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【コラム】1歳の幼児教育、どんなことをするといいの? 1歳の発達段階や、成長を促すポイント、おすすめの遊びを紹介
1歳は、赤ちゃんから徐々に幼児らしくなる移行期。歩き始めや言葉の発達など、日々めざましく成長する様子に、目を細める親も多いでしょう。子どものできることが増えると同時に、「わが子の能力を存分に伸ばしてあげたい」と、幼児教育を考え始める人もいるのでは。1歳児の発達の特徴を理解し、適切な遊びや環境を提供することで、お子さんの持つ可能性を最大限に引き出していきましょう。 (1)1歳は何ができる?心身の発達段階 1歳ごろは、身体的にも精神的にも急速な発達を遂げる時期です。個人差はありますが、多くの子どもに共通して見られる発達の特徴を理解することで、この時期に合ったサポートができるようになります。 一人で歩けるようになり、行動範囲が広がる 1歳前後になると、多くの子どもがつかまり立ちから一人歩きができるようになります。足腰をはじめとした筋肉の発達はもちろん、全身のバランスをとる小脳の発達、転んだときに身を守るための反射神経の発達などにより、最初の一歩を踏み出すのです。 歩けるようになることで行動範囲が格段に広がり、好奇心も増していきます。親は安全な環境を整えながら、子どもの探索欲求を満たしてあげることが大切です。 言葉を使いはじめる 言葉の発達も目覚ましい時期。1歳前後から「マンマ」「ワンワン」など意味のある単語を話すように。1歳半ごろには、「マンマ、ちょうだい」「ワンワン、ねんね」など二語文も聞かれるようになり、徐々に語彙(ごい)が増えていきます。 気に入らないときには「イヤ」と言うなど、少しずつ言葉で意思表示もできるように。大人の言うことをある程度理解し、簡単な指示に従うことができるようになるので、少し意思疎通がしやすくなったと感じる親もいるでしょう。たくさん話しかけることで、言語発達をさらにうながすことができます。 手先が器用になってくる 手指の細かな動きが発達し、つまむ、握る、つかむなどの動作が上手になります。日常の中では、クレヨンを握って線を描いたり、積み木を摘んだり、スプーンでご飯を食べようとしたりする姿が見られるかもしれません。 手先の発達は脳の発達とも密接に関係しているので、さまざまな手指を使う遊びを取り入れるといいでしょう。 自我が芽生え、意思を伝えられる 1歳ごろには自我が芽生え始め、自分の意思をはっきりと表現するようになります。食べ物の好き嫌いがはっきりしてくるほか、何でも「イヤ」と拒否する「イヤイヤ期」に突入する子も。あらゆることを自分でやりたがり、できないと癇癪(かんしゃく)を起こすなど、親を困らせることも出てきます。でも、自我の芽生えは健全な発達の証拠であり、自立への第一歩。親は危険でないかぎり、子どもの意思を尊重しながら見守ってあげることが重要です。 (2)1歳の幼児教育で育みたいもの 著しい成長を見せる1歳の時期だからこそ、適切な幼児教育を行うことで子どもはどんどんと与えられたものを吸収していきます。とはいえ、算数や国語といった早期教育が必要なわけではありません。この時期に育てたいのは、人間の生きる力の基礎ともいえる部分。将来に渡って子どもの人格や能力を形成する土台です。 脳や体の発達を促進する 1歳は脳の神経回路が急速に形成される重要な時期。バランス感覚などが発達することで、よりダイナミックな体の動きもできるようになります。まずは外遊びなど積極的に体を動かす機会を設けましょう。また、五感への多様な刺激を与えることが脳の活性化につながります。 学力の土台を育てる たくさんの言葉とその意味を吸収していく中で、知識も広がっていきます。一般的な単語はもちろん色や形、数、大小など、こうした概念に遊びの中で触れることで、自然と子どもの中に基礎学力が築かれていきます。 集中力を身につける やりたいことにはまっすぐな1歳児。好きな遊びをとことんやらせてあげることで、自然と集中力が身に付きます。子どもが何に興味を示しているかを見逃さず、それを深められるような環境を整えることが大切です。 生活習慣を整える 決まった時間に起床、就寝、食事などを行う、歯磨きや片付け、あいさつをする、といったことも1歳から意識したいこと。親が率先して行うことで、子どもも自然と健やかな生活習慣が身に付きます。 (3)1歳の幼児教育は遊びから。おすすめの遊びを紹介 1歳児にとっては遊びこそが学び。楽しいからこそ自ら取り組み、自然と知識を吸収していきます。この章では、さまざまな能力の向上につながる遊びを紹介。子どもの興味や発達段階に合わせて選んでみてください。 手指を動かす遊び 「第二の脳」とも表される手指。指先の細かな動きを遊びに取り入れることは脳に刺激を与え、集中力の向上にもつながります。 〈具体例〉 ●シール貼り 大きめのシールを台紙に貼る。さまざまな色や形を用意しても。 ●キャップ落とし ペットボトルの側面に穴を開け、キャップを2個張り合わせたものを中に落として入れる遊び。ボタン落としや棒落としなどアレンジも可能。 ●粘土遊び 粘土を丸めたり、ちぎったりして遊ぶ。小麦粉粘土だと口に入れても比較的安全。 ●ちぎり遊び 新聞紙や折り紙をちぎって感触を楽しむ ●洗濯バサミ遊び 厚紙に洗濯バサミを挟んでいく。カラフルな洗濯バサミだとより楽しい。 手指の遊びは細かなものを使う場合があるので注意が必要です。キャップやボタンは誤飲しないサイズを選んで。 ごっこ遊び 想像力や社会性を育てるごっこ遊び。日常生活の真似をすることで、言葉や社会のルールも学べます。 〈具体例〉 ●お世話遊び ぬいぐるみなどにご飯を食べさせたり、寝かしつけたりする。 ●お料理ごっこ:おもちゃの食材でお料理を作るまねをする。 ●乗り物ごっこ:椅子や段ボールなどを並べて電車や車のまねをする。 子どもだけではなく大人も一緒に楽しんで参加することで、より豊かな想像の世界を広げることができます。 お絵かき 絵を描くことで表現力と創造性が育ちます。まだ上手に描けなくても、自由に表現することが大切と考えましょう。 〈具体例〉 ●クレヨンや筆でなぐり描き 持ちやすい道具を使って、大きな紙に思うままに線や丸を描く。 ●指絵の具遊び 指に絵の具をつけて紙にペタペタと色をつける。手のひらや足の裏に絵の具を付け、スタンプを押して楽しんでも。 ●野菜スタンプ レンコンやオクラなど、野菜の断面の形を楽しみつつスタンプ遊びをする。 完成度よりも描く過程を大切にし、子どもの表現をほめてあげましょう。 知育玩具を取り入れる さまざまな種類が販売されている知育玩具。1歳向けのものは、楽しみながら多彩な能力を育てることが目的とされています。 〈具体例〉 ●型はめパズル 丸、三角、四角などの立体パズルを正しい穴に入れる。 ●積み木 最初は2〜3個から始めて、徐々に高く積む。形の違いと組み合わせを楽しむ。 ●ルーピング玩具 ワイヤーに沿ってビーズを動かして遊ぶおもちゃ。ビーズがつながってできる形や色の組み合わせを楽しむ。 ●音の出る玩具 太鼓、マラカス、木琴などの楽器玩具。リズムにのって自由に表現する。 それぞれ子どもの五感を刺激したり、手指の器用さや集中力を養ったり、図形・空間認識能力を高めたりといった効果が期待できます。 絵本の読み聞かせをする 絵本は、言語能力と想像力を育てる効果的な方法の一つ。親子のコミュニケーションも深まります。1歳児に本を選ぶときは、ストーリーがわかりやすい、リズミカルな展開、五感を刺激する色や手触りのもの、といったポイントを意識してみてください。 〈具体例〉 ●繰り返しがある絵本:同じパターンの展開やフレーズが繰り返される絵本 ●オノマトペが多用される絵本:「びりびり」「ワンワン」など、擬音語、擬態語が豊富な絵本 ●しかけ絵本:めくったり、触ったりできる仕掛けがある絵本 ●身近な物の絵本:食べ物や乗り物など、子どもの生活に身近な題材の絵本 ●歌絵本:童謡や手遊び歌が載っている絵本 毎日決まった時間に読み聞かせをすることで、読書習慣の基礎を作ることができます。 (4)1歳児の成長を促すポイント 1歳児の健やかな成長のためには、子どもの発達特性を理解した関わり方が大切です。無理をさせず、子どものペースを尊重しながら、適切なサポートを心がけましょう。 子どもの思いを尊重する 芽生え始めた子どもの自我を大切にし、その気持ちに寄り添うことで、子どもの主体性や自己肯定感を育みます。 子どもによってはイヤイヤ期に入り、ぐずったりわがままをいったりすることも多くなるでしょう。そんなときも「ダメ!」と頭ごなしに叱るのではなく、「イヤなんだね」「自分でやりたいんだね」と子どもの気持ちを受け止めてあげることで気持ちが落ち着きます。たとえ失敗しても責めずに、「がんばったね。またチャレンジしてみよう!」と前向きに言葉をかけてあげましょう。 子どもの「やりたいこと」を一番に考える この教材がいいから、と親が無理やり遊ばせるのではなく、子どもが興味を持ってやりたがることをまずはやらせてあげましょう。「やりたい」と思うことを満足するまでとことんやることが、探求心や問題解決能力の向上にもつながります。 自分でスプーンを使って食べたい、自分で靴を履きたいなど、大人からしたら「無理だろう」と思うこともやりたがる時期。もちろん危険なことは避けなくてはなりませんが、そうではないときはできるだけチャレンジさせてあげましょう。すぐに手出し口出しをせず、少しくらい汚れても失敗しても大目に見る気持ちで。そして、できたときはたっぷりとほめてあげます。 人と関わる機会を持つ 家族以外の大人や子どもと触れ合うのも大きな刺激になります。公園や子どもたちの集いの場などに積極的に出かけて、人と接する機会を持ちましょう。他の子どもがやっている遊びをまねしたり、歩いているのを見て自分も歩きたがったり、子どもの中で「やってみよう」という思いが芽生えるかもしれません。また、おもちゃを譲り合うなど協調性を学ぶ機会にもなります。 たくさんの言葉をかける たくさんの言葉のシャワーを浴びせてあげることで、子どもの中に言葉のストックができ、話す力の向上につながります。例えば「コレ食べる?」と聞くのではなく、「この赤いリンゴを食べる?」など、具体的な名刺や色、形などを言葉にして伝えてあげるといいでしょう。 「楽しいね」「転んで悲しいね」など感情を代弁したり、「どのおもちゃが好き?」「どんな味?」と質問したり、双方向のコミュニケーションを意識しましょう。 (5)まとめ 幼児教育といっても、1歳の間は特別な勉強をする必要はありません。普段の遊びや関わりがそのまま学びにつながります。子どもの発達段階を理解し、興味や関心に寄り添いながら、さまざまな体験をさせてあげることが大切です。 最も重要なのは、子どもとの時間を楽しむこと。親が楽しんでいる姿を見ることで子どもも興味を抱き、積極的に取り組むことができます。それぞれの子どもの特性やペースを大切にしながら、成長していく過程を一緒に楽しみましょう。 -
【コラム】【今日から始める】家庭でできる幼児教育とは?具体的な方法をご紹介!
