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【コラム】3歳児の歯みがき、何が大切?ポイントや楽しく習慣化するコツを解説!
乳歯が生えそろった3歳児。「まだ乳歯だから歯みがきも適当でいいかな」というのは間違いです。乳歯は虫歯になりやすく、そうなると永久歯にも影響が出てきます。3歳児から意識したい歯みがきについて、注意するポイントや子どもが習慣化するコツを解説していきます。 (1)3歳ごろは歯みがきを見直す時期 3歳前後は乳歯が生えそろい、食べ物の範囲も広がります。成長した身心に合わせ、歯みがきを今一度見直す時期なのです。 3歳までに乳歯が生えそろう 子どもの歯、乳歯は生後6カ月ごろから生え始め、徐々に増えて、2歳6カ月頃には上の歯10本、下の歯10本、計20本が生えそろいます。生えそろう時期は個人差がありますが、3歳までには大体の子どもですべての乳歯がそろっていると考えていいでしょう 3歳ごろは、甘いお菓子などの摂取量も増える 乳歯がはえそろうと噛む力も強くなって、さらに幅広い食べ物を食べられるようになります。そうなると、おやつでもさまざまな種類を食べるようになり、チョコレートやガムなど市販の甘いお菓子が増える子どもも。 乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、むし歯になりやすい性質があります。糖分が多く、歯に残りやすいこれらの甘いお菓子は、丁寧にブラッシングして取り除く必要があります。 3歳ごろになると、自分で磨きたい気持ちが強くなる このころは自立心が高まり自己主張もさらに強くなって、なんでも「自分でしたい」と思う時期。親の仕上げ磨きが中心だった歯みがきも、自分で磨くことを習慣づけていくターニングポイントなのです。 (2)知っておきたい歯みがきのポイント 3歳ごろから自分磨きを本格的に始めるにあたり、親子で知っておきたい歯みがきのポイントをピックアップしました。 歯に着いた歯垢をしっかり落とす 食べかすが残っていると、それをエサにして菌が歯垢を作り出します。この歯垢が生み出す酸が歯をとかし、むし歯になってしまうのです。歯みがきでは、この歯垢をしっかり落とす必要があります。歯の表面だけではなく、歯垢がたまりやすい奥歯の溝、歯と歯茎の間、歯と歯の間をしっかりとブラッシングしましょう。 歯ブラシだけではなくデンタルフロスも使い、歯ブラシでとり切れない歯と歯の間の汚れもしっかり取り除きます。最初は親が仕上げ磨きで使ってあげるといいでしょう。 回数よりも丁寧に磨けているかが重要 朝昼晩、3食のあとに毎回磨くのはもちろんいいことなのですが、大切なのは、きちんと汚れが落ちているかどうか。毎食後磨いていても、奥歯のまわりや歯と歯の間に汚れがたまり続けていると虫歯になってしまいます。 特に重要なのは就寝前の歯みがき。寝ている間は口腔内の雑菌が繁殖しやすく、虫歯になりやすい状態です。就寝前だけでもいいので、丁寧に仕上げ磨きをしてあげましょう。 小学校中学年まで仕上げ磨きを まだ手先が器用ではなく、細かく動かせない幼児の場合は親の仕上げ磨きが重要になります。「小学校に入学したら、もう仕上げは必要ないかな」と思うかもしれませんが、少なくとも小学校中学年までは仕上げ磨きをする方がよいとされています。その理由は、永久歯が生えそろうのは10歳頃であり、それまでの乳歯と混同した状況は磨きにくいことがあげられます。12歳頃まで仕上げ磨きを続けることを推奨する歯科医もいます。 仕上げ磨きの卒業のタイミングは、子どもの性質やどれだけ歯みがきがうまくなっているかにもよるでしょう。とはいえ、いつまでも親が磨いていると自分磨きがいい加減になってしまうことも。永久歯が生えそろった段階で、仕上げ磨きの回数を減らす、磨き残しのチェックだけの日も作るなど、徐々に一人でしっかり磨けるようにサポートしてあげましょう。 (3)3歳児の「自分磨き」、ここをチェック 3歳児はまだ自分磨きの初心者。気を付けたい持ち方や磨き方などについてチェックしておきましょう。 歯ブラシの持ち方 歯ブラシの持ち方は、鉛筆と同じ「ペングリップ法」がいいといわれています。この持ち方だと、歯に余分な力がかからず歯茎と歯によいとされているのです。仕上げ磨きはこの持ち方でしてあげるといいでしょう。 ただ、3歳児がペングリップの持ち方をするのは難しいかもしれません。最初はグーの持ち方で行い、手先が器用になって鉛筆も上手に持てるようになれば、ペングリップ法に移行していきましょう。 【小児歯科医監修】いつから始める?お子さんの「自分みがき」のコツ|ママ、あのね。 磨きにくいところから始める なんとなく磨いていては、磨きやすい面しかきれいにならないこともあります。磨き残しがないようにするには、まず汚れが残りやすい奥歯のかみ合わせから始めるといいでしょう。 上あごの右奥歯、左奥歯、下あごの右奥歯、左奥歯それぞれのかみ合わせと、外側、内側を丁寧に磨きます。そのあとは、犬歯や前歯の内側、外側を上下とも磨いていきます。一本一本丁寧に磨くことを心がけましょう。 はじめはうまくできないこともありますが、叱ることなく、磨こうとする自主性を褒めてあげましょう。 年齢別!仕上げみがきのポイント(3-5才)|親子でやろう!予防歯科|HA!HA!HA!パーク(はははぱーく) 大人も一緒に磨く 一人でやらせるよりも、お父さん、お母さんが一緒に磨いてくれた方が子どももやる気になります。小さな子どもはまねをすることが大好き。「ママのまねっこをしてね。はい、上の歯から~」などと、親が手本を見せながら進めてもいいでしょう。 特に、踏み台の上に乗って洗面台で歯を磨いているという場合は、転倒すると歯ブラシでケガをする可能性も。危険回避のためにも、一人で磨かせないようにします。 ブクブクうがいにもチャレンジを 歯みがき後に口をきれいにするブクブクうがいも、徐々にできるように練習を。口をぎゅっと結んでほおを膨らませる動きは、口腔周りのトレーニングにもなります。最初はうまくできずに水がこぼれてしまうかもしれません。まずは口に水を含んでキープする、など段階を経て練習するうちにうまくできるようになっていきます。 (4)子どもが歯みがきを嫌がる理由とは? 自分磨きに慣らしていきたいけれど、そもそも歯みがきを嫌がる、という子どもも。その理由を知って、スムーズに歯みがきができるようにしていきましょう。 口の中の感覚が大人よりも敏感 小さな子どもの口の中は、大人よりも感覚が敏感です。歯ブラシの感触が気になって嫌がることも。ただ、3歳頃にはほぼ大人と同じ程度の感覚になるとされています。個人差もあるので急ぐことなく、まずは口に歯ブラシを入れて慣れていくことから始めましょう。 仕上げ磨きが痛い 感覚が鋭敏なことにより、仕上げ磨きが痛く感じることもあるようです。また、親が「しっかり磨かなければ」と思うあまりに、力を入れすぎているということも。乳歯は柔らかく傷がつきやすいもの。また、大人の歯に比べて表面の凹凸が少なく、軽い力で汚れは落ちます。親は、「軽く優しく力を入れずに磨く」のを意識することが大切です。 眠くてぐずっている 寝る前の時間になってくると、眠たくてぐずり始める場合があります。この時に歯みがきをさせようとしても、機嫌が悪いのでうまくいきません。毎日このような状態であれば、歯磨きの時間をもう少し前倒して、眠くなる前にさせるようにしましょう。 (5)3歳から、楽しみながら歯磨きを習慣化させるコツ 楽しいことならすすんでやるのが子ども。歯みがきも「しなければならないもの」「しなければ虫歯になる」とおどしたりリスク面だけ伝えたりするのではなく、「楽しい」と感じられるようにするのがもっとも効果的です。 歌を歌うなど楽しい雰囲気を作る 汚れを取らないと、と思うとつい真顔で子どもを見つめてしまうかもしれませんが、なるべく楽しい雰囲気を作ると子どもも進んで歯みがきをしてくれるようになるでしょう。 歯みがきをテーマにした歌を歌ったり、「左の奥歯がピカピカになってきましたね!」など実況中継をしてみたり。親も楽しむ気持ちで取り組んでみてください。 鏡で歯をチェックする 鏡を見ながら歯を磨けば、自身の歯の様子が見えてより関心を持つことができるでしょう。仕上げ磨きのあとに「きれいになったね」と手鏡で一緒に確認するのもおすすめです。 キャラクターの歯ブラシやフルーツ味の歯磨き粉で気分を上げる お気に入りの道具があれば、歯みがきの時間も楽しくなります。ドラッグストアなどには子ども用の歯ブラシ用品も多数。一緒に連れていき、好きなキャラクターの歯ブラシや好みのフレーバーの歯みがき粉を選ばせてあげるのもいいでしょう。 大人用のミントの歯磨き粉は子どもには辛く、泡立ちが邪魔になる場合も。子ども用には刺激がマイルドで泡立ちが少なく、フッ素が配合されたフルーツ味の歯磨き粉も販売されています。 歯みがきや虫歯についての絵本や動画を活用する 絵本や動画も自分磨きに役立ちます。虫歯について、歯みがきについて、乳歯についてなど、子ども向けの歯に関する絵本は多数。図書館で借りるなどして読んであげて、歯みがきの大切さを楽しく教えてあげましょう。 また、歯みがき関連の動画も多数アップされています。歌に合わせて順に磨いていくのをマネさせても。ただし、動画に夢中になって手が止まらないように注意を。数回見て覚えたら、動画なしで磨くようにするといいでしょう。 歯みがき後はしっかりと褒める 自分磨きのあとは「しっかり磨けたね」「がんばったね」と十分にほめてあげます。もちろん、子どもなので雑なところはあるかもしれません。でも、親からほめられることで、もっとがんばろう、毎日続けようと思えます。その延長線上で、徐々にうまく磨けるようにしていけばいいのです。 (6)まとめ 子どもが虫歯になったら大変、と思うとつい必死になってしまうかもしれません。もちろん、歯磨きの大切さを教えるのは大切ですが、その先の歯みがきは楽しく取り組めるようにするのが、3歳児にとっては大切です。 そのためにはまず、大人が楽しそうに歯みがきをすること。「キレイになって気持ちいいな」と伝えることです。親子で一緒に、健康な歯を守っていきましょう。 -
【コラム】【3~5歳】子どもが「すぐ泣く」と感じたら知っておきたい、原因や接し方・発達障害など
我が子が「すぐ泣く」と感じたとき「関わり方が分からない・・・」と保護者の方は悩まれるのではないでしょうか。ここでは、その原因やベストな接し方をご紹介いたします! (1)【年齢別】子どもがすぐ泣く原因とは? 3歳児 この時期は「イヤイヤ期」で、「自我」が芽生え始める時期と言い換えられます。自我が芽生え始めると、子ども自身で「何かしたい」という思いが強くなります。 一方で、理性や我慢を司る「前頭前野」の成長が未熟な時期でもあります。加えて、言葉の発達もまだまだ成長途中です。自分の意見などを言語化することが難しいために、自分の思いに反する出来事があった際、癇癪を起こして泣いてしまいます。 (参考記事:【コラム】『魔の3歳児』イヤイヤ期に子どもを伸ばす 親の特徴と対処法とは?) 4歳児 この頃になると語彙力・理解力が上がるため、以前よりは癇癪を起こさず自分の思いを伝えられるようになります。ところが、認知能力が急激に発達し始めるため、脳内では大改革が行われている状態です。例えば、今までは自分中心だったところが他者に目を向けられるようになったり、「過去・現在・未来」といった時間軸も理解できるようになります。 この急激な変化に子ども自身が戸惑いを感じ、感情の処理が上手くできないとなると、ぐずったり、泣いたりしてしまうといったことが起こります。 5歳児 5歳頃になると、プライドが芽生える時期ですので競争心がより強くなります。そのため、お友達との勝負やゲームに負けた際に、悔しくて泣いたりします。快・不快のみを伝えていた乳児期の頃と違い、嬉しくて涙が出るなど「泣く」という行動に様々な理由が絡むようになります。また、この時期は後述する「泣き落とし」をして要求を通そうとする時期でもあります。 (2)【性格別】すぐ泣く子どもの特徴3選 負けず嫌いな子 お父さん・お母さんが小さい頃、スポーツやゲームで負けると、どんな反応をされていたでしょうか。悔しくて大泣きしたり、勝つまで「もう一回!」と相手に言い続けていたでしょうか。「負けず嫌い」な性格の子どもは競争心が強いと言えます。「負けず嫌い」は決して悪いことではありません。悔しがったりするということは、裏を返すと子どもが「頑張っている」という証拠でもあります。しかし、勝つ人がいれば必ず負ける人もいます。子どもには「負ける経験」も勝つことと同じくらい大切であること、対戦相手へ敬意を払う必要性、なども併せて伝えたいところですね。 自己主張が強い子 「自己主張が強い」と聞くと「ワガママ」といった印象が先行するかも知れませんが、「自己主張を持つこと」自体は決して悪いことではありません。「自分の気持ちや意見を他者に伝える」というスキルは、今後の社会を生きていく上で非常に大切です。ただ、過度に自己主張が激しい場合は、感情を一旦クールダウンできるよう環境を整えてあげる配慮が必要かも知れません。 繊細な子 繊細な子どもは、感受性が豊かです。周囲の環境や言動に敏感なため、他の子どもより不安な気持ちになりやすいと言えます。同じように兄弟を育てていても、兄は繊細で弟は大らかなど、性格には差が出てきます。「気にしすぎ」「心配しすぎ」といった否定的な声かけはかえって子どもの不安をあおってしまいます。一旦は不安な気持ちに寄り添ってあげましょう。 (3)【知っていますか?】H・S・P HSPとは何か? HSPは、Highly Sensitive Personの頭文字を取った言葉(エイチ・エス・ピー)です。HSPと呼ばれる人々は、生まれながらにして感受性が高く、環境の刺激に対して敏感と言われています。感受性が高いために、人の感情をすぐ察します。「気疲れ」という言葉がありますが、察することに長けているがために、非常に疲れやすい繊細な心を持っていると言われています。 HSPとは疾患ではなく【気質】 HSPは心理的な疾患のひとつといった印象を持たれるかも知れませんが、疾患ではなく【気質】です。アメリカの心理学者であるエイレン・N・アーロン博士が、新しい「気質」の心理的概念として提唱しています。新しい気質とはいえ、アーロン博士の研究によると5人に1人がHSPの気質を持っていることが判明しています。全人口の約15%~20%と思うと決して珍しくないと言えますが、HSPの気質を持つ人は様々な場面で過敏に反応してしまうことから「生きづらさ」を抱えています。HSPの人たちには、刺激の少ない環境や刺激を和らげる手段が必要となるでしょう。 (参考記事:HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは 大阪メンタルクリニック) (4)すぐ泣く子どもと発達障害の関連性 HSPと発達障害の違い HSPの特徴として感覚過敏があるため、ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)などの発達障害と誤解されがちですが、明確な違いがあります。先述したように、HSPは【気質】です。