【コラム】「なぜ?どうして?」が育む国語のちから
「どういうふうに考えましたか?」「なぜ?どうして?」という問いかけは、お子様の思考力を育みます。
今回は、そういった問いかけが育む“国語のちから”についてお話しします。
はまキッズオルパスクラブの授業では、算数でも国語でも
「どうしてそう思ったの?」
「その答えを出すために、どう考えたのかな?」
「他の考え方はないかな?」という質問が飛び交います。
子どもたちも、
「ぼくはこう考えたよ!」
「これこれこうだから、こう思ったの」などと、
最初はうまく言えなかったり恥ずかしがったりしながらも、だんだんと自分の意見や考え方を伝える楽しさに目覚めていきます。
私たちは授業の中で、「これはこう考えてこのように解けば答えがでるんだよ」と教えることが少なく、
子どもたち自身が「学ぶこと」を大切にしています。
国語の授業では、さらにそれを大切にしていかなければなりません。
低学年の国語の学習は、次の三つが柱となっています。
一つは、登場人物が何かによって、とある心の動き(感情・気持ち)が行動にあらわれる部分を読み解く【物語文】。
二つ目は、生き物など特定のテーマについてわかりやすく解説した内容を読み解いていく【説明文】。
そして最後に、【文法】です。
答えるためには、根拠を示す。
特に物語文に関しては、途中想像しなければ補えない部分が多いからこそ、「なぜそう思うのか?」の部分を大切にしていきます。
もちろん、読み取ることの大切さを尊重しながらも、不思議な答えが出てくることも。
しかし決してそれを否定することなく、そこに思い至る原因を探りながら、一緒に主人公や周囲の人たちの考えを解き明かしていく、
それは講師にとってもワクワクする時間です。
否定されずに考えることを尊重していくと、子どもたちは「授業の時に発言する」ことがとても好きになっていきます。
まさに談論風発。
そんな子どもたちの様子は、低学年とは思えないほど頼もしく、
講師としてというより一人の人間として子どもたちに対して尊敬の念を抱きながら授業をしています。
そんな授業の風景は、もしかしたら想像以上に型通りではないかもしれません。
たくさんの問いかけを重ねることで、子どもたちから多くの何かを引き出していきたい。
そんな気持ちで、私たち「はまキッズオルパスクラブ」は国語の授業を行っています。
はまキッズオルパスクラブの『論理国語・表現力育成コース』では、多彩な文章を読むことで語彙や読み方を身につけるとともに、自身の考えを発表すること、組み立てることの表現力育成教育を行っています。
詳細はこちら▷「論理国語・表現力育成コース」