「幼児教育を家で取り入れたいけど、具体的に何をすれば良いのだろう」と、お悩みのママ・パパに、家庭で気軽に実践できる幼児教育について詳細に解説いたします。 (1)【幼児教育】とは何か? 幼児教育の定義 まず、幼児教育とは具体的にどのような教育を指すのでしょうか?文部科学省は、幼児教育について次のように定義しています。「幼児教育は、次代を担う子どもたちが人間として心豊かにたくましく生きる力を身につけられるよう、生涯にわたる人間形成の基礎を培う普遍的かつ重要な役割を担っている」つまり、幼児教育の目的は【特定された能力の修得】ではなく【生きる力の基礎を育むこと】なのです。 出典:文部科学省「幼児教育の意義と役割」 早期教育との違い 【幼児教育】と【早期教育】は混同されがちですが、実際は全く異なるものです。早期教育の目的は、読み書きや計算・英語など、特定分野の能力を早い時期から習得させることです。それに対し幼児教育は、社会性や主体性といった「生きるために必要な力」を育成することが目的です。【認知能力の修得】が、早期教育の趣旨とも言い換えられるでしょう。 幼児教育を受けさせる適齢 幼児教育は、3歳までにスタートすると良いと言われています。なぜなら、脳は3歳までに8割完成すると言われているためです。しかし、3歳までに始めないと意味がないということはありません。実は、「脳(前頭前野・・・理性や我慢、思考を司る部分)の完成は25年以上かかる」ということが研究で判明しています。脳の一番大切な部分は、ゆっくりと時間をかけて成長していくのです。自ら考えて行動する力や我慢強さは、勉強面に限らず、生きていく上でも非常に重要な力です。そう思うと、今から始めても決して遅くはありません。 参考文献:「ヒトの発達の謎を解く-胎児期から人類の未来まで」著:明和 政子 筑摩書房,2019年 (2)幼児教育の【メリット】とは? 人格形成に役立つ 人格とは、先天的もしくは後天的に備えた性質を指しますが、就学前にはほぼ完成すると考えられています。先天的要因は遺伝によるもの、後天的要因は環境・教育によるものです。そのため、適切な環境で良い教育を受けると、人格形成の基礎を築くことができます。幼児期は子どもの【自己肯定感】を育てることが重要です。子どもは励まされると自信を持つようになり、褒められて育つと感謝の気持ちを持つようになります。特に、最も身近で信頼できる大人の【ママ・パパ】に認めてもらえたということが重要です。ママ・パパといった親に褒められたり励まされることで、子どもは【ありのままの自分】を自分で認めてあげられるようになるのです。 小学校入学前の準備として役立つ 幼児教育では、「生きるために必要な能力」の基礎を学びます。例えば、思考力や協調性、粘り強さ、最後までやり抜く力などです。 このような力を【非認知能力】と呼びますが、この能力を身につけておくことによって、小学校入学後もお友だちとの関わりや勉強がスムーズになります。様々な意味で、余裕を持った学校生活を送ることができるでしょう。 将来を豊かにするのに役立つ 幼児期に得意分野を見つけたり、様々なことに興味を持てるようになると、将来、進路を決める際の選択肢が広がります。また、小さい頃に「いすに座って何かに集中する」という習慣がついていると勉強することに抵抗感がなくなります。よって、受験勉強や試験といった場面で役立つと言えます。ある実験でも、実際に「幼児教育が子どもの将来を豊かにする」ことが証明されています。 (3)幼児教育で得られる効果とは? ペリー就学前プロジェクト 幼児教育の効果を証明したある実験とは、「ペリー就学前プロジェクト」です。ペリー就学前プロジェクトは、アメリカの経済学者であるジェームズ・J・ヘックマン教授らが実施した実験です。就学前の子どもたちを、教育を受けさせるグループと受けさせないグループに分けて、教育を受けさせるグループの子たちには30週間に渡り、専門家による教育を受けさせました。そして、その子たちが3、40歳代になるまで追跡調査を続けたそうです。 判明した2つの効果とは? その結果、幼児教育には2つの効果があることが判明しました。 1点目は、幼児期(就学前)に教育を受けたグループの子どもたちは、受けなかった子どもたちよりも将来的に社会的地位が高く、経済的にも豊かであったということです。学歴も高く、仕事もより良い仕事に就き、逮捕率・犯罪歴も低い傾向にあったそうです。 もう1点判明したことは、「幼児教育は認知能力(IQ)だけではなく、非認知能力(EQ)を大きく伸ばす効果がある」ということです。では、【認知能力(IQ)】や【非認知能力(EQ)】とは具体的にどのような能力なのでしょうか? (4)【認知能力】と【非認知能力】について 認知能力とは 認知能力とは、ペーパーテストなどで数値化できる能力(IQ:Intelligencequotient、つまり知能指数)を指します。「テストで90点とった」や「算数の偏差値が60」などが分かりやすいかも知れません。 非認知能力とは 認知能力に対して非認知能力とは、数値化できない能力-いわゆる【心の知能指数】(EQ:Emotional Intelligence quotient)を指します。心の知能指数と聞くとイメージしづらいかも知れませんが、【幼児教育のメリット】で先述した思考力や協調性、粘り強さ、最後までやり抜く力(GRIT)などが例として挙げられます。性格のプラス面と考えると分かりやすいかも知れません。 人生の様々なステージで求められる力 非認知能力は、将来の各ステージで必ず求められる力です。例えば、大学受験です。2023年度東京大学における英語の入試問題では、学生の語彙力や文法力といった認知能力だけでなく、「あなた自身の考えを書きなさい」といった自身の意見や考えをアウトプットする能力-つまり、非認知能力を問う問題が出題されています。また、就職・転職といった場面でも非認知能力は求められます。企業は、大学の名前や偏差値だけではなく、学生(転職者)の「誠実さ」「主体性」「チャレンジ精神」「やり切る力」といった能力を重視しています。社会で働く中で、このような力は必ず求められるのではないでしょうか。 出典:東北大学2050年までに全入試を総合型選抜へと移行 「大学受験は偏差値からプレゼン能力へ」は本当? 相互補完関係 非認知能力は将来の様々なステージで必ず必要とされる力ではありますが、認知能力も非認知能力と同じくらい伸ばさなければならない力です。なぜなら、非認知能力と認知能力は切り離された関係ではなく、相互補完関係にあるからです。これは、先述したジェームズ・J・ヘックマン教授の研究でも「認知能力と非認知能力、両方が互いに影響し合いながら、将来の学歴や賃金に影響する」と言われています。 例えば、お勉強の場面を思い浮かべてもらった際、粘り強さ(非認知能力)がなければ難問を解ききることはできません。また、難問を解ききる知識やテクニック(認知能力)がないと、その粘り強さも活かされません。そのため、「どちらかの能力だけ育っていれば良い」という考えは誤りなのです。では、認知能力と非認知能力の両方を家庭内で育てるにはどのような方法があるのでしょうか?次の項目でご紹介いたします! (5)【5選】家庭で今日から始められる幼児教育をご紹介いたします! 指先の力を鍛える はまキッズでは「指先調整能力」という言い方をしています。お箸を使う、洋服のボタンをとめる、靴紐を結ぶといった場面で指先の力が求められます。自分で自分の身の回りのことができるようになること、つまり「肉体的に自立すること」が指先の力を鍛える目的なのです。「自分のことを自分で出来るようになること」がお勉強への第一歩と言えるのではないでしょうか。具体的には、ぬりえや紐通しがおすすめです。ぬりえでは、広い部分は大きな手の動き、細かい部分はそれに合わせた細かい手の動きといった「指先調整能力」が問われます。ぬりえは、簡単な遊びに見えて実は奥が深い遊びなのです。紐通しは、ビーズや穴の空いたおはじきをつまみ、紐に通す遊びです。「つまむ」という作業は指先の力を鍛えます。また、「穴に通す」という作業では集中力が高まります。集中して沢山ビーズやおはじきを入れられたら、しっかり褒めてあげましょう! 生活習慣を身につけさせる 生活習慣を身につけることも幼児教育で大切なことです。規則正しい生活を送ることも、生活習慣の一つと言えます。決まった時間に行動させることで、子どもの生活リズムを整えます。生活リズムが整うということは、子どもの成長にとってプラスとなります。さらに、生活習慣には挨拶をすることや身だしなみを整えることも含まれます。子どもにとって生活習慣を身につけることは、社会の一員となる上で必須なのです。そのため、大人が規則正しい生活や挨拶、身だしなみを整えることがなぜ必要なのかを説明し、子どもと一緒に生活習慣を身につけるようにしましょう。 お手伝いをしてもらう お手伝いを通して、子どもの非認知能力を育てることもできます。お皿を並べたり、洗濯物をたたんだり等、年齢に応じたお手伝いをお願いしてみましょう。 筆者は、自分の息子が幼い頃にランチョンマットを敷いてもらう役割をお願いしていました。「手伝ってくれてありがとう」と伝えるとニッコリ嬉しそうな顔をしていましたが、こうして感謝の気持ちを伝えることで、子どもは「自分の行動が人のために役立つ」ことを理解するとともに、自己肯定感が育まれるのではないでしょうか。 絵本の読み聞かせをする 「読み聞かせ」は、幼児にとって数え切れないほどの刺激を与えます。言語の発達だけではなく、絵や文字を通して「今、どんな場面なのか」「主人公はどのような気持ちなのか」など想像力や理解力も養うことができます。また、子どもが気に入った絵本があれば何度でも読み聞かせしてあげましょう。同じ絵本を繰り返し読むことで、子どもはその表現を覚え、自分でも使うようになります。その結果、表現力や語彙力が伸び、子どもは自身の気持ちを上手く表現できるようになります。表現力が高まれば、子ども自身の「言いたいことが上手く伝わらない」ことによる癇癪も大きく減ります。そのため、親子の時間がより豊かな時間に変わります。読み聞かせは古典的ではありますが、実は多くの効果が期待できるのです。 筆者も、息子が幼い頃に薄い絵本を定期購入し、読み聞かせをしていました。薄い絵本は軽いため、寝る前の読み聞かせでも腕や手が疲れないメリットがあり、おすすめです。また、持ち運びがしやすいという利点もあります。そのため、新幹線など長時間移動の際、何冊も持っていくことができます。何度も読み聞かせをしたり、「どこが面白かった?」「どの乗り物が一番かっこいいと思った?」など会話をしているうちに、あっという間に目的地に到着します。はまキッズでも、授業の最後に「読本」の時間があります。単に読み聞かせるだけではなく、お子様に「どう思った?」「どんな気持ちになった?」と問いかけることで、お子様の想像力や表現力を養います。 幼稚園・保育園で社会性を高める 保育園や幼稚園など、家族以外のコミュニティと関わる機会を作ってあげましょう。非認知能力は、他者とのコミュニケーションを通して身についていくためです。お友だちとの遊びは「人と協力し合って何かを行う楽しさ」を知る絶好の機会ですが、特に「ごっこ遊び」は、非認知能力を高める遊びとして最適と言えます。様々な役を想定してなりきるために必要な「想像力」や「表現力」だけではなく、役割を調整する「柔軟性」も身につきます。「ごっこ遊び」の中に買い物の要素が入れば、お金の計算など認知能力を同時に伸ばすことができます。このように、子どもはお友だちとの関わりを通して、「人との関わりにはルールがあるのだ」ということを学びます。「親切心」「協調性」「我慢強さ」といった非認知能力も、他者との関わりを通して学び、身につけていきます。 (6)【幼児教室】幼児教育に必要な全ての条件が揃っています! 