受け取る情報や刺激が多すぎるため、処理しきる前に疲れ切ってしまいます。一方で、ASDは【脳機能】の障害が原因です。脳内のネットワークがスムーズでないために、物事への処理に時間がかかります。 アスペルガーとは何か? ASDは、知能発達や言語発達に遅れがありません。そのため、発達的な課題があることに周囲が気付きにくい障害と言えます。外見や表面上の会話をしただけで判断ができない点は、HSPの人たちと似ているかも知れません。ASDの特徴として、(1)行間を読むといった「相手の真意や心情を察知する」ことが苦手、(2)こだわりが強く、変則的な行動が得意ではない、そして(3)感覚過敏などが挙げられます。(3)の感覚過敏は、視覚や聴覚といった五感のどれかが非常に過敏であるということです。肌触りや匂いにこだわったり、ざわざわとした空間にいることに苦痛を感じたりします。環境の刺激に弱いと言った点でもHSPの人と共通している部分はありますが、HSPの人はむしろ相手の真意や心情を読みすぎてしまう気質です。「行間を読めるかどうか」でも大きく異なっていると言えるでしょう。 (参考記事:HSP( Highly Sensitive Person )とは?発達障害との違いや対処法について ブレインクリニック) (5)【5選】すぐ泣く子どもへの対処法・接し方 泣くな!と言わない 些細なことで泣かれると、つい「泣かないで!」と叱ってしまいそうになりますが、ここをぐっとこらえましょう。子どもの「泣きたい」という気持ちを無視して、無理やり感情を押さえつけることになります。これは筆者の反省ですが、筆者の子どもは何かにつけてすぐ泣く子どもでした。「男の子でしょ、そんなしょうもない事で泣かない!」とメソメソ泣く息子に説諭していました。しかし、「泣きたい時には誰だって思い切り泣きたいよなぁ」「成人してまでメソメソ泣いている訳じゃないよなぁ」と今になれば思います。成人を迎えてまで泣くわけではない、泣き虫は今だけの期間!と割り切りましょう。 気持ちが落ち着く環境を整えてあげる 手を握る、背中をさする、深呼吸をさせる、話す場所を変えるなど、子どもの気持ちが落ち着く環境を整えましょう。環境が変わると、興奮状態が少しずつ収まり、冷静に自分の気持ちを伝えてくれます。環境を変えても何をしても泣き止まない場合もあるかと思います。その際は、時間の経過を待ちましょう。泣き続けるにもエネルギーが要ります。 数時間後には泣き疲れて寝てしまうか、ふと冷静になって泣き止み、自分が何について泣いていたのか説明してくれるでしょう。 子どもの気持ちに寄り添い、共感する まずは、子どもの話に耳を傾けましょう。話をさえぎらず聞く姿勢を見せることで、子どもは「自分の感情を認めて貰えた」と感じます。子どもが「安心して自分の感情を表現できる」と感じられることが大切です。また、3歳頃は言葉の発達がまだまだです。そのため、「○○ということかな?」「○○が嫌だったんだね」など子どもの言いたいことを代弁してあげましょう。さらに、「悲しかったよね」「傷ついたんだね」といったような声かけをすると、子どもは「お母さん(お父さん)は自分の気持ちを理解してくれた」と感じられ、保護者をより一層信頼するようになります。「分かってくれている」という信頼があれば、泣いて訴えようとする前に、言葉で伝えてくれる機会が増えるかも知れないですね。 「泣き落とし」はスルーする 5歳頃になると、「泣き落とし」をする子どもも出てきます。嬉し泣き、悔し泣きなど泣く理由も様々になりますが、「泣き落とし」は自分の要求を通すという目的があります。 泣き続ける姿に根負けして要求を通してしまうと、子どもに「泣くと良いことがある」といった誤った認識を植え付けてしまいます。例えば、「泣くとお菓子を買ってもらえる」「泣いたらYoutubeを観ることができる」といった具合です。逆に言えば、「泣いても自分にメリットがない」と認識させることが重要なのです。ですので、「泣き落とし」と判断できる泣き方をした場合は徹底してスルーしましょう!最初の方は、子どもは「おや?泣いてもお菓子がもらえないな?」「ママが反応しないな?」と思い、さらに大きな声で泣きわめくかも知れません。しかし、ここは根比べで、負けてはいけません。最後まで徹底して「泣き落とし」をスルーし続けることで、子どもは「泣いてもメリットがない」ことを学習するのです。泣きわめきや癇癪が収まれば「自分で落ち着けたね、えらいね」などの褒め言葉をセットでかけてあげましょう。 落ち着いたら褒める 先述したように、自分で癇癪や泣くことを少しでも抑えられた場合はタイムリーに褒めてあげましょう。「泣くことを我慢する→ママ(パパ)に褒められる→良いこと」と認識を変えていきます。「泣かないと良いことがある」と完全に学習すると、そこからは子ども自ら正しい振る舞いを自分で考え、行うようになります。 はまキッズの授業では、お子様のできないことや苦手なことではなく「できたこと」「頑張ったこと」に注目して褒める授業を行っています。できないことを「何で出来ないの?」と責め立てたり、苦手なことを無理に平均以上にしようとしても、子どもが萎縮してかえって自信を無くしてしまいます。それよりも、「できたこと」「頑張ったこと」に注目し、しっかり褒めてあげることが大切です。 褒められることで子どもは自信がつき、自己肯定感が育まれます。特に、身近な大人であるお母さん・お父さんに褒められることで自信をつけます。「自分はできるんだ」「ずっと自分を見ているお母さん(お父さん)が言っているから大丈夫だ」と思えるようになり、そのうち大人が何も言わなくても自ら苦手なことやハードルの高いことに挑戦するようになるのです。 信頼している保護者から褒められることは、子どもにとって大きな自信に繋がります。「自分の感情を整えよう」と子どもが頑張っていたら、しっかり褒めてあげましょう。その際に抱っこや手を握るなど、子どもとの触れ合いも是非、取り入れてみて下さい! (6)【経験談】よく泣いていた子が泣かなくなった!? はまキッズ講師の体験談です。問題が解けない・できない悔しさでよく泣いていた子がいたそうですが、講師は「できない悔しさで泣くこと」を否定せず子どもの気持ちに寄り添い、「できていること」を見つけてずっと褒めていたそうです。そうしているうちに、いつの間にか泣いていた場面でも涙を流さなくなっていったそうです。はまキッズでは、お子様の「出来たこと・頑張ったこと」に着目して保護者とともにタイムリーに褒め、自己肯定感を育む授業を行っています。このお子様も、褒められるうちに自己肯定感がしっかりと育まれ、泣かなくなったのかも知れません。 (7)【まとめ】正しい知識を持って子どものありのまま受け容れましょう! 「子どもの心はガラスです。ガラスのもろい心なので、お父さん・お母さんから言われた言葉はずっと胸に残ります。だからこそ、たくさん褒めて良い言葉をかけてあげて下さい。」この言葉は、はまキッズ校舎のある講師が言っていた言葉ですが、この言葉を聞いた際、「子どもは大人が思う以上に繊細なんだな」と改めて感じました。子どもに毎日のように泣かれると、精神的に疲れてしまうかも知れません。しかし、そんな時こそ「子どもの心はガラスの心」と思い出してもらえたら・・・と思います。正しい知識を持って、「どんなあなたでも大好きだよ」「そのままで大丈夫だよ」と、言葉や態度で愛情を伝えていきましょう。 すぐに泣くのも幼児期ならでは。「すぐに泣く」泣き虫期間も今だけです。今だけの期間をフルで感じて、親子で成長していきましょう! -
【コラム】3歳児の寝かしつけのコツは?時間がかかる要因や寝かしつけのポイントを解説
しだいに体力がついてくる3歳児は、夜寝かしつけようとしてもなかなか寝ない、ということも。自我も強くなるので、「寝なさい」と親に言われても「イヤだ!」と反抗的になることもあります。なかなか寝ずに睡眠時間が短いと、親としては心配になりますね。 3歳児を理想的な時間に寝かしつけるには、親や家族が協力することが必要です。この記事では、寝かしつけを妨げる原因を踏まえて、スムーズに寝かしつけるコツをまとめています。参考に、家族みんなで取り組んでみてくださいね。 (1)子どもの睡眠の特徴とは 大人は、夜間にまとめて眠るのが一般的ですが、それは成長とともに得た睡眠のスタイル。まずは、3歳までの睡眠の特徴を知っておきましょう。 成長とともに夜間にまとめて眠るようになる 胎児~幼児期の初期は、夜だけではなく日中も細切れに眠ります。これは「多相性睡眠」といって、人間以外の多くの動物にみられる睡眠のパターン。それが、成長に従って夜にまとめて眠る「単相性睡眠」へと移り変わっていきます。 0歳~1歳と2歳~3歳の眠りの違い 大半を寝て過ごす新生児期を過ぎると、徐々に睡眠のリズムが整ってきます。生後4カ月ごろからは夜にある程度まとまって寝るように。1歳頃までは午前睡(朝寝)、昼寝の両方をとる時期です。2歳ごろになると体力がついて、午前睡をしなくなる子も増加。3歳を過ぎると、多くの子が昼寝なしで一日過ごせるようになります。 2歳~3歳で気を付けたいこと 2~3歳は、多相性睡眠から単相性睡眠へ移り変わる端境期。健全な睡眠サイクルを確立させるために、生活リズムを整えていく必要があります。 3歳児は何時までに寝るべき? 厚生労働省の「睡眠指針」の改訂原案(※)によると、3~5歳児の場合、1日の理想の睡眠時間は10~13時間とされています。昼寝を1時間ほどするとして、7時に起床するなら、8時か遅くとも9時までには就寝を。そうすれば、トータルで11~12時間の睡眠を確保できます。先輩ママたちも、この時間帯に寝かしつけをしている人が多いようです。 (※)厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針の改定について(案) (2)3歳児の寝かしつけのポイント 3歳児は、夜にまとめて眠ることについてはまだまだ新米。日中の運動不足、昼寝の時間が長い、就寝場所が整っていない、などの要因でなかなかうまくねかしつけられないこともあります。すんなりと眠れるようになるためには、規則正しい生活を送ることが基本。朝や日中の過ごし方で意識するべきポイントや、取り入れたいルーティンをまとめました。 一日の体内リズムを整える 起床や食事、就寝などが毎日バラバラの時間だと、体内リズムが整わず、なかなか眠れないこともあります。できるだけ同じ生活リズムを保つように心がけるといいでしょう。体内リズムを整えるためには、体内時計をリセットすることも有効です。 体内時計をリセットする2つの方法 体内時計を整えるには、まず朝起きたら朝日を浴びること。朝日を浴びることで、体と脳を目覚めさせるセロトニンが分泌されます。セロトニンは睡眠を促すメラトニンの元となるもの。朝にしっかりと覚醒することが、夜の深い眠りにつながります。 もう一つ大切なのは朝食です。食べ物をとるという刺激により体の中から刺激を受け、体内時計がリセットされるのです。特に朝食では炭水化物とたんぱく質を取ることが効果的。ごはんと目玉焼き、みそ汁などでしっかりと栄養補給しましょう。 お昼寝はなるべく15時までに 夕方近くに昼寝をしてしまうと、夜に目がさえて眠れなくなってしまうことも。お昼寝の時間はなるべく早く、15時までを目安にとるといいでしょう。夕方に眠そうにしているときは、早めにお風呂に入ったり夕食をとったり、寝てしまわないように工夫を。 安心して眠れる環境を整える 寝室を眠りやすい環境にすることも大切です。明るすぎない照明、快適な室温・湿度は基本。寝室に聞こえないようにテレビは消すなど、家の中を静かな状況にします。着心地がよく、締め付けないパジャマを着用させてあたたかな布団へ。 安全性も確認を。ベッドから落ちるといった危険性があると、安心して眠ることができません。また、清潔を保つことも大切。ハウスダストは呼吸の妨げになるので、こまめに部屋と寝具の掃除をしましょう。" 眠る前のルーティンを決める 朝の身支度と同じで、「毎晩絵本を1冊読む」など毎日「これをやったら眠る」という入眠儀式をルーティン化しておくと、体で覚えて眠りやすくなります。おすすめの入眠前のルーティンをピックアップしました。 入浴する 人間の身体が眠りやすい状況とは、体の深部体温が下がったタイミングとされています。寝る1~2時間前には入浴してお湯につかり、深部体温をあげておくといいでしょう。そうすれば、就寝するタイミングでちょうど深部体温が下がり、自然と眠りにいざなわれます。 絵本を読む 絵本の読み聞かせは、親子のコミュニケーションにもなり、寝る前のルーティンにピッタリです。あまりたくさん読むと寝るタイミングを逃してしまうので、短いもの1,2冊がいいでしょう。 リラックスできる音楽を小さな音でかける 静かすぎると逆に眠れないこともあります。そんなときは、オルゴールミュージックやクラシックなどでリラックスできるような曲を選んで、小さな音量でかけてあげましょう。音楽により、睡眠時に働く副交感神経が優位になります。 親子でちょっとした会話をする 今日あったうれしかったことやおもしろかったことなどを親子で話し合うのもいいでしょう。親が見つけた「子どものすごかったこと」「子どもの素敵だと思ったところ」を伝えてあげのもおすすめ。一日の締めくくりに楽しい気持ちになって、気持ちよく眠りにつくことができるでしょう。 寝室を暗くしておく あまりに明るい照明がついていると目がさえてしまいます。調色機能がある照明器具であれば、寝る前は温かみのある電球色などにして落ち着いた光に調整を。ベッド下の関節照明やスタンドライトを使うなど、直接光が当たらないようにするのも眠りにはよい環境です。 寝室だけではなく、眠る1,2時間前からはリビングのあかりも落として、暗めにしておくのがベターです。 ほかにも、「水を少し飲む」「全部のぬいぐるみにお休みのあいさつをする」「好きな人形を一つ選んでベッドに持っていく」「手足を軽くマッサージしてあげる」などさまざまな入眠儀式が取り入れられているよう。子どもに合ったルーティンを探してみましょう。 (3)寝かしつけでやってはいけないこと いろいろと試してみても、最初はうまくいかないこともあるでしょう。親としてはついイライラしてしまうかもしれませんが、怒るのは禁物です。眠れないのには意外と見逃している原因があるかもしれません。特に注意すべき点を紹介します。 寝ないときに怒ってしまう なかなか寝る準備をしないからといって怒鳴ったり、布団に入ってから「早く寝なさい!」と怒ったりしても効果はありません。逆に、怒られたという悲しさが眠りを妨げてしまいます。まだ眠くないようであれば、「とりあえず布団に入ってお話しようね」など、優しく誘導してあげるようにしましょう。 厚着をさせる 寒い時期は心配でシャツの重ね着などをさせるかもしれませんが、子どもは大人より体温が高いもの。厚着をしすぎると、暑くてぐっすりと眠ることができなくなります。室温にもよりますが、通気性のよい袖なしの下着と長袖パジャマ程度でいいでしょう。寝相が悪くて心配であればスリーパーを着せるなどして、暑さを調整できるようにしましょう。 寝る直前までテレビやスマホを見る テレビやスマホの動画などは幼児にとって刺激的で、脳を興奮させてしまいます。