字に関心を持って欲しいというよりも「長い・短い」などの言葉を 知ってほしいという思いで声かけをしていましたが、「多少判断」という面でも、この声かけが役立っていたのだなと感じました。 はまキッズ小学部の算数は、「実感算数」と呼ばれています。 各単元の最初に、その単元を「実感してもらうこと」が、一般的な算数の授業と大きく異なる点です。 例えば「かさの学習」では、1mL・10mL・1dL・1Lといった水の量を手のひらや「ます」を使って子どもたち自身で感じてもらいます。思ってたよりも10mLって少ない!1Lってすごく多い!など、実際に感じることが子どもたちの刺激となり、楽しい学びとしてしっかり記憶されるのです。紙に書かれている数量と、実際に感じた数量をリンクさせることが大切なのです。 「声出し遊び」で音と数字をリンクさせる 数量感を身につけて多少判断ができるようになれば、数字の「1(いち)」と声に出した時の「いち」を結びつける練習をしましょう!ブロックやおはじきを使い、今度は「これ何個?」と子どもに問いかけます。「1個!」などと答えれば、「そうだね。これは1だね。これは1です」と繰り返し、子どもにも復唱させます。1、2、3、・・・と順番にせず、時には1、3、4、2・・・と数字を入れ替えてみましょう。 こうして声に出すことを繰り返すことで、数字を声に出した時の音と数字が徐々に一致するようになるのです。 トランプなどで数字の結びつきをさせる 実物の数と声に出す数字が一致するようになれば、今度は数字と実物(ハートやスペード)が一緒に描かれたトランプなど、カードゲームで遊びながら学びます。同じ数字を見つけるババ抜き、数字を順番に並べる七並べなど、トランプ1つで様々な数遊びが出来ます。是非、家族全員で遊んでみて下さい。楽しいゲームを通して、数字と実物の数をリンクさせていきましょう。 トランプ遊びの中でも、筆者のオススメは神経衰弱です。神経衰弱は、高い空間把握能力と集中力を育てるだけでなく、視野を広げて先を見据える能力=先見性も同時に身につけることができます。 他にも、「数の補数」に目を向けられるような遊びもオススメです。ババ抜きのルールを応用し、1と9、3と7など、2枚のトランプで10を作ったらカードを捨てられるといった「10作りゲーム」も楽しいですよ! すごろく遊びで「数の概念」を深める 数ある数字遊びの中でもオススメなのが「すごろく遊び」です。すごろく遊びを通し、子どもがどれだけ数の概念を理解しているかを確認することができます。すごろくでは、「6マス進む」「4マス戻る」「2マス飛ばす」「1回休憩」など、数を足したり、引いたりを繰り返します。また、この写真のサイコロボードでは、サルが最内でリスが大外にいます。数の概念がない子どもたちは「サルの方が近いからサルがいい!」と言いますが、実際のマス数は大外にいるリスと同じ40マスです。数量感が身につき、多少判断ができるようになると、サルもリスも同じマス数であることに気づくことができるのです。 数の概念や数量感、多少判断、足し算、そして引き算と、数に関する全てを確認することができるのが「すごろく遊び」です。おうちでもすごろくを使って是非お子様と遊んでみましょう! (5)まとめ 日常を通じ、親子で数字に親しむようにしましょう! 3歳児の頃は、脳が急激に発達し、急速に成長する時期です。 「勉強させないと」という意識ではなく、日常生活を通して数字に触れ、できることを少しずつ増やしていきましょう。 お子様の発達段階に合わせつつ、親子一緒に、楽しみながら数字や数の基礎に触れていって下さい。先述した数字遊び5選のように、日常生活の中で無理なく出来る数へのアプローチ方法は沢山あります。 例えば、湯船の中で一緒に数を数える、お願いしたクッキーの枚数をお皿に並べてもらう、数字が出てくるリズム遊びや歌を一緒に歌う・・・親子一緒に楽しむことで、子どもが数に対しポジティブな感情を抱くようになるのです。はまキッズでは、数の概念や数の基礎を学ぶことで、子どもたちに「数論理能力」を身につけてもらいます。 数論理能力とは、単純に計算ができる・計算が早いといった能力ではありません。現実を理解し、考える「想像力」や「問題解決能力」に繋がる能力のことを指します。想像力や解決力を持った子どもは、広い視野や全体注意力が身についているので心が穏やかになります。 現代社会には、答えがない問題あるいは正解が1つではないような問題が多く存在しています。「解答する力」ではなく、「「解決」する力」を身につけられるのが、はまキッズの授業であり、数を学ぶ上での最終ゴールなのです。 ぜひ、今日から、今からでも親子で数遊びを始めてみませんか。 -
【コラム】とっておきの対処法をご紹介!3歳児が言う事を聞かない時の対応とは?