今までは【家庭でできる幼児教育】についてお伝えしてきました。家庭での取組みももちろん大切ですが、より体系的に力を伸ばしたい場合は、幼児教室に通うことも選択肢の一つです。次の項目では、幼児教室を選ぶ際のポイントについて解説します。 (7)【4選】幼児教室を選ぶ際のポイント 認知能力と非認知能力の両方を伸ばすことができる教室 認知能力に特化した教室、非認知能力に重きを置いている教室と様々な教室がありますが、先述したように、これらの能力は相互補完関係にあります。そのため、どちらか一方だけに力を入れている教室ではなく、両方の能力を育てることを大切にしている教室を選びましょう!はまキッズでは、非認知能力を伸ばすことを大切にしつつ、認知能力も同時に育てる教育を取り入れています。 後伸び(進学先)が分かる教室 幼児教育は「後伸びする力」と言われています。そのため、実際に幼児教育を受けている間に「〇〇の力が大きく伸びた!」という確かな実感は得られにくいかも知れません。実感が得られにくいからこそ、その後の認知能力の伸び方や進学先といった部分は、保護者様にとって知っておきたいところだと思います。はまキッズは、中学受験の進学塾である浜学園が上についているため、はまキッズから浜学園に進学した子どもたちの追跡・調査が可能です。実際に追跡してみると、はまキッズから浜学園に進学したお子様と、そのまま浜学園に進学したお子様には大きな差が出ていることが判明しました。t検定を実施した結果、下記の画像のとおり、偏差値に3ポイント以上の有意な差が確認されました。 特に、理科と算数の偏差値は、ストレートに浜学園に進学した子たちよりも高い傾向にありました。 ※t検定とは・・・2つの標本の平均値を比較する際に、その差が偶然なのか、それとも本当に差があるのか(つまり、統計的に有意な差と言えるか)を統計学的に判定する手法 つまり、【はまキッズ=理数に強くなる】ということなのです。はまキッズ卒業生は、男子校であれば灘中、甲陽学院中、東大寺学園中、洛星中など、女子校であれば四天王寺中、神戸女学院中、共学校であれば西大和学園中や高槻中、洛南中といった、いわゆる【最難関校】の合格を勝ち取り、進学しています。(直近3年間)【お子様の後伸び】が実際に自分の目で見て確認できるというのも、教室選びの大きなポイントではないでしょうか。 \はまキッズオルパスクラブの能力判定テスト/ 子ども自身が楽しく取組める教室 子どもが興味・関心を持てる、つまり【楽しい!】と思って通える教室(授業内容)かどうか?も1つのポイントとなります。子どもが飽きずに続けられるということは、【知的好奇心が刺激されている】ということです。そのため、子どもの知的好奇心をどんどん刺激するような教室がおすすめと言えます。はまキッズでは、子どもに【刺激のシャワー】を浴びさせ続けることを大切にしているため、子どもの知的好奇心を刺激する工夫が沢山用意されています。例えば、知育道具(はまキッズでは学具と呼んでいます)は112種類あり、知育ペーパー(学材と呼んでいます)も233種類あります。 また、同じ学具でも、使い方は様々です。そのため、子どもたちはどの授業も最後まで楽しみながら授業に取組むことができます。 さらに、はまキッズでは【プレゼント学材】も用意しています。毎月、お子様の得意分野やのびしろを担当講師が見極め、そのお子様にぴったりの学材を100種類以上の学材の中からプレゼントしています。お子様は楽しみながら、バランス良く必要な能力を身につけることができます。 社会性を高められる教室 教室選びの際は、子どもの【社会性】を高められる教室を選びましょう。【社会性を高める】という意味では、ドリルを一人で黙々と解くような教室や、講師と生徒の1対1で完結してしまうような教室よりも、複数人で一緒に学べるところがオススメです。【社会性が高い】ということは、【非認知能力が身についている】とも言い換えられるでしょう。他者とのコミュニケーションなしに、非認知能力が伸びることはあり得ません。はまキッズでは、少人数制クラスを採用しています。講師1人に対して、最大でお子様が4名のスタイルです。大人数ではないことで、講師もお子様1人ひとりの様子を見てきめこまやかな対応をすることができます。また、複数人クラスだからこそ、お子様の社会性が大きく育ちます。場に応じた声の出し方を学ぶ、ルールを守る、お友だちと譲り合いをする、今自分がやりたいことを我慢する・・・などは、まさしく【社会性】と言えるのではないでしょうか。 (8)【まとめ】幼児教育を通してお子様の能力を高めましょう! 今回の記事では、【家庭で取り入れられる幼児教育】をご紹介させていただきましたが、幼児教室ではご家庭では出来ない幼児教育にも取組むことができます。幼児教育は、お子様の未来を形づくる大切な第一歩です。家庭での小さな取組みも大切ですが、より専門的に力を伸ばしたい方には はまキッズ がおすすめです。 はまキッズでは、認知能力と非認知能力をバランスよく育てる独自の教育プログラムを採用しています。豊富な学材・学具や少人数制の授業を通して、お子様一人ひとりの「考える力」「やり抜く力」などを丁寧に育てます。浜学園グループならではの実績とノウハウにより、「後伸びする力」をしっかりとサポートし、幼児期から最難関校合格、そしてその先の豊かな人生につながる力を育てます。お子様の可能性を最大限に引き出す幼児教育を、ぜひ はまキッズ で始めてみてください。 -
非認知スキルカリキュラム「WEBSTAR」取り組みレポート/『息子と一緒に「SDGsのおやくそく」に挑戦した1年』ー試行錯誤から見えた「非認知スキル」の芽ー
はまキッズが昨年から提供開始している、非認知スキルカリキュラム「WEBSTAR」は、SDGsを題材に親子の対話を通じて、非認知スキルを伸ばしていくプログラムです。 幼少期に大切な、家庭内での躾、作法、家族の習慣などを話し合ったり、AIが生成した絵画をみて、親子でギャラリートークを通じ、絵画から感じられる背景やエピソードを考え、自分の意見を表現し、自分なりに作品を解釈することでお子様の多様な能力を深めることができます。 はまキッズ オンラインコースに通う小学3年生のK.Tくんが、2025年度の夏休み読書感想文で学校代表に選ばれました。 2024年度から導入した非認知スキルトレーニングに一生懸命取り組まれ、その成長をお母さまが実感されたとのことで、今回インタビュー致しました。 ★はじめの一歩は「非認知能力」への関心から 気になったのは「非認知能力」という言葉。本屋さんや巷で話題になっていて気にしていたけど、実際に何から始めたら良いのかも分からない、でも大学受験の選考方法などが自分の時代とは異なるという事実を知って戸惑っていました。将来何ができるか、何を目指しているかが高校の時点で必要だし、直ぐに身に付けられるものでもないため途方に暮れていました。 はまキッズから提供された非認知スキルカリキュラム導入にあった紹介動画からも、暗記して詰め込んで答えるのではなく、個人の考えが必要と知っていたので、素直にやってみようと思ったのが始めたきっかけです。 ★正解を求めない学びへの戸惑い 始めて体験版を受講した際は「えっ?」と戸惑いました。なぜなら、今までの学習では「正解があるものに慣れていた」からです。最初の1ヶ月は全く要領を得られず息子も「正解は何?」と聞いてました。実際は息子よりも私が正解を求めていたと思います。 手始めに一言二言入力してみたところAIメンターのカタリーナからフィードバックがありました。徐々に手法を変えて息子へ質問するようにしました。正解を求めず自由に答えていいのだと気づいてからは、息子も徐々に自分の言葉で考えを語れるようになり、親子で少しずつ「対話」を楽しめるようになっていきましたが、取り組む時間を調整するのに少し苦労しました。 ★軌道に乗り始めて見えた変化 このカリキュラムに取り組む際、初めの導入として「親のSDGs思考」という動画があります。その動画視聴は、子どもとの対話のヒントとなるため、第一ステップとして非常に重要、それをよく理解してから息子を誘導するとよいと気づきました。 他の方の回答もみて、上手な回答でなくても良いし、ひとまず継続してみました。他の子どもたちの回答を見ることで安心したり、自分との違いを面白がったり、他の回答と同じ考えの時は共感したりして楽しさを見つけていきました。 対話の一つにテーマに沿って生成AIが作成した絵画を見てGallary Talkをするステップがあるのですが、Gallay Talkでのファンタジーの絵は妄想が広がって楽しい様子でした。また親子の対話はAIメンターのカタリーナがフィードバックしてくれ、自分とは違う視点でアドバイスしてくれたりして親子共々、刺激を受けました。 ★読書感想文で実感した「非認知スキルの芽」 この夏休み、息子は課題図書の中からシロクマが登場する本を選びました。「可愛いから」という理由でしたが、その本は偶然にも非認知スキルカリキュラムのように、読者に考えを委ねるスタイルでした。 たまたま選んだ本がはまキッズのオンデマンド配信SDGsのおやくそくのやり方に似ているやりとりの本だったため、息子に「どう考える?」と尋ねるとどんどん意見が出てきました。本で得た情報から好きなことに関連づけて話をしているうちに感想文が出来上がっていました。 感じ取ったことを、更に深く考えるようになった息子をみて初めて非認知スキルカリキュラムでの成長を感じました。 ★たっくんのメッセージ 非認知スキルカリキュラムを始めたときは「何だろう?」と不思議な感じがした。やっているうちに、人や生物や地球に対して優しいことをやっているんだな、と思うようになった。もともと古生物が好きだから、生き物に興味があるんだ。 中でも、気候変動が印象に残ってる。地球に影響を与えないようにするのが一番と思ったよ。今の社会はやり過ぎだな、建物を建て過ぎだし、絶滅危惧種が増えていて、将来生き物がいなくなることはよくないよ。地球の未来が砂漠にならないように、植樹もしないと! ★たっくんママからのメッセージ 正解を見つけなくて良い。子どもの意見をそのままかいて、AIメンターのカタリーナにフィードバックしてもらう。子どもに正解を求めずそのまま送れば、カタリーナが褒めてくれるので是非チャレンジしてみてもらいたい。 ハードルを低くして取り組むのが秘訣です。前もってスケジュールを考えて空きそうな時間を、子どもに予告し取り組んでいきました。 対面でなく、PC画面に向かって横並びで、テレビを視聴するような感覚にしていました。一問一答でなく、雑談風にやるのがいいと思います。戦いや悲惨な絵の場合、「どうしてそうなっているか」の誘導は必要なのかなと思います。 答えのない問いに対して、自分の考えを相手に伝える練習ができ、息子にとって非認知スキルのベースが備わった気がします。そのベースが読書感想文につながったと感じました。目に見えない取り組みはどこかでいつか花咲くもの、どこかで収穫できるもの、と思ったので皆さまも是非取り組まれてください。 ★非認知スキルはテストの点数のようにすぐ結果が見えるものではありません。 親子で対話を重ねる時間の中で、子どもは自分なりの視点で世界を考え、語れるようになります。たっくんの言葉のひとつひとつが、その証ですね。お子様の興味のあるものの発見だったり、気づきだったり、未来に繋がるきっかけになっていきそうですね。たっくん、たっくんのお母様、ありがとうございました! 1年間「WEBSTAR」に取り組むことで、小学校~大学受験における出願時に活動証明の資料として使用できる公式受講修了証を貰うことができます。 皆さんもぜひ、はまキッズの新しいプログラム「WEBSTAR」を活用して非認知能力を育ててくださいね! -
【コラム】幼児教育が【必要】と断定できる納得の理由とは?詳しくお伝えします!