また、それらの画面は明るいため、ずっと見ていると睡眠を促すホルモン・メラトニンが分泌されにくい状態に。寝る時間が近づいてきたらデバイスをオフにして、なるべく落ち着いた環境で過ごすようにしましょう。ベッドの中でスマホを見るのはもちろんNGです。 (4)眠りやすくなる工夫 SNSなどでは、子どもが眠りやすくなるさまざまな工夫がアップされています。その中からおすすめを3点紹介。親子、家族で取り組んでみましょう。 昼間はのびのびと遊ばせ、なるべく屋外で体を動かすようにする あまり動かずじっとして過ごすと、体が疲れていないのですぐに眠れないことも。昼間はできるだけ外に出て、思い切り体を動かして遊べるようにしてあげましょう。日光をたっぷりと浴びることで、夜には睡眠をつかさどるメラトニンが分泌されやすくなり、質の良い睡眠がとれるとされています。 家族みんなで就寝モードを作る 家族がワイワイと楽しんでいると、子どもは「自分だけ眠るのは寂しい」と思ってしまうかもしれません。子どもがベッドに行く前になったらテレビを消す、いったん自室に引き上げるなど、「みんな寝るんだよ」という就寝モードを演出してみては。そうすれば、子どもも自然と「寝る時間」ということに納得してくれるでしょう。 親が眠ったふりをする 3歳の寝かしつけでは、親が添い寝をするパターンが多いと思います。親が横でスマホを見るなどいつまでも起きているようだと、子どもの注意をひいてしまい、結果的になかなか眠れないということに。電気を消したら親も目を閉じ、眠ったふりをしてみましょう。親が寝ていれば、子どももあきらめて自然と寝てしまうもの。 親の方が疲れて本当に早く寝てしまうかもしれません。タスクはそれまでにすませるか朝早く起きてやるなど、子どもと一緒に寝る習慣にした方がラクかもしれませんね。 (5)寝かしつけより、早起きから整えて 寝かしつけのためのポイントなどを解説してきましたが、幼い間は日中の興奮が長引くなどしてどうしても寝られないこともあります。寝るのが遅くなってしまうと、「朝はゆっくり寝かしておこう」と考えるかもしれません。しかし、朝寝をしてしまうとまた生活リズムがくるって、夜遅くまで起きるということに。 早寝早起きはまず「早寝」からと心得て、夜が遅くなってしまっても、決まった時間に起きるように習慣づけを。なかなか起きられない場合は、カーテンを少し開けておくのも一つの方法。外の明るさで自然と目が覚めやすくなります。 (6)まとめ 楽しい一日の終わりには、親子で言い争うことなく穏やかに眠れるのが理想です。そのためには、一日を通して規則正しい生活を送る意識を持つことが大切。子どもの寝かしつけをきっかけに、家族みんなで健康的に過ごせるようになるといいですね。 -
【コラム】子どものお箸はいつから?開始時期や練習方法・マナーについても解説
子どもが2,3歳になると、「そろそろお箸の練習をさせたほうがいい?」と考える親も多いでしょう。幼児向けのカトラリーには、小さいころから使える練習用のお箸なども売られています。しかし、時期が早すぎると結局はうまく使えない、ということも。 そこで今回は、お箸の練習を開始する目安、無理なく上達するための練習方法などを中心に解説します。これからずっと使うことになるお箸。楽しんで使い方を身につけられるといいですね。 (1)子どものお箸はいつから始める? 子どもにお箸の練習を始めさせる時期は、「〇歳がベスト」と決まっているわけではありません。手の動きや本人の興味などいくつかの目安があります。下記を参考に、子どもの様子と合わせて開始時期を考えてみてください。 一般的にお箸がうまく使えるようになるのはいつから? お箸を使い始める時期は子どもによりそれぞれですが、一般的にうまく使えるようになるのは5歳ごろといわれています。そのころになると手の動きがより精緻になり、上手に扱えるようになるのです。 箸に興味を持ち始めたら(2~3歳頃) お箸の練習をスタートするには、本人がやる気になっていることが大切です。2~3歳になると、家族の様子を見て「自分もお箸で食べたい!」と興味を持つ子も。その気持ちを大切に、チャレンジさせてあげましょう。もちろん、最初は上手には使えませんが、神経質に教えすぎず見守る姿勢で。「お箸を持てた」「使って食べられた」という達成感や喜びが、次のステップにつながるのです。 スプーンやフォークでうまく食べられるようになったら(3歳頃) スプーンやフォークを使い始めたばかりだと、上から握るようにして持つ子も多いです。大人と同じように、鉛筆を持つようにして上手に使えるようになれば、手首を動かして食べられているということ。お箸への移行も間近です。 保育園、幼稚園でお箸を使うようになったら(3~4歳頃) 3~4歳頃には、大体の保育園や幼稚園で「お箸を持たせてください」と言われるようになります。早ければ2歳から始める園も。逆にそれまでは、「まだ子どもの手が発達していないので、お箸は使わせません」といわれる場合もあります。家庭でお箸への興味がなかなかわかないようであれば、園と同タイミングでスタートするといいかもしれません。 年齢よりも手の発達が進んでいるかが重要 結局、お箸を使い始めるタイミングは子どもそれぞれ。何歳から、というよりも、お箸をうまく扱える手指かどうかがポイントになります。手指が発達していれば、幼くても上手に使うことができるでしょう。 では、手指の動きは具体的にどんな点をチェックすればいいのか、次章で説明します。 (2)お箸の練習をはじめる前にチェックしておきたいこと お箸の練習を始める前に、子どもが手指を十分に動かせるかを確認しておきましょう。具体的な動きは、以下のような内容です。 親指・人差し指・中指が十分に使えるか 箸は親指と人差し指、中指を使って動かします。この3本が十分に動かせないうちは、まだお箸を使うには早い、といえます。洗濯場ばさみのようなやや硬いものが上手に開け閉めできるか試してみましょう。 グー、チョキがうまくできるか お箸を持つ手は、薬指と小指を曲げたチョキに近い状態です。手を握ったグーからチョキへ、無理なくさっと形を変えられるようであれば、お箸にチャレンジしてみてもいいでしょう。チョキから親指を伸ばした状態で保てるかも確認を。 (3)お箸を持つ前段階として、手や指先の力を高めよう お箸をうまく扱うために必要な手指の力と器用さ。以下のおもちゃを参考に、幼いころから握る、つかむ、つまむなど手や指先を動かす遊びを取り入れていきましょう。 積み木やブロックなど どの家庭にも一つはありそうな積み木やブロック。積み重ねて形を作るため、手や指をよく動かします。ブロックは取り外すために指先にぐっと力を入れることも鍛錬のひとつに。 0,1歳から遊べる大きめのブロックもあるので、検討してみてもいいでしょう。 トングや洗濯バサミなど 料理の取り分けに使うトングや洗濯バサミなど家事のアイテムも、親指、人差し指、中指の3本を使う練習にピッタリ。トングでままごとをしたり、洗濯バサミをつなげて形を作ってみたりも、楽しい遊びになります。 型はめやひも通し、ビーズ通しなど 簡易なパズルや型はめも楽しみながら手先を鍛えられます。パズルに突起のついたものは、自然とつまむ動作につながります。 ひも通し、ビーズ通しは、木製の積み木に穴が開いたようなおもちゃが販売されています。大き目のパーツなら飲み込む心配もなく赤ちゃんから使えます。 工作、お絵かきをする 工作やお絵かきも、手を使う遊びとしておすすめ。2~3歳であれば、紙をちぎって貼る、丸めるといった簡単な工作から始めるといいでしょう。徐々に手先が器用になると、ハサミなど道具もうまく使えるようになります。 (4)正しいお箸の持ち方について 大人はお箸2本をさっと持つことができますが、使い始めの子どもはなかなか形が定まらないことも。お箸の位置を一本ずつ確かめながら持つ方法を紹介します。 下のお箸の持ち方 手は軽く握った状態に。下側のお箸を、親指と人差し指の根本と、薬指の爪の横で支えます。持つ位置は、お箸の頭から約3分の1あたりに親指を置くのが使いやすいとされています。 上のお箸の持ち方 上側のお箸は、親指と人差し指、中指で鉛筆のように持ちます。先に上側を持ち、下側のお箸を差し込むように持っても構いません。上下のお箸の長さをそろえたら、動かしてみます。動かすのは上のお箸だけ。開いたり閉じたりの練習をしてみましょう。 (5)お箸の使い方を練習するときのコツ お箸を上手に使えるようになるには、食事中はもちろん食事以外での練習も有効です。遊びながら身につけるなど以下の方法を参考に工夫してみましょう。 遊びの要素を取り入れて楽しみながら練習する おままごとの中でお箸を使って料理を盛り付けたり、食べたり。また、お箸で豆をお皿へ移す競争をするなど、遊びの中でお箸に親しむようにすれば、楽しみながら使い方を身につけることができます。 はさみやすい食べ物から練習する いきなり細かな豆や、柔らかい食べ物などをお箸でつかもうとしても難しく、挫折してしまうかもしれません。しっかりした高野豆腐や、すべりにくいブロッコリーなどから挑戦してみるといいでしょう。挟みやすい大きさや形状で調理してあげるといいですね。 (6)お箸の使い方を指導するときのポイント お箸の使い方を教える側の親は、どんなことに気を付ければいいのかをまとめました。「正しく使わせたい」と思うとつい熱が入ってしまうかもしれませんが、焦りすぎず、子どものペースを見ながら進めていきましょう。 お箸だけで食べることにこだわらない お箸を使い始めたときは、うまくできずに途中であきらめてしまうかもしれません。そんなときに無理やりお箸を使わせようとすると、お箸が嫌いになってしまうことも。難しそうであればスプーンやフォークに切り替えを。少しだけであっても、「お箸を持って食べられたね。また今度がんばろうね」とほめてあげてください。 お箸の持ち方について口うるさく言いすぎない いきなり完璧にお箸を使える子どもはそうはいません。持ち方をはじめ、指し箸、迷い箸、探り箸など嫌い箸(お箸のNGマナー)もあるでしょう。それらをいちいち細かく指摘していると、食事が楽しくなくなってしまいます。 教えることはその都度1つにして、あまり何度も口うるさく言わないように気を付けましょう。 (7)子どもが使いやすい箸の選び方 お箸をうまく動かせるようになるには、手の動きだけではなく子どもの手に合った、使いやすい箸を選ぶことも重要です。 子どもの手の大きさに合わせる 手は軽く握った状態に。下側のお箸を、親指と人差し指の根本と、薬指の爪の横で支えます。持つ位置は、お箸の頭から約3分の1あたりに親指を置くのが使いやすいとされています。 しつけ箸を取り入れる場合は短期間で 指を入れるリングのついたものなど、お箸の練習のための「しつけ箸」も多種販売されています。これらは、指を入れるだけで正しい位置で持てるようにできていて、お箸で上手につかめた、という成功体験を得られやすいもの。 ただ、指の力が弱くてもつかめたり、固定された動きしかできなかったりで、いざ普通の箸にしたときにうまく扱えないことも。しつけ箸を使うなら短期間とし、慣れてきたようであればリングのない指の位置がへこんでいるようなサポートの少ないお箸へ、または普通のお箸へと移行していきましょう。 (8)間違ったお箸の使い方 注意しておきたい、間違ったお箸の使い方もチェックしておきましょう。クロス箸や握り箸は、お箸を使い始めたばかりの子どもによく見られる持ち方です。しかし、クロス箸などは大きくなっても直らず癖になっている人も。子どものお箸の持ち方が安定するまでは、折に触れて確認してあげましょう。 クロス箸 クロス箸とは、上側と下側のお箸が交差している状態の持ち方。上側のお箸が3本の指でしっかり支えられていないために起こります。 にぎり箸 2本のお箸を上からグーで握るようにする持ち方です。スプーンでこのような持ち方をしていたのが、そのままお箸に移し替えられてしまったのかもしれません。今一度スプーンで鉛筆の持ち方ができるように練習させてあげましょう。 (9)年齢に応じて、お箸のマナーを教えよう ナイフ、フォークと同様に、お箸にも使い方のマナーがあります。子どもには、できれば美しいお箸の使い方ができる人になってもらいたいもの。とはいえ、持ち方に慣れる初期段階で詰め込むのは難しいので、年齢に応じて教えていきましょう。 就学前の幼児期はお箸の基本を身につけて この時期は、とにかくお箸が上手に使えるようになることに注力しましょう。その中で、お箸で遊んだり食器を叩いたりしないこと、食事中はお箸を持つ手と反対の手を器に沿えることなど、基本的な食事のマナーを身につけられるように教えていきます。 小学生からは「嫌い箸」も少しずつ覚えよう 小学生になり、お箸の持ち方もきちんと身に付いたようであれば、もう少し上級のマナーも教えてあげましょう。お箸の使い方には、嫌い箸、忌み箸などといわれるNGマナーがいくつかあります。子どもによくありがちなのは、食材にお箸を突き刺す「差し箸」。刺さないで挟むようにするのが正しい取り方です。また、お椀などの上に箸を渡す「渡し箸」もついやりがち。箸置きを用意して、使わないときはそこに置くようにするといいですね。 そのほか「迷い箸」「涙箸」「ねぶり箸」「寄せ箸」などたくさんありますが、一度に説明しても覚えきれません。気になったときに一つずつ教えてあげるといいでしょう。 「自分も把握できていないかも」という人は子どもと一緒にマナーを確認して、家族みんなでキレイにお箸を使えるようにチャレンジしてみては。 (10)お箸の持ち方は子どもの評価にも影響する 子どもが正しくお箸を持てるようにどう教えていくか、について説明してきました。 しかし、「どうしてきちんとお箸を使えないとダメなの?」という疑問を子どもから投げかけられるかもしれません。その答えのヒントとなるのは、次のようなことでしょう。 ひとつは、食事は自分だけではなく誰かと一緒に食べることも多いもの。お箸がうまく使えていないと、人によっては不快に感じることもあります。正しくきれいな使い方であれば、周りの人に違和感を抱かせることなく、気持ちよく食事が進められます。 また、箸の使い方が人の印象に関わることも。正しい箸の使い方ができている人は、きちんとしていそう、上品そう、といった印象ですが、間違った使い方だと、マナーがなっていない人、だらしない人、というように、悪い印象を持たれかねません。 大きくなってから子どもが困らないように、幼いうちから正しい持ち方、マナーを少しずつ身につけていきましょう。 (11)まとめ 幼児期から始まるお箸との付き合い。ただ、その練習やマナーを教えるために食卓が教室のようになってしまっては、せっかくの食事の時間が台無しになってしまいます。 親はあまり前のめりになりすぎず、ゆっくり楽しく進めていくことを心がけましょう。かわいい箸置きやお気に入りのキャラクターのお箸を使うのもいいかもしれません。「お箸で食べるのは楽しい」「使えたらかっこいい」と思えるようになると、自分からがんばってトライすることができるでしょう。まずは親自身がきれいなお箸の使い方や姿勢などを実践することも大切ですよ。 -
【コラム】【3歳・4歳・5歳】転園に関する不安を解消したい!ストレスケアや対処法とは?
