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【コラム】3歳児の食事で大切なことは?基礎知識や食事マナーの伝え方まで解説
「今まではパクパク食べていたのに、急に食べるのが遅くなった」「好き嫌いが多くなった」など、3歳の食事で悩む親は少なくありません。動きが活発になり、体もどんどん成長する時期、親としては食事で栄養をしっかりとってもらいたいところですね。 そんな家庭に向けて、3歳の食事を考えるうえで大切なことや摂取カロリーの目安、不足しがちな栄養素、悩みの対策アイデアなどをまとめて紹介します。ぜひチェックしてみてください。 (1)3歳児の食事に関する基礎知識 3歳児の食事で大切なことは? 3歳は自我が芽生え、好き嫌いもはっきりしてくる時期。また、さまざまなことに興味が向く年齢なので、食事に集中するのが難しい場合もあります。そんな3歳児に必要なのは、食事に関心を持たせること、食べる行為自体を楽しむこと、そして食事の雰囲気を楽しいものにすることです。それぞれ詳しく見ていきましょう。 食への関心を高める まずは、食べ物への関心を高めていきましょう。いわゆる「食育」のスタートです。子どもが親しみやすい絵本は食育に役立つアイテムです。旬の野菜が登場するもの、料理を題材としたものなどを選んで読み聞かせてあげましょう。おせちや月見団子など行事に関連した食事も、興味を持たせるきっかけのひとつ。そのほか、買い物に連れて行って一緒に食材を見たり、野菜を洗うなど簡単な調理を手伝わせたりするのもいいでしょう。 食材や料理に興味を持つことで、「食べてみたい」という気持ちが高まっていきます。 食べることを楽しむ 3歳頃になると、20本の乳歯が生えそろう子も多数。以前よりもしっかりと噛めるようになり、さまざまなものを食べられるようになります。 「これはどんな食感かな?」 「カリカリしておいしいね」 など、噛むことや食感を楽しめる声掛けをしてみましょう。子どもの反応を見る中で、好きな食べ物や食感も見えてきます。 〝共食〟を心がける 独りで食事をする〝孤食〟に対し、家族や友人と一緒に食事をすることを〝共食〟といいます。家族で楽しく話をしながら、おいしく食べること。その雰囲気こそが、食事をプラスのイメージにしてくれるのです。食事時はできるだけ家族が顔を合わせ、スマホやテレビを見るのではなくコミュニケーションを取るようにしましょう。今日のできごとを話したり、「おいしいね」と言い合ったり。楽しくあたたかい雰囲気の食卓では、子どもも自然と食が進むはずです。 「いただきます」「ごちそうさま」といったあいさつや、食事のマナーを教える機会にもなります。 3歳児のカロリーや食事量の目安 3歳はどの程度のカロリーや食事量を取ればいいのか、その目安も知っておきたいところ。 厚生労働省によると、3~5歳に必要な一日のエネルギー量は男児が約1300㎉、女児が1250㎉となっています(※)。大人の2/3程度と考えましょう。一度に食べられる量は少ないので、間食で補ってもOKです。その場合は砂糖たっぷりの物ではなく、おにぎりやふかし芋、ヨーグルトやチーズといった乳製品など栄養を補えるものを、時間を決めて与えるようにしましょう。 (※)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」 https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf 3歳児に必要な栄養素とは? 大人と同様、あらゆる栄養素をバランスよく取ることが大切です。そうはいっても、不足しがちな栄養素もあります。お肉や魚から得られるタンパク質、乳製品や小魚などに含まれるカルシウム、肉や魚のほかホウレンソウなどの野菜から摂れる鉄分などです。 麺やどんぶり、菓子パンなどで食事を済ますこともあるかもしれませんが、肉野菜炒めを添えるなどして栄養バランスを整えることを心がけましょう。朝食やおやつに乳製品を与えたり、週に1度は鉄分を意識したメニューを作ったり、不足しがちな栄養素を取れるように意識することが必要です。 3歳児の食事時間の目安 栄養満点の料理を並べても、すぐに立ち歩いて遊んでしまう子どもも。幼児は集中力が長く続かないのです。さらに、ある程度時間がたつと満腹に感じてしまい、結局食べられないまま時間が過ぎてしまいます。3歳児の食事時間の目安はおおよそ30~40分と考え、あまり長くなるようであれば途中でも切り上げを。次の食事までにしっかりおなかをすかせて、食べられるようにしましょう。 3歳児のメニューや味付けのコツ 大人の食事に近づいたとはいえ、まだ幼児食の範囲。味付けは薄味を心掛けましょう。だしの風味をきかせるなど工夫をして、素材のおいしさを味わえるようにするといいですね。大人用と別に作るのは大変なので、薄味で作って大人には香辛料などを加えるなど手間がかからない方法で料理を。大人も薄味にそろえるのも健康面からおすすめです。 3歳児には香辛料やカフェインなど刺激物は避けるべきですが、酸味のある酢の物などは少しずつチャレンジしてみてください。 (2)3歳児の食事の悩みと対策アイデア 子どもが食べない、食事中に遊んでしまう、好き嫌いが多い、というのは、親が抱く食事の悩みのベスト3ではないでしょうか。それぞれについて、すぐできる対策のアイデア、考え方を紹介します。 子どもがなかなか食べない 子どもが食べるのが遅い、ダラダラと少量しか食べない、といったことはよくある悩みです。まずはしっかりおなかをすかせるため、間食は控えめに。3食決まった時間に食べるようにしましょう。テレビやデジタルデバイスは見ないで食事に集中できる環境を整えます。また、3歳児が食べやすい大きさや食感にすることもポイントです。 モチベーションをアップさせるため、こまめにほめることも心掛けて。「まだご飯が残っているじゃない!」と怒るのではなく、「もう半分食べられたね。あとちょっとだね」と前向きに捉えるようにしましょう。 好き嫌いが多い 好き嫌いが多くなるのも3歳ごろ。「野菜は全く食べない」といったことになると、親としては栄養の偏りが気になりますね。ただ、無理やり食べさせると嫌な気持ちが高まり、逆効果になってしまいます。 ポイントは、「無理に食べさせないけれど、あきらめない」。子どもが嫌いだから、と料理からその食材を排除してしまうと、より食べなくなってしまいます。子どもが嫌いな食材でも避けずに使って、「今日は少しでも食べてくれたらラッキー」と考えましょう。一時の気分で「嫌い」と言っている場合もあるので、親が思い込みすぎないことも大切です。 星やハートの型抜きを使うなど、見た目を工夫するのもひとつ。細かく刻んでわからなくする、という調理法もありますが、そうすると結局食べている実感がないので、「嫌い」は克服できません。ピーマンならピーマンと分かる状態で、食べられるようになるのがベストです。 食事中に遊びはじめる さまざまなことに興味を持つ時期なので、食事中につい別のことに気を取られることもよくあります。気が散る原因になるおもちゃなどは食卓から片付け、目の届かないところに置いておきましょう。もちろんテレビも消しておきます。 「食事中は立ち歩かないのがお約束」と話して、きちんと座ったらほめる、ごはんを食べたらほめる、というようにしてやる気アップを。 それでも遊んでいるようであれば、ごはん終了の時間を決めてしまうのも方法の一つ。たとえば40分間として、遊んでしまって食べられていなくても時間になったら「もうご飯はおしまいね」と伝え、食器を下げます。一食が少なくても、一日のトータルで食べられていたら大丈夫。次までにおなかをすかせて、しっかり食べられるようにしましょう。 (3)お箸の準備について 子どもが3歳になれば、「そろそろお箸の練習もするべき?」と考える親もいるでしょう。お箸の練習の始め時、選び方のポイント、持ち方について一通り解説します。 お箸を使い始める時期 手先を使う巧緻性は徐々に向上していくものなので、あまり幼すぎるとうまく扱うことができません。おおよそ、3歳を過ぎて鉛筆がうまく持てるようになったころが目安です。ほかにも、スプーンで上手に食べられる、テーブルへの食べこぼしも少ないなど、お箸を持つ余裕があるかの確認を。 そのうえで子どもが「お箸を使ってみたい」と言い出したら、子ども用のお箸を用意してあげるといいでしょう。 お箸選びのポイント 3歳児であれば、15㎝前後が持ちやすい長さです。細すぎず、握りやすい太さの物がいいでしょう。お気に入りのデザインやキャラクターなら、使ってみようというやる気につながるかもしれません。口に入れて噛んでしまうことも考えられるので、安全な素材の物を選ぶこともポイントです。 お箸の正しい持ち方 お箸の正しい持ち方は、まず上の箸を鉛筆のように親指と人差し指で持ちます。下側の箸は、親指と人差し指の付け根の部分と薬指の爪の横において固定。上の箸だけを動かして食べ物を挟みます。 3歳児はいきなり上手に使えないことも多いもの。だからといって厳しくしつけるとお箸が嫌いになってしまいます。指の位置を固定する練習用のお箸なども販売されているので、子どもに合ったものを探して楽しく練習してみてください。 (4)食事での約束やマナーを伝える ただ食べるだけではなく、食事での約束やマナーも少しずつ学んでいきましょう。まずはどのようなことを身につければいいのか、親の手本の示し方などを解説します。 3歳で身につけたい食事のマナー 食事の決まりやマナーのすべてを3歳で覚えるのは難しいですが、まずは基本的なことから教えていきましょう。 「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつは一番に覚えたい約束です。親も一緒に言うようにしましょう。食べ物を大切にすることも基本として伝えるべきことです。お皿にご飯が残っていたら、きれいにする食べ方を教えてあげてください。食べ物や、料理をしてくれた人に感謝する気持ちを育てていきましょう。 「食事中は立ち歩かない」「食べ物を噛んでいるときは口を閉じる」といった初歩的なマナーも、3歳ごろから教えておきたいことのひとつ。食べ物はなるべくこぼさないようにできればいいのですが、こぼしたら怒るのではなく、自分でどう片付けたらいいかを教えてあげましょう。食事の前の配膳や、食べ終わったあとにシンクに運ぶ、といった片付けも徐々にできるようになるといいですね。 食事のマナーは親が手本を示して 子どもに食事のマナーを身につけてもらいたいなら、まずは親が手本となること。あいさつ、食事中の姿勢、お箸や食器の扱い方など、子どもが見ていることを意識して、気持ちのよいふるまいを心がけましょう。 また、子どもが同様にできないからといって厳しく叱責するのはNG。食事は怖いもの、窮屈なものという認識を与えかねません。マナーはみんなが楽しく気持ちよく食事をするためのもの、ということを伝えて、都度根気よく教えていくことが大切です。 (5)まとめ 3歳児は楽しいことが大好きです。まずは食事が「楽しい時間」と思えるように、日頃から食材に親しんだり、行事に合わせて一緒に料理をしたり、自宅での食育を進めていきましょう。そのためには、まず親が食に興味を抱くことが大切です。食材の旬や育ち方、味の違いなどに関心を持ち、子どもと一緒に食を楽しむことを心がけましょう。 -
【コラム】3歳の子どもの落ち着きがない原因は?対処法や親の関わり方も解説!