「幼児教育って良いと聞くけど具体的に何が良いのだろう・・・」等、お悩みのママ・パパもいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、幼児教育の必要性やメリットについて詳細に解説いたします。 (1)【結論】幼児教育は必要です! 結論からお伝えしますと、幼児教育は子どもにとって【必要】と言えます。適切な年齢時に幼児教育を受けさせることで、子どもの脳は大きく発達・成長します。 (2)【幼児教育】とは何か? 幼児教育とは 【幼児教育】と【早期教育】は混同されがちですが、実際は全く異なるものです。2つとも「子どもが小さい時期から教育をする」という点では同じですが、目的が全く異なります。早期教育は、読み書きや計算・英語など、特定分野の能力を早い時期から習得させることを目的としています。それに対し幼児教育は、社会性や主体性といった「生きるために必要な力」を育成することが目的です。五感を刺激し、好奇心や探究心を養います。 文部科学省は、幼児教育について以下のとおり定義しています。 「幼児教育は、次代を担う子どもたちが人間として心豊かにたくましく生きる力を身につけられるよう、生涯にわたる人間形成の基礎を培う普遍的かつ重要な役割を担っている」 出典先:(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1395402.htm) つまり、幼児教育とは【〇〇ができるようになる】【〇〇小学校に合格する】など特定された能力の修得ではなく、【将来にわたって必要な力を身につける】教育と言えます。 幼児教育を始める適齢とは 幼児教育は、3歳までにスタートすると良いと言われています。なぜなら、脳は3歳までに8割完成すると言われているためです。こう聞くと、「もううちの子は遅いのではないか」と心配になるママ・パパも多いと思いますが、3歳までに始めないと意味がないということはありません。 実は、「脳(前頭前野・・・理性や我慢、思考を司る部分)の完成は25年以上かかる」ということが研究で判明しています。脳の一番大切な部分は、ゆっくりと時間をかけて成長していくのです。自ら考えて行動する力や我慢強さは、勉強面だけではなく、人間関係を築く上でも非常に重要な力です。そう思うと、今から始めても全く遅くはありませんよね。 参考文献:ヒトの発達の謎を解く-胎児期から人類の未来まで(p.109-142)明和政子著 (3)幼児教育が子どもに与えるメリットとは? 人格形成に役立つ 人格とは、先天的もしくは後天的に備えた性質を指しますが、就学前にはほぼ完成すると考えられています。先天的要因は遺伝によるもの、後天的要因は環境・教育によるものです。そのため、適切な環境で良い教育を受けると、人格形成の基礎を築くことができます。幼児期は子どもの【自己肯定感】を育てることが重要です。子どもは励まされると自信を持つようになり、褒められて育つと感謝の気持ちを持つようになります。特に、最も身近で信頼できる大人の【ママ・パパ】に認めてもらえたということが重要です。ママ・パパといった親に褒められたり励まされることで、子どもは【ありのままの自分】を自分で認めてあげられるようになるのです。 小学校入学前の準備として役立つ 幼児教育では、思考力や協調性、コミュニケーション能力など「生きるために必要な能力」の基礎を学ぶため、小学校入学後もお友だちとの関わりや勉強がスムーズになります。色んな意味で、余裕を持った学校生活を送ることができるでしょう。 将来を豊かにするのに役立つ 幼児期に得意分野を見つけたり、様々なことに興味を持てるようになると、将来、進路を決める際の選択肢が広がります。また、小さい頃に「いすに座って何かに集中する」という習慣がついていると勉強することに抵抗感がなくなります。よって、受験勉強や試験といった場面で役立つと言えます。ある実験でも、実際に「幼児教育が子どもの将来を豊かにする」ことが証明されています。 (4)幼児教育で得られる効果とは? ペリー就学前プロジェクト 幼児教育の効果を証明したある実験とは、「ペリー就学前プロジェクト」です。 ペリー就学前プロジェクトは、アメリカの経済学者であるジェームズ・J・ヘックマン教授らが実施した実験です。3~4歳の子どもたち123名(就学前)を、教育を受けさせるグループと受けさせないグループに分けて、教育を受けさせるグループの子たちには30週間に渡り、専門家による教育を受けさせました。そして、その子たちが3、40歳代になるまで追跡調査を続けたそうです。 判明した2つの効果とは? その結果、幼児教育には2つの効果があることが判明しました。 1点目は、幼児期(就学前)に教育を受けたグループの子どもたちは、受けなかった子どもたちよりも将来的に社会的地位が高く、経済的にも豊かであったということです。学歴も高く、仕事もより良い仕事に就き、逮捕率・犯罪歴も低い傾向にあったそうです。 もう1点判明したことは、「幼児教育は認知能力(IQ)だけではなく、非認知能力(EQ)を大きく伸ばす効果がある」ということです。では、その【非認知能力(EQ)】とはどのような能力なのでしょうか? (5)【非認知能力】とは何か? 心の知能指数 非認知能力とは、数値化できない能力-いわゆる【心の知能指数】(EQ:EmotionalIntelligence quotient)を指します。心の知能指数と聞くとイメージしづらいかと思いますが、何かをやり抜く(GRIT)力や粘り強さ、責任感、前向きさ、積極性などといった言葉を挙げると分かりやすいかも知れません。 人生の様々なステージで求められる力 非認知能力は、将来の各ステージで必ず求められる力です。例えば、大学受験です。いわゆる【ペーパーテストで〇点取れば合格】だった大学も、近年では入試方法が大きく変わってきています。いわゆる「人物本位」の入試に移りつつあるのです。 例えば、東北大学では【筆記試験の完全廃止】に向け、動き出しています。学生の【プレゼンテーション能力】を図る試験に変えようとしているのです。また、京都大学理学部では【特色入試】が導入されています。【自分が興味・関心を持つトピックを、提示された語群の中から自由に選び、そのトピックに関する動画のナレーション原稿を書く問題】などが出題されていますが、自ら探究した経験や、自分自身の実体験を言語化・発信する能力がないと、なかなか題意に答えることができません。 さらに、就職・転職といった場面でも非認知能力は求められます。企業は、大学の名前や偏差値だけではなく、学生の「誠実さ」「主体性」「チャレンジ精神」「やり切る力」といった能力を重視しています。働く上で、こういった力は必ず必要となるのではないでしょうか。 出典先:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/702590dfe9aa96a635ef69c84b542c568a1a9075 幼児期に伸ばすことの重要性 子どもに施す教育は、就学前・就学後どちらにおいても、子どもたちの能力形成に役立ちます。しかし、より効果的なのは就学前です。先述したヘックマンは、就学前と就学後の2期に分けて認知能力と非認知能力がどのように影響し合うのかを研究しました。その結果、就学前に身につけた非認知能力が就学後の認知能力を伸ばすのに役立つ一方、その逆は観察されないことが判明したのです。つまり、非認知能力は【幼児期(就学前)】に伸ばすことが重要なのです。 出典先:https://diamond.jp/educate/articles/exercise_play/85/ (6)認知能力とは?非認知能力があれば認知能力はいらない? 認知能力とは 認知能力とは、ペーパーテストなどで数値化できる能力(IQ:Intelligence quotient、つまり知能指数)を指します。「テストで90点とった」や「算数の偏差値が60」などが分かりやすいかも知れません。 相互補完関係 非認知能力は将来の様々なステージで必ず必要とされる力ではありますが、認知能力も非認知能力と同じくらい伸ばさなければならない力です。なぜなら、非認知能力と認知能力は切り離された関係ではなく、相互補完関係にあるからです。これは、先述したジェームズ・J・ヘックマン教授の研究でも「認知能力と非認知能力、両方が互いに影響し合いながら、将来の学歴や賃金に影響する」と言われています。例えば、お勉強の場面を思い浮かべてもらった際、粘り強さ(非認知能力)がなければ難問を解ききることはできません。また、難問を解ききる知識やテクニック(認知能力)がないと、その粘り強さも活かされません。そのため、「どちらかの能力だけ育っていれば良い」という考えは誤りなのです。はまキッズの幼児教育でも、「認知能力と非認知能力は両輪のようなものである」と保護者様に説明をしています。 (7)【4選】幼児教室を選ぶ際に大切なポイントを押さえましょう! 認知能力と非認知能力の両方を伸ばすことができる教室 認知能力に特化した教室、非認知能力に重きを置いている教室と様々な教室がありますが、先述したように、これらの能力は相互補完関係にあります。そのため、どちらか一方だけに力を入れている教室ではなく、両方の能力を育てることを大切にしている教室を選びましょう!はまキッズでは、非認知能力を伸ばすことを大切にしつつ、認知能力も同時に育てる教育を取り入れています。 