【コラム】幼児教育は【意味が無い】!?その真相について細かく解説します!

![]()
そろそろ何か習い事を・・・と考えた際に思い浮かぶものの1つが幼児教室だと思いますが、「幼児教育は意味が無い」といった声もありますよね。「一体何が本当なの?」と悩まれるママ・パパもきっと多いはず。今回の記事では、幼児教育の意味について詳しく解説していきます!
(1)【結論】幼児教育は意味があります!
1.意味が無いと言われる理由
(2)【幼児教育】で得られる効果とは?
1.ペリー就学前プロジェクト
2.結果①
3.結果②
(3)【非認知能力】とは?
1.心の知能指数!
2.幼児期に伸ばすことの重要性
3.将来の様々な場面で役立ちます
(4)【NG3選】逆効果になる幼児教育とは?
1.早期教育(IQ教育)
2.子どもが楽しめない教育
3.継続できない教育
(5)【OK3選】オススメの幼児教育とは?
1.子どもが楽しく取組める
2.他者と関わることができる
3.社会性を高めることができる
(1)【結論】幼児教育は意味があります!
意味が無いと言われる理由
結論からお伝えすると、幼児教育に意味はあります!幼児教育が【意味が無い】と言われる理由としては、2点あります。1点目は、テストで〇点取った・算数で偏差値が〇ポイント上がったなどといったような数値化が難しく、目に見えて結果が分からない点です。2点目は、幼児教育の目的が「子どもの未来を拓くため」である点です。文部科学省も、幼児教育は「後伸びする力を養う」ものであるとしていますが、今、現時点での伸び方が分からないことも【幼児教育が意味が無い】と言われる原因と言えるでしょう。
しかし、幼児期は心身ともに急速に成長する時期です。そのため、将来子どもが充実した生活を送るためには、適切な時期に適切な教育を受けさせることが非常に重要となります。それでは、幼児教育で得られる効果とは一体どのようなものなのでしょうか。
参考記事:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/attach/1420140.htm”
(2)【幼児教育】で得られる効果とは?
ペリー就学前プロジェクト
ペリー就学前プロジェクトは、アメリカの経済学者であるジェームズ・J・ヘックマン教授らが実施した実験です。3~4歳の子どもたち123名(就学前)を、教育を受けさせるグループと受けさせないグループに分けて、教育を受けさせるグループの子たちには30週間に渡り、専門家による教育を受けさせました。そして、その子たちが3、40歳代になるまで追跡調査を続けたそうです。
その結果、2点の事実が判明しました。1点目は、幼児期(就学前)に教育を受けたグループの子どもたちは、受けなかった子どもたちよりも将来的に社会的地位が高く、経済的にも豊かであったということです。こちらの結果は、何となく「そうだろうな」と想像がつくのではないでしょうか。もう1点判明したことが重要で、「幼児教育は認知能力だけではなく、非認知能力を大きく伸ばす効果があった」という事実が証明されたのです。さらに、幼児期(就学前)に伸ばした非認知能力が就学後の認知能力を伸ばすのに役立つ一方で、その逆は観察されていないことも証明されています。
つまり、「非認知能力」は「幼児期(就学前)」に伸ばすことが重要なのです。
結果①
幼児教育を受けたグループの子どもたちは、大人になった際、社会的地位や学歴も高く、経済的に豊かであったそうです。また、逮捕歴のある者や生活保護受給者も、幼児教育を受けなかったグループより少なかったという結果も出ているそうです。この結果は、みなさんも何となく「そうだろうな」と想像がしやすいのではないでしょうか。
結果②
もう一つ判明したことが重要で、「幼児教育には非認知能力を大きく伸ばす効果があった」ということです。
また、非認知能力は幼児期(就学前)に伸ばすことが重要であることも判明しています。というのも、幼児期(就学前)に伸ばした非認知能力が就学後の認知能力を伸ばすのに役立つ一方で、幼児期に伸ばした認知能力が就学後の非認知能力を伸ばしたということは観察されていないのです。
つまり、幼児期に必要なのは認知能力(IQ)を伸ばす教育ではなく、【非認知能力を伸ばす教育】ということですね。「非認知能力って何?」と思われているママ・パパもいらっしゃるかも知れません。次の項目で解説していきます!
(3)【非認知能力】とは?
心の知能指数!
非認知能力(EQ)は、心の知能指数とも言われています。例えば、やり抜く力(GRIT)やチャレンジ精神、前向きさ、誠実性などが挙げられます。このように例を挙げると、【非認知能力(EQ)が数値化しづらいものである】ということがご理解いただけるのではないでしょうか。非認知能力(EQ)が高い子どもは、「他者と協力して目標を達成する」等、人とのコミュニケーションを上手く取ることができます。
一方、非認知能力(EQ)の低い子どもは他人の気持ちを察することが難しく、人間関係でトラブルを起こしやすい傾向にあるそうです。対して認知能力(IQ)は、ペーパーテストや偏差値といったように、【数値化できる能力】を指します。
幼児期に伸ばすことの重要性
先述したように、非認知能力を大きく伸ばすことができるのは幼児期(就学前)です。また、就学後に認知能力(IQ)を伸ばそうと思った際には、どれだけ幼児期に非認知能力を伸ばすことができたか?が重要になってきます。非認知能力と認知能力は相互補完関係です。
勉強をやってみる(前向きさ・やり抜く力などの非認知能力)→理解して解く(認知能力)→難問にもチャレンジする(粘り強さ・積極性などの非認知能力)→また勉強をする(認知能力)・・・といったように、スパイラルで伸びていく関係性にあります。就学後に認知能力をしっかりと伸ばすためにも、幼児期は非認知能力を伸ばすことに力を入れましょう!