「うちの子は、ほかに比べて落ち着きがない」「もしかして発達障害では?」。 子どもの行動からこんなふうに心配するお父さん、お母さんもいるのではないでしょうか。 特に3歳ごろは遊びたい盛り、いたずら盛りで、常に動き回っている子も多いもの。落ち着きがない子どもの原因はなにか、親はどう対処すればいいのか。今回はこの点にスポットをあてて解説していきます。 (1)3歳で、落ち着きがない子どもによく見られる事例 3歳ごろの子を育てる親であれば、次のようなシーンに遭遇することもあるのではないでしょうか。 ・あれこれ気が散って、一つの遊びや勉強に集中できない ・バスや病院など、公共の場でも騒ぐ ・座って待っていられず、走り回る 親としては周囲の目も気になるし、しつけの面からも何とかしたい行動ですね。叱ってもなかなかいうことを聞かない、何度も繰り返すといった場合は悩んでしまうお父さん、お母さんも。 どうして子どもが落ち着きのない行動をしてしまうのか、まずはその原因を知ることから始めましょう。 (2)3歳で落ち着きがない子どもの考えられる原因は? 個性 大人と同様に子どももさまざまな個性があります。生まれながらにおっとりとおとなしい子もいれば、活発に動き回る性質の子どもも。親としては心配な点もあるかもしれませんが、さまざまなことに興味を持ったり、何かを積極的に知ろうとしたりするのは決して悪いことではありません。成長の過程である程度おさまることも多いので、他者に迷惑をかけず、子ども自身にもマイナスにならないことであれば、しばらくは見守る姿勢でいてもよいでしょう。 身体の発達が未熟である 脳や感覚器官が発達しきっていない3歳児。大人なら自然と対応している外部からの刺激の選別や、自身の興奮度の調整などがまだうまくできないこともあります。 感覚統合が発達途上 感覚統合とは? 「感覚統合」は、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)など全身で受ける刺激に対する感覚を、脳内で適切に整理・分類すること。 人は常に外部からのさまざまな刺激にさらされています。例えば喫茶店で会話しているときなら、いろいろな客の動きや窓の外の車が目に入ったり、BGMや調理、配膳の音などが聞こえたり、料理の香りが漂ってきたりしますね。たいていの大人であればその中から必要な刺激とそうでない刺激を選別できます。ですから、相手の話に集中して会話をスムーズに続けることができるのです。 感覚刺激への反応 3歳ごろの幼児は感覚統合の発達が十分ではなく、目に入るもの、また音やにおい、触覚など集中すべきもの以外に反応して落ち着きがなくなるということが起こりえます。 感覚が過敏であり、刺激に対して身を守ろうとする防御反応として、落ち着きのない行動を取ることもあります。例えば、大きな音が鳴り響いているところではそわそわする、友だちと腕を組むなどの身体接触を避けようとする、といったようなことです。 また、自分の体の動きや位置、力の入れ具合などを感じ取る「固定受容覚」、体の平衡感覚やバランスなどを感じる「前庭覚(ぜんていかく)」が未熟なケースも。そうすると、ものの扱いが意図せず乱暴になってしまったり、電車やバスなど揺れる場所では体が安定せず不安になってしまったり、他者からすると落ち着きがないように見えることもあるのです。 覚醒レベルの調整 3歳児は、「覚醒レベル」の調整がまだうまくできない、というのも一因と考えられます。この場合の覚醒レベル、というのは、興奮や緊張している状態のことです。成長するにつれ、外部からの刺激に対して自身の反応をコントロールすることができるようになりますが、幼児期は抑えきれずに覚醒レベルが高い状態、つまり興奮状態が続いてしまうことも。 逆に、注意を向けなくてはならないときに覚醒レベルを上げられずぼんやりしてしまうこともあり、覚醒レベルを適切に保つことがまだ難しい段階といえます。 ストレスから 引っ越しなどで生活環境が大きく変わった、自然災害に見舞われたなど大きなストレスを感じると、普段はおとなしい子も落ち着きをなくすことがあります。 ストレスの原因は身近にもあり、家族の仲が悪くていさかいが絶えない、コミュニケーションがまったくない、といった環境も影響します。 まずは、子どもが安心して過ごせる環境を整えることを心掛けましょう。 人の気を引きたい 誰かに構ってほしい、関わりたいから、わざと落ち着きのない行動をすることもあります。目立つ行動で気を引いて、話しかけてもらいたいのです。 中でも「大好きな親に注目されたい」という気持ちは強いもの。弟、妹が生まれて父母の手が取られてしまったときなどに、わざと騒いで自分に目を向けてもらおうとすることも。怒られても、それは「気を引くことができた」という認識になり、また同じことを繰り返したりします。 (3)子どもが落ち着きのない行動をしたときの対処法 子どもが体を動かせるようにする 思い切り遊んだり走り回ったりすると、体の中にたまったエネルギーやストレスが発散されて、落ち着くことがあります。 公園の遊具で遊ぶほか、鬼ごっこなどをするのもいいですね。3歳児であれば、ただかけっこをしているだけでも楽しんでくれるでしょう。できるだけ毎日、体を動かす時間を設けられるとベストです。 動いていないと落ち着かないという性質の子もいます。お絵描きなどで遊んでいても、何か道具を取ってきてもらったり、軽く運動をして休憩したり、ちょこちょこ体を動かせるようにするといいでしょう。 子どもの気持ちをくみ取り、声をかける 感覚の未発達から、状況を不安に感じたり不快に感じたりして落ち着きをなくしている場合も。3歳ごろだとまだそれをうまく言葉にできないかもしれません。親は、子どもがどう感じているのかをくみ取ってあげることが大切です。「音がうるさくていやなのかな?」など気持ちを代弁してあげると、子どももほっとすることができるでしょう。 声掛けや絵などでやるべきことを示す 一度言っただけではおとなしくならない、という場合は、怒らずに何度か声掛けをしてあげましょう。「立ち歩かないの!」ではなく、「座って内緒話の声で遊ぼうね」などどうすればいいのか具体的に伝えることが大切です。 また、絵で視覚的に伝える方が理解しやすい子どももいます。今何をしてほしいのか、次は何をするのかなどを簡単なイラストにして見せてあげると、言葉よりもすんなりと従ってくれる場合もあります。 (4)落ち着きがない子どもへの親の関わり方 「子どもは落ち着きがないもの」と理解する 子どもはもともと「落ち着きがないというのが普通」、と考えましょう。あれこれと興味が移り、手を出したがるのが自然な姿です。そうすることで多くのことを経験し、インプットしようとしている、と理解すれば、おおらかな目で見守ることもできるでしょう。 子どもを観察して対策を立てる 子どもが落ち着かないのには、先述のようにいくつか原因が考えられます。子どもがどんなときに落ち着きをなくすのか、まずはよく観察してみましょう。そして、それに適した対応策を考えて実践してみてください。 例えば、就寝時間になっても騒いでいるようであれば、安心できるようハグなどスキンシップをとると効果的です。親の気を引きたいようであれば、子どもと向き合って十分にコミュニケーションをとる時間を設けると、心が満たされて落ち着くでしょう。 わが子が活発に動きたい性格なのか、じっとしているより体を動かす遊びが好きなのかなど基本的な性質や好みも、もちろん把握しておきたいポイントです。 家庭や部屋の環境を整える 落ち着きのなさの原因となる不安やストレスを取り除くことも大切です。家庭内でよくコミュニケーションを取り、子どもの心が安らげる状態にしましょう。 また、何かに集中してほしいときは、周囲の環境を整えてから始めましょう。おもちゃは片付ける、テレビは消すなど気が散るものをあらかじめ排除すれば、落ち着いて取り組むことができるでしょう 知育玩具を取り入れる 子どもが楽しめるおもちゃがあれば、上手に気をそらすことができます。特に、知育玩具は子どもの脳や体を刺激するように作られているため、遊びに集中しやすいのでおすすめです。 知育玩具で遊んで静かにできたら、褒めてあげることを忘れずに。 専門家に相談する 落ち着きのなさが度を越している、常時落ち着きがない、といった場合は、ADHDやASDなどの発達障害の可能性もあります。近年ではインターネット上でさまざまな情報を得られますが、一般では正しく判断するのは難しいもの。不安に思ったら、専門医や自治体の児童相談所、子育て支援センターなどに早めに相談をしてみましょう。 ADHDとは ADHDとは、注意欠如・多動症のこと。うっかりミスをしてしまう不注意や、ものごとに集中できず、衝動的な行動をとるのが特徴です。頻繁にかんしゃくを起こす、遊びの順番が待てない、急に大声をあげるなどが症状としてあげられます。 ASDとは ASD(自閉症スペクトラム症/自閉症・アスペルガー症候群・広汎性発達障害)の症状でも、落ち着きのない行動が見られることがあります。 集団行動が苦手なので自分勝手に動いてしまったり、感覚が敏感な子は光や音などに過剰反応してかんしゃくを起こしたりパニックにおちいったりということも。 いずれにしても、3歳児では年齢的なものなのか見分けが難しいかもしれません。思い込みで心配せず、専門家に相談するのがベストです。 まとめ 子どもの性質を理解し、成長をあたたかく見守ろう 3歳ごろの落ち着きのなさは、年齢のためなのか個性なのか、それともなにか障がいがあるのか見分けがつきにくいもの。まずは子どもをじっくり観察し、その性質を正しく理解することが、解決への近道です。 落ち着かない原因が分かれば、環境を整えるなど親が適切にサポートしてあげましょう。そして、少しでも落ち着いて過ごせるようになったらたっぷりと褒めてあげること。心地よい環境と親の愛情があれば、子どもの心も安らいで言動も次第におさまっていくでしょう。 -
【コラム】子育てで直面するお悩み【10選】解決法を知り心を軽くしましょう!