後伸び(進学先)が分かる教室 幼児教育は「後伸びする力」と言われています。そのため、実際に幼児教育を受けている間に「〇〇の力が大きく伸びた!」という確かな実感は得られにくいかも知れません。実感が得られにくいからこそ、その後の認知能力の伸び方や進学先といった部分は、保護者にとって知っておきたいところだと思います。 はまキッズは、中学受験の進学塾である浜学園が上についているため、はまキッズから浜学園に進学した子どもたちの追跡・調査が可能です。実際に追跡してみると、はまキッズから浜学園に進学したお子様と、そのまま浜学園に進学したお子様には大きな差が出ていることが判明しました。t検定を実施した結果、下記の画像のとおり、なんと偏差値に3ポイント以上の差がついているのです。 特に、理科と算数の偏差値は、ストレートに浜学園に進学した子たちよりも高い傾向にありました。 ※t検定とは・・・2つの標本の平均値を比較する際に、その差が偶然なのか、それとも本当に差があるのか(つまり、統計的に有意な差と言えるか)を統計学的に判定する手法 つまり、【はまキッズ=理数に強くなる】ということなのです。 はまキッズ卒業生は、男子校であれば灘中、甲陽学院中、東大寺学園中、洛星中など、女子校であれば四天王寺中、神戸女学院中、共学校であれば西大和学園中や高槻中、洛南中といった、いわゆる【最難関校】の合格を勝ち取り、進学しています。(直近3年間)【お子様の後伸び】が実際に自分の目で見て確認できるというのも、教室選びの大きなポイントかも知れません。 \力試しに!/ 子ども自身が楽しく取組める教室 子どもが興味・関心を持てる、つまり【楽しい!】と思って通える教室(授業内容)かどうか?も1つのポイントとなります。子どもが飽きずに続けられるということは、【知的好奇心が刺激されている】ということです。そのため、子どもの知的好奇心をどんどん刺激するような教室がおすすめと言えます。 はまキッズでは、子どもに【刺激のシャワー】を浴びさせ続けることを大切にしているため、子どもの知的好奇心を刺激する工夫が沢山用意されています。例えば、知育道具(はまキッズでは学具と呼んでいます)は112種類あり、知育ペーパー(学材と呼んでいます)も233種類あります。また、同じ学具でも、使い方は様々です。そのため、子どもたちはどの授業も最後まで楽しみながら授業に取組むことができます。さらに、はまキッズでは【プレゼント学材】も用意しています。毎月、お子様の得意分野やのびしろを担当講師が見極め、そのお子様にぴったりの学材を100種類以上の学材の中からプレゼントしています。お子様は楽しみながら、バランス良く必要な能力を身につけることができます。/p> 社会性を高められる教室 教室選びの際は、子どもの【社会性】を高められる教室を選びましょう。【社会性を高める】という意味では、ドリルを一人で黙々と解くような教室や、講師と生徒の1対1で完結してしまうような教室よりも、複数人で一緒に学べるところがオススメです。【社会性が高い】ということは、【非認知能力が身についている】とも言い換えられるでしょう。他者とのコミュニケーションなしに、非認知能力が伸びることはあり得ません。はまキッズでは、少人数制クラスを採用しています。講師1人に対して、最大でお子様が4名のスタイルです。大人数ではないことで、講師もお子様1人ひとりの様子を見てきめこまやかな対応をすることができます。 また、複数人クラスだからこそ、お子様の社会性が大きく育ちます。場に応じた声の出し方を学ぶ、ルールを守る、お友だちと譲り合いをする、今自分がやりたいことを我慢する・・・などは、まさしく【社会性】と言えるのではないでしょうか。 (8)【まとめ】幼児教育でお子様の将来を豊かなものにしましょう! 本記事では【幼児教育の重要性】について解説しましたが、幼児教育がいかに重要であるか?をご理解いただけたのではないでしょうか。幼児教育では、認知能力だけではなく、【非認知能力】を高めることが大切です。お子様の将来に本当に必要な力は、テストで点数を取る力だけではありません。自ら考え行動する力や他者と関わり合いながら社会で生き抜く力が求められるのです。その土台を築くのが【幼児教育】です。今からでも始めてみませんか。 -
【イベントレポート】城星学園小学校「幸せにつながる親子関係」
城星学園小学校 教育講演会 6月13日、城星学園小学校校長の漆山先生と中川先生をお招きした講演会が実施されました。 漆山先生は、ご自身の子ども時代を振り返った上で、題目である「幸せにつながる親子関係」についてお話をして下さいました。 先生は「幸せにつながる親子関係」とは、どこかに一緒に出かけたり、何かを一緒にするといったことではなく、「感情の共有ができる」関係であると話されています。お子様の喜びも悲しみもともに感じることができているだろうか?と問われていらっしゃいましたが、はまキッズの考え方と親和性が高いことが分かりました。 はまキッズの授業は、母子同室です。一緒に同じ授業を受けるのですが、お子様の「問題が解けて(理解できて)嬉しい」、あるいは「分からなくて(答えられなくて)悔しい」といった感情をその場で一緒に共有します。単に「授業に連れて行きその場にいれば良い」ということではなく、お子様と一緒に感情を共有し、一緒に成長することが大切なのです。漆山先生のお話でも、「親が変われば子どもも変わり、親が成長すると子どもも成長する」とありました。つまり、成長とはどちらか片方だけがするものではないということです。また、先生は「心が育つと学びが生まれる。心が育つとは、非認知能力が高まるということ」とも話されていました。 はまキッズでも、非認知能力を高める「非認知スキルカリキュラム」を導入しております。 このカリキュラムでは、正解のない問いに対し自分なりの答えを導き出し、アウトプットするというトレーニングを行います。「他者との関わり」、「他者との繋がり」にも答えはありません。こうした「答えの無い問い」を考え続けることで、最終的には自分自身と向き合うことになります。自分自身と向き合うからこそ、そこに「学び」が生まれるのです。 「幸せにつながる親子関係」のために大切にすべき5項目 同席いただいた中川先生からも、「幸せにつながる親子関係」のために大切にすべき5項目をご紹介いただきました。 1つめは、「子どもと過ごす時間は貴重な時間である」と思って過ごすことです。 そう思った際に、お母様・お父様は日頃からお子様にどんな言葉をよくかけられているでしょうか。「早く~~しなさい」が多くないでしょうか。ぜひ、日頃からのお声かけを振り返ってみて下さい。 2つめは、「物事の捉え方をプラスにする練習」を行うことです。 はまキッズの授業でも、「できなかったこと」よりもお子様の「できたこと」「頑張ったこと」に注目して褒める授業を行っています。できていないことに目くじらを立てると、親子ともにしんどくなってしまいます。できたことに着目してしっかり褒めてあげると、お子様の自己肯定感が育ちます。自己肯定感が育てば、親ができていないことを指摘しなくとも、自身で苦手なことに立ち向かうようになります。「ここが出来ていないよね」ではなく、「こんなところを頑張って取組んだんだね!」といったように、ポジティブな言葉に表現を変えましょう! 3つめは、「物事の捉え方をプラスにする練習」「比べない」ということです。 自分自身の幼少期や他の兄弟とつい比べてしまいそうになりますが、子どもの自尊心を傷つけ、自己肯定感を下げてしまうだけです。お子様と自分自身や兄弟はそれぞれ別の存在です。1人ひとりが異なる個性や長所を持っています。 4つめは、「生活の中での実体験」を大切にすることです。 これは、はまキッズ小学部の「実感算数」でも大切にしていることです。テキストの問題をひたすら解くような算数ではなく、「目で見て実感できる算数」の授業をはまキッズでは行っています。 例えば、かさの授業では、ジュースをますに入れてその量を目で確かめ実感します。生活の中でも、スーパーに行けば「単位探し」ができたり、「重さ比べ」ができます。ぜひ、生活の中で「体験すること」を大切にしてみて下さい。 そして最後の5つめは、「引き算をする」ということです。 お子様が何かできると、「次は○○ができるように」「もっと○○したい」と思ってしまっていないでしょうか。「もっともっと」は、足し算です。「これが出来たから充分」といったように、引き算の気持ちで接しましょう。 中川先生からは、「逆境を受け容れ、越える力」が大事であると最後にお言葉をいただきました。「逆境を受け容れ、越える力」は「幸せな親子関係」を築いた子どもだけが得られる非認知能力のうちの1つです。この力を身につけるためには、家庭内を「心を休めることができる場所」にすることが大切であると話されていました。 つまり、「家庭や家族」とは子どもにとって【安全基地】であるということなのです。子どもは安心できる場所があることで揺らがない自分を得て、色んな物事にチャレンジすることができます。 当日ご参加いただいた保護者のみなさまも、真剣に耳を傾けておられました。 漆山先生、中川先生、講演会では貴重なお話をいただきまして誠にありがとうございました。 ▼上本町校 校舎情報・イベント情報はこちら https://www.hamakids.jp/room/uehonmachi/ -
【コラム】幼児教育は【意味が無い】!?その真相について細かく解説します!