初めての転園は親も子も大変です。ノンストレスで転園したくても、そう簡単にはいかないものです。ここでは、ストレス緩和法や対処法をご紹介いたします! (1)【転園】は親にとっても子にとってもストレス! 転園前のストレスとは何か 転園前のストレスは、言い換えると「去る際に発生するストレス」です。 子どもにとっては初めての経験ですので、「知らないこと」に直面する怖さがあります。 また、お友だちや先生といった親しい人と離れることも、子どもにとってストレスになります。親にとっても、保育園や幼稚園の下調べと見学・面談、市役所での手続き、引越しに伴う転園の場合は引越業者の見積比較や引越しの荷造り等、タスクは非常に多くありますのでストレスが溜まりやすい状況です。 転園後のストレスとは何か 転園後のストレスは、「入る際に発生するストレス」です。子どもにとって転園先は新しい環境です。「子どもは適応力が高い」と言いますが、「生まれながら適応力が高い」あるいは「順応力が最初から備わっている」子どもは存在していません。子ども自身が、新しい場所のルールや生活そのものに慣れようとするプロセスで「適応力」が身について来るのです。親にとっては、転園先で必要な物の購入や、提出しなければならない書類の作成などがストレスとなります。 つまり「転園」では、親子ともに最低2回はストレスを受けていることになります。 (2)【ストレス】は幸せな出来事でも発生する! ストレスとは何か? 「ストレス」と聞くと悪い出来事としてイメージしがちですが、結婚や昇進といった喜ばしい出来事でもストレスの要因となります。つまり、ストレスとは「何らかの刺激が加わった際に生じる心身の反応」と言えます。この刺激は「ストレッサー」と呼ばれており、大まかに(1)環境的要因、(2)身体的要因、(3)心理的要因、そして(4)社会的要因といった分類に分けられます。幼稚園や保育園の転園は、(3)(4)の両方がストレッサーとなっています。 ストレスはない方が良い? 良い出来事でも、悪い出来事でもストレスは発生します。そうすると、「ストレスがない生活」や「刺激ができるだけ少ない生活」が望ましいのでは?と感じるかも知れません。さらに、ストレスを受ける対象が幼い子どもであれば、ますます刺激を避けたいと思われるかも知れません。確かに、「刺激を避けずにストレスなく過ごす人」の幸福度が高いことは明らかです。また、健康面でも問題が少ないことは想像に難くないでしょう。 ところが、「ストレスがない生活」には思わぬ落とし穴がありました。カルフォルニア大学アーバイン校の心理学教授であるスーザン・チャールズ氏の研究によると、「ストレスがない人の脳の調子は悪化する」ということが明らかになったのです。具体的には、認知機能が低下すると言われています。 注意力や集中力、短期・長期記憶、問題解決能力、理性といった機能が低下するのです。 つまり「人間の脳は、ある程度のストレスがかからなければ最適に機能しない」ということです。そのため、「転園でストレスを与えてしまった」「子どもに可哀想なことをしてしまった」と過度に思う必要は全くありません。 (参考記事:「ストレスがない人」は幸せで健康、でも脳の調子は悪化 米調査) (3)【年齢別】転園が起因するストレスとは 3歳頃 3歳頃は「どうして?」が多い時期です。特に転園となると子どもからの質問が今まで以上に多くなるかも知れません。また、入園後の「慣らし保育期間」が3歳だとまだ長く設けられている場合が多いです。 そのため、働く保護者にとっては出勤時間などの調整が難しいかも知れません。 4歳頃 この時期になると、子どもは3歳頃よりもより複雑な文章を理解し話せるようになります。ところが、我慢や理性を司る脳の「前頭前野」はまだまだ成長途中です。そのため、「親が話す言葉の意味は理解できる」反面「自分の中で納得いかないことには応じない」といった状況が生じやすくなり、親子ともにフラストレーションが溜まりやすくなります。 5歳頃 5歳頃は「中間反抗期」と呼ばれる時期です。自立心が芽生えて自我が大きくなり、言語能力も大きく発達することから、自分の考えや思いを言葉にすることが増えていきます。 そのため、親に対する反抗や口答え、時には聞こえないふりをしたりすることが多くなります。感情の摩擦が生じやすい時期のため、親子ともにイライラしやすい状態かも知れません。 (関連記事:【コラム】5歳児が思いどおりにならないと怒るのはなぜ?理由と接し方のポイントを解説) (4)我が子の【ストレス耐性】はどれくらい? 環境の変化に強い=ストレス耐性(強) 環境の変化に強いということは、「刺激(ストレッサー)に強い」ということです。 アメリカで3万人を対象に行った調査では、「強いストレスを感じている」かつ「ストレスは健康に悪いと思う」と答えたグループの死亡率が最も高かった一方で「ストレスを感じている」かつ「ストレスは健康に悪いとは限らない」と答えたグループの死亡率が最も低かったことが明らかになっています。 つまり、ストレスそのものが健康に悪いということではなく、「ストレスに対する受け止め方」が健康に影響を及ぼしているということです。 さらに、「物事の受け止め方」には「非認知スキル」が大きく関係しています。非認知スキルは「心の知能指数」と言われています。具体的には積極性やリーダーシップ、前向きさ、粘り強さなどが挙げられます。心の知能指数が高いほど、ストレスに対する受け取り方が建設的かつポジティブなものになるのです。 はまキッズでは、まさにこの「非認知スキル」を伸ばす授業を行っております。 (参考記事:東京大学大学院法学政治学研究科・学部 コラム49:ストレスの効用) ストレス耐性が低い=ダメではない! 「うちの子、消極的だしネガティブなことしか言わない・・・」「次男は環境の変化に強いけど、長男はストレス耐性がないな・・・」と悲観するのは時期尚早です。 「非認知スキル」は、親子での会話を大切にし、様々な経験を沢山させ、しっかり子どもを褒めてあげることで自然と育まれていきます。褒めポイントが分からない保護者の方は、ぜひ日頃からお子様をよく観察して「ストロングポイント」を見つけてあげて下さい。 お母さん、お父さんが思っている「短所」も「長所」と表裏一体です。 はまキッズの授業は「出来ないこと」を補填する授業ではなく、お子様それぞれの「得意なこと」「強み」を褒めて伸ばす授業です。母子同室のため、リアルタイムでお子様の「できた!」を目にすることができます。 (関連記事:「ホンモノ」の学力を伸ばす!親の接し方と家庭の特徴【5選】) (5)【5選】転園によるストレスの緩和方法 転園するタイミングを選ぶ 保育園や幼稚園で転園・途中入園がしやすい時期は、4月と5月、そして8月と言われています。4月は年度初めのため、定員枠が一番多く空くタイミングです。 また、行事の少ない5月や8月もオススメです。運動会や音楽会といったイベント準備に追われている状態だと、先生の転入者に対する意識がどうしても薄くなります。 転園するまでに転園先の先生方としっかりコミュニケーションを取り、子どもの性格や特性など情報共有をしておきましょう。 子に事前にアナウンスしておく 子どもにも心の準備があります。転園が決まった段階で「もうすぐ今の幼稚園(保育園)はバイバイだよ」など事前告知をしてあげましょう。 筆者が後悔していることですが、「悲しい思いをさせたくない」という気持ちで直前まで子どもにアナウンスをしていませんでした。また、引越し準備もあったためバタバタしており、気が回らなかったというのも正直なところです。 大人でも、突然の辞令や転勤は驚くものです。前もって伝えておくことで心づもりをさせてあげましょう。 子の気持ちを受け止める 子どもが「嫌だ、行きたくない」「保育園怖い」といった後ろ向きな言葉を発した際に、「大丈夫、大丈夫」「新しい保育園でも、絶対お友だち出来るよ」など一見するとポジティブな声かけをしていませんか?実は、子どもの気持ちを受け容れているとは言えません。 行きたくないという言葉があれば、「そっか。行きたくないんだね」、保育園が怖いと言えば「怖いから行きたくないんだね」といった具合に、子どもの言葉を繰り返してあげましょう。一度は子どもの心に寄り添うことで、「理解してもらえた」という安心感を与えることが出来ます。 転園先の見学を済ませておく 子どもと一緒に、転園先の見学を済ませておきましょう。私立によって教育方針は様々です。宗教法人が運営する園であれば、お祈りの時間や聖歌を歌ったり、お経を唱える時間などもあります。自分の子どもに合ったカラーの保育園や幼稚園を選びましょう。 筆者の場合、出勤するまでの導線を考えて自宅近くの保育園と決めて探していました。 働くお母さんにとって保育園の送迎は日々のことなので導線は重要です。しかし、小学生になった今となっては、もう少し「息子に合っているかどうか?」といった意識を持って転園先を考えても良かったのかも知れないと考えています。見学は、園児の普段の様子が分かるよう、昼寝時間を避けた時間帯をオススメします。 環境をできるだけ転園前と同様に整える 習い事など、今までやっていたことを継続させてあげましょう。引越しされた場合は、近所の教室で問題ありません。環境を整えて継続することで、子どもが安心して過ごせる場所が確保できます。 (6)【年齢別】ストレスケアをご紹介! 3歳児へのストレスケア いわゆる「なぜなぜ期」ですので、転園とは何か?自分は今後どうなるのか?を丁寧に説明してあげましょう。時間の概念を理解し始める時期でもあるので、きちんと説明すると子どもは転園を「未来のこと」としてきちんと理解します。 4歳児へのストレスケア 3歳児よりも物事への理解がさらに出来るようになっています。そのため、その場しのぎで曖昧にごまかすと、後から「何で!?」と子どもが混乱し、癇癪を起こします。 「いつ、どういった理由で転園することになった」など具体的に告知してあげましょう。 5歳児へのストレスケア この時期になると、お友達が沢山できています。また、自分の気持ちを他者に伝えられる時期でもあるため、転園すると知ると「友だちと離れたくない」「寂しい」といった言葉が出てくるかも知れません。そういった言葉が出た際は、一旦は「そうだね。寂しいね」など子どもの気持ちに寄り添う言葉を最初に伝えてあげましょう。子どもの思いを受け容れ、感情の整理をさせることが大切です。 (7)登園しぶりをした場合に親が出来る対処とは? 【楽しいイメージ】を子に持たせる 日頃から、親子の会話を通して園生活=楽しいもの、というイメージを持たせましょう。 例えば、保育園の給食が子どもの好物であれば、「今日は○○くんの大好きなハンバーグが給食で出てくるね!」と声かけをしてみましょう。外遊びが大好きな子どもであれば、泥団子が作れるね、お散歩できるね、といった具合です。「行くと楽しいことがあるんだな」と子どもが思うような声かけをすることで、実際に登園しぶりをした際、子どもが抱く不安な気持ちを払拭することができます。 不安な気持ちを受け容れる ストレス緩和方法の中でもご紹介いたしましたが、やはり最初は子どもの気持ちをまるっと受け容れてあげましょう。「嫌なんだね」「そうなんだ」と一旦は子どもの発言を受け止めることで、何が具体的に嫌なのか等、詳細を話してくれるかも知れません。 時には休ませてOK フルタイムで働くお母さんには難しい部分もありますが、時には休ませても大丈夫です。筆者は、転園後に登園をしぶり続ける息子を無理矢理連れて行く日々を送っていました が、ある日疲れて「そっか。嫌なのか。わかった、じゃあお休みする?」と言うとワンワン泣いていたのが止まりました。泣き止んだ息子は少し考えて、「やっぱり行く」と答えてくれたのです。大人が冷静になれば、子どももハッと考えるのかも知れませんね。 (8)子どもの成長を優しく見守りましょう! 環境が変わるときは、親も子もストレスや不安を抱きやすいものです。 そのため、お子様の気持ちに寄り添いながら心の成長を見守ることが大切と言えます。少しずつでも、親子ともに新しい環境に慣れていきたいものですね! -
【コラム】親の心配事の9割が杞憂!【言葉が遅い子】むしろ頭が良い可能性も?