(1)【あるある】パパママの子育ての悩みとは? 子育てにかかる費用が不透明で不安 「老後2000万円問題」という言葉を聞かれた方は多いのではないでしょうか。現在の日本では、老後の生活をゆとりを持って暮らすには2000万円以上必要と言われています。 また、ここ数年における物価上昇も家計にとっては深刻な問題です。このまま物価上昇が続けば、2000万円では済まなくなるかも知れません。そんな環境下ですので、「どうやって教育費用を捻出したら良いのだろう」「我が子にとってのベストな選択は何だろう」と不安に思うお父さん、お母さんがいるのは当然と言えます。(→解決法はこちら!) 子育てに追われ、自分の時間がない! 独身又は夫婦2人だけの頃は、全ての行動を自分で決めて行動することができたと思いますが、子どもが出来た途端にその生活は一変します。生活の主軸が「自分(夫婦)」から「子ども」になるためです。子どもが複数人になるとより一層、生活が子ども中心となります。(→解決法はこちら!) 仕事との両立はどうなるの!? フルタイム勤務で正社員として働いていると、考えるべきこと・やるべきことが盛り沢山です。育児休業期間をいつまで取得するか?職場に復帰するタイミングは?保育園探し(以下、保活)は?など・・・あっという間に、ToDoリストがいっぱいになりそうですね。(→解決法はこちら!) 兄弟の育て方が分からない! 兄弟げんかや仲裁方法で悩まれる場面が多くあるかと思います。上の子、下の子とそれぞれの個性もあり「上の子の時と同じように下の子も育てているはずなのに上手くいかない」「上の子にはついつい厳しく叱ってしまう・・・」など、子どもが複数人いる家庭ならではの悩みも、子育てのよくある悩みと言えます。(→解決法はこちら!) イヤイヤ期、なぜなぜ期にイラッ! 子どもの成長過程として、2~3歳の間には何でもイヤと言う「イヤイヤ期」が、「やっとイヤイヤ期が終わった・・・」と思いきや、4歳頃まで何でも質問をしたがる「なぜなぜ期」があります。仕事が終わり帰宅すれば家事に兄弟の子育て・・・と大忙しのママ・パパが多いと思います。心に余裕が持てず、イラッとする場面もあるかも知れません。(→解決法はこちら!) 適切な叱り方が分からない! 子どもに対する叱り方で悩むママ、パパは多いと思います。特に、子どもが言うことを聞かない時はついきつく叱ったり、感情をぶつけたりしてしまうかも知れません。子どもに感情をきつくぶつけてしまった後で、親が自己嫌悪に陥ったり落ち込むといったことも子育てでは【あるある】です。(→解決法はこちら!) ワンオペで周りに相談できる人がいない 「配偶者の転勤についてきたものの、知り合いが誰もいない土地だった」「両親(義両親)が高齢かつ遠方に住んでいて頼れない」等といった理由で、子育てや家事の負担がパパ・ママのどちらか1人にかかる状況を「ワンオペ」と言います。共働き家庭が増え「家事育児を折半する」という考え方が浸透しつつありますが、実際に家事や子育ての大半を担うのはママになることが多いかも知れません。(→解決法はこちら!) うちの子の発育状態は大丈夫? 公園や幼稚園で同い年のお友達と顔を合わせた際、「あれ、○○さんちのお子さんはお喋りが上手だけど、うちは喋らないな・・・」「うちの子、周りと比べて小さい気がする」「お友達は静かにできているのに、我が子は走り回っている・・・」等、子どもの発育に関して心配したり、悩むことも子育てではよくある場面と言えます。(→解決法はこちら!) 偏食、食べないなど食事のトラブル 離乳食作りを勉強し、旬の野菜や果物を知り、栄養バランスの整った食事を摂ってほしいという思いで食事を作る親の願いとは裏腹に、子どもは「これはイヤ」と断固として食べなかったり、あるいは特定の食べ物ばかり食べたりします。お椀をひっくり返されたり、べーっと吐き出されると涙が出そうになりますよね。子育ての大きな悩みのうちの一つと言えるでしょう。(→解決法はこちら!) トイレトレーニングを成功させたい! トイレトレーニングを始める時期や、トレーニングの進め方で悩むママ、パパも多いでしょう。保育園や幼稚園で同じクラスの子がオムツを外したと聞いたりすると、「うちももっと早く取れるようにしないと!」と焦る気持ちも出てくるかも知れません。(→解決法はこちら!) (2)【10選】子育ての悩みを解決する方法とは? 子どもの進路次第で大きな違いが! まず、こちらの表をご覧下さい。 幼稚園~4年制大学を卒業するまで、全て(国)公立だった場合でも約1,080万円かかります。また、大学まで全て私立(大学は文系)に通っていた場合は約2,535万円です。 さらに、医学部へ進む場合や大学院進学となると、この表以上の費用がかかるでしょう。 改めて数字にすると驚きますが、子どもの将来像から必要な費用を逆算し、コツコツと教育費を準備していきましょう。例えば、子ども手当を学資保険に充てたり、貯金だけでなく、ボーナスの一部を積立NISAで運用するなども1つの方法です。また、子どもとの話し合いが必須にはなりますが、奨学金制度を活用するといった方法もあります。 筆者は、私立大学で奨学金を活用していました。社会人になってから、毎月の返済と時々、ボーナスの一部を繰り上げ返済に充てつつ一昨年に完済しました。大学4年間は、人生の教養と見識を深められた良い期間だったと確信しています。確かに奨学金は将来負担にはなります。しかし、「学びたい」という気持ちを持つ人を間違いなく後押ししてくれます。お子様の「なりたい」「頑張りたい」を家族全員で応援したいですね。 子育ては複数人で行うものです! 少し前まで、3世代同居、2世代同居など大家族世帯が日本の主な世帯構成でした。 国民的アニメ「サザエさん」では、タラちゃんの子育てに関わるのは母親のサザエさんだけではありません。祖母のフネさん、兄弟のカツオくん・ワカメちゃん、お隣さん・・・と色んな人がタラちゃんを見守り、育てています。つまり、子育ては母親1人だけで行うものではないということです。そのような意味でも、現代のお母さんは1人で抱え込み過ぎていると言えます。旦那さんや両親、幼稚園や習い事の先生といった幼児教育のプロに頼れるところは頼って、肩の力を抜いて子育てをしませんか?また、真面目なお母さんほど手抜きが許せず、自分で自分を追い込んでしまいます。筆者の場合は、日頃の家事を家電製品に頑張って貰いました。特にオススメしたいのはロボット掃除機です。お金はかかりますが、仕事から帰ってきたときには家がピカピカになっているので、帰宅してからの時間を気分良く過ごすことができます。子どもが小さいうちは、人もモノもフル活用しましょう!それは決して甘えではありません。 地域の支援や窓口をフル活用しましょう! お住まいの地域の児童館や、子育て支援センターはご存知でしょうか。ぜひ、そういった場所に足を踏み入れてみて下さい。同じように子育てをしている保護者との繋がりができます。ハーバード大学で精神医学を研究しているロバート・ウォールディンガー氏によると、「人は4つか5つ自分の所属するコミュニティがあると、幸福度や健康に良い影響がある」ことが判明しているそうです。何よりも大切なのは、家庭に笑顔があることです。色んな場所に自分の居場所、心のよりどころを作って下さいね。 子どもの「個」を尊重しましょう! 親と子が違う人間であるように、兄弟も似ている部分はありますが、全く別の人間です。ですので、兄弟を比較することは何の意味も持ちません。兄弟それぞれに個性を持っています。個性が違えば、けんかが起こるのも当然です。ある程度、「仕方ない」と割り切り、それぞれの個性に応じた接し方や叱り方を探してみましょう。子育てに正解はありません。それぞれの子どもに合わせた育て方を試行錯誤していきましょう。 しっかり心が成長している証拠! イヤイヤ期、なぜなぜ期は子どもの心の成長過程ですので、しっかり心が成長している証拠と前向きに捉えましょう!詳しくはこちらをご覧下さい。 ・【コラム】『魔の3歳児』イヤイヤ期に子どもを伸ばす親の特徴と対処法とは? 叱る基準はどこですか? ママ・パパが子どもを叱るときはどんなときでしょうか。また、叱る際の基準は夫婦で一緒ですか?こちらの関連記事をぜひご一読下さい。 ・【コラム】とっておきの対処法をご紹介!3歳児が言う事を聞かない時の対応とは? ・【コラム】3歳児を必ずワガママにする親のNG行動とは?ベスト対処法もご紹介! あなたの味方は沢山います 「ワンオペ」状態で苦しい状況のお母さん、お父さんも多いかと思いますが、児童館や子育て支援センター、保育園、幼稚園、習い事の先生など、子育て世帯の味方は多くいます。筆者の体験では、引越先の学童保育の送迎時間に仕事の都合が合わず、送迎ができませんでした。どうしようかと悩んでいた際、引越先の自治体から「ファミリーサポート」を教えてもらいました。結果として、ファミサポのお陰で勤務時間や給料を削ることなく働き続けることができました。意外と、あなたの味方は沢山います。決して思い悩まず、味方を見つけて下さいね。 発育の基準をご紹介 心身の発育基準、見るべきポイントが書かれています。ぜひチェックしてみて下さい。 ・【コラム】3歳児の発達段階とは?関わり方のポイントや遊びについて解説 ・【コラム】3歳児の身長ってどれくらい?3歳児の成長の目安は? ・【コラム】3歳児の会話レベルとは?3歳児の会話レベルを高める関わり方についても詳しく解説 ・【コラム】3歳児の特徴やチェックリストとは?3歳児健診についても詳しく解説します 食事の時間は「楽しく」 筆者の子どもは掃除機のように何でも食べる子どもでしたが、筆者自身は食が細く、全く食べない子どもだったと母から聞きました。イライラしなかったのかと母に尋ねたところ、「気が向いたら食べるようになるだろう、今はご飯の時間が楽しい時間と思ってもらうことの方が大事」と思うようにしていたそうです。食事の時間を苦痛な時間と認識してしまうと、マイナスからのスタートなので確かにそちらの方が大変かも知れません。まずは、「お父さん美味しそうに食べてるな」「楽しい時間だなぁ」と子どもが思う雰囲気作りから始めてみませんか? ・【コラム】3歳児がご飯を食べない理由とは?子どもにごはんを食べてもらうためのコツ トイレトレーニング成功法 先述した「食事の時間を楽しくすること」と似ていますが、トイレトレーニングもトイレを嫌がらないよう「楽しく過ごす工夫を凝らす」ことが成功への最短ルートかも知れません。筆者は、両親から「オムツは絶対に布オムツ!じゃないと、いつまでもお漏らししてしまうよ」と言われたため0歳児の頃から布オムツにしていました。ところが、実際やってみると布オムツの後処理(つけ置き、消毒など)は時間を要するため、仕事もしていたのですごくストレスになりました。そして布オムツだからといって取れたのが早かったという印象もありません。 その経験があるため、子育てに「絶対的な正解」はないと思うようになりました。ですので、トイレトレーニングも決して無理強いはせず、子どもも親も楽しくできることが一番大切なのではないでしょうか。 (3)脳科学から見た現代の子育てとは? 脳科学から見て悩むのは当然 「子育ては複数人で行うもの」というお話をさきほどしましたが、これは脳科学的にも言えるそうです。「ワンオペ」は脳科学的にも良い影響がありません。現代の子育てでお母さん、お父さんが悩むのはある意味当然のことなのです。 人は「共同養育」で育つ 養育者と子どもとの間に形成される特別な結びつきとして「アタッチメント(愛着)」という言葉が子育てや保育、教育現場でしばしば使われます。特に、母親と子どもの絆であったり、母親からの深い情愛を指すような印象がとても強いです。しかし、ボウルビィの理論によると、「アタッチメント」とは母親だけを指すのでは無いそうです。複数人(養育者)で見守り、子どもに触れること。これが真の愛着形成になるそうです。様々な養育者に囲まれ、触れられて育った子どもはより安定した心理状態、社会的適応を可能にしていきます。 つまり、人は1人で育たないということなのです。少子高齢化、核家族化が進む現代だからこそ、子育ての原点は「共同養育」であると今一度振り返りたいですね。 ヒトの発達の謎を解く-胎児期から人類の未来まで(著:明和 政子氏) (4)【まとめ】パパママが幸せに過ごせる子育てを! 子育てに絶対的な正解はありません。試行錯誤の日々だと思います。今日の成功パターンが明日使えなくなることもザラでしょう。筆者も当時、自分の時間がないことにストレスを感じていました。しかし、実際に子どもが大きくなって1人でカフェや美容院に行く時間が簡単にできると、その「不自由さ」が子どもとの貴重な時間だったのだなと気付かされました。3歳の子ども、4歳の子どもはその時しかいないのです。今この瞬間、「不自由を楽しむ」ことにママ・パパでぜひ集中して下さいね。全ての人が笑顔で過ごせる子育てができますように! -