そろそろ何か習い事を・・・と考えた際に思い浮かぶものの1つが幼児教室だと思いますが、「幼児教育は意味が無い」といった声もありますよね。「一体何が本当なの?」と悩まれるママ・パパもきっと多いはず。今回の記事では、幼児教育の意味について詳しく解説していきます! (1)【結論】幼児教育は意味があります! 意味が無いと言われる理由 結論からお伝えすると、幼児教育に意味はあります!幼児教育が【意味が無い】と言われる理由としては、2点あります。 1点目は、テストで〇点取った・算数で偏差値が〇ポイント上がったなどといったような数値化が難しく、目に見えて結果が分からない点です。 2点目は、幼児教育の目的が「子どもの未来を拓くため」である点です。文部科学省も、幼児教育は「後伸びする力を養う」ものであるとしていますが、今、現時点での伸び方が分からないことも【幼児教育が意味が無い】と言われる原因と言えるでしょう。 しかし、幼児期は心身ともに急速に成長する時期です。そのため、将来子どもが充実した生活を送るためには、適切な時期に適切な教育を受けさせることが非常に重要となります。それでは、幼児教育で得られる効果とは一体どのようなものなのでしょうか。 参考記事:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/attach/1420140.htm (2)【幼児教育】で得られる効果とは? ペリー就学前プロジェクト ペリー就学前プロジェクトは、アメリカの経済学者であるジェームズ・J・ヘックマン教授らが実施した実験です。3~4歳の子どもたち123名(就学前)を、教育を受けさせるグループと受けさせないグループに分けて、教育を受けさせるグループの子たちには30週間に渡り、専門家による教育を受けさせました。そして、その子たちが3、40歳代になるまで追跡調査を続けたそうです。その結果、2点の事実が判明しました。 1点目は、幼児期(就学前)に教育を受けたグループの子どもたちは、受けなかった子どもたちよりも将来的に社会的地位が高く、経済的にも豊かであったということです。こちらの結果は、何となく「そうだろうな」と想像がつくのではないでしょうか。 もう1点判明したことが重要で、「幼児教育は認知能力だけではなく、非認知能力を大きく伸ばす効果があった」という事実が証明されたのです。さらに、幼児期(就学前)に伸ばした非認知能力が就学後の認知能力を伸ばすのに役立つ一方で、その逆は観察されていないことも証明されています。 つまり、「非認知能力」は「幼児期(就学前)」に伸ばすことが重要なのです。 結果① 幼児教育を受けたグループの子どもたちは、大人になった際、社会的地位や学歴も高く、経済的に豊かであったそうです。また、逮捕歴のある者や生活保護受給者も、幼児教育を受けなかったグループより少なかったという結果も出ているそうです。この結果は、みなさんも何となく「そうだろうな」と想像がしやすいのではないでしょうか。 結果② もう一つ判明したことが重要で、「幼児教育には非認知能力を大きく伸ばす効果があった」ということです。 また、非認知能力は幼児期(就学前)に伸ばすことが重要であることも判明しています。というのも、幼児期(就学前)に伸ばした非認知能力が就学後の認知能力を伸ばすのに役立つ一方で、幼児期に伸ばした認知能力が就学後の非認知能力を伸ばしたということは観察されていないのです。 つまり、幼児期に必要なのは認知能力(IQ)を伸ばす教育ではなく、【非認知能力を伸ばす教育】ということですね。「非認知能力って何?」と思われているママ・パパもいらっしゃるかも知れません。次の項目で解説していきます! (3)【非認知能力】とは? 心の知能指数! 非認知能力(EQ)は、心の知能指数とも言われています。例えば、やり抜く力(GRIT)やチャレンジ精神、前向きさ、誠実性などが挙げられます。このように例を挙げると、【非認知能力(EQ)が数値化しづらいものである】ということがご理解いただけるのではないでしょうか。非認知能力(EQ)が高い子どもは、「他者と協力して目標を達成する」等、人とのコミュニケーションを上手く取ることができます。 一方、非認知能力(EQ)の低い子どもは他人の気持ちを察することが難しく、人間関係でトラブルを起こしやすい傾向にあるそうです。対して認知能力(IQ)は、ペーパーテストや偏差値といったように、【数値化できる能力】を指します。 幼児期に伸ばすことの重要性 先述したように、非認知能力を大きく伸ばすことができるのは幼児期(就学前)です。また、就学後に認知能力(IQ)を伸ばそうと思った際には、どれだけ幼児期に非認知能力を伸ばすことができたか?が重要になってきます。非認知能力と認知能力は相互補完関係です。 勉強をやってみる(前向きさ・やり抜く力などの非認知能力)→理解して解く(認知能力)→難問にもチャレンジする(粘り強さ・積極性などの非認知能力)→また勉強をする(認知能力)・・・といったように、スパイラルで伸びていく関係性にあります。就学後に認知能力をしっかりと伸ばすためにも、幼児期は非認知能力を伸ばすことに力を入れましょう! 将来の様々な場面で役立ちます 非認知能力は、将来の各ステージで必ず求められる力です。 例えば、大学受験です。いわゆる【ペーパーテストで〇点取れば合格】だった国立大学も、近年では入試方法が大きく変わってきています。いわゆる「人物本位」の入試に変わりつつあるのです。これには、学生と学校(学部)のミスマッチを防ぐ狙いがあります。大学側としては、単に偏差値だけで志望校や志望学部を選ぶのではなく、「僕(私)はこの大学の○○学部で○○といったことがしたい」という思いで入学してきてほしいのです。東北大学では、筆記試験を完全廃止するよう動き出しており、学生の「プレゼンテーション能力」を図る試験に変えようとしています。 また、東京大学ではCollegeofDesign(CoD)という学部が70年ぶりに新設されます。この学部は世界中から学生を募り、授業を全て英語で行うことから、英語による面接やエッセイの提出等で合否を決定します。 さらに、有名私立大でも入試内容の変更が顕著です。慶應義塾大学法学部では「FIT入試」という入試方法を採用しています。FIT入試では、「法学部でこういった勉強がしたい」という学生と「学校側が求める学生像」とが良好な相(fit)かどうか?を大切にしています。実際の入試問題では、こんな問いを受験生に投げかけます。 まさに、知識やテクニックでは解けない問題-非認知能力が必要となる問題ではないでしょうか。大学受験が変わるということは、高校受験、中学校受験、小学校受験の内容も変わってくるということです。現に、最難関校と言われる灘中、神戸女学院、西大和学園等では、受験生の「対話力」を問う内容に変わりつつあります。 さらに、就職・転職といった場面でも非認知能力は求められます。企業は、大学名や学部の偏差値だけではなく、学生の「誠実さ」「主体性」「チャレンジ精神」「やり切る力」といった能力を重視しています。働く上で、こういった力は必ず必要となるのではないでしょうか。 参考記事:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/702590dfe9aa96a635ef69c84b542c568a1a9075 https://design.adm.u-tokyo.ac.jp/jp/ https://loohcs-shijuku.com/subject-taisaku/p58626/ (4)【NG3選】逆効果になる幼児教育とは? 早期教育(IQ教育) ここまで読まれていて、あることに気付かれたママ・パパも多いのではないでしょうか。 そう、幼児期に必要なのは「お勉強」ではないということです。非認知能力は、就学後の認知能力(IQ)を伸ばすことに役立ちますが、幼児期に無理やり先取り学習をして身につけた【認知能力(IQ)】が非認知能力を伸ばすことはありません。「計算が早くできるように」「ひらがなが早く書けるように」という親心から親は早期教育に走りがちですが、ぜひ一旦立ち止まっていただきたいと思います。 子どもが楽しめない教育 幼児教育をする上で1番大切なことは、子どもの興味・関心を伸ばすように心がけることです。もし子どもが好きでないものを強制した場合、子どもにとっては「主体性を失っている」状態となります。「やらされている感」があると、どんな力も伸びません。むしろ、「これ嫌い」と嫌いなものを増やす原因にもなってしまいます。子どもが楽しめない幼児教育はやめましょう! 継続できない教育 何事も、「継続は力なり」です。数回のレッスンで「効果が無かった」「意味が無かった」といって辞めてしまうのは非常にもったいないです。各分野での著名人は、みんな想像を絶するような反復練習を行っています。本人が嫌がらない限りは、最低でも1年間は続けてみましょう。 (5)【OK3選】オススメの幼児教育とは? 子どもが楽しく取組める 子どもが興味・関心を持てる、つまり【楽しい!】と思って取組めるかどうか?も1つのポイントとなります。子どもの知的好奇心をどんどん刺激するような幼児教育がおすすめです。はまキッズでは、子どもに【刺激のシャワー】を浴びさせ続けることを大切にしているため、子どもの知的好奇心を刺激する工夫が沢山用意されています。例えば、知育道具(はまキッズでは学具と呼んでいます)は112種類あり、知育ペーパー(学材と呼んでいます)も233種類あります。 また、同じ学具でも、使い方は色々です。そのため、子どもたちは最後まで楽しみながら授業に取組めるのです。さらに、はまキッズでは【プレゼント学材】も用意しています。毎月、お子様の得意分野やのびしろを担当講師が見極め、そのお子様にぴったりの学材を100種類以上の学材の中からプレゼントしています。お子様は楽しみながら、バランス良く必要な能力を身につけることができます。 他者と関わることができる 幼児教室を選ぶ際は、複数人で一緒に学べる教室を選ぶのがオススメです。非認知能力は、他者とのコミュニケーションを通して伸びていきます。特に、同じ年齢の子たちで集まることは、お子様にとっても良い刺激となります。協調性、他者を思いやる心、我慢する心-つまり、「社会性」が身につくのです。 はまキッズでは、少人数制クラスを採用しています。講師1人に対して、最大でお子様が4名のスタイルです。大人数ではないことで、講師もお子様1人ひとりの様子を見てきめこまやかな対応をすることができます。また、複数人クラスであることから、お子様も【刺激のシャワー】を浴び、社会性を高めることができるのです。 社会性を高めることができる さきほどの話と重複しますが、【社会性を高める】ためには【他者とのコミュニケーション】が必須となります。そのため、ドリルを一人で黙々と解くような習い事や、1人で完結してしまうような習い事よりは、誰かとの関わりが必要となる習い事がオススメです。他者との関わりを通して、お子様の非認知能力を伸ばしてあげましょう! (6)幼児教育は【エリート】への近道! 【エリート】と【幼児教育】と聞いても、すぐには結びつきにくいかも知れません。 しかし、【真のエリート】は幼児教育が創り出しているといっても過言ではありません。なぜなら、【エリート】の本来の意味は「自分の利害損失と関係なく他人や物事に尽くせる人」という意味だからです。「周囲の役に立とうと自ら行動する力」は、「非認知能力」であると言えます。その非認知能力を伸ばすことの出来る【幼児教育】は、まさしく【真のエリートを養成している】と言えるのではないでしょうか。エリートと聞くとバイアスのかかった印象があったかも知れませんが、本来の意味を知ると随分と見方が変わってきますね。 (7)【まとめ】幼児教育でお子様の非認知能力を高めましょう! いかがでしたでしょうか。 幼児教育は、意味がないどころか、むしろ重要であることがご理解いただけたのではないでしょうか。幼児期に非認知能力を高めることで、自分の利害損失に関係なく他人や物事に尽くせる人、つまり「真のエリート」への土台が作られます。お子様を真のエリートにする「非認知能力」、ぜひ幼児教育で伸ばしてみませんか? -