将来の様々な場面で役立ちます
非認知能力は、将来の各ステージで必ず求められる力です。
例えば、大学受験です。いわゆる【ペーパーテストで〇点取れば合格】だった国立大学も、近年では入試方法が大きく変わってきています。いわゆる「人物本位」の入試に変わりつつあるのです。これには、学生と学校(学部)のミスマッチを防ぐ狙いがあります。大学側としては、単に偏差値だけで志望校や志望学部を選ぶのではなく、「僕(私)はこの大学の○○学部で○○といったことがしたい」という思いで入学してきてほしいのです。東北大学では、筆記試験を完全廃止するよう動き出しており、学生の「プレゼンテーション能力」を図る試験に変えようとしています。
また、東京大学ではCollegeofDesign(CoD)という学部が70年ぶりに新設されます。この学部は世界中から学生を募り、授業を全て英語で行うことから、英語による面接やエッセイの提出等で合否を決定します。
さらに、有名私立大でも入試内容の変更が顕著です。慶應義塾大学法学部では「FIT入試」という入試方法を採用しています。FIT入試では、「法学部でこういった勉強がしたい」という学生と「学校側が求める学生像」とが良好な相(fit)かどうか?を大切にしています。実際の入試問題では、こんな問いを受験生に投げかけます。

まさに、知識やテクニックでは解けない問題-非認知能力が必要となる問題ではないでしょうか。大学受験が変わるということは、高校受験、中学校受験、小学校受験の内容も変わってくるということです。現に、最難関校と言われる灘中、神戸女学院、西大和学園等では、受験生の「対話力」を問う内容に変わりつつあります。
さらに、就職・転職といった場面でも非認知能力は求められます。企業は、大学名や学部の偏差値だけではなく、学生の「誠実さ」「主体性」「チャレンジ精神」「やり切る力」といった能力を重視しています。働く上で、こういった力は必ず必要となるのではないでしょうか。
参考記事:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/702590dfe9aa96a635ef69c84b542c568a1a9075
https://design.adm.u-tokyo.ac.jp/jp/
https://loohcs-shijuku.com/subject-taisaku/p58626/
(4)【NG3選】逆効果になる幼児教育とは?
早期教育(IQ教育)
ここまで読まれていて、あることに気付かれたママ・パパも多いのではないでしょうか。
そう、幼児期に必要なのは「お勉強」ではないということです。非認知能力は、就学後の認知能力(IQ)を伸ばすことに役立ちますが、幼児期に無理やり先取り学習をして身につけた【認知能力(IQ)】が非認知能力を伸ばすことはありません。「計算が早くできるように」「ひらがなが早く書けるように」という親心から親は早期教育に走りがちですが、ぜひ一旦立ち止まっていただきたいと思います。
子どもが楽しめない教育
幼児教育をする上で1番大切なことは、子どもの興味・関心を伸ばすように心がけることです。もし子どもが好きでないものを強制した場合、子どもにとっては「主体性を失っている」状態となります。「やらされている感」があると、どんな力も伸びません。むしろ、「これ嫌い」と嫌いなものを増やす原因にもなってしまいます。子どもが楽しめない幼児教育はやめましょう!
継続できない教育
何事も、「継続は力なり」です。数回のレッスンで「効果が無かった」「意味が無かった」といって辞めてしまうのは非常にもったいないです。各分野での著名人は、みんな想像を絶するような反復練習を行っています。本人が嫌がらない限りは、最低でも1年間は続けてみましょう。