「ホンモノの学力」を伸ばす!親の接し方と家庭の特徴【5選】
(1)子どもの学力を伸ばす鍵は「非認知スキル」にあり! 非認知スキルとは? 結論からお伝えすると、子どもの学力を伸ばす家庭では「非認知スキル」を伸ばす接し方や取組みを行っています。非認知スキルは「心の知能指数(=EQ)」と言われており、EQのEはemotion(感情)の頭文字です。積極性や粘り強さ、協調性、リーダーシップ、前向きさ、真面目さなどが挙げられます。ペーパーテストのように数値化することはできませんが、海外の研究データでは、非認知スキルが偏差値やIQ以上に【実社会を幸せに豊かに生きるために必要な能力】であることが明らかになっています。 反対に、知能検査を経て数値化できるものはIQ(Intelligence Quotient)です。ですので、非認知スキルは「目に見えない学力」と言い換えることもできます。知能検査のように視覚化こそ出来ませんが、「目に見えない学力」こそが「目に見える学力」を育てる根幹となるのです。 なぜ非認知スキルが大切なのか? 理由は大きく3つあります。 1つ目の理由は、心の知能指数(=目に見えない学力)が高い子は、受験勉強や試験本番などの局面でも頑張り抜くことができ、最終的には難関校合格(=目に見える学力)へと繋がるためです。 2つ目の理由は、様々な問題に社会全体が直面しているためです。日本では少子化が深刻な問題のうちの1つです。競い合う子どもの数が減ると競争に勝ちやすくなると思われがちですが、実際は真逆です。人口の埋め合わせのため、将来的には海外からの移住者が増え、競争はむしろ激化していきます。つまり「平均的に出来る子」では、激化する競争に太刀打ちできないため、非認知スキルが求められるのです。 3つ目の理由は、大学入試の多様化です。現在、日本の私立大学入試の50.3%がAO入試(=総合型選抜)を占めています。総合型選抜で大学が見ているものは「非認知スキル」です。今まで以上の危機的状況やリスクを抱える社会において、「絶対的な正解」という概念自体が通用しないであろうことは誰の目から見ても明らかです。 だからこそ、大学は問題に対して「物事を自在に捉えられる」人物を求めているのです。 「高偏差値=難関校合格」ではない! 社会情勢の急激な変化に伴い、大学入試の在り方は大きく変わって来ています。アメリカの大学入試は100%総合型選抜です。海外では「偏差値」という言葉は知られていないばかりか、全く重要視されていません。日本の大学入試も、海外のように将来的には総合型選抜が100%近くになるでしょう。 例えば早稲田大学ですが、入学者の6割を総合型選抜での入学にすることを決定しています。現時点で、早稲田大学経済学部は定員900名に対し一般入試の定員が300名。わずか3分の1となっているのです。私立大学が変われば国公立大学もそれに追随します。東北大学や筑波大学、京都大学も総合型選抜を導入し始めました。つまり、日本全体が「偏差値思考はもう古い」という考えに変わりつつあるのです。 では、「非認知スキル」を伸ばして子どもの学力を上げている親の接し方を紹介します。 (2)子どもの学力を伸ばす親の接し方【5選】 子どもの強みを知っている 人から「お子さんの長所は?」と聞かれた際、いくつお子様の長所を挙げられますか? 非認知スキルを伸ばす家庭では、子どもの良い面を伸ばす子育てを行っています。 どうしても、我が子を見る際は「短所」に目が行きがちです。しかし、親が短所と思っている部分も、視点を変えれば長所になるのではないでしょうか。「のんびりした性格」は「気が長く大らか」と言い換えられます。「落ち着きがない」は見方を変えると「エネルギッシュで行動的」です。そうやってポジティブに変換していくと、「普通な子」はいませんよね。豊かで楽しい個性を持っていると思えてきませんか? はまキッズでも、お子様の「出来ていないこと」や「苦手なこと」は問題視しません。お子様の「できたところ」「得意なこと」に注目し、能力を伸ばす授業を行っています。 子どもの強みを伸ばしている 長所は、言い換えると「強み」です。お子様の強みは習い事で伸ばしていきましょう! 「強み育て」は、お子様の「自信」を育てます。自信は自主性や積極性を生み出し、親が無理矢理させなくとも、お子様自身で苦手なことや出来なかったことに挑戦するようになります。ところが、苦手なこと・不得意なことを「平均的には出来るようにさせないと!」と親が躍起になると、どうでしょうか。当然、嫌なことなのでお子様は拒否反応を示します。 また、決して得意なことではないので失敗する可能性も高いです。「やっぱりダメだった」と自信を失い、ますますやらなくなる・・・といった悪循環に陥ります。 強み育てが効率的で、良いサイクルであることは明らかですね。 うんと褒めて自信をつけさせている 1日の中で、お子様を叱ることと褒めること、どちらが多いでしょうか。 忘れがちですが、大人にとって「出来て当たり前」でも、子どもにとって当たり前ではありません。年長さんでも、この世に生まれてたった5・6年です。そう思うと、お子様に対して許せる範囲が広がり、肩の力が抜けるのではないでしょうか。 「当たり前」を当たり前と思わず、お子様の様子をよく観察しましょう!そうすると、お子様の「褒めポイント」や頑張っている姿が見えてくると思います。 その際は、リアルタイムで思い切り褒めてあげて下さい!身近な大人、信頼しているお母さん・お父さんといった保護者から褒められることで、お子様は自信をつけていきます。 自分自身で学ばせている はまキッズでは、授業で「教える」ということはしません。学ばせることによって子どもの能力は全開になり、自ら感じたり思考したりする中で高い創造力が育つためです。 教えるとは、子ども側からすると教え「られる」であり、受け身の状態です。教えられた授業では「自ら学んだ」という意識がないため消極的になり、学習意欲が上がりません。 消極的なため、勉強内容がなかなか頭に入りません。なかなか頭に入らないため、成績にも思うように反映しないでしょう。結果的に点数が悪く、親や先生に叱られて自信をなくす・・・といった悪循環を生み出してしまいます。 このような悪循環を生み出さないためにも、自ら学ばせることが大切なのです。 また、「創造力」や「思考力」も非認知スキルの1つです。ですので、非認知スキルを高める、といった意味でも「自ら学ばせる」ことが大切と言えます。 親が子どもとの会話を大切にしている 非認知スキルを伸ばす家庭では、親子の対話を大切にしています。「対話」と聞くと身構えてしまいそうですが、決して難しい話をするといった意味ではありません。 非認知スキルを伸ばす家庭では、お子様の話に「どうしてそう思ったの?」「どうしたら良かったと思う?」と問いかけ、保護者の問いに対しお子様が自分の頭で考えて意見を発言する・・・といったことを日常会話で大切にしています。ここで大切なことは、お子様の答えが「大人にとって正しい答え」でなくても否定しないことです。自分の頭で、自分なりの考えを「自分の言葉」でお子様自身が説明しきることが重要なのです。 昨今の大学入試では、さきほどお伝えしたように「正解」を素早く書き記す人物ではなく、「物事を自在に捉えられる」人物を求めています。また、競争が激化していく社会では今まで以上に「自分で考え行動する力」が求められます。 普段の会話でほんの少し意識するだけなら、簡単に取り入れられますね! (3)「非認知スキル」と幼児教育 幼児教育の研究結果 アメリカの経済学者で、ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授をご存知でしょうか。ヘックマン教授の行った実験とその結果で、幼児教育の重要性が明らかになりました。彼の研究結果から、近年の教育現場でも「非認知スキル」が注目されるようになったのです。 幼児教育の研究結果 幼少期にある教育を受けさせた子のグループ、受けさせなかった子のグループに子どもたちを分け、ヘックマン教授その子たちが40歳になるまで追跡を続けました。 教育内容は算数などの勉強ではなく、遊びによる自主性を重んじる教育、つまり非認知スキルを高める教育が中心です。 追跡し続けた結果、「幼児期から教育を受けた子どもは、受けなかった子どもよりも学力が高く経済的にも豊かである」ことが明らかになりました。つまり、「幼児期に適切な教育を受けると非認知スキルを高める効果がある」ということが判明したのです。 はまキッズの授業内容も、決してお勉強一色ではありません。歌やパズル、ぬり絵やブロックといった遊びを通して子どもたちは日々学んでいます。 「非認知スキル」と「認知能力」は両輪! 幼児教育で非認知スキルが高まれば、認知能力(=IQ)も自ずと高まります。「前向きさ」や「自主性」、「積極性」「根気強さ」などが培われると、勉強で困難な場面に直面しても、投げ出さずに頑張り抜く子どもになるためです。さらに、投げ出さずに頑張り抜くため難問なども正解でき、自分に自信がついて「もっと勉強したい!」と、また自主的に勉強する・・・といった好循環を生み出します。非認知スキルと認知能力は、まさに両輪なのです。 (4)「AI」に負けない、人特有の能力 ここ数十年で社会は劇的に変化し「情報化社会」となりました。今やAIを導入している企業は2022年時点で53%にもなり、「AIが人間の仕事を奪う」とまで言われています。 しかし、AIには人間に勝てない最大の弱点があります。 それは、「対人場面における柔軟な振る舞い」が出来ないことです。人の心の痛みや喜びを予測したり、共感できるAIを開発することは大変難しいと言われています。 一方、人間は他者との関わりを通して「今、相手がどう思っているか」を考えて想像し、「自分がどのように行動すれば相手が喜ぶのか?」等を学んでいきます。 つまり、人間の学びの本質とは「非認知スキル」を伸ばすことなのです。非認知スキルを伸ばすことで、激化する競争にもAIにも人間は対抗できるのです。 (5)まとめ はまキッズでは、今年1月からお子様の非認知スキルをさらに伸ばすため「SDGsのおやくそく」カリキュラムを導入しました。このカリキュラムでは、10分程度の動画を観ながら親子で会話をし、非認知スキルを伸ばします。 一見すると、学力を伸ばすための手段としては遠回りに見えます。しかし、「偏差値を上げたい」「成績を伸ばしたい」といった保護者の方にこそ、この【5選】をぜひ日常生活で取り入れてほしいと思います。 「ホンモノの学力」を今日から身につけていきましょう! 参考文献 ・ヒトの発達の謎を解く-胎児期から人類の未来まで(著:明和 政子氏) ・親が偏差値思考をやめれば、不思議なほどわが子は伸びる(著:青木 唯有氏) ・「強み」を生み出す育て方【賢さ】【やる気】【コミュ力】が絶対身につく!(著:船津 徹氏) -
【コラム】3歳児がご飯を食べない理由とは?子どもにご飯を食べてもらうためのコツも解説