【コラム】幼児教育の種類について紹介!幼児教育で大切なことも合わせて解説
幼児教育、と聞くと、「幼いころから読み書き計算を教えること」と考える人もいるかもしれません。そうした早期教育を指すのではなく、小学校以降やその後成長する過程において土台となる、人間の根本的な力を育んでいくのが幼児教育なのです。 本記事では、代表的な幼児教育の種類を紹介しつつ、幼児教育のメリットや親が知っておきたい幼児教育の重要なポイントを解説。幼稚園や保育園、習い事を選ぶ際に参考になるほか、家庭で子どもと接するときのヒントにもなりますよ。 (1)幼児教育とは? そもそも、幼児教育とはどういうことでしょうか。文部科学省が掲げる「幼児教育の意義及び役割」によると、幼児教育とは「目先の結果のみを期待しているのではなく、生涯にわたる学習の基礎をつくること、『後伸びする力』を培うこと」「心豊かにたくましく生きる力を身につけられるよう、生涯にわたる人間形成の基礎を培う」ものとされています(※)。 詰め込み型で画一的に知識を与えるのではなく、子ども一人一人の良さや可能性の芽を健やかに伸ばしていくのが幼児期。子どもが生まれながらに持つ好奇心や探求心を育て、「生きる力」の基礎となる思考力や判断力、表現力、体力などをバランスよく育む。そうすることで、予測困難な未来においても自ら学び、課題を解決して、力強く自分らしく生きていける人間を育てようというものです。 (※)文部科学省「第2節 幼児教育の意義及び役割」参照 (2)幼児教育の種類を解説! 幼児教育は、19世紀半ばにドイツで世界初の幼稚園が作られたのを皮切りに、欧米諸国を中心にさまざまな理論や施設が誕生してきました。いずれも、幼児期の教育の重要性に注目し、子どもたちのよりよい成長を目指すもの。日本発のものも含め、よく知られている8つの教育法についてそのメソッドや特徴を見ていきましょう。 石井式教育法 教育学者である石井勲博士により設立された教育法。「石井式漢字教育」として、知識を吸収しやすい幼児期に漢字や言葉を豊富に身に付けることを目指したカリキュラムです。 教材としては、漢字とかなが混じった漢字絵本や、漢字カード、かるたなどを使用。楽しく遊びながら自然と漢字や美しい日本語に触れ、思考力や読解力、表現力、そして学ぶ楽しさを育てていくことを目指します。 通信教育が行われているほか、幼稚園で取り入れているところもあります。 ヨコミネ式教育法 横峯吉文氏により設立された教育法で、鹿児島にある同氏経営の保育園で実施されているほか、鹿児島県内を中心に導入している園があります。 子ども自身が生まれながらに持つ競争心やチャレンジ精神、学ぶ力を生かし、自ら考えて行動できる自立した人間を育てることが目標です。 読み書き、数などの「学ぶ力」のほか、毎日の体操やマラソンなどで「体の力」を育てるオリジナルのカリキュラムを実施。園児全員が卒業までに逆立ちで歩けるなど、そのユニークさで全国から注目されています。 モンテッソーリ教育 1900年代初頭、イタリアの医師であり教育者であるマリア・モンテッソーリが体系化した教育法で、日本でも広く取り入れられています。 「子どもは自分で育つ力、学びたいという思いを持っている」とし、その成長段階に合わせた教具が使われるのが特徴の一つ。子ども一人一人がやりたいことを選んで取り組む「お仕事」と呼ばれる自主活動の時間があり、自立心と集中力を高めるとされています。 協調性やリーダーシップを育めるよう、異年齢と一緒に保育を行っている園も多くあります。 シュタイナー教育 オーストリアの思想家・哲学者であるルドルフ・シュタイナーにより提唱された教育法。1900年初頭にはじまり、現在では欧米を中心にアジア圏でも広がりを見せています。 目指すのは、自分で考えて行動し、自由で創造的に生きる力を持った人を育てること。子どもの発達段階を7年ごとに区切り、各段階に応じた教育を行っているのが特徴です。 導入している学校では、音楽や絵画など芸術表現を取り入れた授業や、絵本を見せずに教員が語り聞かせることで子どもたちの想像力を膨らませる授業などが行われます。小中学校の間は一貫して同じ担任が受け持つパターンもあり、教育者と子どもたちとの絆を深めることで安心して学べる環境を整えています。 レッジョ・エミリア・アプローチ教育 イタリアの都市、レッジョ・エミリアで生まれた教育法で、創始者はローリス・マグラッツィ。「子どもは生まれながらに有能で、豊かな可能性を持つ」とし、知識を与えるだけではなく子ども自身が自らの興味を展開し、経験を通して学ぶことを大切にしています。 造形の専門職員を置くなど子どもたちの創造性を大切にするほか、教育環境へのこだわりも。子どもたちが過ごす園のデザインを心地よく美しいものにし、地域の人との交流なども教育の中に取り入れています。 ピラミッドメソッド幼児教育法 「子どもの自主性」「保護者の自主性」「寄り添うこと」「距離を置くこと」の4つを基礎石とし、その上に教育を積み重ねていくというメソッドで、オランダの政府教育評価機構により提唱されました。子どもたちには安心して学べる環境が必要であるとし、保育者との信頼できる関係作りが大切にされています。 子どもたちの自主性を育むため、遊びは自由に選択可能に。数、形、大きさなど11のプロジェクトがあり、長期間取り組むことで個性、情緒、知覚、言葉、思考、空間と時間の理解、運動、芸術という8つの領域をバランスよく発達させることを目指します。 ドーマンメソッド 1960年代、アメリカにおいてグレン・ドーマン博士が提唱した教育法が元となっています。6歳までの幼児期に脳に刺激を与えることで活性化させ、子どもが持っている才能を最大限に引き出そうとするもので、0歳からの早期教育も推奨。 運動、算数、文字、知識の分野を中心にプログラムが組まれ、丸が描かれたカードを見せながら数字を読み上げるドッツカードや、フラッシュカードと同じように絵が描かれたカードを高速で見せていくビッツカードなどが有名です。 ニキーチン教育 ロシアのニキーチン夫妻が、自身の7人の子どもたちに実践した教育法として1960年代に注目されるように。難しい課題でも子どもが興味を持ったら取り組ませ、乗り越える体験や失敗を経験することを重視しています。子どもたちの問題解決力を信じ、大人は極力手出しをしません。 家庭でできる遊びの中から思考力や想像力、集中力を育めるよう考えられており、色を塗り分けた積み木を使って手本通りの図形を作るという積み木遊びは、代表的な取り組みとして広く知られています。 これらの幼児教育法以外にも、世界、そして日本にはさまざまな幼児教育のメソッドがあります。各家庭において子育ての方針が異なるように、それぞれの教育法も方針やカリキュラムは異なります。どれが正しいというわけではなく、子どもの発達レベルと自分の家庭の教育方針に合った幼児教育を選ぶことが重要といえます。 (3)幼児教育を行うメリット 日本においてもさまざまな教育法が実践されていますが、そもそも幼児教育を行うメリットとはなんなのか、と考える人もいるでしょう。子どもの将来性と社会性に注目して、メリットを解説します。 将来の可能性を広げられる 「6歳までに脳の9割が作られる」とよく言われますが、幼児期の子どもはスポンジのようにさまざまなことを柔軟に吸収していきます。この時期に適切な幼児教育を行うことで、好奇心や自分で課題に取り組む力、人間力ともいえる非認知能力がぐんぐんと成長していきます。 こうした力の土台を得ることで、将来どんな分野においても後伸びする可能性が増え、子どもの未来を広げることができるのです。 社会性が養われる 幼児教育においては他者との関わり方も重視されます。同じ教室の友だちはもちろん、先生、時には地域の人とも関わります。そうした中で社会性が磨かれ、成長後も円滑なコミュニケーションが取りやすくなります。 どのような社会であっても人と人との関わり合いは不可欠。幼いころから良好なコミュニケーションを身に付けていれば、多くの人と協力し合いながら課題を解決していくこともできるでしょう。 (4)幼児教育において大切なこと3つ 子どもの可能性を広げてくれる幼児教育ですが、方法を間違えるとマイナスの影響を与えてしまうことも。幼児教育を行う際に特に大切にしたい、3つの点について説明します。 五感を刺激すること 幼児は目で見て物に触れて、情報をどんどん吸収していきます。知識を紙面上や映像で与えるだけではなく、五感を通じて学べるように工夫してあげるとよいでしょう。例えば数を教えるときは小さなボールを複数用意して自分で取り分けさせるなど、感覚を使って覚えさせるとより深く根付いていきます。 音楽や絵画、造形を取り入れた幼児教育も多くあるように、幼児期に五感を刺激することは脳全体の活性化にもつながります。 親子で取り組むこと 幼児期はまだ一人で全てを行うには難しい時期。どの幼児教育を選ぶのかはもちろん、進め方の説明や送り迎えなど実質的なサポートも欠かせません。 また、大好きな親が一緒に取り組んでくれるから子どもも興味を持てる、楽しんで参加できるという面も。もちろん、課題に取り組むのは子ども自身ですが、親はそばであたたかく見守ってあげましょう。 子どもの達成感を大切にすること 子どもの成長が見られたら存分にほめてあげるのも親の役目です。周囲と比較するのではなく、わが子の日々の成長を細やかに見て、小さなステップアップも「できるようになったね」とほめてあげましょう。そうすることで子どもはさらに達成感を得られ、次へとチャレンジするやる気が湧いてきます。 (5)まとめ 子どもの可能性を広げてくれる幼児教育。通学型の教室だけではなく通信制もあるほか、導入している保育園や幼稚園を選ぶという手段もあります。 幼児教育を始めてみよう、というときは十分に検討し、親の希望だけではなくわが子が無理なく楽しんで学べるところを選ぶことが大切です。 人間としての土台ができる幼児期、子どもの個性に合った幼児教育を選んで、可能性の芽をのびのびと育ててあげましょう。 -
【コラム】3歳までのしつけとは?気を付けておきたいことや時期ごとのポイントも解説