(1)親の言うことを聞かないのはなぜ? 自我が芽生えるため(イヤイヤ期) 結論からお伝えすると「イヤイヤ期」とは「自我の芽生えと発達期」であり、子どもたちの成長に欠かせない重要なプロセスのうちの1つです。 また、イヤイヤ期と聞くと子どもの「理不尽な要求」といった印象もあるかと思いますが、実はそうではありません。 イヤイヤ期は1歳半頃から始まります。成長とともに、自分自身で「何かしたい」という思いが芽生え始めます。これが「自我」です。さらに、大人の言うことが理解できるようになり、言葉が増えるとともに知恵や好奇心が旺盛になる時期でもあります。 ところが、脳は発達途中にあります。我慢や理性を司る「前頭前野」が未発達であるため、自分の思いに反する出来事があった際、自分の主張や要求を通そうとするのです。 前頭前野が発達途中のため 3歳児は言葉が発達する分、意思表示がより明確なものとなり、周囲に伝わりやすくなりますが、理性や我慢を司る「前頭前野」はまだまだ発達途中です。 つまり、言語化が容易になる一方で他者の気持ちを想像・理解することは難しい年齢でもあるのです。そのため、自己の利益などを優先した自己中心的な考えに陥りがちになり、結果として大人の言うことを聞かない場面が多くなります。 (2)言うことを聞かないのは当然? まだまだ「自分が中心」 このような要因があるために、3歳の頃は「自分中心」になります。従って、言うことを聞かないからといって、発達に疑いを持つ必要は全くありません。言うことを聞かないのは当然のことなのです。 また、4歳頃になると、幼稚園や保育園などでお友達との関わりが増えるため、色んな経験を経て他者の気持ちを少しずつ理解できるようになります。 3歳児の成長過程には必須! 3歳児の頃は、心身共に急激に成長する時期でもあります。言語分野が発達するため、時には大人顔負けの言葉を発する場面もあるかと思います。そのとき、「こんなに反抗するのは何か育て方が悪かったのかな」等、決して思わないで下さい。「言うことを聞かないのは成長に欠かせないプロセス」と思うようにしましょう。 子どもの反抗や自我の芽生えは、成長過程には必須なのです。 (3)【5選】イライラしたときのNG対処法 子どもとの約束を反故にする 例えば忙しいタイミングで子どもに話しかけられた際、「後でね」と伝えられていると思います。その後、少しでも時間を取り、子どもの話にきちんと耳を傾けられていますか? 筆者は、当時の息子に同様のシチュエーションで「後でね」と言いましたが、忙しさのあまり、その会話すら忘れていました。しばらくして「後でっていつ?」と悲しそうに言われ、はっとしました。いい加減に聞き流していた自分に気づいたのです。友人や職場の同僚との約束を、いい加減に聞き流すでしょうか?聞き流し、履行しなければ信頼関係は途端に損なわれます。例えどんなに小さな約束でも、必ず守ることが信頼関係を築くポイントなのです。 その場しのぎでごまかす 子どもの「こうしたい!」を行うことが難しい場面でも、「また今度ね」「また後でね」等と曖昧にぼやかしたり、適当に回答することはNGです。例え一時的に困った場面をしのげても、子どもの心には「また、っていつなの?」「ごまかされた気がする」といった不信感が残ります。不信感は、親子が良好な信頼関係を築く上で大きな障害となるでしょう。 子どもの話を聞かず一方的に叱る 子どもの行動や言動には必ず理由があります。特に、イヤイヤ期は「理不尽な要求」を行っているというイメージが強いですが、実はそうではありません。自我が芽生え、運動機能等が発達することで、子どもは「自分でやりたい」という気持ちを強く持つようになります。一見するとワガママや激しい自己主張も、チャレンジ精神と言い換えられます。 ですので、頭ごなしに叱ることは子どものやる気を失わせてしまいます。 子どもに言うことを気分やその日の状況で変える 公共の場で騒がれたり、泣かれることが嫌で許したことを、次の日にはダメと言ったりしていませんか?一貫性のない発言は子どもを混乱させます。 また、「泣けば自分の思い通りになる」といった間違った学習をすることになり、その認識を変えることにさらに時間を要してしまいます。 恐怖でコントロールしようとする 「ゲーム捨てるよ!」「おやつ抜きにするよ!」など、罰を与えることで言うことを聞かせようとすることは子どもの意思に反しており、それは「支配」です。また、「鬼が来るよ!」「お化けが来るよ!」といった文言もNGです。その場しのぎでごまかすことにも繋がり、結果的に子どもとの信頼関係に傷がついてしまいます。一時的に言うことを聞いたとしても、「なぜダメなのか?」といった理由が分からないまま のため、根本的な解決にはなりません。