離乳食から幼児食に移行して、ほぼ大人と同じ食事が食べられるようになった3歳児。体の成長も著しい時期で、親としてはしっかり食事で栄養を取ってもらいたいところ。でも、「子どもが食べなくて困る」という悩みを抱える親も多いようです。 そこで今回は、3歳児がご飯を食べないのはなぜか、ご飯を食べてもらうためのコツをまとめて紹介していきます。 日々「食べなさい!」と怒ることを減らして、楽しく食べられるようにするポイントも。ぜひチェックしてくださいね。 (1)3歳の子どもがご飯を食べない理由とは 子どもが食べたがらない場合は、まずその原因を正しく把握することが大切です。3歳児がご飯を食べない主な理由を見ていきましょう。 おなかが空いていないから シンプルに、おなかがすいていなければごはんは進みません。 おなかがすかない理由としては、2歳までよりも1回の食事量が増えるので次の食事時にまだ空腹になっていない可能性があります。また、運動不足や間食の取りすぎも、おなかがすかない原因として考えられます。 嫌いなものがあって食べたくない 自我が育ってくる3歳。味覚もますます発達し、食べ物の好き嫌いの主張がはっきりしてきます。食卓に嫌いなものが並んでいると、それを見るだけで「おいしくない」「食べたくない」となってしまうこともあるのです。 食材が食べづらいから 小骨のある魚、繊維質の野菜、固い肉などの食材は、まだ歯が成長過程の3歳児には食べづらいもの。つい残しがちになってしまいます。子どもの食が進まないのは、そんな食べづらい食材が使われているからかもしれません。 体調不良やアレルギーのため 大人と同様、体調が悪いと子どもも食欲がなくなってしまいます。熱はないか、食事前までの様子はどうだったかを確認しましょう。 また、特定の食品に対するアレルギーや食物不耐性(消化しにくい体質)の可能性もあります。 「食事をしたらのどがかゆくなった」「気分が悪くなった」などの経験をしていると、食が進まなくなってしまうのです。 食事に集中していられない 3歳児はかむ力も弱く、大人ほどさっと食べることができません。自然と時間がかかってしまいますが、そもそも3歳児の集中力は長く続かないもの。特に好奇心旺盛な子どもは、食事以外の周囲のことが気になって、手が止まってしまうこともよくあります。 赤ちゃん返り 親に甘えたくて一人で食べない、食べさせてもらいたがる、ということもあります。いわゆる赤ちゃん返りです。弟や妹が生まれて親がそちらにかかり切りになっていると、親の気を引きたくて自分も赤ちゃんのような行動をとるのです。 また、3歳では大体の子どもが幼稚園、保育園に通うようになります。外では子どもなりに気を張っているため、家にいるときは甘えたくなることもあるようです。 もともと小食だから たくさん食べる子もいればあまり食べない子もいます。1,2歳の時期にあまり食べなかったのであれば、3歳になって突然食べられるようにはならない場合も。成長が順調であれば、過度に心配する必要はありません。 食事に対して興味が薄い いろいろなものに興味を持つ3歳児。気になること、やってみたいことが多いので、日々繰り返す食事に対してはあまり意欲がわかない、ということも考えられます。 環境の変化があったから 家族が入院した、引っ越して転園したなど、子どもを取り巻く環境が大きく変化するとそれまでの日常が崩れてしまいます。心理的な影響もあり、食欲がわかなくなってしまう場合も。 (2)「3歳児がご飯を食べない」とき、親がしてはいけないこと 子どもがご飯を食べないとついカッとして怒ってしまう、という親も。でも、親の言動によってはますます「食事はイヤな時間」という印象を植え付けてしまう場合もあります。どんな言動がNGなのかを知っておきましょう。 嫌いな食べ物を無理やり食べさせること 嫌いなものを食べるように無理強いされるのは、大人でもとても嫌なもの。無理やり口に入れられようものなら恐怖すら感じるかもしれません。もちろん、子どもも同じです。 いくら食べてほしいからといって、口をこじ開けて食べさせるというようなことは絶対にさけましょう。 食事のたびに叱りつけること 食べないことを強く叱ったり怒鳴ったりするのは控える方が賢明です。大人から強く叱られると、3歳児には恐怖がまさり、言われている内容はあまり理解することができないのです。それが続いてしまうと、「食事は怒られて嫌な時間」というイメージが強くなり、ますます食べることに対して拒否感を抱いてしまいます。 だまして食べさせること 子どもが嫌いなものを細かく刻んで料理に混ぜ込む、といった工夫をする人も多いですね。ただ、子どもが「これにピーマン入ってる?」などと聞いたとき、入っているのに「入っていないよ」とうそをつくのはやめましょう。あとで「本当は入っていた」と知れば、「だまされて食べさせられた」とショックを受けるかもしれません。 入っているか聞かれたら正直にこたえ、聞かれなければ、子どもが食べ終わってからはじめて、「その料理にはピーマンが入っていたんだよ。食べられたね」と教えてあげるといいでしょう。 食べる量を強制すること 「これだけは食べなさい!」と親が決めつけると、子どもにとってはプレッシャーになってしまうことも。子どもによって適量には個人差があります。目安となる量を食べられなくても、必ずしも問題があるわけではないのです。 (3) 3歳児が食べないときに、まず試したい効果的な対処法 子どもがご飯を食べないときの基本的な対処法を5つ紹介します。子どもが食べない原因を探ってみて、それに合わった対処法を取り入れてみてくださいね。 食事の量を調整する まずは、出している食事の量が多すぎないか見直してみましょう。3歳児は大体大人の3分の2ほどの食事量がよいとされています。しかし、はじめはさらに少なめの量にしてもいいので、「全部食べられた!」という成功体験をさせてあげるのです。そうすれば、食事に対する意欲もアップするはずです。「これはどのくらい食べられそう?」と子どもに聞いて、初めから食べきれる量にするのもいいでしょう。 食事の終了時間を設定する 食事時間を区切るのも方法の一つ。いつまでもダラダラと食べていても、おなかがすいていなければ結局食べきることはできません。「朝ごはんは30分間」などと決めて、それを過ぎれば「おしまいにしましょう」とさっと切り上げましょう。 体調を確認する 3歳児は自分から「体調が悪い」と伝えられないことも。いつも以上に食べないのであれば、熱はないか、気分が悪くないかなど体調の確認を。熱がなくても元気がないようであれば無理に食べさせず、おかゆやすりおろしたリンゴなど消化がよく食べやすいものを与えましょう。 生活リズムを整える 朝昼晩と、できるだけ決まった時間に食事をとるようにしましょう。いつも同じ時間だと食事のリズムが整って、食欲がわいてきやすくなります。 また、早寝早起きを心掛け、十分な睡眠を取ることも大切です。 運動量を増やして空腹を生み出す 体をよく動かすと、エネルギーが消費されおなかがすいてきます。子どもには、適度に運動をさせるようにするといいでしょう。思い切り外遊びをするほか、雨の日などには家で軽く体操するなど、できる範囲で体を動かせるよう工夫をしてみてください。 (4)3歳の子どもにご飯を食べてもらうためのコツ5個 基本的な対処法に加えて、子どもの食べる気持ちを後押しするコツを5つ紹介します。 子どもが好む味付けや食べやすい形状にする 苦手な食材も、子どもが好む味付けにチェンジすると食べられることも。カレーが好きな子にはカレー風味にする、ケチャップが好きな子にはケチャップ炒めにするなど、好きな味と合わせて提供することでハードルが下がります。 また、3歳児が食べやすい状態で出してあげることもポイントです。弾力があるお肉や繊維質の野菜は小さく切るなど、咀嚼(そしゃく)しやすいようにしてあげましょう。 子どもに選択してもらう 「今日は何が食べたい?」と子どもに聞いてメニューを決めるのもおすすめ。「ハンバーグとグラタンならどっちがいい?」と選択させてもいいでしょう。自分で決めたメニューなら、食べる気持ちも少しアップするはずです。 楽しい気持ちを高める工夫をする 食事時間を楽しいもの、と感じられれば、子どもも食が進みやすくなります。例えば、子どもと一緒にコップやお箸などのカトラリーを選び、お気に入りの物をそろえてみるのもいいでしょう。かわいいピックを使って盛り付けるなど、見た目を工夫するのも効果的です。 お弁当箱に入れていつもと違う部屋や庭で食べるのも、気分が変わって楽しいもの。大人も一緒に、食事を楽しむ気持ちを持ちましょう。 食材に親しむ機会を作る 料理に使う食材一つ一つに興味を持つことができれば、「食べてみよう」と思うきっかけとなります。買い物に連れて行って、旬の野菜や魚を見たり一緒に選んだり、簡単な料理の手伝いをしてもらったり、食材に触れ合う機会を多く持ちましょう。 食に関する知識を楽しく伝える 「豆腐は何からできていると思う?」「ナスの花は何色でしょうか?」というように、食卓に並んだ食材についてクイズを出してみても。食の知識を楽しく伝えてあげると、結果的に食べることへの意欲につながります。野菜や魚などについての絵本もあるので、図書館で借りて読んであげるのもいいですね。 (5)まとめ 子どもの健康や成長のために、と親はつい必死に食べさせようとしてしまいますが、まずはあまり思いつめないようにすることが大切です。 「おなかがすいたらそのうち食べる」 「今は食べなくても、成長につれ食べるようになる」 といったように、少し気楽に考えてみれば、イライラも収まります。 何より大切なのは「食事って楽しい!」と子どもが思えるようにすること。子どもは楽しいことなら自らやりたがります。紹介したコツのほか、食事中の家族の会話などみんなで雰囲気作りができるといいですね。 そして、親自身が食を大切だと認識することです。食材の旬や栄養素、行事食などに興味を持ち、日々の食事に楽しく取り入れてみてください。そうすれば、自然と子どもも食を大切にし、進んで食べるようになっていくでしょう。 -
【イベントレポート】箕面自由学園小学校『国公私立小学校の違い』
箕面自由学園小学校 教育講演会 2024年6月2日(日)箕面自由学園小学校の先生方にお越しいただき、千里中央校にて教育講演会を開催いたしました。お子様向けに理科実験も同時開催いたしました。 【学校選びこれでいいの?】 幼いお子様を持つご家庭が一度は悩む課題の一つ「学校選び」について前川先生からお話いただきました。 国立小・公立小・私立小の違いを、教育の位置づけ、独自、教員の特徴といった学校案内では知り得難い観点からお話いただきました。 各校とも一長一短ある中で、新たな視点をご提示いただけた事で、判断の基準を一つ増やす事が出来たのではないでしょうか。 【我が子を通わせたい学校作り】 中高一貫の進学校、大学付属校での指導経験から「我が子を通わせたい学校を作る」という田中校長にもお話いただきました。 実際、子どもが学校で過ごす時間は、ご家庭で親と過ごす時間よりも長い時間となります。 心も身体も学力も大きく伸びる大切な小学校の六年間に何を学び、何を経験し、何を感じ取ったのかが、その後の子どもの未来に大きく影響することから、学力だけではない広い視野に立った学校作り取り組まれていました。 年々伸びる進学実績からも学校作りの成果を感じられた保護者の方も多かったのではないでしょうか。 【五感を通して学ぶ教育】 教育内容について三宅先生にお話しいただきました。 体験を大切にして、知識だけではなく、感じることは周知のことでしたが、同じテーマでも各学年に合わせて繰り返しステップアップしていける仕組み。 保護者の方も、実験教室から聞こえる子どもたちの楽しそうな声から箕面自由学園の教育理念を実感されたことでしょう。 【実験教室】 保護者と離れて子どもたちだけでの実験教室に、最初は不安そうなお子様も見受けられましたが、市原先生の繰り出す科学の不思議にすっかり夢中になっていました。 好奇心を刺激され、楽しそうに実験に参加する子どもたちの姿から箕面自由学園とはまキッズに共通する教育理念「本物を体験する力」のすばらしさを感じられました。 【入試説明】 最後に、鎌野先生より入試についてお話いただきました。 実験教室からの子どもたちの楽しそうな声と相重なり合って、箕面自由学園の熱い想いが伝わる、とても有意義な時間となりました。 イベントを振り返って お話を伺って、「成長しない国」「伸びない国」「G7最下位」など、日本という国の価値が下がり続ける現在、「子どもの未来をどう切り開いていくのか?」という大きな問題に対して、「未来を切り開く唯一の手段が教育」という前川先生の言葉が、深く言葉に響きました。 また、五感を通して学ぶ教育という点は、知識と経験が折り重なって自然と学力として積み上げられていく過程が、はまキッズのカリキュラムに通じるところだと感じられます。 実験教室では、好奇心を刺激され、楽しそうに実験に参加する子どもたちの姿から箕面自由学園とはまキッズに共通する教育理念「本物を体験する力」のすばらしさを感じられました。 はまキッズでは、自分で気づいて思考していく中で、子供の創造力と能力を引き出していきます。 たくさんの刺激と知識、考える楽しさと新しい発見をする喜び。 これらを親子で一緒に感じられるチャンスが、はまキッズにはあります。 ぜひ一度、はまキッズのイベントにお越しいただき、親子で学ぶ楽しさを実感してみてください。 ▼千里中央校 校舎情報・イベント情報はこちら https://www.hamakids.jp/room/senrichuo/ -