子どもの言葉の発達を心配したり、気にするお父さん・お母さんは非常に多いのではないでしょうか。本文では、子どもの「言葉の発達と頭の良さ」の関連について解説・説明します。 現在不安を抱えている方も、ぜひリラックスして読んでみて下さい。 (1)言葉の発達が遅くても頭が良い子はいます! 結論からお伝えすると、言葉の発達が遅くても頭の良い子はいます。後述しますが、必ずしも、言葉の発達が早ければ学力も高い訳ではないことが大学教授の研究でも明らかになっています。例えば、相対性理論を発見したアインシュタイン、生涯で1300もの発明品を生み出した発明王・エジソンが良い例です。彼らは歴史上で素晴らしい功績を残した一方、言葉が出るのがかなり遅かったと言われています。 (2)言葉が早い=学力が高い ではない! ブラウン大学経済学部教授のエミリー・オスター氏の研究結果によると、言葉が早いことと学力が高いことはイコールではないと判明しています。 この研究では、言葉の遅い子どもを17歳まで追跡調査しました。結果として、学力テストの得点は特段に悪いとは言えなかったそうです。言葉の遅れでは下位10%に入るものの、17歳時点でのIQテストで下位10%に入る子どもはいなかったと証明されています。 また、別の研究では「言葉の遅いグループ」「言葉の早いグループ」に子どもたちを分けて言語能力を測定しました。その研究では、言葉の早いグループの平均点は遅いグループの平均より6点高い一方、グループ内では大きなばらつきがあることが分かりました。得点の分布で言葉の遅いグループと早いグループに重複している部分が多く見られ、個々のばらつきは平均の差を完全に圧倒しています。つまり、言葉の早さは将来を約束するものではないということです。そのため、「うちの子は言葉が遅いから勉強が心配」といったお悩みは杞憂と言えます。 反対に、早い時期から言葉が話せていても、必ずしも文字が早く読めたり、色んなことが達成出来るといった決定因子にはなりません。言葉の早さと学力は無関係なのです。 (参考文献:米国最強経済学者にして2児の母が読み解く子どもの育て方ベスト) (3)【年齢別】子どもの言語の発達 0~1歳頃 子どもは、生後2ヶ月頃からクーイングといわれる「あー」「うー」といった柔らかい言葉を発するようになります。話せば話すほど赤ちゃんの声帯は発達していきますが、生後5・6ヶ月を迎える頃にはクーイングが「ばばば」「あぶ」といった喃語に変化していきます。空気や音の調整が少しずつできるようになり、1歳頃には「ぶーぶー(車)」「わんわん(犬)」といった意味のある一語文を話せるようになります。 1~2歳頃 1歳半から2歳頃になると、一語文から「まんま、いや」「ママ、こっち」など二語文に変化します。意味のある言葉が続くことで、親も子どもが何をしたいのか(してほしいのか)が何となく理解できるようになります。 2~3歳頃 2歳から2歳半くらいになると、三語文に変化します。具体的には、「パパ お仕事 行く」「ママ ごはん ちょうだい」などです。 3歳以降~ この時期になると、主語や述語を含んだ言葉を話すようになります。一方で、「なぜなぜ期」「イヤイヤ期」でもあるため、「何で?」「どうして?」という言葉が増える時期でもあります。全ての「何で?」に対して、その場ですぐ答えなくでも大丈夫です。あとで調べて、正しい情報をきちんと伝えてあげることで子どもの知識や言葉の数がまた増えていきます。 (関連記事:►【コラム】3歳児の会話レベルとは?3歳児の会話レベルを高める関わり方についても詳しく解説 ►【コラム】幼児教室の講師が解説!我が子が2歳の今、親がすべき3つのこと 小学校入学以降 5歳以降は、自分が体験したことを言葉にして相手に伝えられるようになります。また、保育園や幼稚園以上に他者との関わりが増えるため、コミュニケーションを通して「どの場面でどういった言葉が適切か」「言ってはいけない言葉は何か」などを学んでいきます。 (4)【5選】子どもの言葉が遅い理由 子の性格や環境によるもの お喋りが好きで活発な子もいれば、内向的でおとなしい子もいます。子どもの性格は多種多様、個性豊かです。内向的な子であれば、自分から積極的に話しかけることは少ない傾向にあります。言葉を発さなくてもこちら側のアクションに反応があるなど、言われていることをきちんと理解しているような様子が見られた場合は、特に問題はないと言えます。 また、後述しますが【親が何でも先回りしてやってしまう「ヘリコプター・ペアレント」】だった場合も、子どもは言葉を発する機会を失っているでしょう。 言葉に触れる機会が少ない 筆者が息子を産んだ当時、ちょうどYoutubeが流行り始めた時期でした。 Youtubeの映像・音声は子どもにとって刺激が強く、息子も例外なく夢中になっていましたが、「言葉に触れる」といった意味ではあまり役立たなかったかも知れません。 Youtubeなど、映像メディアは受動的な視聴がメインとなっています。zoomなどリアルタイムでお互いに話が出来るツールと違って一方的な発信となるため、子ども自身が言葉を使って誰かとコミュニケーションを取ることは難しいと言えます。 言葉の理解ができていない 言葉と対象物がイコールで結びついていない場合です。赤ちゃんがママやパパといった言葉を最初に発することが多い理由は、いつも親と一緒にいるためです。ともに過ごす時間の中で、「ママはこの人、この人はパパ」と脳内でイコールとして繋がっていきます。 はまキッズの授業では「教養カード」という学具を活用し、「物には必ず名前がある」ということを子どもたちに伝えています。子どもたちは、教養カードを活用した学びの中で「物の名前と見た目」が一致していきます。「飲み物」「食べ物」「動物」といった大きなくくりから言葉を習得することは難しいため、具体的な、身近に存在するものから説明しています。 聴力や脳の機能の影響 身体的な問題も考えられます。物音に反応しない、呼びかけに応じないといった場合は聴力に何らかのトラブルがあるかも知れません。また、2~3歳を過ぎても言葉が出てこない場合、脳の機能に何らかの原因がある可能性があります。市役所の保健師や療育センターなど専門機関に相談してみましょう。 単純性言語遅滞 単純性言語遅滞とは、聴力や脳の機能に何の障害も無く、言葉の発達が単に遅れている状態を指します。他の発達面で問題が無いため、成長するにつれて自然と話せるようになると言われています。有名な話としては、芸能人の岡田准一さんが「3歳頃まで言葉を全く発さなかった」と自身の子ども時代を語られています。初めて発した言葉は親の会話を聞いた際の「それは違うと思う」だったそうです。「違う」と感じたのは親の話している内容が理解できていたからこそではないでしょうか。岡田准一さんの場合は、まさしく「単純性言語遅滞」だった可能性が高いですね。 (5)【ギフテッド】の可能性も? ギフテッドとは? ギフテッドとは、生まれながらにして突き抜けた才能や能力を持っている人々です。 ギフテッドという言葉には、「特別な才能を授かった人」という意味が含まれています。 有名人で言えば「Mr.ビーン」で知られているローワン・アトキンソン氏、日本の巨匠・北野武氏が挙げられます。歴史上の偉人では、アルベルト・アインシュタインがギフテッドと言われています。子どもの頃から同年代の子たちと比較して「著しく」高い認知能力(IQ130以上など)を持っている一方で、苦手分野や興味・関心の無い分野との差も激しく、生きづらさを抱える人も少なくないのが特徴的です。 ギフテッドは個人差が大きい 「ギフテッド」は一言で言い表すには難しく、その特徴や能力は十人十色です。 特定の分野に突出しているかと思えば、ある分野が著しく苦手だったりします。 個人差が大きく個性が強いのもギフテッドの特徴と言えるため、ギフテッドの子どもたちの支援は親の理解が必要不可欠となります。突出する能力をさらに伸ばす機会を親が与え、その子の個性を受け入れ、枠に囚われない様々な経験をさせてあげましょう。 (関連記事:【コラム】ギフテッド教育とは?特徴や事例とともに紹介します!) (6)【5選】親が子どもの言葉を増やす方法 子どもとの会話を増やす 子どもが話す・話さないに関わらず、まずは積極的に親から話しかけてみましょう。 特に、乳幼児は耳に入った言葉から言語を習得していきます。 「今日は雨がザーザー降っているね」「今日は太陽がサンサンとしているね」「もう夕方でお日様が沈んでいったね」など、子どもに説明しながら話しかけると「目で見たもの」と「言葉」が脳内でリンクづけられ、意味のある言葉として使えるようになります。 子どもの思うように行動させる 先述した「ヘリコプター・ペアレント」という言葉をご存知でしょうか。 1990年代にアメリカで生まれた言葉ですが、ホバリング(※上空でヘリコプターが停止飛行すること)するヘリコプターのように子どもを上空から監視し、何かあればすぐ子どもの元に飛んでくる親を指す言葉です。ヘリコプター・ペアレントの弊害は、子どもの自立力や問題解決能力を削ぐことにありますが、言葉の発達にも大きな影響があります。 親が先回りして何でもやってしまうことは、子どもの「自分の言葉で要求を伝える」機会を奪うことにもなります。言葉を発する前に親が先読みして何でもやってしまうと、子どもは言葉を発する理由もなくなってしまうのです。さらに、自分の力で自分のやりたいことが出来なかったことによって「自己肯定感」の低下も招きかねません。 ですので、先回りしたい気持ちをぐっと抑え、「どうしたの?」「何がしたいと思ったの?」など問いかけてみましょう。敢えて親が行動を起こさないことで、子どもは「どうすれば伝わるのか?」を自分で考え、自分の言葉で伝えられるようになります。 最初はうまく伝えられなくても、「○○かな?」などヒントとなる声かけを行うことで、最終的に「どんな時にどんな言葉を使えば良いのか」を少しずつ理解できるようになります。 童謡など歌を一緒に歌う 歌を一緒に歌うことも、子どもの言葉を増やします。はまキッズの授業では、授業の最初に童謡唱歌を取り入れています。歌詞カードは、あえて漢字に「ふりがな」をつけていません。これは、「漢字」と「言葉の意味」をセットで覚えてほしいという思いからです。 例えば、「あつい」といっても「厚い」「暑い」と様々な意味や漢字があります。 つまり、ひらがなで「あつい」と書くと意味が伝わりづらくなるのです。 また、小さい頃から歌詞カードの歌詞を追いかけながら歌うことで、年長頃には自然と漢字を読めるようになるというメリットもあります。 童謡には、「桜」「どんぐり」「川」「山」など四季を感じられる言葉も沢山あります。 お風呂の中や、お出かけした際など折を見て一緒に歌ってみましょう! 実況中継をする 先述した「子どもとの会話を増やす」の具体的な中身になりますが、リアルタイムで目に入っているものや子どもの状態について、会話を通して実況中継してあげましょう。 例えば「今日は空が青いね」「太陽が出て晴れているね」など、実際に子どもと一緒に空を見上げながら状況説明します。そうすると、子どもの頭の中で「太陽が出ていると「晴れ」と言うのか」といった具合に紐付けて覚えるようになります。 はまキッズの授業でも、講師は生徒に「教える」ことはしません。子どもがやっていること、やりたいと考えていることを実況中継(代弁)することで子ども自身に気付かせます。 例えば、パズルの授業では「長さがピッタリ合うと思って、そこにパズルを置いたんだね」など声かけをします。そうすると、子どもの中で「長さが合うとは、どのような状態か?」「ピッタリとはどういう場面で使う言葉か?」などが腹落ちするのです。 腹落ちできると、次の授業で「ピッタリにしたいけど、できない」など子どもが言葉で自分の困っていることを説明できるようになります。 間違いを指摘しない 一番大切なことは、「子どもが話そうとする姿勢」「自発的に話そうとする前向きさ」を親がまるっと受け容れることです。子どもの言い間違えは、成長とともに自然と修正されていきます。子どもによくある言い間違えとして、「とうもろこし」を「とうもころし」と言ってしまう場合があるかと思います。子どもが言い間違えたとしても、まずは親に対して一生懸命に話そうとしてくれたことを受容し、褒めてあげましょう。 ちなみに、筆者の息子は「ポップコーン」が上手く言えず「コップコーン」と言っていました。映画館でポップコーンを注文する度に言っていましたが、気がつけばいつの間にかきちんと話せるようになっていました。 (7)【まとめ】子どもの発達を優しく見守りましょう! 保育園や幼稚園に入園すると同年齢の子たちと関わることになるため、「○○ちゃんは話すのが早いな・・・」「△△くんはお兄ちゃんがいるからお喋りが上手なのかな?」など、嫌でも比較したり、気になってしまう場面が増えると思います。しかし、決して焦りは禁物です。まずは「お喋りって楽しいのかな?」「この気持ちをどうやってお母さんに伝えようかな」など、子どもが話すことに抵抗感がなくなる環境作りや、「言い間違えても大丈夫」と子どもが安心できる体制を整えることが大切ではないでしょうか。言葉の発達が早いことと学力の高さはイコールでは無いと研究でも証明されています。過度に心配はせず、温かい目で子どもの成長を見守っていきましょう! -
【コラム】3歳の子にお手伝いをしてもらうメリットは?お手伝いを頼むときの注意点や年齢別のお手伝いについても解説!