YouTubeやアプリで「鬼から電話がかかってくる」といった子育てツールもありますが、子どものコントロールを目的しない使い方や使用するタイミングを考えたいですね。 (4)【5選】子どもが変わる効果的な対処法 約束を守る姿を子どもに見せる 約束を守ることは信頼関係、親子関係の構築に大きく影響します。言ったことを一貫して守る姿を子どもに見せることで、親に対する信頼が増していきます。 具体的に、「今○○をしていて忙しいから、3時からなら一緒に遊べるよ」等、「今できない理由」「約束を履行できる時間」を具体的に示してあげることがオススメです。子どもの安心感を醸成する効果もあり、親自身も時間を具体的に設定することで自分自身へのリマインドとなります。 誠実な態度で接する これは筆者の体験談ですが、電車等の公共の乗り物に乗っていると、息子は必ず「いつ着くの」「どこ行くの」と質問して来ました。ここで、「もう少しかな」「分からない」等の言葉ではぐらかさずに、「快速に乗っているから後20分後だね。長い針がここに来た頃だね」「○○駅に着いたら、1回乗り換えるよ」と具体的に説明するように心がけていました。 大人でも知らない場所に行く際は緊張します。初めて乗る沿線であれば、「果たしてこの電車は目的地に到着するのだろうか」と不安になりますよね。息子は不安だから聞いているのだろうなと思い、できるだけ丁寧に接するようにしていました。 はまキッズの授業でも、好奇心旺盛な子どもたちから質問が次々と飛び出るため、講師は事前準備で丁寧な下調べをし、万全の体制で授業に臨みます。しかし、質問の中には正確な答えが分からない場合もあります。その際、講師はその場しのぎの回答をせず、必ず「調べて」次の授業等で回答します。なぜなら、いい加減な回答をすることで子どもは間違った知識を得てしまうからです。 相手が誰であっても、誠実な振る舞いをすることが大切ですね。 言葉を選び、丁寧な説明をする 急いでいて時間がない場合に言うことを聞かないと、苛立ちから感情的になり、「いいからママの言うことを聞いて!」と一方的に叱ってしまいそうですね。 そんなときこそ、一呼吸置きましょう。子どもの行動や言動には必ず原因があります。話を受け止め、「○○したかったんだね」と代弁することで、「わかってくれた」という安心感を子どもは持ちます。その上で、どうして今○○ができないのか、理由をかみ砕いて具体的に説明しましょう。はまキッズでは、講師は「より分かりやすい授業」、「楽しい!があふれた授業」にするため、多くの研修に参加しています。 そうすることで、授業中に子どもが「どこで分からないのか」「何が頭で引っかかっているのか」を即座に理解でき、言葉を選んで丁寧な説明を行うことができるのです。 子どもの思うようにある程度やらせてあげる 公共の場等は、子どもの行動に制限をかける場面が多くなります。また、外では周囲の目が気になる場面も多いのではないでしょうか。 とはいえ、「あれもダメ」「これもダメ」と抑えつけることは子どものやる気を減退させてしまいます。ですから、親も子どもも一番安心できる「家」で、ある程度やりたいように行動させてあげましょう! 家庭では、子ども自身に可能な限り身支度をさせてあげることで、「できた」という成功体験を積み重ねていきましょう。「できた!」は子どもの自信と成長に繋がります。 できたことで「もっと自分でやってみたい」という思いが生まれ、最終的には子どもの自立への早道となるのです。はまキッズの授業は母子同室です。お子様の「できた」という成功体験をリアルタイムで目にすることができるため、親子の自信に繋がります。 タイムスケジュールに余裕を持つ 子育て中は、想定外の出来事の連続です。あらかじめ、余裕を持たせたスケジュールにすることで想定外の事態に対応することができ、子どもにイライラすることも少なくなります。また、時間に余裕が生まれることで、日常生活で気づかなかったことに改めて気付くことができたり、新たな発見があるかも知れません。また、当日の流れを頭の中でシミュレーションすることも大切です。特急電車や快速電車、高速道路といった途中下車できない場面がある時に、「ママ、トイレ」と言われたら・・・大慌てですよね。自宅でトイレを済ませておく・乗車直前に駅やコンビニでもう一度子どもをトイレに連れて行く等、事前対策を徹底しておきましょう。あらかじめイメージし、心づもりをしておくことで、有事の際に慌てずイライラせずに済みます。 (5)まとめ 親が変われば子どもも変わる! 子どもが言うことを聞かない場面があると、イライラしてしまうかも知れません。実は、ヒトの脳が完成する時期は「25歳頃」であり、「前頭前野」の進歩が脳の中でも一番ゆっくりであるという研究結果が分かっています。(明和政子氏著:ヒトの発達の謎を解くー胎児期から人類の未来まで・・・p.127)そう考えれば、言うことを聞かない時期があって当たり前だと思えて来ませんか?大人が落ち着いて対応していくことで、子どもたちの成長を見守りたいですね。 -