【イベントレポート】アサンプション国際小学校『カトリック教育が育む個性と品格』
アサンプション国際小学校 教育講演会 6月16日(日)はまキッズ千里中央校にてアサンプション国際小学校 丹澤先生、蒲生先生をお迎えし、教育講演会「カトリック教育が育む個性と品格」を開催いたしました。 最初にカトリック教育の素晴らしさと学院のモットーである「誠実・隣人愛・喜び」についてのお話がありました。 日本の子どもの人己肯定感の低さが指摘されていることに触れ、子どもたちが自分の善さに気づき、自信を持ち、前向きに進める人になるために、初等教育がとても大切であるということを具体例を交えて教えていただきました。 いろいろなお話の中でも、非認知能力に注目し、豊かな心や思考力の育成を行い、「褒め教育」で子どもたちの喜び、自信、他者との分かち合いを育むでいることや、探求学習で課題設定から生徒で行い、自然災害、国際教育、福祉、平和など自分たちでできる事を考え、行動しているというお話が印象的でした。 昨年はユニクロ「服のチカラプロジェクト」に参加し、難民問題を学んだのち、子ども服の回収活動を行い、当校舎にも生徒手作りの回収BOXを設置させていただきました。 英語教育には、とても定評があり、毎朝15分の英語授業、イマージョン教育、英語アプリの活用、海外系列校との交流など、多岐に渡り、素晴らしい成果を上げています。 講演会後の質疑応答では、入学後の家庭でのサポート、預かり保育。子育ての心配事など、丁寧に回答をしていただきました。 イベントを振り返って 「自分らしく、自信を持つ」という心の教育を大切にしていることがとても感じられる講演会でした。 また、AIの可能性が急速に高まっている今、「覚える君から考える君へ」という刺激やひらめきといった人間にしか出来ない体験を基に自ら考えて行動する力を育てることの大切さも痛感しました。 これからも、はまキッズ千里中央校では様々なイベントを開催する予定です。 ぜひ、ご参加ください。 ▼千里中央校 校舎情報・イベント情報はこちら https://www.hamakids.jp/room/senrichuo/ ▷千里中央校 直近のイベントスケジュールはこちら お申し込み・お問合せは、はまキッズ千里中央校( 06-6831-0100)まで、お気軽にお電話下さい。 -
【イベントレポート】京都女子大学附属小学校『国語力³は人間力』
京都女子大学附属小学校 教育講演会 6月6日(木)はまキッズ京都駅前校にて、京都女子大学附属小学校の坂口校長先生と糸井副校長先生をお迎えし、「国語力³は人間力」をテーマに教育講演会を開催いたしました。 京都女子大学附属小学校が今年度から合言葉にされている「国語力3乗」とは、どのような意味なのでしょうか? 皆様の疑問に坂口校長先生がお話をしてくださいました。 附属小学校では長きにわたり「国語力は人間力」を合言葉にしてきました。これまで築きあげられてきた成果と伝統を踏まえ、さらに高みを目指すという意味を込めて国語力3乗を合言葉にされたそうです。 国語力3乗とは、「読む力」「書く力」「話す力」「聞く力」の4つから国語力を育成する授業を展開し、豊かな人間形成を実現するという意味があります。 京都女子大学附属小学校は「国語力の3乗って何?」と疑問に思い、自分の力で答えをだしてみようと探求する子ども、自己肯定感の高い子どもを育てる学校ですとおっしゃっていました。 自己肯定感の高い子どもはコミュニケーションをとり、他者も肯定的に認めることができます。困難なことに直面しても諦めずにやり抜き、前向きに考えることができます。 このような子どもの育成のため、京都女子大学附属小学校ならではの取り組みについてお話をいただきました。 次に特別活動をご紹介くださいました。 先生は学校では人との関わりの中でしか学べないことを体験してほしいとおっしゃっていました。 その1つとして運動会をご紹介くださいました。 先生は、運動会の前に3つのお話をされたそうです。 ===================================== 1つ目は勝負にこだわらずにやりきること 2つ目はお友達を大切にすること 3つ目は頑張っている友達を応援すること ===================================== この3つを心にとめて運動会をすれば、楽しく盛り上がるだけでなく、日常生活で実践してほしい、また将来仕事をする上でも欠かせない力を養うことができるということでした。 イベントを振り返って 講演会では学校で実践されている対話型の授業を体験させていただきました。「口」という漢字にあと2画足して、出来る漢字を考えるという課題でした。 保護者様、はまキッズの講師でグループになり、たくさんの漢字を見つけることが出来ました。一人で取り組みよりチームで考えると、より学びの多い授業になると実感しました。 京都女子大学附属で今されている革新的な取り組みも、ご紹介してくださいました。 新しい取り組みとして、ホワイトボード・プロジェクター設置・海外研修・アフタースクール・人工芝の設置など計画をされており、伝統を踏まえながら、より良い学びの環境を整えていらっしゃると感じました。 はまキッズの幼児教育の目的は人生を豊かにできる能力を育成することです。単なる目先のテストのためだけでなく、心と能力を育てる人間教育だということです。 これからの時代を生きる子どもたちの能力をはぐくみ、人間力を高めるという点において重なるものがあると確信しました。 御多忙の中、講演会にお越しくださった京都女子大学附属小学校の坂口校長先生、糸井副校長先生、ご参加いただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました。 ▼京都駅前校 校舎情報・イベント情報はこちら https://www.hamakids.jp/room/kyoto-station/ ▷京都駅前校 直近のイベントスケジュールはこちら お申し込み・お問合せは、はまキッズ京都駅前校( 075-353-1611 )まで、お気軽にお電話下さい。 -
【コラム】3歳児、数の理解はいつから?おうちで出来る数遊びも併せてご紹介!
(1)子どもが数を理解する時期は? 子どもの成長の早さには個人差がありますが、数字の形が分かる時期は2~3歳頃と言われています。 また、この時期には、数字を「いち、に、さん・・・」と声に出すことも出来るようになります。はまキッズでは、3歳児クラス(入門クラス)の1年間を通じ「1~3の数」を理解することを目標としています。 (2)数の理解に必要な3要素とは? 数量 辞書で「数量」と調べると、「個数と分量、または単に量」と出てきます。 1つ、2つ・・・といった物の個数を表す数のことを指しますが、はまキッズでは、「まとまり」や「かたまり」として数を捉えることを「数量」としています。まとまりで数を見られるということは、多い・少ない、長い・短いといった多少判断ができるということです。この多少判断は、「数量感」と言い換えることもできます。 はまキッズでは、オリジナルの学具を用いて、この数量感を身につけていきます。数量感を身につけられる代表的な学具として、「ウッディブロック」「ヌマーカステン」、そして「ドット棒C型」が挙げられます。 いずれの学具も、数を「量」として視覚的に感じながら「数をまとまりとして捉える」ことができるようになる学具です。数量感が身につくと、「数が数えられる」「足し算・引き算ができる」といったテクニック一辺倒になりません。 論理的に思考できる能力(=論理的思考力)が育つためです。 数唱 数字を「いち、に、さん、し・・・」と唱えることを数唱と言いますが、実は、「数字を唱えられるようになること」と、「唱えた数字が実際の数と一致すること」はまた異なります。つまり、「いち、に・・・」と唱えられていても、その「いち」が何なのか?「に」とは、「いち」と比べてどういう状態なのか?まで理解できているかは別問題ということです。 例えば、はまキッズの授業では「絵数カード」というカードを子どもたちに見せて、「これはいくつ?」と問いかけます。カードには、ウサギやゾウが描かれています。 うさぎが1羽のカードは「1」、2羽のカードは「2」、3羽のカードは「3」・・・と子どもたちは声に出していきます。ところが、先述のように「1とは何か?」など数の概念を理解していないと、絵数カードの順番を1羽→2羽→4羽で見せた際に子どもたちは「3!」と答えてしまいます。 もっと言えば、数字の概念を理解するということは、「足し算とはどういうことなのか?」「足す、とは何をすることなのか?」等といった「本質を理解する」ということなのです。 数字 アラビア数字のことを指します。「1」「2」など、私たちが日常で使う文字のことです。 (3)【3歳児】いくつまで数えられる? 3歳児の発達段階 3歳頃になると知能が急激に発達し、物事の理解力が向上します。知能がグンと発達する時期であると同時に、「何でも自分でやってみたい」という自我が芽生える時期でもあります。 「何でも自分でやってみたい」と興味の幅や物事への関心が広くなるため、この時期には数にも興味を持ち、数の読み書きをしたがるようになります。 この頃に、さきほどの「数の三要素」が身につき始めます。 (関連記事:【コラム】3歳児の発達段階とは?関わり方や遊びについて解説) 数の概念 一般的には、3歳頃から数の基礎(数の三要素)が固められていき、最終的に、5歳頃には数の基礎がおおよそ身につくと言われています。 3~4歳頃の時期になると、1~10程度なら自分で数えられるようになる子も多く出てきますが、はまキッズでは「1~3までの数」を大切にしています。 入門クラスの子どもたちは、様々な学具で「3までの数」を1年間、徹底的に学びます。この1年間で「3までの数」を理解し、子どもたちは数の基礎を固めます。3歳児の間は「1増える」とはどういうことなのか?を学具を用いて視覚的に理解させたり、体感できるようにします。また、数量感の形成も非常に大切です。 1~5までを、1つ1つ数えることなく「量」として捉えることで、5以降の数が出てきた際もスムーズに学習が進んで行きます。中学校受験において、計算問題は確実に得点したい分野ですが、難関中学校になるほど数字や桁が大きくなり、計算が複雑になります。そのため、数を数えていると「数え間違い」や「計算間違い」が起こりやすくなります。つまり「数を数える」ということは、多くの時間を要するだけでなく、確実に得点したい分野で失点してしまうリスクが非常に高いのです。 一方、数の概念や数量感を身につけられた子どもは、複雑・難解な計算問題であっても正確かつスピーディーに解答することができます。 速く正確に処理することができるため、見直しの時間をより多く取ってケアレスミスを防ぐことができたり、時間が足りず諦めるような難問に挑戦する時間も確保することができます。わずか1点の差が合否を分ける受験において、このようなアドバンテージを持っている子どもが、周囲と圧倒的な差をつけることができるのは明白です。 「数の理解」は段階的に進んでいく 4歳夏頃には「5までの数」が理解できるようになり、秋~冬頃には「10までの数」が理解できるようになります。はまキッズでは、保護者様に対し「20までの数」が理解できていれば、どれだけ数が大きくなっても対処できるようになるとお伝えしています。 