子どもが3歳頃になれば、「そろそろお手伝いをさせてみようかな」と思う親も多いでしょう。とはいえ、「親の代わりに」と期待できる年齢ではないので、「子どもの自主性を育てたい」「人の役に立つこと、家族で協力することを教えたい」といった学びの一環としてお手伝いをさせる人がほとんどではないでしょうか。 そうしたお手伝いのメリットを今回は詳しく解説。子どもにお手伝いをさせるときの注意点や、年齢別におすすめのお手伝いも具体的に紹介します。お手伝いを通して、子どもの成長をサポートするきっかけにしてくださいね。 (1)3歳児のお手伝い。始めるきっかけは?何から始める? 3歳は言葉での意思疎通がはかりやすくなり、できることも増える時期。「自分でやりたい」という気持ちも強くなってきます。親から「お手伝いをしてね」と声掛けするのもいいですが、子どもが「何をやっているの?」と興味を示したときは絶好のチャンスです。「お手伝いしてみる?」と誘ってみましょう。まずは「見ていてね」とやり方を見せるところからスタート。子どものやりたい気持ちが高まってきたら、一緒にチャレンジしてみましょう (2)子どものお手伝いのメリット 子どもがお手伝いをすることは、家事などのやり方を身につけるだけではなく心身の成長につながるさまざまなメリットがあります。 自信を持つことができる 親に頼まれたことをやり遂げ、感謝されることで「自分は家族の役に立つことができる」という自信が生まれます。それは新たなことにチャレンジする土台になり、さらなる達成感と自信につながるという良い循環を生み出します。 自信は自己肯定感の醸成にも大きく影響。自己肯定感が高くなれば、子どもはより自分らしい人生を歩むことができるでしょう。 責任感が育つ どんな小さなことでも、役割として任されることで子どもの中の責任感が育っていきます。責任感を身につけていれば、どんなことも投げ出さずにやり遂げるようになり、自然と周囲からの信頼も得られるようになります。 親子のコミュニケーションが増える 家事を一緒にやることで親子間のコミュニケーションも増加。教えてあげるだけではなく、やってみた感想や他にやってみたいお手伝いを聞くなどすると会話は広がります。お手伝いは任せきりということはないので、親が見てくれている、感謝してくれているということを子どもは実感することができます。 手指の巧緻性が向上する 子どもに頼むお手伝いは、食事の準備や洗濯物の片づけなど手指を使うことが多いもの。普段の遊びとはまた違う手指の動きを行うことで巧緻性(こうちせい)、つまり器用さの向上が望めます。巧緻性は脳の発達にも大きく関わっていて、手指を動かす機会を積極的に増やすことで脳に良い刺激を与えることができると考えられます。 自分で考える力が身につく 頼まれたお手伝いがうまくいかない場合、子ども自身が「どうすればできるのか」を考える機会となります。子どもが自分で解決できるように、親はしばらく見守ってあげましょう。自分で考えるという習慣が身につけば、他人に流されず常に自身の考えで判断し、進路を切り開いていくことができるはずです。 集中力がつく 「あなたにお願い」と任される、または「やってみたい」と自分から取り組むことにより、集中してものごとを進めることができます。はじめにやり方を教えたらあまり口出ししすぎず、集中を途切れさせないようにしましょう。 自立心の芽生えにつながる お手伝いをすることにより、親にやってもらっていたことが自分でできるように。それは、身の回りのことを自分の力で整えて自立していく土台となります。早期から少しずつできることを増やしていくことで、成長してからスムーズに自立へと繋がっていくでしょう。 性別にとらわれず家族で協力する心構えができる お手伝いは、男女の分け隔てなくやらせるようにします。ひとむかし前は、男の子には料理はさせなくてもいい、といった考えもありましたが、今は夫婦が家事を分担するのが当たり前の社会。男の子にも女の子にも「家事は家族で協力するもの」と教え、幼いころから慣らしておくことが大切です。 のちのちは親の負担が軽くなる お手伝いをしてもらうと、はじめは余計に手間や時間がかかるかもしれません。しかし、それを繰り返すことによって早期に子どもだけでできるようになれば、親の負担も軽くなります。 (3)3歳児にお手伝いをしてもらうときの注意点 メリットがたくさんのお手伝いですが、間違った頼み方をすると、「もうやりたくない!」とマイナスに働いてしまうことも。子どもに頼むときの注意するポイントをまとめました。 年齢や発達に合ったお手伝いを頼む 子どもにとって難しすぎるお手伝いはもちろん、簡単すぎるお手伝いもモチベーションを下げるもとに。年齢に合わせてがんばったらできる程度のお手伝いを考えてみましょう。 強制せず、興味のあることをやらせる 子どもが嫌がっているのに無理に手伝わせると、「お手伝いはイヤなもの」と認識してしまいます。子どもができるだけ自主的に取り組めるようにすることが大切です。そのためには、普段から積極的に家事の様子を見せて興味を持たせること。「家事で忙しいからタブレットを見ておいて」ではなく、子どもが参加できることはないか考えて、少しずつ関わっていけるようにするといいでしょう。 先回りをしない しっかり説明をし、危なくない状態であれば子どもがやってみるのを黙って見守りましょう。失敗させまいと先回りすると、子どものやる気を削ぎ、自分で考える機会を奪ってしまいます。親としては時間もかかるし、余計に手間がかかるのでイライラしてしまう場合もあるかもしれません。子どもにお手伝いをお願いするときは、心と時間に余裕のあるときにしましょう。 使いやすい道具を用意する 大人と同じ道具だと、子どもはうまく使えないこともあります。子どもが使いやすい道具に変えるだけで、やりやすさとやる気がアップすることも。例えば、掃除なら小さなほうきを準備する、料理であれば子ども用の包丁を用意するなど。片付けならボックスに入れるものの写真を貼るなどわかりやすく。「道具が使いづらいからやりたくない」とならないように、お願いするお手伝いに合わせてチェックしてみましょう。 失敗しても怒らない、できたことを褒める! 子どものお手伝いはうまくいかないことも多々。特に、親のいうことを聞かずに失敗すると「ほら言ったじゃない!」などいら立ってしまうかもしれません。しかし、怒られるとやる気をなくしてしまうのが幼児。腹立ちはぐっと抑えて、「次に失敗しないようにするにはどうしたらいい?」と考えさせるようにしてみましょう。 そして、できたことについては十分にほめてあげること。「これはできなかったけど、ここまでできたね。またやってみよう!」とモチベーションをあげる声掛けをすれば、次のお手伝いにつながります。 感謝の気持ちを伝える 何よりも、「お手伝いをしてくれてありがとう」と感謝を伝えることを忘れてはいけません。それだけで、子どもは「またやろう」と思えます。「●●くんがお皿を運んでくれたから、その間にお料理が進められたよ」など、具体的に助かったことを伝えると、役に立てた喜びもいっそう増します。「手伝って当然」と思わず、しっかり「ありがとう」を言葉にして伝えましょう。 (4)【年齢別】こどもにおすすめのお手伝いの種類 3歳に限らず、お手伝いは1歳からでも取り組めます。子どもの年齢に合わせて、チャレンジしてみたいお手伝いをピックアップしました。 1歳は親と一緒に楽しく取り組む 1歳のお手伝いは、遊びの延長でチャレンジさせてみるといいでしょう。子ども一人で、というより親も一緒になって楽しく取り組めば続きやすくなります。 部屋の片づけ 使ったおもちゃをしまうなど、部屋の片づけは始めやすいお手伝いのひとつ。子どもでも入れやすいボックスなどを準備して、「電車のおもちゃは黄色い箱に入れるよ」などわかりやすく説明してあげましょう。「ママとどっちが早いかな」などとゲーム形式にしても楽しく取り組めますね。おもちゃの他、毎日の新聞を古紙ストックに持っていくなど簡単にできる片付けをやらせてみましょう。 ゴミ捨てや掃除 ゴミを捨てる、ほうきで玄関を掃いてみる、といった掃除にチャレンジしてみても。ゴミはゴミ箱に入れる、というルールを覚える勉強にもなります。ほうきという普段使わない道具を使えるのも子どもにとっては楽しいこと。まず大人が見本を見せてあげましょう。 2歳は興味に合わせてやらせてみる 2歳頃からは好奇心が旺盛になり、大人がやっている家事もまねしたがるようになります。子どもに任せると時間がかかったり手間がかかったりすることもありますが、成長の一環としてできることはやらせてあげるといいですね。 食器を並べる 落としても大丈夫なお箸やスプーンからはじめて、コップなどの配膳をお願いしてみましょう。「誰のお箸かわかるかな」など、遊びの要素を入れるとやる気が出ます。慣れてくれば、食べ終わった食器を下げる習慣も始めていきましょう。 洗濯物を片付ける 自分の洗濯物をタンスにしまうこともできるように。分類して入れるには親のサポートが必要です。しまう過程で畳んだ衣類が乱れてしまうかもしれませんが、「洗濯した衣類をしまう」という習慣を学ぶことを目的と考えましょう。 3歳は手指を使う動作を 手指がかなり器用になってくる3歳。手先を使うお手伝いを任せてみるのもいいでしょう。言葉の理解力も高まっているので、最初にわかりやすく説明して自分でやってみるのを見守ります。 洗濯物をはずす、たたむ 洗濯ばさみを開いて洗濯物を外す、そして軽くたたむといったお手伝いも3歳になればできるように。衣服が難しければ、ハンカチやタオルなど簡単にたためるものから任せてみましょう。親子で両端を持って一緒に畳むのも楽しいひと時です。 簡単な料理 料理も手先を使うお手伝いです。卵を割ってみる、かき混ぜる、野菜を洗う、レタスをちぎるといった簡単なことから一緒にやってみましょう。大人のいうことをよく聞き、十分注意できる子どもであれば包丁にチャレンジしても。その場合は、キュウリやウインナーなど切りやすいものを与えます。刃物の扱いは注意が必要なこと、取り扱いのポイントなどを事前にしっかりと説明を。親が安全に気を配るのが必須です。 4歳には少し難易度の高いお手伝いを 4歳ではさらに複雑なルールも理解できるようになってきます。子どもの能力に合わせて、今までやったことのあるお手伝いを少しレベルアップして任せてみても。 食器を洗う 泡がブクブクする食器洗いは子どもにとって楽しいお手伝い。洗剤で食器が滑りやすいので、プラスチックの容器などからやってもらうと安心です。子ども用のかわいいスポンジを用意するとやる気もアップ。ただ、洗浄力の強い洗剤は子どもの手肌に影響がある場合もあるので注意を。 ゴミを分別して捨てる ただゴミを捨てるのではなく、燃えるゴミ、プラスチックなどと分別して捨てるように教えてみましょう。ゴミがリサイクルされること、資源は大切に使わなくてはならないことなどを理解する最初のステップになります。 5歳には全面的に任せてみて 自主性や責任感も育ちつつある5歳児。一緒に見守りながらやるお手伝いもいいですが、丸ごと任せられるお手伝いをルーティンとして与えると、家族の一員としての自覚もより強くなるでしょう。 カーテンを開ける 朝起きたら部屋のカーテンを開けるのを日課にしても。そのほか、日めくりカレンダーをめくる、新聞をとってくるなど、一人でできることを毎日こなしていくと自信につながります。 お風呂場の掃除 少し難しい掃除や洗濯にチャレンジしても。お風呂場の掃除や園の上履きの洗濯などをやらせてみるのもいいでしょう。水回りでは思わぬ事故が起こる可能性もあるので、お風呂の水は抜いておくなど準備は必要です。 (5)まとめ 子どもの成長のためにもぜひ取り入れたいお手伝いですが、頼んだことにより子どもも親もイライラしてしまうと逆効果。「最初はできなくて当たり前。最後まで飽きずにできたらラッキー」くらいのおおらかな気持ちでいることが大切です。 3歳児は遊びながら学ぶもの。お手伝いも仕事として任せるのではなく、まずは楽しんで取り組めるように工夫していきましょう。 -
【コラム】子育て費用の準備時に賢い親が必ず行うこととは?年齢別費用もご紹介
子育ては喜びに満ちた経験である一方、経済的な負担も伴います。本記事では、子育てに必要な費用の具体的な内訳や、マネープラン、各種支援制度について詳しく解説していきます。 (1)子育てにかかる費用とは? 養育費 子育てにかかる費用で「学校にかかる費用」や「習い事にかかる費用」以外の費用のことを「養育費」といいます。養育費に分類される代表例として、子どもへのお小遣いや衣服費、医療費などがあげられるでしょう。「教育以外にかかる費用」といったイメージが分かりやすいかも知れません。 教育費 養育費に対して、教育費は「学校や習い事にかかる費用」を指します。具体的には、入学金や制服代、部活動費、授業料、テキスト代、受験塾代などがあげられます。 (2)【年齢別】1年間でどれくらいの養育費に? 就学前、就学後、中学校~高校、大学進学と大まかにライフステージを4つに分けた際に必要な金額を出しております。 0~6歳頃 赤ちゃんの頃から小学校入学直前まででかかる費用が、総額で約151万円です。 内訳としては、以下の表をご参考下さい。 乳児期にはベビーカーや抱っこひも、バウンザー、ベビー食器におくるみなど、用意するものが盛り沢山です。また、この6年近くは成長も著しい時期のため、洋服もすぐサイズアウトしてしまいます。項目で一番少ない金額は携帯電話代ですが、これはまだお母さんやお父さんといった保護者と一緒に行動することが多い時期であることの表れだと言えます。 7~12歳頃 小学校入学~卒業までの6年間で必要な養育費は約83万円です。新生児~幼児期とお祝い事などのイベントも減るため、「貯めどき」かも知れません。 しかし、小学生になると食費がぐっと増えます。特に男の子は、小学校高学年の頃になると食べ盛りです。また、小学校の間に何らかのスポーツを習い始める子も多いでしょう。 そうすると、筋肉づくり・身体づくりのための食事作りなどで保護者の負担も大きくなるかも知れません。 また、幼児の頃と比較すると行動範囲が広がるため、キッズケータイなど携帯電話を持つ機会が格段に増えます。携帯電話代も、0~5歳の頃より負担が増えていることが分かります。 13~18歳頃 中学生の頃にかかる費用は1年につき約98万円、高校生の頃になると年間約100万円と言われています。