【コラム】頭のいい子に育てるには?親ができる子どもとの接し方のポイント

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「わが子は、頭のいい子になってほしい!」。親ならだれでも願うことかもしれませんね。子どもの頭のよさは、親の育て方も大きく影響しています。子どもの考え方や知能をすくすく伸ばす、幼児期からの接し方のポイントを押さえておきましょう。
 

【目次】
(1) 頭のいい子ってどんな子ども?
  1.論理的に考える力を持っている
  2.同じ失敗を繰り返さない
  3.知識量が豊富で好奇心が旺盛
  4.コミュニケーション能力が高い

(2) 頭のいい子にはどんなメリットがある?

(3)頭のよさは遺伝ではなく環境も大きく影響する

(4)頭のいい子の育て方とは
  1.読書に親しませる
  2.多くのことを体験させる
  3.自ら考えさせる
  4.指先を使わせる
  5.変化をつけながら「くりかえし」をさせる

(5)頭のいい子を育てるための接し方のポイント
  1.「どうして?」と理由を聞く
  2.叱り方を工夫する
  3.褒めるときはしっかりと

(6)頭のいい子がしている生活習慣とは
  1.リビングルームで勉強する
  2.早寝早起きをする
  3.お手伝いをする

(7)まとめ

 

(1) 頭のいい子ってどんな子ども?

そもそも、「頭がいい」とはどういうことなのでしょう。学校の勉強ができること、だけではありません。社会に出てから真に役立つ「頭のよさ」を、具体的に解説します。
 

1.論理的に考える力を持っている

「何をどんな順番でやればいいか」、論理的に考えられるとものごとが効率的にスムーズに行えます。いわゆる「プログラミング的思考」です。小学校でもプログラミング教育が取り入れられていますね。それを身に着ければ、行動に無駄がない、独自のやり方を工夫ができるなど子どもの日常にもよいことがたくさん。
何かを行うときに工程を考えさせる、うまくいかなければその原因を探らせるなど、普段から論理的思考を磨くように促していきましょう。
 

2.同じ失敗を繰り返さない

頭のよい子は、失敗から学びます。失敗するのは決して悪いことではありません。親も「成長のチャンス!」ととらえてください。
しかりつけたり責めたりするのではなく、「どうしてうまくいかなかったのか」「次はどうしたらいいのか」と、子ども自身が考えられるようにしてあげるのです。
そうすれば、失敗に心折れず、ものごとに対してよりよい対処法を考えられるようになっていくでしょう。
 

3.知識量が豊富で好奇心が旺盛

「小さいのにいろんなことを知っているね」とたまに驚くような子どもがいます。勉強だけではなく、身の回りのさまざまなことについて興味関心が高く、「知りたい」という欲求を強く持っているようです。
元来、子どもは自ら知ろう、学ぼうとするものですが、知識と知識をつなぎ合わせる体験を多くさせるなど、積極的な親のサポートでその力はより大きく開花します。
 

4.コミュニケーション能力が高い

コミュニケーション能力が高いということは、多くの人から有益な情報が得られる可能性が高まります。自分の思いをきちんと伝えられるのはもちろん、人の話を聞く力も必要です。
個人差はありますが、幼児期の未熟な状態から集団生活などでコミュニケーション能力は少しずつ磨かれていきます。家庭においては、子どもが話をする機会を積極的に作る、子どもの話をよく聞く、家族間の会話をよくする、などを心掛けましょう。

 

(2)頭のいい子にはどんなメリットがある?

これらのような特徴を備えた〝頭のいい子〟は、生きていくうえでのメリットも多くあります。
社会に出てぶつかるさまざまな問題にも、自ら分析して対策を考えることができます。加えて好奇心旺盛で、コミュニケーション能力が高ければ、自然と人をひき付けることでしょう。周りの人々と協力し合いながらも、流されることなく自分の道を力強く進んでいくことができるのです。

 

 

(3) 頭のよさは遺伝ではなく環境も大きく影響する

最近では「地頭」という言葉もよく聞きます。「もともとの頭脳だから後天的にはどうにもならないのでは…」と思っている親御さんもいるかもしれません。しかし、多くの研究により頭のよさは遺伝だけではなく環境も大きく影響しているということが分かっています。遺伝的に優れた頭脳を持っていてもそれが生かされない環境では十分に力を発揮できず、逆に環境によっては驚くような成果が見られるのです。
親は、子どもの能力を引き出す環境づくりをしていきたいものです。

 

