非認知スキルカリキュラム「WEBSTAR」取り組みレポート/『息子と一緒に「SDGsのおやくそく」に挑戦した1年』ー試行錯誤から見えた「非認知スキル」の芽ー

はまキッズが昨年から提供開始している、非認知スキルカリキュラム「WEBSTAR」は、SDGsを題材に親子の対話を通じて、非認知スキルを伸ばしていくプログラムです。
幼少期に大切な、家庭内での躾、作法、家族の習慣などを話し合ったり、AIが生成した絵画をみて、親子でギャラリートークを通じ、絵画から感じられる背景やエピソードを考え、自分の意見を表現し、自分なりに作品を解釈することでお子様の多様な能力を深めることができます。
はまキッズ オンラインコースに通う小学3年生のK.Tくんが、2025年度の夏休み読書感想文で学校代表に選ばれました。
2024年度から導入した非認知スキルトレーニングに一生懸命取り組まれ、その成長をお母さまが実感されたとのことで、今回インタビュー致しました。
★はじめの一歩は「非認知能力」への関心から
気になったのは「非認知能力」という言葉。本屋さんや巷で話題になっていて気にしていたけど、実際に何から始めたら良いのかも分からない、でも大学受験の選考方法などが自分の時代とは異なるという事実を知って戸惑っていました。将来何ができるか、何を目指しているかが高校の時点で必要だし、直ぐに身に付けられるものでもないため途方に暮れていました。
はまキッズから提供された非認知スキルカリキュラム導入にあった紹介動画からも、暗記して詰め込んで答えるのではなく、個人の考えが必要と知っていたので、素直にやってみようと思ったのが始めたきっかけです。
★正解を求めない学びへの戸惑い
始めて体験版を受講した際は「えっ?」と戸惑いました。なぜなら、今までの学習では「正解があるものに慣れていた」からです。最初の1ヶ月は全く要領を得られず息子も「正解は何?」と聞いてました。実際は息子よりも私が正解を求めていたと思います。
手始めに一言二言入力してみたところAIメンターのカタリーナからフィードバックがありました。徐々に手法を変えて息子へ質問するようにしました。正解を求めず自由に答えていいのだと気づいてからは、息子も徐々に自分の言葉で考えを語れるようになり、親子で少しずつ「対話」を楽しめるようになっていきましたが、取り組む時間を調整するのに少し苦労しました。
★軌道に乗り始めて見えた変化
このカリキュラムに取り組む際、初めの導入として「親のSDGs思考」という動画があります。その動画視聴は、子どもとの対話のヒントとなるため、第一ステップとして非常に重要、それをよく理解してから息子を誘導するとよいと気づきました。
他の方の回答もみて、上手な回答でなくても良いし、ひとまず継続してみました。他の子どもたちの回答を見ることで安心したり、自分との違いを面白がったり、他の回答と同じ考えの時は共感したりして楽しさを見つけていきました。
対話の一つにテーマに沿って生成AIが作成した絵画を見てGallary Talkをするステップがあるのですが、Gallay Talkでのファンタジーの絵は妄想が広がって楽しい様子でした。また親子の対話はAIメンターのカタリーナがフィードバックしてくれ、自分とは違う視点でアドバイスしてくれたりして親子共々、刺激を受けました。
★読書感想文で実感した「非認知スキルの芽」
この夏休み、息子は課題図書の中からシロクマが登場する本を選びました。「可愛いから」という理由でしたが、その本は偶然にも非認知スキルカリキュラムのように、読者に考えを委ねるスタイルでした。
たまたま選んだ本がはまキッズのオンデマンド配信SDGsのおやくそくのやり方に似ているやりとりの本だったため、息子に「どう考える?」と尋ねるとどんどん意見が出てきました。本で得た情報から好きなことに関連づけて話をしているうちに感想文が出来上がっていました。
感じ取ったことを、更に深く考えるようになった息子をみて初めて非認知スキルカリキュラムでの成長を感じました。
★たっくんのメッセージ
非認知スキルカリキュラムを始めたときは「何だろう?」と不思議な感じがした。やっているうちに、人や生物や地球に対して優しいことをやっているんだな、と思うようになった。もともと古生物が好きだから、生き物に興味があるんだ。
中でも、気候変動が印象に残ってる。地球に影響を与えないようにするのが一番と思ったよ。今の社会はやり過ぎだな、建物を建て過ぎだし、絶滅危惧種が増えていて、将来生き物がいなくなることはよくないよ。地球の未来が砂漠にならないように、植樹もしないと!

★たっくんママからのメッセージ
正解を見つけなくて良い。子どもの意見をそのままかいて、AIメンターのカタリーナにフィードバックしてもらう。子どもに正解を求めずそのまま送れば、カタリーナが褒めてくれるので是非チャレンジしてみてもらいたい。
ハードルを低くして取り組むのが秘訣です。前もってスケジュールを考えて空きそうな時間を、子どもに予告し取り組んでいきました。
対面でなく、PC画面に向かって横並びで、テレビを視聴するような感覚にしていました。一問一答でなく、雑談風にやるのがいいと思います。戦いや悲惨な絵の場合、「どうしてそうなっているか」の誘導は必要なのかなと思います。
答えのない問いに対して、自分の考えを相手に伝える練習ができ、息子にとって非認知スキルのベースが備わった気がします。そのベースが読書感想文につながったと感じました。目に見えない取り組みはどこかでいつか花咲くもの、どこかで収穫できるもの、と思ったので皆さまも是非取り組まれてください。

★非認知スキルはテストの点数のようにすぐ結果が見えるものではありません。
親子で対話を重ねる時間の中で、子どもは自分なりの視点で世界を考え、語れるようになります。たっくんの言葉のひとつひとつが、その証ですね。お子様の興味のあるものの発見だったり、気づきだったり、未来に繋がるきっかけになっていきそうですね。たっくん、たっくんのお母様、ありがとうございました!
1年間「WEBSTAR」に取り組むことで、小学校~大学受験における出願時に活動証明の資料として使用できる公式受講修了証を貰うことができます。

皆さんもぜひ、はまキッズの新しいプログラム「WEBSTAR」を活用して非認知能力を育ててくださいね!