つまり、中学校から高校までの6年間でかかる費用は約594万円ですので、1年間で100万円使うイメージですね。 19歳頃~ 大学進学といった場面では、親元を離れて下宿する子どもも増えます。特に、進学先が地方の国公立大学となると光熱費や家賃といった部分の負担が大きくなるでしょう。 (3)【年齢別】教育費が占めるウエイトは大きい! 0~6歳頃 2歳頃まで自宅で子どもの面倒を見ていたとすると、教育費が必要となるタイミングは幼稚園等に入園する時期からとなります。しかし、2019年10月から幼稚園・保育所・認定こども園等を利用する子どもの利用料が無償化されました。ですので、実質的に必要となる費用は通園する上で必要な物品代などのみになります。 7~12歳頃 小学校が公立校だった場合、6年間でかかる教育費は約192万円7686円です。 公立小学校の教育費は、図書代や学用品、実習材料費が多くの割合を占めています。 13~18歳頃 中学校から高校まで全て公立校だった場合、6年間でかかる費用は約283万7331円となります。希望する高校や大学に進学するため、家庭によっては高校受験塾や予備校に中高6年間丸々通う家庭もあるかも知れません。そういった場合、教育費の負担は上記金額以上に大きくなるでしょう。 19歳頃~ 国公立大学に進学した場合、4年間でかかる教育費用は約253万6757円です。 しかし、進学する学部が文系か理系かによっても金額に変動があります。さらに、理系といっても様々です。医学部や薬学部となると6年間大学に通うことになるため、実習代なども合わせるとさらに負担は大きくなります。 出典元:大分みらい信用金庫(子育て費用ってどれくらいかかるの?をシミュレーションで解説~年齢別子育て費用シミュレーション~) (4)【ルート別】教育費一覧 ここでは、幼稚園/保育園~小学校~中学校~高等学校~大学といった流れで必要な総額を算出しています。 【中高のみ私立の場合】のシミュレーションは、中高一貫の難関校に中学受験を経て進学し、国公立大学に合格した場合を想定しています。 はまキッズ卒業後は多くの生徒様が浜学園に進学しますが、最近の追跡調査で、はまキッズ卒業生は高学年になるほど成績が伸びて偏差値も上がり、「最難関」と呼ばれる学校に必要な偏差値を叩き出すということが追跡結果で明らかとなりました。ですので、この【中高のみ私立の場合】はキッズ生に多いパターンとなります。 オール(国)公立の場合 ※大学は入学金込 オール私立の場合 ※大学は文系への進学を仮定 中高のみ私立の場合 大学のみ私立の場合 (5)【資金確保】今日から始められるやりくり術5選! 児童手当など国の制度を活用する 2024年10月から、児童手当制度がより手厚くなりました。具体的には、(1)支給期間を高校生年代まで延長したこと、(2)所得制限が撤廃されたこと、(3)第三子以降の支給額を月額3万円としたこと、そして(4)支給が2ヶ月に1回となり児童手当の計画的な活用が可能になったこと、の4点が挙げられます。特に筆者がありがたく感じた変更点は、高校生年代まで支給期間が延長されたことです。 法律上の義務教育期間は中学校までですが、日本の現状的には多くの子どもが高校に進学します。公立高校に進学した場合でも、教育費は1年間で45万円以上かかります。ですので、年間12万円以上も児童手当が支給されることは、家庭の経済的負担を大きく減らすのではないでしょうか。 また、高等学校等就学支援金制度はご存知でしょうか?修学支援策として、国や自治体は様々な制度を用意しています。「学びたい」という子どもの気持ち、「学ばせたい」という親の気持ちに応える制度が多くあります。ぜひ市役所等で気軽に相談してみて下さいね。 学資保険に加入する 加入時期が0歳から6歳までと限られていますが、確実に資金を貯められること、返戻率が高いこと、そして保護者に万が一のことがあっても満額受け取れることの3点が最大のメリットです。大学入学など、大きなお金が必要な時期に備えて加入しておくと安心感がありますね。積み立てた額より少しでも確実に増やす方法としては、学資保険が最も賢い方法かも知れません。筆者の場合は、上記の児童手当を学資保険代金として充てています。 積立NISAの活用 昨今では円安が進み、日本円の価値が他国の通貨に対して低くなっています。 投資家の言葉で言うと、銀行口座にお金を寝かせたままの状態は「お金をニートにしている」状態と一緒だそうです。つまり、お金に「働いてもらう」必要があるのです。 とはいえ、いきなり個人株などに手を出すのは気が引けますよね。「積立NISA」で、少額でも良いので長期・積立・分散投資を始めてみましょう。非課税制度のため、運用して得た利益に税金はかかりません。積立NISAの投資信託は「良質な株のバラエティパック」といったイメージが分かりやすいかも知れませんね。金融庁の定めた基準をクリアした商品に投資することができます。積立NISAは時間が味方する制度なので、お子様が0歳など成人まで時間があればあるほど利益が得られやすくなります。デメリットとしては、学資保険と違って元本保証がないことが挙げられますが、銀行口座に眠っているお金の価値はどんどん目減りしています。まずは毎月1,000円からでもスタートし、ボーナスが出たタイミングなどで少しずつ積み立てる金額を上げていきましょう! 固定費や習い事の整理・見直しを行う 子どもの可能性を広げたいという思いも大切ですが、習い事を吟味することも固定費削減に繋がります。本当に今必要な習い事なのか?子ども自信がやりたがっているのか?習わせた際のゴール設定をどうするのか?等、親子で考えることも大切かも知れません。 筆者は、小学生の頃に習字を習っていました。母親と「硬筆・毛筆ともに段位を取得する」ことをゴール設定し取組んでいました。母親に「習い事をさせる際に大切にしていたポイント」を確認したところ、「一度始めた習い事は、親の都合やエゴで絶対に辞めさせないこと」「本人が辞めたいと言わずに楽しそうなら続けさせること」を大事にしていたそうです。習い事は、子どもの自信や強みを育てるとも言われています。(船津徹著:「強み」を生み出す育て方【賢さ】【やる気】【コミュ力】が絶対身につく! より)ぜひ、子どもの自信を育てる習い事を親子で一緒に考えてみて下さい。習い事以外での固定費削減で言えば、携帯電話を大手キャリアから格安SIMに変更する、家賃を見直すなども挙げられるでしょう。 奨学金制度の活用 日本学生支援機構の調査によると、奨学金を受給している学生の割合は大学(昼間部)で約5割、短期大学(昼間部)で約6割、大学院修士課程で約5割、大学院博士課程で約5割だそうです。奨学金には給付型と貸与型があり、貸与型の返済は社会人1年目からスタートします。「奨学金=借金」という印象が強い方も多いかと思いますが、学びたい気持ちを後押ししてくれる貴重な手段の1つです。貸与利率も非常に低いため、社会人1年目の少ないお給料の中からでもやりくりができます。お子様との話し合いは必要ですが、前向きに検討してみても良いかも知れないですね。 (6)【まとめ】賢く用意して子どもの可能性を広げましょう! 子どもをめぐる子育て費用の現状や資金確保のための方法をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。「大変だな」という印象も正直あるかと思いますが、「じゃあ、今私たちにできることは何かな?」と前向きに切り替え、一歩踏み出したいところですね。 万全の準備をしているつもりでも、思いもよらないところで出費があるのも「子育てあるある」だと思います。だからこそ、「あのときやっぱりこうしていれば良かった」「ああしていれば良かった」といった後悔のないように行動することが大切なのではないでしょうか。 このブログを読まれているお母さん・お父さんのお子様が将来大きく世界に羽ばたき、輝ける存在になりますよう、心からお祈りしております! -
【コラム】食事中のテレビや動画を見る?見ない?子どもへの影響や対処法についても解説!
「テレビを見ながらの食事はよくない」「食事時はテレビを消して」といったことは近年よく聞かれます。とはいえ、テレビや動画を見ながら食事をしている家庭は少なくありません。果たして、見ながら食事することについてはどんな影響があるのでしょうか。テレビを見ずに食事に集中させる対処法も含めて、具体的に解説します。 (1)食事中、子どもにテレビを見せていますか 以前に行われた調査によると、小学校以下の子どもがいる家庭で食事時にテレビをつけている割合は7割近くにのぼるという結果に(※)。多くの家庭で食事中にテレビを見る理由はなんなのでしょうか。一方で、食事中にテレビを見るのは避けている家庭もあります。その理由も合わせてみていきましょう。 (※)マイナビニュース 食事中にテレビを見る理由 テレビを見ながら食事をする理由としては、以下のようなことがあげられます。 ・食事中の話題作り ・音がないとしんとしてしまう ・親の習慣 ・子どもが静かにしてくれる ・ニュースで情報を得たい ・子どもの学習のため など 子どもによっては、「テレビがついていたほうがよく食べる」「早食いしない」といったメリットを感じている親もいるようです。 刺激のあるテレビ番組を子どもが見たがるのは当然です。見る、見ないの決断権は大体の場合親にありますが、その親自身もテレビを見ながら食べる家庭で育っているケースも少なくありません。「ながら食べ」に違和感がないと、子どもに禁じる必要性も感じにくくなるでしょう。 食事中にテレビを見ない理由 一方で食事中にテレビを見ない家庭は、次のような理由が考えられます。 ・子どもの食事が進まない ・会話がなくなる ・騒がしい ・食事に集中できない など テレビを見ていても食べる子どももいますが、多くの子どもは画面に集中してしまい、手と口が止まってしまいがちです。結果、「テレビばかり見ていないで食べなさい!」としかりつけることになります。 また、子どもがテレビに夢中になると親子の会話もなくなって、せっかくのコミュニケーションの機会が失われることにも。 何より、「食事」という食を楽しむ行為がおろそかになってしまうのは、その後の子どもの食習慣にとってもマイナスに働く可能性があります。 (2)テレビや動画を見ながら食事することのデメリット テレビを見ながら食べる理由、見ない理由、それぞれありますが、改めて「ながら食べ」によるデメリットは何かを知っておきましょう。食事に集中できないことで、子どもに次のような影響が出るといわれています。 あごの発達や姿勢などに影響が出る しっかり咀嚼(そしゃく)することで子どものあごは発達していきますが、画面を見て毎食かむことがおろそかになると、あごの成長に支障をきたす可能性も。あごが小さいままだと歯並びが悪くなり、さらなる問題につながります。 また、テレビやタブレットに集中しているうちにだんだんと猫背になったり、首が前にでてしまったり、姿勢への影響も懸念されます。 ほかにも目が悪くなるなど、子どもの身体の成長に影響が出てしまうのです。 少量で満腹になってしまう 子どもが画面に集中しすぎて、同じものをずっと口に入れている、というようなこともよくあります。食べる時間もダラダラと長くなり、しっかりと量を食べていないのに満腹になった感覚に。結局は適切な食事量に足りていないまま、終えてしまうことも。 逆に、見ながら無意識に食べていると満腹感を得られず、肥満につながるという場合もあります。いずれにしても、適切な食事の量が取りにくくなってしまいます。 栄養バランスが偏る テレビを見る合間にお皿に手を伸ばすと、無意識に自分の好きなものばかり食べる、といったことにも。その結果、野菜ばかり残る、など栄養のバランスが偏ってしまうことにもつながりかねません。 また、食べること以外に意識が向くと、脳が食事をしているという認識がうまくできないとされています。消化のための指令がうまくいきわたらず、唾液の分泌や消化酵素の分泌量が少なくなり、栄養の吸収率も下がってしまいます。 五感の働きや脳の発達を阻害する 大人もそうですが、幼い子どもの脳は特にあれこれと同時に気を配ることが難しいもの。テレビや動画の視覚・聴覚刺激があると、そちらにばかり意識が取られてしまいます。料理を味わう味覚やおいしそうな香りをキャッチする嗅覚はおろそかになり、何を食べたのかもわからないまま食事が進んでしまうことも。 本来食事は、見た目や味、香り、食感、噛んだときの心地よい音など、子どもの五感をフルに活性化させるもの。しかし、「ながら食べ」では、それが失われてしまうのです。 また、会話が減ることで、子どもの言語の発達や感情の醸成にマイナスの影響を与えると言われています。 (3)食事へと、子どもの気持ちを切り替えよう 夢中になったらほかのことが見えなくなる子どもたち。やっていたことを途中で止められると不機嫌になり、さらに食事の印象が悪くなってしまいます。親は、子どもがスムーズに食事に向き合えるように、サポートしてあげましょう。 遊びと食事の時間とをきっぱり分ける できれば、「もうすぐ食事の時間だよ。あと少ししたらおもちゃを片付けようね」と事前に声掛けして、子どもも食事への気持ちを整えられるようにしてあげましょう。時間になったらおもちゃを片付けて、テーブルの上には料理以外置かないようにします。 子どもにも食事の準備を手伝わせる お皿を運んだりお箸を並べたり、子どもにも食事に向けての準備を手伝ってもらいましょう。年齢に応じて、野菜を洗うなどの調理の手伝いをしてもらってもいいですね。準備に関わることで、子ども自身の食事への気持ちが整いやすくなります。 家族がそろって食卓につき、「いただきます」を言う 子どもだけではなく、親も家族もできる限り一緒に食卓に着くようにすることで、食事の時間を大切にしていることが示せます。そろって「いただきます」のあいさつをすることをルーティン化すれば、子どもの気持ちも食事に切り替わりやすいでしょう。 (4)食事中のテレビがやめられないときの対処法 親が「見ない」と決めても、なかなかテレビがやめられない子に対しては、以下のような方法を試してみましょう。 テレビを見ながらの食事が良くない理由をわかりやすく伝える 理由もなく今まで見ていたテレビを禁止されたら、子どもも納得ができないでしょう。まずは、なぜ「ながら」の食事が良くないのかを理解してもらう必要があります。 