(4)頭のいい子の育て方とは

では、頭のいい子に育てるために親は実際にどのようなことができるのでしょうか。家庭で取り入れたいポイントを紹介します。
 

1.読書に親しませる

読書は、子どもの脳へさまざまなよい効果をもたらします。言葉の習得、新たな知識の習得のほか、読解力や共感する力などがはぐくまれます。
自分で読むことができない間は、ぜひ読み聞かせをたくさんしてあげてください。親子のコミュニケーションにもなりますし、「主人公はどう思ったかな」など問いかけることで子どもが思考する機会にもなります。
物語だけではなく、子ども向けの科学の読み物など多彩なジャンルを取り入れると、より視野と興味が広がるでしょう。
 

2.多くのことを体験させる

本で得た知識も大切ですが、自分で体験したことは子どもにとって大きな刺激となります。
机上の勉強だけではなく、外で体を動かして遊ぶ、自然に触れる、博物館などさまざまな施設に行って、見て聞いて感じること。そういった機会を多く作ってあげましょう。
ひろった木の実を図鑑で調べるなど、体験から知識を深めていく手助けをしてあげると、自ら深掘りしていくスキルが身に付きます。
習い事も体験の一つですが、押し付けではなく子どもが楽しめるかどうかで選ぶことが大切。夢中になって楽しんだ経験は、子どもの中に深く根を下ろしていきます。
 

3.自ら考えさせる

国を挙げて子どもの「考える力」を伸ばす教育が進められています。加速する科学技術の進歩の中では、知識量だけではなく自ら考えて行動できる人物が求められているのです。
日常の中でも「考える力」は養えます。子どもが質問したことに対してすぐ答えを教えずに、「どうしてだと思う?」と一度聞いてあげてください。全然違う答えを返すかもしれませんし、「わからない」と返ってくるかもしれせん。頭ごなしに否定したりバカにしたり、は厳禁。ヒントを与えてあげてもいいですし、「一緒に調べてみよう」と図鑑を開くのもいいですね。自分で考えて、答えを探求する姿勢を親が手本となり教えてあげてください。
 

4.指先を使わせる

手指は脳の発達と密接に関係。手指を動かすことで脳に刺激が与えられるのです。多くの志願者を集める小学校では、「巧緻性」といって手先の器用さをみるテストを入学試験に取り入れているところもあります。
まずは、遊びの中で楽しく指先を使う工夫をしてみましょう。折り紙やあやとり、ビーズつなぎ、工作、楽器などもいいですね。子どもの興味に合わせて、遊びの提案をしてみてください。
 

 

5.変化をつけながら「くりかえし」をさせる

繰り返し学ぶことは習得に効果がありますが、同じものを繰り返すよりも、別のものを入れ込んで繰り返すほうが習得しやすいというアメリカの研究があります。
例えば、アルファベットを覚えるのに「A」を10回、次に「B」を10回、と同じ文字を順に書くよりも、「ABCDE」「ABCDE」「ABCDE」…と違う文字を組み合わせて10回書くほうが記憶に定着しやすいそう。
同じ教科でも以前にやった単元の復習も混ぜ込む、違う教科の勉強もバランスよく行うなど工夫してみましょう。
 

6.少しだけレベルの高いことをさせる

子どもが簡単にできることだけさせていては、能力はなかなか伸びません。持てる力をフルに使い、試行錯誤できる「少しだけレベルの高い」課題を与えてあげましょう。勉強もそうですし、お手伝いや遊びでも工夫次第でチャレンジ性を高くできます。
大切なのは、「少しだけ」という点。「レベルが高すぎる」と、子どもはやる気と興味を失ってしまいます。親は、がんばればできそう、というレベルを見極めることです。
 

7.家庭環境を安らげるものにする

幼い子どもにとって、家庭は世界のすべてです。親は、子どものホームとなる家庭環境をしっかり整えていきましょう。
健康的な食事や規則正しい生活をすること。あいさつをはじめ、家族間のコミュニケーションを密にし、なんでも話し合えるようにすること。仕事などで多忙であっても、入浴時や送迎の時間などに意識して子どもと話すことを心がけたいですね。
それぞれの家庭のリズムでいいのです。子どもが愛情を感じ、落ち着く場が作れれば、自然と外の世界へ少しずつ行動の場を広げ、チャレンジしていけるはずです。

 

(5)頭のいい子を育てるための接し方のポイント

以上、頭がいい子を育てるために親ができることをまとめましたが、より具体的な方法として、普段の子どもとの接し方のポイントを解説。コミュニケーションに役立ててください。
 

1.「どうして?」と理由を聞く

子どもの言動に対して、「聞き分けがない」と感じることもよくありますね。でも、幼いなりに考えはあるはず。すぐに否定せず、「どうして嫌なの?」「なぜあの行動をしてしまったの?」と落ち着いて理由をたずねることから始めましょう。
話せることもあるでしょうし、うまく言葉にできない場合もあるでしょう。それでも、「親は私の思いを聞いてくれる」と子どもが感じることが肝要です。成長して気持ちを整理して言葉につなげられるようになれば、次第に思いや考えを伝えてくれるようになるでしょう。「自分の思いを伝えること」は、自分らしく生きる上で大切なことです。
 

