【豊中校】「こそあど言葉」のお話
ある親子の会話です。
「ママそれとって。」
「どれ?」
「それだよそれ!」
「どれ?」
「もう!そこにあるのに!」
「ああ、これね。」
どこのお家でもありそうな何気ない会話ですね。
さて、この会話にものの名前が出てきていないことに気が付きましたか?
このように、ものの名前の代わりに使われる言葉には
こ れ
そ れ
あ れ
ど れ
があり、上につく言葉だけとって「こそあど言葉」(指示詞)といいます。
短い言葉で対象物を示すことのできる便利な言葉ですが、使い方を誤ると何を指しているのか分からず、意味が通じないこともあります。
「こ・そ・あ」は距離感を示します。
上の会話文では、ママに「それとって。」と<それ>が使われています。
そしてママは最終的に「ああ、これね。」と<これ>が使われています。
つまりママの近くにあり、自分には遠いことが分かります。
まとめると
これ=自分に近い
それ=相手に近い
あれ=自分にも相手にも遠い
どれ=分からない
になります。
普段何気なく使っている言葉ですが、きちんと距離感の使い分けができているんですね。
はまキッズの思考力育成教育のカリキュラムには「生活の中で実感しながら学ぶ」がありますが、
このように日常会話の中にも国語力のヒントが隠されています。
親子で発問しあったり、疑問に思うことは一緒に調べたりと、今しかできない子どもたちの学びの時間を大切にしていきましょう。
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