はまハピ!〈#8〉仕事で使う展開図色々
先日美容院へ行きました。 大体いつも同じ髪型なのですが、久しぶりに少し変えてみたくなり、ウェブで検索しながらこんな髪型素敵だなぁ、でもモデルさんとは何もかも違いすぎる、、 などと思いめぐらしようやく「こんな感じ」と思う画像を見つけたのでスマホに残しておきました。 美容師さんに「こんな感じにしたいのですが」とおずおずと写真を見せるとともに、なりたいイメージを紙に書きながら伝えたところ、すぐに「わかりました」とカットを始められました。 カットってなかなかイメージ通りにならないことが多くて、おそらく私の言い方とか伝え方がうまくないんだろうな、と半分あきらめていたのですが、 今回は思った通りにしていただけたので、美容師さんに「あんな写真と簡単な伝え方だったのに、私が希望した髪型にできるなんてすごいですね!」とお話ししたところ、 「コツがあるんですよ」と話してくださった内容に驚きました。 カット技術のベースは学校でもちろん習うのですが、その際になんと頭部から生えている髪の毛の量やくせ、頭の形などから立体図形の展開図のように脳内で考えるのだそうです。 それを基に何度の角度で切るとどのあたりがボリュームがでる、あるいは流れがでるなどを考えつつカットをなさっているのだとか。 美容師さん曰く 「人毛は思っているよりもずっと複雑でいくつもの要素がからみあっているので、練習用のマネキンとは仕上がりが全くちがうんです。でも実際のお客様の髪を切らせてもらうときに一番大切なのは、建築家とまではいかないですがやはりベースの展開図を頭で想像できるかにかかっているんですよ。僕は学生の時にもっと勉強しておけばよかったと思ってます。大人になってから頭の中で展開図を想像するのはとっても難しいんですよ。小さいうちからもっと立体とかできていればよかったなぁ。」 なんと、カットにも展開図があるのだとびっくりしました。 そして、美容師さんのおっしゃる通り、やはり小さいうちから立体を頭で想像する力をつけておくことは大切なのだなとも思いました。 お仕事は色々ありますが、どの仕事につくにしても脳内で考えたことをアウトプットする作業には一定の想像力が必要となります。 この力は小さいうちにパズルや折り紙など遊びの中で構築されていくものです。 いきなり勉強として立体に出会うよりも楽しみの中で様々なことを発見できる方がお子様もずっと力がつきますよね。 幼児期の学びは本当に深いものだなと思いながら、美容院を後にしたのでした。 -
はまハピ!〈#7〉上手なリビング学習法
皆さんは、お子様の自宅学習をどこでさせていらっしゃいますか? 子供部屋? それともリビングでしょうか? AERA with Kids(2017年春号)の調べによると小学生のお子様がいる約8割のご家庭で、リビング学習を取り入れているのだとか。 確かに一時、東大生の大半がリビング学習をしていたとのアンケート結果が世間をにぎわしたりしていました。 その流れで「リビング学習」という言葉そのものも一般化したようです。 日本は赤ちゃんが生まれたその時から子供部屋で寝させるという習慣はあまりないので、普段から一緒に過ごすリビング学習も根付きやすい環境なのかもしれません。 リビングで勉強することの利点のひとつに、親がある程度様子を見ることができることがあげられます。 部屋にこもってしまわれると、宿題をしているのか、それともぼんやりしているのかもわかるすべがありませんが、リビングでなら子供が少しボーっとしだした時にも声をかけることができるわけです。 また、子供にとっても家族がそばにいるという安心感を得ることができます。 リビングは生活の場でもありますから、キッチンで料理する音や掃除、洗濯などの生活音からご兄弟のいるところでは、他のお子さんが遊ぶ音なども耳に入ります。 そうしたざわついた環境で学習することに慣れることで、静かでないとテストを受けられない、集中できないといった問題がでなくなります。 学校のテストもそうですが、入試も自分の望む環境でテストを受けることができるのは稀です。 鉛筆の音、貧乏ゆすり、咳払いなど気になりだせばキリがありません。 適応力の高さも身につくというわけです。 もちろん、リビングで学習する際にも注意が必要です。 例えば、テレビ。 今や皆さんがスマホやタブレット、パソコンなどで動画を見るようになっていますが、子供が勉強しているときにはやはり周りも我慢が必要です。 