しかし、この20までの数を理解するには、1~3までの数、5までの数、10までの数・・・と各段階を確実に理解していく必要があります。つまり、数の理解とは一朝一夕にできるものでなく、段階的に進んでいくものなのです。お父さん、お母さんの中には「もっと早く数えられるようにしないと」「計算は早く出来た方が良いのでは」といった不安や焦りをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、「数の理解」はこのように、様々なプロセスを経て育まれていきます。まずは、気軽に数に触れられる機会を日常生活を通して作り、お子様の数への関心を高めてみましょう! (4)【5選】気軽におうちで始められる数字遊び 五感で「数量」を体感させる キャンディーや個包装されたチョコレートなどを子どもの手に握らせましょう。握らせる際、(1)沢山握らせる場合、(2)少量を握らせる場合とパターンを2種類用意し、「今、手のひらにいっぱい入ってるね!」「さっきよりキャンディーは少ないね!」など子どもに声をかけ、パターン別に物を握った感想を聞いてみます。握った際に、「手のひらから溢れそうだな」「手のひら全部で包み込めているな」等を感じる、手のひらに乗ったキャンディー等の量を自分の目で確かめる・・・「五感」をフルに使い、体感させることで、子どもたちは「数量感」を知ることができます。 自宅にあるもの、身近にあるものを使うとなると気軽に始められそうですよね。ぜひ、子どもの五感を刺激してあげましょう! ブロックなどを使って「多少」を知る ブロックや積み木などを活用し、上に積み上げたり、横に並べたりしてみましょう。上に積み上げたブロックを2つ用意し、「どっちが高い?」「ブロックをいっぱい使っているのはどっち?」と子どもに問いかけます。横に並べたブロックも、2種類用意します。「どっちが長い?」「沢山ブロックを使っているのはどっち?」など、子どもに確認します。このような問いかけを行い続けることで、「いっぱい」「沢山」「多い」「長い」「少ない」「ちょっと」「短い」等の言葉の意味と数量感が一致するようになるのです。筆者の子どもは男の子なので、3歳頃は「機関車トーマス」や「プラレール」に夢中になっていました。息子が車両同士を連結させていく際、「トーマスとパーシーどっちが長くなった?」「京阪電車より阪急電車の方が長いね」等、声かけを行うようにしていました。筆者自身は、数字に関心を持って欲しいというよりも「長い・短い」などの言葉を 知ってほしいという思いで声かけをしていましたが、「多少判断」という面でも、この声かけが役立っていたのだなと感じました。 はまキッズ小学部の算数は、「実感算数」と呼ばれています。 各単元の最初に、その単元を「実感してもらうこと」が、一般的な算数の授業と大きく異なる点です。 例えば「かさの学習」では、1mL・10mL・1dL・1Lといった水の量を手のひらや「ます」を使って子どもたち自身で感じてもらいます。思ってたよりも10mLって少ない!1Lってすごく多い!など、実際に感じることが子どもたちの刺激となり、楽しい学びとしてしっかり記憶されるのです。紙に書かれている数量と、実際に感じた数量をリンクさせることが大切なのです。 「声出し遊び」で音と数字をリンクさせる 数量感を身につけて多少判断ができるようになれば、数字の「1(いち)」と声に出した時の「いち」を結びつける練習をしましょう!ブロックやおはじきを使い、今度は「これ何個?」と子どもに問いかけます。「1個!」などと答えれば、「そうだね。これは1だね。これは1です」と繰り返し、子どもにも復唱させます。1、2、3、・・・と順番にせず、時には1、3、4、2・・・と数字を入れ替えてみましょう。 こうして声に出すことを繰り返すことで、数字を声に出した時の音と数字が徐々に一致するようになるのです。 トランプなどで数字の結びつきをさせる 実物の数と声に出す数字が一致するようになれば、今度は数字と実物(ハートやスペード)が一緒に描かれたトランプなど、カードゲームで遊びながら学びます。同じ数字を見つけるババ抜き、数字を順番に並べる七並べなど、トランプ1つで様々な数遊びが出来ます。是非、家族全員で遊んでみて下さい。楽しいゲームを通して、数字と実物の数をリンクさせていきましょう。 トランプ遊びの中でも、筆者のオススメは神経衰弱です。神経衰弱は、高い空間把握能力と集中力を育てるだけでなく、視野を広げて先を見据える能力=先見性も同時に身につけることができます。 他にも、「数の補数」に目を向けられるような遊びもオススメです。ババ抜きのルールを応用し、1と9、3と7など、2枚のトランプで10を作ったらカードを捨てられるといった「10作りゲーム」も楽しいですよ! すごろく遊びで「数の概念」を深める 数ある数字遊びの中でもオススメなのが「すごろく遊び」です。すごろく遊びを通し、子どもがどれだけ数の概念を理解しているかを確認することができます。すごろくでは、「6マス進む」「4マス戻る」「2マス飛ばす」「1回休憩」など、数を足したり、引いたりを繰り返します。また、この写真のサイコロボードでは、サルが最内でリスが大外にいます。数の概念がない子どもたちは「サルの方が近いからサルがいい!」と言いますが、実際のマス数は大外にいるリスと同じ40マスです。数量感が身につき、多少判断ができるようになると、サルもリスも同じマス数であることに気づくことができるのです。 数の概念や数量感、多少判断、足し算、そして引き算と、数に関する全てを確認することができるのが「すごろく遊び」です。おうちでもすごろくを使って是非お子様と遊んでみましょう! (5)まとめ 日常を通じ、親子で数字に親しむようにしましょう! 3歳児の頃は、脳が急激に発達し、急速に成長する時期です。 「勉強させないと」という意識ではなく、日常生活を通して数字に触れ、できることを少しずつ増やしていきましょう。 お子様の発達段階に合わせつつ、親子一緒に、楽しみながら数字や数の基礎に触れていって下さい。先述した数字遊び5選のように、日常生活の中で無理なく出来る数へのアプローチ方法は沢山あります。 例えば、湯船の中で一緒に数を数える、お願いしたクッキーの枚数をお皿に並べてもらう、数字が出てくるリズム遊びや歌を一緒に歌う・・・親子一緒に楽しむことで、子どもが数に対しポジティブな感情を抱くようになるのです。はまキッズでは、数の概念や数の基礎を学ぶことで、子どもたちに「数論理能力」を身につけてもらいます。 数論理能力とは、単純に計算ができる・計算が早いといった能力ではありません。現実を理解し、考える「想像力」や「問題解決能力」に繋がる能力のことを指します。想像力や解決力を持った子どもは、広い視野や全体注意力が身についているので心が穏やかになります。 現代社会には、答えがない問題あるいは正解が1つではないような問題が多く存在しています。「解答する力」ではなく、「「解決」する力」を身につけられるのが、はまキッズの授業であり、数を学ぶ上での最終ゴールなのです。 ぜひ、今日から、今からでも親子で数遊びを始めてみませんか。 -
【コラム】3歳児を必ずワガママにする親のNG行動とは?ベスト対処法もご紹介!
(1)【3歳児】反抗期とは? 3歳頃の反抗期は「第一次反抗期」と呼ばれます。「自分で何でもやってみたい」という思いを持ち始める時期でもあり、いわゆる「自我」が芽生え始めます。 同時に、言語能力の発達が急激に進む時期でもあります。ですので、2歳頃は「イヤ」という言葉やジェスチャーが自己主張になっていましたが、3歳頃には「自分の気持ちを自分の言葉で」主張できるようになります。 一方で、理性や我慢を司る「前頭前野」の発達はまだ未熟なため、他者の視点で物事を考えることが難しく自己中心的な考えに陥りがちです。 理性や我慢が聞かないため、自分の思い通りにならない際に大人に対して反抗する場面が多くなります。これが「反抗期」と呼ばれている状態です。 (2)【魔の3歳児】反抗期の特徴 親の思い通りにならない 先述のとおり、3歳頃は「自我」が芽生え始める時期です。「1人でやってみたい!」「自分で頑張ってみたい」といった自己主張がより一層激しくなります。そのため、両親や周りの大人に反抗し、自己の主張を押し通そうとする場面も見られるようになります。 しかし、「今までは親の言うことを素直に聞いていたのにどうして?」と心配になる必要は全くありません。親の思い通りにならないこと、自己主張が激しくなることは子どもの成長過程において必要不可欠だからです。 自己主張がはっきりしてくる 3歳頃は、言語能力も急激に発達する時期です。2歳頃のイヤイヤ期と比較しても、単に「イヤ」という言葉で終わらせず、より具体的に言語化できるようになります。 言葉の発達と自我の芽生えが合わさることで、自分の意見を伝えるだけではなく、やり通そうとするようになるのです。 癇癪を起こす 自我の芽生え、言語能力の発達と急激に成長していく一方で、「我慢」や「感情の処理」は脳がまだ未熟なため上手くできません。心の自立といった面では、まだまだ成長途中であると言えます。そのため、欲求が満たされなかった場合に言葉ではなく、物を投げる・泣き叫ぶなど癇癪を起こしてしまいます。 ママ・パパは「いつまで癇癪が続くのだろう」といった不安や、癇癪を起こす我が子の姿を見て発達面を心配されるかも知れませんが、心配無用です!個人差はあるものの、一般的には3歳後半~4歳にかけて徐々に癇癪が収まると言われています。 なぜなら、4歳に近づく頃には言葉の発達だけでなく、他者の気持ちが理解できるようになるためです。【魔の3歳児】の頃と比べ、自分の考えや思いを言葉で説明できるようになるだけでなく、相手の立場や状況も想像できるようになるのです。 (3)反抗期の原因とは? この時期は心身ともに急激に発達していきますが、手先の発達も同時に進んでいきます。お箸を持つ、洋服のボタンを留める等、身の回りのことをどんどん自分1人で出来るようになっていきます。 はまキッズでは「身の回りのことを自分でできるようになること」を大切にしています。言い換えると「肉体的自立」ですが、肉体的自立のために必要な力を「指先調整能力」と呼んでいます。 この指先調整能力を鍛えることで、自分のことを自分1人でできるようになります。身の回りのことをできるようになることは、子どもの自信や自立に繋がります。 さらに勉強面で言えば、はさみや鉛筆、小学校入学後はコンパスといった「道具」も上手に扱えるようになります。そのため、学習自体に対する姿勢や集中力が高くなるのです。 一方で、「何でも自分でやってみたい」という自我の芽生えから、難しいことや大人から見てまだ1人では危ないことにも挑戦しようとします。そうすると、実際にやってみて思っていたように出来なかった、あるいは、本当に危険な行動のためママやパパに行動を止められた等も子育ての日常では当然起こります。 このように、自己の欲求が解消されなかった場合、子どもの中でフラストレーションが溜まります。その欲求不満が爆発した際に、大声で叫んで物を投げるなどの癇癪を起こしたり親への反抗的な態度となるのです。 (関連記事:【コラム】3歳児の発達段階とは?関わり方のポイントや遊びについて解説) (4)絶対にやってはいけない!親のNG対応法 この記事を読まれているママ・パパは、お子様のわがままに日々悩まれていることと思います。しかし、ママ・パパの行動がひょっとするとお子様のわがままを増長させているかも知れません。以下が「親のNG対応法」です。 子どもとの約束を親が守らない 例えば、買い物に行く前に「今日はお菓子は買わないからね」と子どもと約束をしていたとします。それでも、お菓子コーナーを通ると「これ買って」と子どもがお願いして来る日もあるかと思います。その際に「まあ1つくらいなら良いか」と思い直したり、あるいは一度NOと言ったものの癇癪を起こされ、「これ以上大声で泣かれたらイヤだし買っておこう」と回避手段として買われたりすることはありませんか? もし、事前に約束していたにも関わらず親自らが約束を破ってしまうと、子どもは「ママとの約束は守らなくて良いんだ」「泣いたら買ってくれるんだな」と間違った理解をし、約束を軽く見るようになってしまいます。