〈#16〉苦手意識をなくそう
皆さんは自分の中で苦手だなと感じることはありますか?
誰しも一つや二つ苦手なことはあると思いますが、突然子どもに「上手にできないからもうやりたくない。」
と自信がなさそうに苦手を告げられた時、このままずっと苦手意識を持って成長してしまったら…と心配になりますよね。
今日は苦手をできるだけ作らない為にできることや苦手意識をなくす方法についてお話ししていきたいと思います。
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<苦手を膨らまさない為には>
子ども達は自我が成長し3歳ごろから自分が得意なことと苦手なことを少しずつ分け始める時期に入ります。
実は苦手という感覚は人間の機能として備わっているのです。
その苦手を膨らまさないことがとても大切になってきます。
苦手だと思い込みすぎてしまう多くの要因は何気ない声掛けや他人との比較。
プリントをこなすのが当たり前になっていて「もっと早く!」と時間を測ってしまったり
「お友達はちゃんとできているよ?」と比較してしまっていたり、何気ない一言や行動で
他の子より上手くできない。苦手なんだ。できない。と思い込んでしまうのです。
最初は少し苦手だなと思っていたことにプレッシャーが重なるとお勉強やスポーツ自体を嫌いになってしまうこともあります。
そうなる前に、苦手を和らげる対処をしていきましょう。
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<苦手意識をなくす方法>
1.どうして苦手なのかを聞く
どうして苦手だと思ったのかゆっくりと耳を傾けて聞いてみてください。そこには色々な理由があるかもしれません。
一緒に解決できそうであれば「よし、それなら任せて!一緒にやってみよう。」と味方になって一緒にチャレンジしてみてください。
一人では難しいことも一緒だとできると
少しずつ気持ちが変わっていきますよ♪
2.スモールステップを積む
例えば苦手な数のプリントを前に
「さあ、全部仕上げよう!」と言われる場合と「まずは1問一緒に解いてみよう!」と言われた時、
頑張ってみようと思える声掛けはどちらでしょうか?
まずは1つずつ、そしてできたらたくさん褒めること。できる!を増やしてあげましょう。
少しずつ繰り返すことで次も頑張ってみようと新たなチャレンジへ向かうことができます♪
3.一緒に最後まで見守る
苦手なことをするときにはいつもより緊張したり時間がかかったりするものです。
「〜しててね。」「宿題終わらせといてね。」何て声掛けになっていませんか?
「一緒に考えてみようか。」と最後まで見守り褒められるととても心強いものですよ✨
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子ども達はこれから新しいチャレンジへと向かっていく時期です。
今、褒めるより叱ることが多いな…と感じていたり、他の子と比べてしまっているな…と
感じることがあればぜひ、明るいお声がけや一緒にチャレンジ!を実践してみてくださいね♪