テレビはもちろんですが、スマホや動画を見るといった行為のように子供が一緒にやりたくなるようなことは避けたほうがよさそうです。 とはいえ、子供にべったりついていると、ついつい余計に叱ってしまいます。 あまりに口を出しすぎるのは子どものヤル気もなくします。 家事がひと段落しているのなら、一緒に勉強するのはいかがでしょうか? 勉強というと大げさですが、普段なかなか時間がないならこの時に読書でもいいですし、習いたかった語学でも構いません。 リビング学習では、照明にも気を付けておきたいですね。 リビングは憩いの場として照度の低いライトを使っているご家庭もあるでしょう。 ライトスタンドを用意して手暗がりにならないようにする工夫も必要です。 子どもがすぐに勉強に取り組めるように学習セットはリビングのそばにあるほうが便利かもしれません。 お子様専用のボックスやかごなどを用意して、勉強セットはどこへでも移動できるようにしておくと、ダイニングからお部屋への移動も簡単になりますね。 いかがでしたか?注意点を心にとめつつ準備を行えば、上手にリビング学習法を活用できそうですね。ぜひ皆様も試してみてくださいね。 -
はまハピ!〈#6〉ブレない姿勢
ブレない子育て、という言葉をよくききます。子供と接する度に親の方向性がコロコロ変わると子供は迷ってしまうので、子育ての方針は貫くほうがよいということでしょうか? とはいうものの、子育てにおいては発達段階に応じて、柔軟に対応せざるを得ないことが多いのも事実です。前に言っていたことと話が違ってしまうことも出てくる可能性は大いにあるわけです。また、保護者間で考え方が異なることもありますよね。 例えば、お母さんは子供は規則正しく生活した方がリズムを保てると思うので、必ず毎日9時には就寝させているけれど、お父さんは休みの前日くらいは少し夜更かししてもいいから子どもと過ごしたいと思っている、といったケース。 お食事にしても、子供が小さいうちはおそらく一日3食ではないはずですが、次第におやつを挟みつつ朝・昼・夜と一定の時間に食事をとるようになります。子どもの成長に伴い、前の基準とは異なるようになってきます。 成長によって変化することはブレるとは言いませんから、ブレない子育てというのは考え方ということになるのでしょう。 先のお子さんの就寝時間のケースで考えてみましょう。 基本的にはお母さんの考え方である子どもには規則正しい生活を、は正しいとお判りいただけるかと思います。 けれども、夏休みにお出かけしたときにはきっと少し遅く寝ることになりますよね。お父さんの少し夜更かしというのも毎夜9時に寝ているのが10時になったとしても、お父さんと一緒に楽しむ時間があってもよいかもしれません。しかし、これが毎回休み前には12時前まで起きているとなると話が違ってきます。 となると、ブレない姿勢とは、日常生活の中でこうしよう、とスケジュールをある程度決めており、イレギュラーがない限りはルーティンを守るように心がけるということになります。 さらに、ルーティンを変える場合は、どの程度までならOKとするのかを予め決めておくことも含まれてきます。先の就寝時間の場合でもそうですが、保護者間でしっかりと話し合いをしておくこととも言い換えられるかもしれません。 さらに、これは毎日の生活だけではなくお子さんの勉強に対する親の考え方にも適用されます。 例えば、受験。中学受験でも高校受験でも構わないのですが、お子様とかかわるご家族みんなが同じ方向を向いていることはとても大切です。 極端な話でいえば、子どもは中学までは地元でお友達と同じところに行った方がいいとお父さんが考えておられる場合は、中学受験を考えているお母さんが受験塾を探していても、おそらく「はやすぎる」という言葉が出るでしょう。 また、仮にお母さんが中学受験塾に通わせ始めたとしても、送迎などの協力をお父さんに得るのは難しいかもしれません。 さらに言えば、お母さんがお子さんと一緒に勉強を見てあげていても、お父さんは「こんな小さいうちからそんなにたくさん勉強をしなければならないのか」と感じ、それをお子さんに伝えてしまったら、、、 お子さんにしてみればどの意見を信じればよいのかわからなくなってしまいます。 どの選択にされるのかはご家庭の方針により異なると思いますが、お父さん、お母さんはもちろんのこと、おじいちゃま、おばあちゃまなどお子さんと関わりを持つ大人が一枚岩となっていることが肝要です。 それぞれ意見が感じ方が異なっても、大人同士の話し合いで方向を決めたあとは、みんながお子さんに同じ対応をすることで子どもは安心して進むことができるのです。 これこそがブレない姿勢といえるのかもしれませんね。 -