「お母さんはもっと〇〇ちゃんとお話しながら食べたい」 「テレビを見ているとごはんがあまり食べられないから、大きくなるために大切な栄養がたりないのが心配」 など、子どもが分かりやすいように丁寧に説明してあげましょう。 見たい気持ちに寄り添った声掛けをする テレビを見たがる子どもに対し、「見てはダメ!」「すぐに消して!」と怒ったら反発されてしまうでしょう。「おもしろそうだね、でも、ごはんの時間だからあとで見ようか」など、子どもの気持ちに寄り添った言い方で促すようにしましょう。 見る回数を徐々に減らす 毎日、毎食テレビを見ていたとしたら、いきなりまったく見ない、という変化に強い抵抗を感じるかもしれません。そんな場合は、テレビや動画を見る回数を段階的に減らしてみましょう。毎食見ていたのを夜だけにする、1日おきに見ない日を作る、など。子どもが見たい番組があるなら録画をしてあげて、「食べ終わったら見ようね」というように見るタイミングをずらすようにするといいでしょう。 家族全員が「ながら」をやめる 子どもに「見ながらはダメ」といいながら、親が食事中にスマホをチェックしたり、気になる動画を見ていたりしたら効果は半減です。親もスマホを食卓から遠ざけて、食事と会話を楽しむようにしましょう。 (5)食事中のあるべき姿は、親が手本を示して 食事に対して子どもにあれこれ言っても、親が守れていないと効果は薄くなってしまいます。まず親自身が食事に対してどういうスタンスで向き合うのか改めて考え、手本を示してあげましょう。 親の食べる姿を見ることで食事が進む テレビ画面ではなく、親がおいしそうに食べている姿を見ることで、子どもの箸も自然と進みます。これは、相手の動作を自然とまねて学ぶミラーニューロンの働きによるものです。親も何かを見ながらではなく、食事の時間は食事と会話を楽しむ、ということを心がけましょう。そうすれば、子どももそれが普通だと認識して育っていきます。 食べ物や料理してくれた人への感謝を忘れずに 食事に向き合う考え方も、食事中に親から学ぶ大切なこと。食べ物に感謝し、料理を残さず食べる、作ってくれた人に「おいしい」と感想を伝えるなども、テレビ画面を見ずに向き合うからこそ伝わるものです。 (6)まとめ 子どもはまだ〝食事のビギナー〟 大人は、動画を見ながらでも本を読みながらでも、滞りなく食事をすることができます。でも、子どもはいわば食事のビギナー。スポーツでもなんでも、ビギナーはまず一つ一つのステップに集中する必要があります。余分な情報が入ってくると処理しきれずに失敗してしまうことも。 食事も同じです。箸や食器の扱い、食事をこぼさず口に運ぶこと、しっかりかむこと、料理を味わうことなど、子どもは食事に集中して取り組むことで、少しずつ基本が身についていくのです。 少なくともそれが未熟な間は、テレビや動画を見ながらの食事は控えたほうがいいでしょう。 家庭の状況に合わせてテレビや動画と付き合う テレビや動画を見ながらの食事にはデメリットが考えられますが、見ながらだと必ず悪影響がある、というわけではありません。「食事中にテレビを見る理由」にも合ったように、会話のきっかけになったり、食卓がなごんだりということもあるでしょう。「自分もテレビを見ながら食事をして育ったけれど、とくに支障を感じない」という親もいるかもしれません。家庭それぞれの考え方や事情もあります。 大切なのは、きちんと噛んで栄養を十分にとる、五感を使って食事を楽しむ、食卓を囲む人とコミュニケーションを取る、という食事の主な目的が著しく損なわれないこと。テレビを見ながらでも、そのバランスがうまくとれるようであれば問題ないでしょう。ただ、幼いうちはそれがかなり難しい、ということは覚えておきたいですね。 -
【コラム】子どもの社会性を育む環境と親の特徴とは?将来のエリートになるために
(1)「社会性」とは何か? 結論からお伝えすると、社会性とは「他者と上手く関わりを持ち、社会集団の中で生活を営むことができる力」です。人間は1人では生きることができません。ですので、必ず他者との関わりの中で生きていくことになります。他者との関わりで必要なスキルとして、コミュニケーション能力や協調性、リーダーシップ、思いやりの心(配慮)、責任感などが代表として挙げられるでしょう。また、「社会性」と「社交性」はよく似た言葉ですが、社会生活を営むスキル(=社会性)のうちの1つに、他者との交流を積極的に好む性質として「社交性」が含まれている点で、意味合いが異なります。 (2)【年齢別】社会性はどのように育つ? 0~1歳頃 0歳頃は、いわゆる乳児期です。親からの愛情・スキンシップ(抱っこや授乳など)を与えることで子どもの情緒が安定し、子どもは親への信頼を厚くしていきます。 みなさんは「オキシトシン」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。別名、「幸せホルモン」と呼ばれています。オキシトシンはスキンシップを通じて親子双方に分泌されますが、親と沢山触れ合った赤ちゃんは記憶力が高まり、ストレス耐性がつくと言われているそうです。 生後1年以内のスキンシップが特に効果的で、脳自体がオキシトシンを出しやすい仕組みに変わるため、記憶力の高さやストレス耐性は一生ものになります。記憶力や、どんな環境でも適応できるストレス耐性も、社会性の1つと言えますね。 2~3歳頃 2、3歳頃になると「イヤイヤ期」がやってきます。 イヤイヤ期とは、「自分はこうしたい」といった自我が芽生える時期です。頭と身体が発達して自分で出来ることが増える一方で、理性や我慢を司る前頭前野が未熟な時期でもあります。そのような時期なので、親が「なぜしてはいけないのか」等を言い聞かせて子どもに理解させ、しつけることで社会性の土台(我慢する力・モラル等)を築き上げていきます。 4~5歳頃 この頃には自分自身と両親だけでなく、幼稚園や保育園のお友達(=他者)にも視野が広がるようになります。そのため、集団生活の中で他者とコミュニケーションを取るようになります。今までは1人でおもちゃ遊びをしていたところが、複数人での遊びを通じて他者との関わりや相手の気持ちなどを学んでいきます。 小学校入学以降 小学校に入学すると、今まで以上の大人数で過ごすことになります。集団の規模が幼稚園などより大きなものとなるため、約束事や譲り合いの精神を学んでいくこととなります。 文部科学省ホームページ「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」によると、小学校低学年時には「人として行ってはならないこと」についての知識と感性の涵養、社会のルールを守る態度といった善悪の判断、規範意識の基礎作りをすることが重視すべき課題として挙げられています。 (3)【5選】子どもの社会性が育つ環境と親の特徴とは? 親との関わり・スキンシップが多い 国連では、社会の基本単位は「家族」であると定義しています。子どもは「人との繋がり」や「人との関わり合い」を自分の家庭から学んでいきます。また、子どもにとって親は最も身近で信頼できる大人と言えます。 つまり、家庭とは「社会性を育む土台」なのです。親との関わりやスキンシップなしに、子どもの社会性は育ちません。ですので、お母さん・お父さんは乳児期の頃から積極的に笑いかけたり、歌を一緒に歌ったり、頭をなでてあげたりしてあげましょう。 筆者の子どもは小学生ですが、朝起きた時や寝る前、帰宅したタイミング等で挨拶とともに必ずハグをします。子どもは抱きしめられることで安心感が生まれ、先述したオキシトシンが分泌されます。笑顔で話しかけられたり、触れられると子どもは情緒が安定します。情緒が安定することで他者への信頼感も高まり、最終的には社会性の成長へと繋がるのです。 共働きで子どもと接する時間が足りなく感じているお母さんも多いかと思いますが、だからこそ数秒で出来るスキンシップを日常生活で取り入れてみませんか。 他者と関わる機会がある 保育園や幼稚園に入園すると、今まで「親と子」だけだった人間関係が一気に広くなります。つまり、他者と関わる機会が増えるということです。関わる大人も、先生や習い事の講師など親以外の人が増えていきます。2~3歳頃は前頭前野が未熟で理性や我慢が難しいところがあるため、おもちゃの奪い合いなどのトラブルも生まれます。 しかし、ここはできるだけ見守るのがベターです。この時期に対立したりすることで、子どもは相手の気持ちや他者という存在を考えられるようになるためです。相手を尊重し、思いやったり、譲り合ったりする心はまさしく「社会性」です。お友だち同士のトラブルも、学びの過程、健全な心の成長に必要な過程として前向きに捉えましょう! また、地域の集まりに参加したり、近所を散歩することもオススメです。地域や家庭、親族等といった多種多様な人間関係の中で様々な体験をさせてあげましょう。その体験を経て、子どもたちは年齢なりの規範意識や協調性・忍耐力を身につけていきます。社会性をより一層育てるためにも、異年齢交流・地域交流を大切にしていきましょう。 社会性が高まる遊びを取り入れている 年齢別に様々な遊びがありますが、子どもは遊びを通じて社会性を身につけていきます。例えば、遊びにはルールがありますが、「ルールを聞く・守る・お友だちに伝える」ということは「人の話を聞く・約束を守る・人に話す」といった他者との関わりや社会生活を送る上で必要なスキルに直結します。また、年齢が上がっていくと複数人で「ごっこ遊び」などで遊ぶようになります。それぞれの役割を決めて他者と協力し合ったり、共通の目的を持ったりするため、協調性やコミュニケーション能力が自然と身につきます。5歳以降になると、ごっこ遊びで使うオモチャにもこだわりを持つようになります。より再現性の高い素材や道具を用意してあげると良いかも知れません。 子どもの「得意」を伸ばしている 人から「お子さんの長所は?」と聞かれた際、いくつお子様の長所を挙げられますか? 子どもを日頃からよく観察し、長所から「得意」を伸ばしてあげましょう。 我が子を見る際はどうしても「短所」に目が行きがちです。また、苦手なこと・不得意なことに対して親は「平均的には出来るようにさせたい」と克服することに意識が向いてしまいます。しかし、親が短所と思っている部分も、視点を変えれば長所になります。「のんびりした性格」は「気が長く大らか」と言い換えられます。「落ち着きがない」は見方を変えると「エネルギッシュで行動的」です。「短所」ではなく、豊かで楽しい「個性」と言い換えることができます。 「強み」を育てると、子どもの「自信」が育ちます。自信は自主性や積極性を生み出し、親が無理矢理させなくとも、お子様自身で苦手なことや出来なかったことに挑戦するようになります。 つまり、自信を育てるということは、自主性や積極性といった社会生活で求められる部分も育つということです。ところが、苦手克服に重きを置くとどうでしょうか。 当然、嫌なことなのでお子様は拒否反応を示します。また、決して得意なことではないので失敗する可能性も高いです。「やっぱりダメだった」と自信を失い、ますますやらなくなる・・・といった悪循環に陥ります。 「強み育て」には、その子ども1人ひとりに合った習い事をさせてあげましょう。 長所を強みとして活かし自信をつけさせる好サイクルが、自主性や積極性といった社会生活で必要な力を育むことになるのです。 子どもをしっかり褒めている 1日の中で、お子様を叱ることと褒めること、どちらが多いでしょうか。 先述した「強み育て」にも共通しますが、長所や得意分野、「できたこと」に意識をフォーカスして下さい。そうすると、お子様の「褒めポイント」や頑張っている姿が沢山見えてくると思います。 大人にとって「出来て当たり前」でも、子どもにとって決して当たり前ではありません。年長さんでも、この世に生まれてたった5・6年です。そう考えると、お子様に対する許容範囲が広がるのではないでしょうか。 「できたこと」のみに注目して褒めてあげることで、子どもは萎縮することなく、のびのびと本来の力を発揮します。褒める際は、思い切り褒めてあげて下さい! 信頼できる身近な大人から褒められることで「自信」と「自己肯定感」が育ち、子どもたちにより高い社会性が身についていくのです。 (4)子どもを【真のエリート】にするために 「エリート」と「社会性」、関連性が薄いように感じる方も多いのではないでしょうか。 ところが、この2つの言葉は大変深く関連しているのです。多くの人が「エリート」と聞くと、「社会の中で優秀とされる人間や集団」といったイメージを抱かれるのではないでしょうか。良いイメージよりは、むしろバイアスのかかった印象があるかも知れません。 しかし、エリートの本来の意味は「自分の利害得失と関係なく他人や物事に尽くせる人」という意味だそうです。 言葉の起源はラテン語で「神に選ばれし者」という意味です。 「神様に選ばれる」ということは、イエス・キリストが神様に選ばれ、他人のために死んだように、「他人のために死ぬ用意ができている」ということだそうです。 冒頭でお伝えしたように、社会性が高いということは「他者と上手く関わりを持ち、社会集団の中で生活を営むことができる力」があるということです。ですので、自分の利害得失よりも周囲を尊重し、自分にできるアクションを起こす人は皆、エリートと言えるのです。 はまキッズでは「未来のエリートを育てる」という目標を掲げ、日々お子様と向き合っております。他人のために行動できる人、心豊かで思いやりのある人-私たちが関わったお子様全員が、未来の日本のエリートとなるよう願っております。 (5)【まとめ】社会性を育んで、子どもの人生を豊かにしましょう! 社会性とは、言い換えると【非認知スキル】です。 【非認知スキル】とは、協調性や忍耐力、責任感、自主性、積極性など社会集団での生活を送るために必要な能力をまとめた表現です。 アメリカの経済学者であるジェームズ・ヘックマン教授の研究によると、「幼児教育には、認知スキルよりも「非認知スキル」が高まる効果がある」ということが判明しています。 さらに、「幼児期に適切な教育を受けた子どもは、受けなかった子どもよりも将来的に、学歴的にも経済的にも豊かであった」という結果も出ているそうです。 つまり、社会性を育むということは、子どもの人生そのものを豊かにするということなのです。損得勘定なしに他人や物事に尽くすことができる人は、当然周囲からも大切にされ、愛されることでしょう。社会性を育み、「未来のエリート」を生み出しましょう!