【イベントレポート】城星学園小学校「心と学びの根っこを育てる」
城星学園小学校 講演会
6月30日、城星学園小学校の先生方をお招きし、はまキッズ上本町校にて教育講演会を開催いたしました。
城星学園小学校は、はまキッズ上本町校在籍の保護者様・生徒様も多く通われている小学校です。
当日は湿度が高く蒸し暑い日曜日となりましたが、多くの保護者様にお集まり頂きました。
まず前平先生からは、城星学園小学校における一日の様子についてお話を頂きました。
伝統的に高学年の子どもたちが低学年の子たちの面倒を見られるということで、小学校生活の間で子どもたちに優しい心が自然と育つように感じられました。
次に、城星学園小学校での学びについて詳しくお話がありました。
城星小学校での学びと、はまキッズでの学びには3つ共通点がございました。
1点目は、「本物に触れる」ことを大切にしている点です。
城星学園小学校の社会科の授業では、地球儀を使って地図の勉強をされているそうです。緯度や赤道が実際どのように地球を回っているのか?など、具体物(地球儀)を使うことで子どもたちはイメージしやすくなります。はまキッズ小学部の授業においても、重さや長さ、かさ等を五感で感じてもらう「実感算数」を授業で取り入れています。例えば、「図形問題」では紙に描かれた立方体の断面図をスポンジを実際にカットし子どもたちに見てもらいます。
「かさの学習」では、1mL・10mL・1dL・1Lといった水の量を手のひらや「ます」を使って子どもたち自身で感じてもらいます。思ってたよりも10mLって少ない!1Lってすごく多い!など、実際に感じることが子どもたちの刺激となり、楽しい学びとしてしっかり記憶されるのです。
2点目は、「書くこと」を大切にされている点です。
城星学園小学校では、「書く」という行為を「精神力を鍛えること」として重視されているそうです。
例えば、直定規でまっすぐ線を引くにも、2つの支点を指でしっかり押さえなければなりません。鉛筆や定規などには正しい持ち方があり、持ち方や使い方を間違えているとノートを取ることもままなりません。
はまキッズでは、「書く力」を「指先調整能力」のうちの1つとして、ご来校頂いたお客様やお通いの保護者様に必ずお話をしています。指先調整能力は、鉛筆を持つ・お箸を持つ・洋服のボタンを留めるなど、子どもたちの肉体的自立(=自分のことは自分でする)のために必要不可欠な能力です。身の回りのことを自分でできるようになることで、「勉強をする・内容を理解する」といった次の段階に進むことができるのです。小学校以降の「学び」の土台となるのは、「書く力=指先の力」と言っても過言ではありません。
3点目の共通点は、「学力」を「目に見える学力」と「目に見えない学力」として捉えられている点です。
城星学園小学校では、「目に見えない学力」を強化されているそうです。目に見えない学力として、先生方は自律心・忍耐力・克己心・我慢強さ・慎重さ・丁寧さ・統合力・分析力などを挙げられていました。
イベントを振り返って
幼児教育では、このような力を「非認知能力(=EQ)」と表現しています。
幼児教育が非認知能力を大きく伸ばすことと、幼児教育を受けたお子様が成人後、経済的にも豊かであったことがノーベル賞経済学者の研究で明らかになっています。
はまキッズでは、「お子様の人生を豊かにすること」を教育の目的・目標として掲げています。城星学園小学校の先生方が「学びと心の根っこ」として目に見えない力を大切にしているとお伺いし、はまキッズとの親和性を感じることができました。
今回の教育講演会で、城星学園小学校の魅力は勿論のこと、はまキッズと城星学園小学校での学びの共通点を保護者様も感じて頂けたのではないでしょうか。
今後も、はまキッズでは保護者様に有益なご案内や最新の教育情報を発信してまいります。
最後になりましたが、城星学園小学校の先生方、ご来校頂きました保護者の皆様、誠にありがとうございました。
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