はまハピ!〈#5〉継続は力
今の子どもたちはみんなとっても忙しいです。 お稽古事も一つ、二つではありません。 世のお父さん、お母さんはお子様のマネージャーのごとく、スケジュール管理もこなしておられます。 お仕事をしながらも、しっかりと子育てに関わる保護者の皆様には、本当に頭が下がります。 ところで習い事を決めるときには何をポイントにしておられますか? 今はお稽古事といっても、運動系から芸術系、頭脳系、プログラミング、語学と幅広くあるので、どれを選べばよいのか悩みどころですよね。 自分がやってよかったことはもちろん経験させたいでしょうし、これからの時代は英語は必須かなと感じられることもあるでしょう。 そして、どの親御様も習い事を「わが子に楽しんでもらいたい」と思ってスタートされるはずです。 お父さん、お母さんとしてはせっかくのお稽古事なのだからできるだけ長く続けてほしいと思って決められたと思います。 それなのに、体験して楽しそうだったし、本人も「やりたい」と言っていたのでいざ始めたものの、ほんの数か月で飽きてしまったのか「もう行きたくない」と言い出すことも、、、 さあ、困りました。 子どもはすぐに飽きるもの。「行きたくない」という言葉そのものも本心かどうかさえわかりません。 その瞬間にいやだなと思った気持ちを言葉にしてしまうこともままあります。 そんな子どもの「行きたくない」をそのまま受け取って辞めてしまってはそれこそ「もったいない」ですよね? 習い事であれば、必要な道具をすでに購入していることもありますし、何より次の週には「やっぱり行きたい」と言い出すことだってあるわけで。 そんな時、親御さんとしては「本人の意向に沿ってやめるべきか」と「いやだと言ったらすぐ辞めるのは根性がないから意地でも続けさせよう」の狭間で迷ってしまわれるかと思います。 中には、どうにもご本人には合わないものをたまたま選んでしまったというケースもあるでしょうから一概には言えないのですが、やはり一つのことを「続ける」ことの大切さをお子様に伝えてみてほしいのです。 これからお子様は何度も選択することになります。 その中で残念ながら挫折する経験もするはずです。 その結果別の方向へ進むこともあれば、歯を食いしばって頑張ることもあるでしょう。 でも、ひとつのことをある一定の期間しっかりとやりきるということは、実はその後の学びに大きく影響をしてきます。 やはり途中でやめては違うものや新しいところに移っていく、ということを繰り返していると「いつでもやめていい」「イヤならやめればいい」という価値判断をお子様が持つようになってしまいます。 逆に、途中は苦しかったりイヤだったりした時も、グッとこらえて続けた経験はのちのち我慢強さにつながりますし、何よりもお子様が達成感を得ることができるのです。 水泳であれば、例えば背泳ぎまでとか英語なら英検〇級まで、塾であれば卒塾までといった具合に、ひとつの区切りまでは続けることが本当に大切なのです。 この区切りまでやりきったという自信が次に何かに向かう時のお子様の助けとなります。 お子様が「イヤだ」「行きたくない」と言い出した時、ぜひ思い出してみてください。 -
はまハピ!〈#4〉怒るではなく叱る
子どもを叱るときってどんな時でしょう?言うことを聞かないとき?宿題をしない時? 会社に行かなければならないのに子どもが保育所までの道のりで泣き出して動かなくなってしまった時? もしかしたら、叱るというよりもひょっとして怒っていたりしませんか? 基本的に子どもは言うことを聞きませんよね。 とはいえ、叱らなければならない時があるのは事実です。 では、どんな時には叱らなければならないでしょうか。 危険があるとき 例えば、横断歩道を信号も見ずに飛び出していった時には、危ないのでしっかりと言わなければなりませんね。 社会的に迷惑がかかることをしているとき スーパーで勝手にお菓子を開けて食べてしまったりすれば、もちろん叱りますね。 でも、叱る時に私たちはどうしても自分の感情も一緒に乗っけてしまいます。 これが「怒る」になるのですね。 怒った状態で叱ると、本当に理解してもらわなければならない社会的規範や危険についてよりも、「怒られた」という気持ちが先に子どもへと伝わってしまうのです。 そうすると、子どもは委縮するので一時的にはやらなくなりますが、何が重要なのかはわからないままになってしまいます。 ではどのように叱ればよいのでしょう? 本当に危ないことややってはいけないことを伝えなければならないのですから、真剣に言わないといけないのですが、同時に感情の発露とならないようにしなければなりません。 ひとつはいつもよりも低い声でゆっくりと話す、という方法があります。 