(5)【OK3選】オススメの幼児教育とは?
子どもが楽しく取組める
子どもが興味・関心を持てる、つまり【楽しい!】と思って取組めるかどうか?も1つのポイントとなります。子どもの知的好奇心をどんどん刺激するような幼児教育がおすすめです。はまキッズでは、子どもに【刺激のシャワー】を浴びさせ続けることを大切にしているため、子どもの知的好奇心を刺激する工夫が沢山用意されています。例えば、知育道具(はまキッズでは学具と呼んでいます)は112種類あり、知育ペーパー(学材と呼んでいます)も233種類あります。
また、同じ学具でも、使い方は色々です。そのため、子どもたちは最後まで楽しみながら授業に取組めるのです。さらに、はまキッズでは【プレゼント学材】も用意しています。毎月、お子様の得意分野やのびしろを担当講師が見極め、そのお子様にぴったりの学材を100種類以上の学材の中からプレゼントしています。お子様は楽しみながら、バランス良く必要な能力を身につけることができます。
他者と関わることができる
幼児教室を選ぶ際は、複数人で一緒に学べる教室を選ぶのがオススメです。非認知能力は、他者とのコミュニケーションを通して伸びていきます。特に、同じ年齢の子たちで集まることは、お子様にとっても良い刺激となります。協調性、他者を思いやる心、我慢する心-つまり、「社会性」が身につくのです。
はまキッズでは、少人数制クラスを採用しています。講師1人に対して、最大でお子様が4名のスタイルです。大人数ではないことで、講師もお子様1人ひとりの様子を見てきめこまやかな対応をすることができます。また、複数人クラスであることから、お子様も【刺激のシャワー】を浴び、社会性を高めることができるのです。
社会性を高めることができる
さきほどの話と重複しますが、【社会性を高める】ためには【他者とのコミュニケーション】が必須となります。そのため、ドリルを一人で黙々と解くような習い事や、1人で完結してしまうような習い事よりは、誰かとの関わりが必要となる習い事がオススメです。他者との関わりを通して、お子様の非認知能力を伸ばしてあげましょう!
(6)幼児教育は【エリート】への近道!
しかし、【真のエリート】は幼児教育が創り出しているといっても過言ではありません。なぜなら、【エリート】の本来の意味は「自分の利害損失と関係なく他人や物事に尽くせる人」という意味だからです。「周囲の役に立とうと自ら行動する力」は、「非認知能力」であると言えます。その非認知能力を伸ばすことの出来る【幼児教育】は、まさしく【真のエリートを養成している】と言えるのではないでしょうか。エリートと聞くとバイアスのかかった印象があったかも知れませんが、本来の意味を知ると随分と見方が変わってきますね。

(7)【まとめ】幼児教育でお子様の非認知能力を高めましょう!
幼児教育は、意味がないどころか、むしろ重要であることがご理解いただけたのではないでしょうか。幼児期に非認知能力を高めることで、自分の利害損失に関係なく他人や物事に尽くせる人、つまり「真のエリート」への土台が作られます。お子様を真のエリートにする「非認知能力」、ぜひ幼児教育で伸ばしてみませんか?
関連記事