どんなに小さな約束でも、一度決めたことは必ず守ることが重要です。身近に居る大人(両親)が約束を履行する姿を見せることで、約束を守ることの大切さ、約束の重さを子どもは実感できるようになります。 親の言葉がぶれる さきほどのスーパーでの場面にも通じることですが、子どもは親の言っていることや姿をよく見ています。親都合で言っていたことを変えてしまうと、親の言うことに一貫性がないと見抜き、信頼を損ねてしまいます。 OKとNGの線引きで子どもを混乱させないためにも、一度約束したことは親が守るという姿勢が大切です。 子どもの話を聞かない 子どもが自分のやりたいことを主張し押し通そうとする姿を見て、ママ・パパは「理不尽な要求」をされているように時には感じられるかも知れません。 しかし、子どもの行動や言動の裏には必ず理由があります。筆者の息子は、明らかに晴れているのに長靴を履こうとしたり、色んなTシャツを持っているにも関わらず虎がプリントされたTシャツばかり着る時期がありました。「他にも色んなシャツあるよ」とやんわり諭しても、虎プリントのTシャツが良いと言って全く聞きませんでした。「子どもあるある」であると頭では理解していても、筆者は「色々買ってるのに何でこの服ばっかり選ぶの!つい昨日洗濯したところなのに・・・」等、内心でイライラ・・・。ところが、夫に息子の行動について話した際、「息子にとって、そのシャツが一番イケてると思ってるんじゃないかな。理由は聞いてみた?」と言われたのです。 私は、「昨日も着たから」「服を持っていない子みたいだから」という理由で息子の話を全く聞こうとしていませんでした。その後、主人が言うように「これが一番カッコいいと思ってるから着るの?」と尋ねると、「うん」とあっさり答えたのです。 自分の振る舞いを反省した出来事ですが、後述する「注意すべきわがまま」ではありませんでした。 頭ごなしに怒鳴る・叱る 先述したとおり、子どもの行動や言動には必ず理由があります。その理由を聞かずして頭ごなしに怒鳴ったり、叱ることは子どもを萎縮させてしまいます。 一時的に言うことを聞いたとしても、今後の子どもとの信頼関係に傷をつけてしまい、修復に時間を要してしまいます。 表面的な事象に囚われず、まずは「何がしたかったのかな?」と冷静に考え、子どもに問いかけてみましょう。気持ちに寄り添ってまずは話を聞いてあげるなど、叱り方にも工夫が必要です。 脅して言うことを聞かせる 「ゲーム捨てるよ!」「鬼が来るよ!」など、子どもを怖がらせて言うことを聞かせる手段は、一時的に言うことを聞いたとしても根本的な解決にはなっていません。なぜなら、どうしてダメだったのか?など、子どもが自分の行動・言動を考えられなくなるためです。また、このような文言は「子どもを支配すること」が目的になっています。 子どもに言うことを聞いてもらうことは当然大切ですが、ではなぜ言うことを聞いてもらう必要があるのでしょうか。子ども自身が気づきを得て、成長することが一番大切なのではないでしょうか。 (5)誰にとってのわがまま? わがままには種類がある 子どもの自己主張や意見を「理不尽な要求」であると決めつけ、厳しい言葉で叱責することは、子どもの感情を抑えつけることになります。かといって、子どもの理不尽な要求を「意見や自己主張」と捉えて容認することも好ましくありません。つまり、子どものわがままには「OKなわがまま」と「注意すべきわがまま」の2種類があるのです。 注意すべきわがままの見極め方 「OKなわがまま」かどうかの判断基準は、「周囲への配慮」があるかどうかです。 一方で、「NGなわがまま」には物への所有欲や独占欲が隠れており、周囲の人を巻き込みます。さきほどお伝えした筆者の体験を例に挙げてみます。息子は着たい服や靴を身につけたいと思っているだけです。周りの誰かを傷つけたり、迷惑をかけるような行為は一切していません。判断に困った場合は、そのような観点から見極めてみましょう。 親が「こんな格好おかしいから可哀想」「雨の日でもないのに!」等、子どもが失敗しないように何でも先回りすることも好ましくありません。子どものやることに必要以上に干渉することは「過干渉」です。過干渉は、結果的に子どもの行動を制限し、やろうとしていることを否定することになります。あまりにも干渉すると、子どもの「経験」を奪うことになるため、最終的には子どものやる気を減退させてしまいます。 「OKなわがまま」であれば、""子どもの経験値がUPする機会""として前向きに捉えてみませんか。 (6)わがままへのベスト対応法5選 あらかじめ約束をしておく ここで言う「約束」には、具体性を持たせましょう。例えば、子どもが本を読んで欲しいと頼んで来た際に家事などでバタバタしていると、「また今度ね!」とつい曖昧な表現をしていませんか。「今度」が、あと5分後なのか?それとも明日なのか?子どもには判断ができません。筆者は、よく「謝罪+今できない理由+いつなら付き合えるのか」の3点セットで息子に話していました。「ごめんね。今は、さっき使ったお皿を洗ってるから絵本は読めない。長い針が7に来たら全部洗い終わるよ。7になったら一緒に本を読もうか」といった具合です。そうすると、子どもも「頭ごなしに頼み事を否定された」と思わずに済みます。 また、子どもに具体的な時間を提示してあげることで、「ママは約束を守ってくれるんだ」という安心感・信頼感を醸成することもできます。 約束を守る 「約束」と「履行」はセットになっています。大事なのは、親が約束を履行する姿を子どもに必ず見せるということです。親が子どもに「長い針が7になったら」と言っていたにも関わらず、疲労感や面倒臭いといった気持ちで「やっぱり明日にしてくれる?」は絶対にNGです。なぜなら、信頼して待っていてくれた子どもの気持ちを裏切ることになるためです。会社の同僚や友人との約束を守るように、子どもとの約束も必ず守りましょう。また、買い物でお菓子やオモチャを買わないと事前に約束していたならば、どんなに泣き叫んでもその日は買わない姿勢を貫いて下さい。筆者の子は、スーパーに設置されたガチャガチャにハマっていた時期がありました。あらかじめ「今日は買わないよ」と約束した上で、意識を逸らすために別の入り口からスーパーに入ったりもしていました。それでも、何かの拍子に思い出して「ガチャガチャしたい」と言い出すことも。ですが、グズグズに根負けして買ってしまうと、「グズれば要求が通る」と間違った学習をしてしまいます。 説得してもグズグズ泣き続ける場合は、何も買わずサッと帰宅することもありました。買いたい物もろくに買えず、当時は空しさを感じながら帰路についていました。しかし、この姿勢を貫き通したことでグズグズが少なくなったように感じます。「僕が泣いても、ママは約束していたら絶対に買わない」と理解してくれたのだと思います。どんなに小さな約束でも親が必ず守り続けることで、子どもの親に対する信頼は増していきます。誠実な対応が子どもの心に一番響くのではないでしょうか。 子どもの話を真摯に聞く 子どもの行動や言動には、その子なりの理由があります。頭ごなしに否定したり、決めつけたりせず、子どもが落ち着くのを待って聞き取りをしてあげましょう。 少し話は逸れますが、子どもは状況整理や言語化が苦手なため、大人に「○○ということだよね」など言われると「うん」とつられて返事をしてしまう特性があります。 つまり、誘導尋問になりやすいのです。ですので、子どもから何か話を聞き取る場面では「はい・いいえ」で答えられてしまうような質問手法(=クローズドクエスチョン)は厳禁と言われています。この手法は、相手に「尋問されているような感じ」といったネガティブな印象を与えかねません。また、会話が繋がりにくいといったデメリットもあります。 子どもへの問いかけや聞き取りは、回答者が自由に考えて答えることができる「オープンクエスチョン」が基本です。この手法は多くの情報を引き出すことができるメリットがあります。時間はかかるかも知れませんが、子どもに寄り添って最後まで話を聴いてあげると、今まで以上に信頼関係が深まるかも知れませんね。 ダメな理由を丁寧に説明する 子どもが心から納得して理解できるように、ダメな理由を丁寧に説明することも大切です。「ダメなものはダメ!」で否定するのではなく、なぜ今は出来ないのか?など、子どもに伝わる言葉でシンプルに話すことが大切です。丁寧に説明して説得を試みても、癇癪を起こしたり、グズつく場合もあると思います。そのような場合には、毅然とした態度で「できない」と粘り強く伝えましょう。 ところで、ママ・パパの皆さんは「マシュマロ・テスト」をご存知でしょうか。スタンフォード大学の心理学者が行った実験で、子どもたちはより多くのマシュマロを貰うために、目の前にあるマシュマロを食べることを15分間我慢するように言われます。つまり、子どもの「満足を先延ばしする能力」を調べる実験です。この調査は、対象者が中年頃になるまで続けられました。 最終結果では、マシュマロを我慢できなかった対象者よりも、15分間我慢できた対象者の方が学力も高く経済的に豊かであり、社会性や計画に関連する「前頭前皮質」の活動が活発であることが判明しました。自制心・我慢する心は、筋肉と同じように鍛えることができます。親の説得に対し癇癪を起こしたり、反論したりする日もあるかと思いますが、根気強く丁寧に向き合うことで子どもの自制心を育てていきたいですね。 子どもの納得がいくまで付き合う もし、子どものわがままが「OKなわがまま」の場合、それは子どもの経験値UPのチャンスです。時間やタイミングなどに問題がなければ、是非本人のやりたいことに付き合ってあげて下さい。「子どものわがままに付き合ったら、わがままに拍車がかかるのでは?」と思われるママ・パパも居られるかと思いますが、実は「自立」への近道と言われています。 この時期の子どもたちは「何でも自分でやりたい」という自我が芽生える一方で、親への甘えや依存したい気持ちもあり、アンバランスな状態です。 だからこそ「OKなわがまま」であれば子どもに付き合い、「親に甘えたい気持ち」を満たす必要があるのです。甘えたい気持ちが満たされ、やりたいことも自分1人で出来ることで、子どもたちは「自立」するようになります。 とはいえ公共の場などでは、子どもの行動に制限をかける場面が多くなるかと思います。ですので、親も子どもも一番安心できる「家」で、ある程度やりたいように行動させてあげましょう。また、自宅であれば親も安心しながら見守ることができるかと思います。 自宅では、是非「できた」という成功体験を積み重ねてあげて下さい。「できた!」の積み重ねが、子どもの自信と成長に繋がります。 はまキッズの授業では、出来なかったことではなく「できた」ことに注目します。出来たことに注目し、ノータイムで思い切り褒めることで子どもは自信を持ち、「もっと頑張ってみよう」と自ら学ぶようになるのです。また、はまキッズは母子同室の授業なので、ママ・パパはリアルタイムでお子様の「できた」という成功体験を目にすることができます。講師だけでなく、親もその場で褒めることができるため、親子の絆が深まります。 (7)まとめ 子どものわがままは「心の自立」のために必要なプロセスであり、「健全に成長している証」です。とはいえ、子育ては24時間365日。親のコンディションも一定ではないので、体調が優れない日、家事や仕事に追われている日などあると思います。そんな時にわがままを言われると、頭では必要な成長過程と理解していても、イライラしてしまうかも知れません。しかし、我が子と生涯で一緒に居られる時間は想像以上に短い時間とも言われています。 関西大学社会学部教授の保田時男氏によると、母親で約7年6ヶ月、父親で約3年4ヶ月だそうです。(NHKバラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」出演時のコメントより) そう思うと、このわがままもほんの僅かな期間です。少しだけ、わがままを言っている我が子の姿が愛おしく見えてきませんか?もう少し関わってみようと思えてきませんか。 この記事が、悩める、ママ・パパの助けになれば幸いです。