ゆっくりと話すことで怒っている感情を少し抑えることができるのです。 いつもの優しい声ではなく「横断歩道は信号を見てから渡るのよ。飛び出せば車にあたることもあるのだから。」と子どもの目を見てしっかりと話しましょう。 おちゃらけているお子さんも普段と違う親御さんの様子から「やってはいけないことだ」とわかります。 また、何度でも繰り返す、ことも大切です。 その時には理解しても子どもはすぐに忘れるものです。 「何度言ったらわかるの!」というよりは、繰り返し話すことでお父さんやお母さんが真剣な時には何か大事なことを言われているのだと気が付き、少しずつやらないようになっていきます。 考えてみると、子どもを叱らなければならないことはそんなに多くないのかもしれません。 私っていつも叱っているな、と思ったら叱ると怒るがごちゃまぜになっていないのかを立ち止まって考えてみるのも一考です。 誰でもできれば怒りたくないですよね? だって怒るってとても疲れるのですから。 -
はまハピ!〈#3〉「体験すること」と「確認すること」
子どもにはたくさんの経験をさせてあげたい!とパパ、ママならだれでも思っていらっしゃいますよね? 旅行はもちろん、日々の生活でもお稽古事も今は本当にたくさんあって、どれをさせればよいのか迷ってしまうほど。 音楽ならピアノ、バイオリン、エレクトーン、運動ならプールと体操教室が代表格でしょうか?英語、お勉強、プログラミングなどなどあげれば本当にいっぱいあります。 でも、今日のお話はもっと小さい毎日のことなのです。 例えば、虫捕り。実は私は虫が得意ではありません。 でも、子供が虫好きだったため夏休みになると毎朝セミ取りに出かけました。 最初はおっかなびっくりだった子どもですが、あっという間に虫を素手で触れるようになりました。 でも私はなかなか触れない、、、 ある時、意を決してセミを捕まえた後に虫かごに入れようとすると、セミが想像以上に軽くそして翅はもろいことを肌で感じることになりました。 そして、当たり前のこととはいえクマゼミとアブラゼミでは大きさも鳴き声も全く違うことやオスとメスでも違うことなどが頭にすっと入ったのです。 帰宅後に図鑑を子どもと一緒に見ていると、クマゼミとアブラゼミ確かに全く別物ですが、これまでは実体験がなかったので字面での知識しかありませんでした。 でも、虫捕りを体験することで知識としてのセミの種類が身につきました。 体験してみると、文字だけで書いてあるものを読むよりもはっきりとわかることがあります。 そして、それを再度本などで確認することで、初めてもう忘れない知識となるのです。 子どもは毎日が新しい発見をしているのだなぁ、と思った出来事でした。 幼稚園、保育園の行き帰りも、子どもにとってはアドベンチャーです。 大人になると地面からずいぶん上の目線で生活しているので、あまり下をみることはありませんが、子どもはきっともっと地面にある世界を身近に感じています。 毎日でなくともかまいません。 たまにでいいのです。 お子様と一緒に道端にある野花や虫を見つけてみませんか? -
はまハピ!〈#2〉自己肯定感のはぐくみ方
日本の子供たちは諸外国と比較して、自己肯定感が低いことが知られています。 そもそも自己肯定感って何?と思われる方もおられるのではないでしょうか? 自己肯定感とは、文字通り「自分」のことを「肯定」することができる感情のことです。 ようするに「自分はこのままの自分でいいんだ!」という気持ちですね。 逆に「ぼく(わたし)なんて…」「自分はダメな人間なんだ」という気持ちがあると、自己肯定感は低いということになります。 日本では、子どもの自己肯定感が低いわけですから、 「わたし(ぼく)はわたしでいいんだ」という気持ちになれていない子供が多いということです。 「スポーツが得意」「お菓子作りなら任せて」「勉強ができる」「親切だ」など、どんな事でもいいのですが、子どもたちが自分に自信が持てないのは少し悲しい気持ちになりますね。 さてこの自己肯定感、高いとどのようにいいのでしょう? 自己肯定感が高いと、主体的に行動するようになります。自分で決めたことを自分でやることができるのですね。 勉強にせよスポーツにせよ、人から言われてやるのと自らやるのでは伸びしろも当然ちがってきます。 また、自己肯定感が高いと、他人と比較するのではなく自分の幸せにフォーカスするので幸せを感じやすいと言われています。 失敗を恐れずチャレンジする気持ちが高く、粘り強く取り組めることも挙げられます。 では、自己肯定感はどうやったら高くなるのでしょうか? 「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちを思い出してみる。 お子さんが生まれた時には皆さん同じことを思われたハズ。 