2.叱り方を工夫する

ついつい小言や「~しなさい!」「~しちゃだめ!」といった禁止、命令言葉で叱っていませんか。それが続くと、子どもの自己肯定感が低くなり、チャレンジしようとする気持ちが育ちにくくなる原因に。
子どもの気持ちをくみながら、「こうしてみようか」「~するとよくなるんじゃない?」と前向きな言葉かけをしていきましょう。
 

3.褒めるときはしっかりと

叱るときだけ時間をかけて、子どもが何かできた、きちんと約束を守れたときなどには「当然」としてスルー…。これでは子どももやる気がでません。
ぜひ、子どものできること、できたこと、いいところにフォーカスしてあげてください。そして、心から褒めてあげましょう。
わざとらしくする必要はありませんが、笑顔で、愛情をこめてほめてあげましょう。子どもは、「親を喜ばせたい」と常に思っています。自分の行動で親が喜んでくれた、と感じられれば、その他の行動にもよい影響が表れてきます。
 

4.親が手本となる

子どもは、身近な親からもっとも大きく影響を受けます。親がきちんと挨拶をし、さまざまな本を読み、いろんなことに興味を持っていれば、子どもも自然とそうなっていくでしょう。でも、「本を読みなさい!」といって親はスマホゲームばかりしていたら…?
そうです。まずは親が「子どもにこうあってほしい」姿に近づいていくこと。それが子どもの頭をよくする近道なのです。
 

5.先回りしない

「早くあれをしなさい」「こうしないと失敗するよ」
こういった言葉がけは、子どもが困らないよう、失敗しないようにと思ってのことなのですが、この親の「先回り」が過ぎると、子どもは「指示待ち」人間になってしまうかもしれません。
子どもは「今」を生きています。「今楽しいこと」を尊重して、待ってあげることも大切です。
ただ、時間を守る、危険を避けるといったことも学ばねばなりません。危険性が低いことなら声掛けせずに失敗させてみる。声掛けするにしても一回にして、「時間を守れないと困ったことになる」などと身をもって学ばせる。このように、自ら考えて行動する習慣を身につけさせましょう。

 

 

(6)頭のいい子がしている生活習慣とは

頭がいい子には、共通する生活習慣があるようです。難しいことではなく、どの家庭でも取り入れられそうなことばかり。まずは、身近な習慣から見直してみては。
 

1.リビングルームで勉強する

「リビング学習」という言葉もあり、リビングに勉強用のデスクを設けている家庭もあるほど。特に低学年の間は、一人では勉強に集中するのが難しく、家族のそばで勉強するほうがメリットも多いようです。親に質問することもできますし、料理の音など適度な雑音は集中力を高めるとされています。
 

2.早寝早起きをする

3~5歳児には10~13時間の睡眠時間が必要とされています。睡眠不足だと昼間の活動にも差しさわりが。小さいころから早寝早起きの習慣をつけさせましょう。大きくなれば受験勉強などで夜更かしをすることもあるかもしれません。しかし、実は朝に勉強するほうが効率よく記憶できるといわれています。ぜひ、「朝活」をすすめてみてください。
 

3.お手伝いをする

積極的にお手伝いをしてもらうのもおすすめ。おはしやコップを並べる、洗濯物をたたむ、野菜の皮をむく、包丁で切ってみる…。子どもの成長段階に合わせて見守りながらやらせてあげましょう。
最初はうまくできないかもしれませんが、ダメ出しせずできるだけ最後までさせてあげるのがポイント。自分でできることが増えると自信がつきます。
ただ、刃物などを使う場合はケガの危険性があるので、手放しで任せないようにしましょう。

 

まとめ

「頭がいい子に育ってほしい」。その親の思いはつまり、「子どもがどんな状況においても自分らしく、幸せな人生を生きる力をつけてほしい」という願いでしょう。「頭のよさ」を取り違えることなく、子どもが本来持つ能力をすくすく育ててあげたいものです。
そのために最も大切なのは、親と子のコミュニケーション。十分な愛情と、きちんと子どもを見つめる目があれば、子どもの能力は自然と花開いていくはずです。

 
 

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Writer:幼児教室はまキッズ灘中合格者数日本一の実績を持つ浜学園が運営する能力開発型の幼児教室。保護者同室・少人数制の授業で、高い思考力と社会性を養成します。対象学年は3歳~小2生。

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