【経堂校】絵本の読み聞かせについて
皆さんは子どもの頃、お父様やお母様に本を読んで頂いていましたか。
私は幼い時に『人魚姫』や『マッチ売りの少女』を父が読んでくれていたので、今でも父の声とともにその絵の場面が思い出されます。
物語の楽しさとともに、切なさと人を想う気持ちに心が動かされました。
一般的に、子どもは絵本にでてくる主人公に気持ちを重ね、その言葉や表情をとおして感情の意味を学んでいきます。
例えば、女の子がにこにこ笑っている場面を見て、これが楽しいという気持ちを表しているという事を習得していきます。
楽しいという言葉が先にあるのではなく、絵本から自分が経験したことと言葉をつなげていくのですね。
自分が感じたことを言葉にして受けとめ、表すことができれば、自分の心を深く知ることになり、豊かな人間力を育てることができるでしょう。
さらに、主人公に思いを馳せ共感することは、相手の立場にたち、心を察することになるでしょう。
相手の気持ちに寄り添い、互いの意見を認めることはコミュニケーションの基本ですね。
また、筆者や登場人物の言っていることを理解できると、読解力を高める読み方に繫がっていきます。
早速、お子さんと楽しく絵本を読んでみましょう。
大好きなお父さん、お母さんに本を読んでもらうひとときは大切な宝物になるにちがいありません。
お子さんはしっかりとぬくもりと愛情を受けとめ、ご両親と感動を共有することで、本好きで人の話に耳を傾けられる自己肯定感が高い大人に成長されるでしょう。
絵本選びのお手伝いをするために、はまキッズでは毎月『オルパス君の本と国語の部屋』を書面でお渡ししています。
厳選した良書となっていますので、表現の面白さや想像力をふくらませて楽しい読み聞かせの参考にしてください。
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