「そのままの○○ちゃんでいいんだよ」と丸ごとお子さんを包んであげてください。 小さなことも自分で決める習慣をつける。 とはいえ、どんなことでも自分で決めるというわけではありません。 例えばピアノの練習は何時からするのか?ということであれば、「早くピアノの練習をやりなさい」ではなく「何時から練習をする予定なの?」とたずねてみるわけです。 そしてお子さんに声に出していってもらってください。 もしも遠足や遊びにいって疲れたから今日はやめる、といいだしても「毎日練習しないなんて!」といきなり叱るのではなく、 「毎日やるお約束だったけれど、疲れているのね。けれども約束だから守ってほしいと思っている。少しだけなら練習できそうかな?」といった別提案をしてみるのもよいでしょう。 自分で決めたことなら、言葉にした通りにやりきらないとモヤモヤが残るもの。 モヤモヤしたくないから自分で言ったことはやるようになります。 そして何より辛抱強さがでてきます。 子供の話を聞く時間を作る。 保育園、幼稚園や小学校での出来事を子供は話したがるもの。何時間も聴く必要はないのです。 夜ご飯の時、お風呂の時、ベッドに入るときなど時間を決めて子供と話す時間を作りましょう。 しっかりとお話を聞いてもらえた子供はおのずと自分に自信がつくようになるものです。 いかがでしたか? 今日から始められる小さな一歩。お子様と一緒にポジティブになりませんか? -
はまハピ!〈#1〉「ほめる」の効用
「ほめて育てる」という言葉があるように、子育てでは怒るよりもほめて育てましょうとよく言われますね。 でも、一口に「ほめる」といってもどこを「ほめれば」いいの?というお悩みもよく教室でもうかがいます。 今回はどのポイントをほめればいいのかを一緒に考えてみましょう。 ポイント1 結果ではなく過程をほめる。 社会に出れば結果がすべてとなりますが、それも過程を認めてもらっていればこそ。 例えば算数のテストで100点をとった、水泳の級が合格した、といった結果はもちろんほめやすいものです。 でも子どもにとって一番嬉しいのは、お家の方がお子さんの頑張りをほめてくれたときです。 お子さんが100点をとるために頑張って繰り返し計算をやり直したことや、水泳でコーチのいうことを自分なりに聞きながら練習をしたことをぜひほめてあげてほしいのです。 「○○ちゃんは算数の宿題でまちがえていたところも、正解になるまでやり直しをしていたからね。がんばっていたからこそ100点だね」というようなほめ方であれば、お子さんは頑張ったところを見てくれているんだというプラスのベクトルが働きます。 ポイント2 失敗もほめる 誰しも失敗することは避けたいですが、失敗しないで生きていくことは不可能です。 失敗する度に叱られていては、間違えることを恐れてしまうようになります。 実世界で生きていく上で必要なのは、失敗した後にどのように気持ちを立て直し、次は同じことをしないようにするためにはどうすればよいのかを考えること、そして前を向けるかです。 そのためには、失敗しても「そうか!よくやった」くらい極端なこともアリなんです。 ほめるのはさすがに難しいな、というのであれば”せめない”ではいかがでしょうか? サッカーでシュートが決まらず試合に負けた、提出しなければならない宿題をうっかり忘れていた、 こんなときは親ならやはり「どうしてシュートを外したんだ!」「なんで提出日を忘れていたんだ!」という言葉が出てしまいがちですよね笑 この「どうして?」「なんで?」の代わりに「そうか」を使ってみてください。 「そうかそうか、シュートを外したのは残念だったな。どうすればシュートが決まったと思う?」 「そうか、提出日を忘れてしまったんだ。次はどうすれば忘れないと思う?」 と本人に次にどうすればよいかを考えてもらうわけです。 実は誰よりも当事者のお子さんが失敗したことに傷つき、落ち込んでいるものです。追い打ちをかけてもあまりいいことはありません。 でも、次につなげるのだと思えば失敗も意味がちがってきます。 ポイント3 些細なこともほめる まだ赤ちゃんだったころのことを思い出してみてください。 白湯を飲めるようになった、首が座った、寝返りできるようになった、ひとつひとつ「よくできたね!」とほめておられたのではないでしょうか? 大きくなっても褒められたいのは誰でも同じ。例えば、宿題を最後までやった、ピアノの練習を毎日続けている、など何でもいいのです。 お子様が実際に取り組んだことに対して「最後までやりきったね」とほめてください。 いかがでしょう?これなら「ほめる」も意外と簡単なのではないでしょうか? 今日から始められる敷居を低くした「ほめる」をぜひ始めてみてくださいね。