子どもを育てていくうえで欠かせないしつけ。しかし、しつけは主に各家庭にゆだねられているため、いつからどの程度しつけを行っていけばいいのか、親としては迷うこともあるでしょう。 今回は、0~3歳のしつけにクローズアップして解説。この時期に重要な「愛着形成」について、気を付けたいしつけの注意点、また時期に応じたしつけの進め方も紹介していきます。 (1)3歳までのしつけをどう考える? まず「しつけ」とは何か、また、3歳までのしつけにおいて大切なことは何かを解説していきます。 そもそも「しつけ」って何? 「しつけ」というと、厳しく怒っていうことを聞かせる、というイメージがある人もいるかもしれませんが、それは正しくありません。しつけをする本来の意味を知れば、子どもへ何をどう教えればいいのかが見えてきます。 子どもの社会性を育み、他者とよりよく共生できるようにするサポート こども家庭庁のウェブサイト(※)によると、しつけとは 「こどもの人格や才能などを伸ばし、社会において自律した生活を送れるようにすることなどの目的から、こどもをサポートして社会性を育む行為」とされています。人は一人では生きていけません。子どもが社会で他者とともに協力し合いながら、よりよい関係を築いていけるように、ものごとの良し悪しを判断できる道徳感、社会のマナーやルールを親が教え、導いていくことがしつけなのです。 (※)こども家庭庁「しつけ? 体罰? これってどっち??」 子どもを怒鳴ったり傷つけたりすることではない しつけにおいては子どもを叱らなくてはならない場合もあります。ただ、目的は子どもの成長である、ということを忘れてはいけません。むやみに怒鳴る、叱り飛ばすといった子どもの心を傷つける言動はしつけにはならず、恐怖や反抗心を植え付けることにもなりかねません。 親がお手本を見せること 子どもは親のやることをまねるようになります。あいさつをする、手洗いをする、靴をそろえるなど、子どもにやってほしいことは親が率先して行うようにしましょう。 しつけの前に大切なこと 愛情と信頼関係がないしつけは、子どもの反発を招きます。まずは親子の強い絆を作っておくことが不可欠なのです。 3歳まではしつけより「愛着形成」を大切に 3歳までは特に意識したい「愛着形成」。親子をつなぐ愛着形成の大切さと、愛着形成のために親が心掛けたいことなどを解説します。 愛着形成とは、親子の特別な絆 子育てにおける「愛着」とは、子どもが特定の人との間に築く特別な絆を指します。かよわい存在である乳児にとって、「この人は自分を守り、育ててくれる特別な人」という強い信頼が愛着となります。 赤ちゃんの多くは、まず最も身近である母親を愛着の対象とします。母親がそばにいれば安心して遊んでいるけれど、少しでも離れると大泣きする、という様子はよく見られますね。 母親だけではなく、父親や祖父母など、日ごろ愛情を持ってよく接してくれる人に対し、徐々に愛着が形作られていきます。 この乳幼児期の愛着は、成長後の子どもの考え方や人間性に大きく影響します。愛着形成がしっかりとできている子どもは、「自分は愛されている、守られている存在」という自己肯定感を持ち、家族以外の他者も信頼できる人に育ちます。社会性が高く、自分がしてもらったように他者とのつながりを大切に、健全な人間関係を結ぶことができるのです。 愛着形成につながる親の関わり方 愛着形成には親の関わり方が大きく影響します。赤ちゃんが泣いたり、甘えたりすることに対して、母親が愛情を持って接して世話をすることで、さらに赤ちゃんの愛着は深まります。赤ちゃんの愛着が深まれば、より一層母親はわが子を愛おしく感じるというように、相互の働きかけで愛着が形成されていきます。 逆に、子どもの泣き声にも対応せず、スキンシップも不十分であれば、愛着形成はうまくいかないでしょう。 時期ごとの愛着の形成 愛着形成は、0~2歳が特に重要な時期と言われています。時期ごとに親はどのような関わり方を意識すればいいのか、具体的に説明します。 0~6カ月ごろ 生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳を与えてくれたり、抱っこしたりと世話をやいてくれる人を特別な存在として認識するようになります。 スキンシップをする まずはスキンシップをたっぷりとりましょう。抱っこはもちろん、ベビーマッサージで触れ合ったり、優しく抱きしめたりと、肌と肌で愛情を伝えるようにします。 言葉をかける 胎児のときから赤ちゃんはお母さんの声をよく聞いていると言われています。まだ会話はできませんが、積極的に名前を呼ぶ、周囲の風景を話してあげる、お話を聞かせてあげるなどすると、穏やかな気持ちになれるはずです。 アイコンタクトをする 声をかけるとき、優しく抱っこしてあげるときなどはなるべく笑顔で目と目を合わせるようにするといいでしょう。スマホを見ながらではなく、しっかりとアイコンタクトをすることで子どもは見守られている安心感を得られます。 6カ月~2,3歳ごろ 愛着形成が進むと、6カ月ごろからは人見知りをするように。愛着の対象者とそうではない人を区別するようになっているのです。はいはいなど動けるようになると母親を後追いしたり、親の姿が見えないと泣き出したりという反応も。 子どもの成長に合わせて次のようなことを意識してみましょう。 チャレンジを応援し、失敗をせめない 成長するにしたがって自我が芽生え、自分でやりたがることも増えます。もちろん失敗することも多いのですが、親は子どものチャレンジ精神をほめて、「よくがんばったね」など前向きな言葉をかけてあげましょう。失敗しても受け入れてくれる、不安なときこそ自分の味方でいてくれる存在は、子どもにとって大きな安心になります。 「大好き」と伝える 徐々に言葉の意味を理解してくるので、「ママはあなたのことが大好き」「ママとパパの宝物」など、わかりやすく言葉で伝えます。大切な親から「大好き」と言葉で言ってもらうのは子どもにとってとてもうれしいもの。最初は照れ臭いかもしれませんが、毎日寝る前にハグしながら言う、など習慣にしてしまうと自然と伝えられるでしょう。 思いに耳を傾け、考えを尊重する 何かイタズラをしてしまったときでも頭ごなしに叱ったりせず、子どもなりの思いや考えに耳を傾けるようにしましょう。一人の人間として尊重され、自分の意見を聞いてもらえることは、強い信頼関係につながります。 このように愛情たっぷりに接していけば、子どもの愛着形成は3歳までに十分にできるはずです。親への信頼と愛情がゆるぎないものとなれば、しつけもスムーズに進めていくことができるでしょう。 (2)しつけは子どもの発達度合いや個性に合わせて行う 周囲の情報に振り回さて、「そろそろこれもできなくては」と無理やりやらせるのはNG。子どもの心身の発達の状態をしっかり見つめ、無理のないしつけを行うようにしましょう。 子どもの個性に合わせるとよりスムーズです。少し反抗心が強く、自分の思い通りにしたがる子どもには「AとB、どっちにする?」と自分で選択できるようにしてあげると行動しやすくなります。慎重派で不安になりがちな子には、いきなり完璧にできるのを求めずスモールステップでほめながら進めるなど、柔軟に調整していきましょう。 (3)3歳までのしつけで気を付けるポイント 子どものためのしつけでも、やり方を間違えると単に反発を招いたり悲しい思いをさせたりすることも。そうならないよう、親が気を付けるべきポイントをまとめました。 ルールの一貫性を保つ 子どものしつけでは、よい、悪いという判断の一貫性を保つことが大切です。夫婦間はもちろん、わが子と関わる人にもしつけのルールを共有しておくといいでしょう。 生活習慣のルールは各家庭で基準を明確に ママはダメと言ったのにパパは何も言わない、以前はよかったのに今回はダメ、など、ルールが人や時によって異なると子どもはどうしたらいいのかわからなくなります。ぶれているかも」と思ったら、良し悪しの判断とその理由を再度考えてみましょう。 夫婦で意見が分かれることもありますが、その都度相手の意見も聞きつつ冷静に話し合って、ルールを統一させていきます。 祖父母に預ける場合はしつけルールを共有しておく 祖父母宅などに頻繁に預ける場合は、特に気になるしつけのルールなどをこまめに共有するようにしましょう。ただし、感謝の気持ちを忘れず、あくまでお願いする姿勢で伝えることが必要です。 感情的にならない 3歳までは理解力が発達途上で、一度説明してもすぐにはできるようにはなりません。また、遊びたい、ふざけたい盛りでもあります。失敗しても、言うことを聞かなくても感情的に怒らず、落ち着いて、何度も教えてあげるようにしましょう。 肯定的な言葉で伝える 「ものを投げてはダメ!」などと否定的に伝えるのではなく、「ものはやさしく置こうね。大切に使うと明日も楽しく遊べるよ」というように、「こうすればいい」という肯定的な言い方で伝えると、子どもも受け入れやすくなります。 体罰を加えない イライラしてしまうと、つい手が出てしまうことがあるかもしれませんが、体罰は法律で禁止されています。無視をする、ご飯を与えないといったことも体罰の一種。暴言を吐く、どなり散らすといった行為も虐待として禁じられています。 幼い子どもは体罰を受けると恐怖や悲しみが勝って、言われたことは頭に入りにくい状態に。体罰が続くと、怖い、つらいといった思いだけが残り、親との信頼関係を揺るがすもとにもなってしまいます。 他の子と比較しない 乳幼児期は発達の差が大きいもの。他の子ができていることができないと心配になるかもしれませんが、比較する必要はありません。その子自身の成長を見つめ、「少しずつでもできるようになればいい」と考えましょう。 できたことはしっかり褒める 教えてあげたことがきちんとできたり、部分的にできたりしたときは、しっかり褒めてあげましょう。子どものやる気が刺激されて、よい循環になります。 (4)【年齢別】しつけのポイント 日々成長する子ども。しつけも、年齢に合わせて内容を考える必要があります。下記を参考に、無理のない範囲で行っていきましょう。 0~1歳 この時期は、ものごとを判断する力がまだ育っていません。本格的なしつけはまだ先と考え、まずは愛情をたっぷり注いで愛着形成を促しましょう。 とはいえ、ダメなことは「ダメ」とはっきりと伝えます。トラブルが起きてから叱るのではなく、トラブルが起きないように、原因となりそうなものはあらかじめ取り除いておくよう意識しましょう。 2~3歳 自我が芽生えて「自分の思う通りにやりたい」というイヤイヤ期に突入。「自分で」「やりたい」という気持ちは尊重したうえで、社会生活の基本中の基本である以下の3つのルールについては守れるようにきっちりと教えていきます。 ・自分を傷つけない ・他者を傷つけない ・物を傷つけたり壊したりしない 言葉の理解度もかなり進むので、どうしてダメなのか、その理由もわかりやすく伝えるようにします。 また、あいさつや順番を守ること、公共の場では静かにすることなどの基本ルールを身に付けていく時期でもあります。いずれにしてもすぐ覚えられるというわけではなく、何度か注意しても間違いを繰り返すことも。「まだ社会ルールを勉強中である」「いつかできるようになる」と考えて、根気よく冷静に教えてあげましょう。 4~5歳 集団で過ごす中で気を遣ったり、友だちを思いやったりという行動が徐々にできるようになる年齢。とはいえ、まだ自己中心的なところが大きいもの。他者に対して何か良くないことをしてしまったのであれば、「ママはそんなことをされて悲しかった」と自分の気持ちを伝えたり、「〇〇くんはどう思ったかな」と友だちの気持ちを想像するよう促したりするのも一つのしつけになります。 食器を下げるなどの手伝いや、相手の目を見て話を最後まで聞くといった少し上級のマナーも身に付けられるようになってきます。子どもの性質に合わせて少しずつできることを増やしていきましょう。 失敗したときは、「こうしなさい」と押し付けるのではなく、「次からはどうしたらいいと思う?」と、自分で解決策を考えさせるようにします。 6歳~ 基本的なマナーやルールをフォローアップしながら、靴の脱ぎ方や食事の姿勢、身の回りの整理整頓など細かなルールを習得できるように教えてあげましょう。いずれも小学校に入学すれば一人で行わなくてはならないことです。 子どもによっては中間反抗期に差し掛かり、親の指導に反抗することもでてくるでしょう。ダメな理由をより具体的に話し、納得できるように冷静に伝えるよう心掛けます。 「~しなさい」ではなく、「~しようか」といった言い方を選び、子ども自身が正しいやり方を選択できるように後押ししてあげるといいでしょう。 (5)まとめ 3歳までのしつけは、親子の愛着がしっかりと形作られたうえで行うもの。焦らずに、まずはたっぷりの愛情を注ぎ、子どもの気持ちに寄り添うことから始めましょう。 親といっても完璧ではないので、しつけを行う中では迷うことも間違うこともあるかもしれません。その都度「子どもにどんな人間に育ってほしいのか」に立ち返り、よりよい対応について夫婦で話し合うことが大切です。親が間違っていた場合は、もちろん素直に謝ることも重要。 しつけを通して、親子でともに成長していける関わり方を目指していきたいですね。 -
【コラム】幼児教室ってどんなところ?幼児教室の種類や特徴、メリットを詳しく解説
日々成長が著しい子どもたち。特に乳幼児の発達には目を見張るものがあります。それを目の当たりにして、親としては「わが子の能力をさらに伸ばしてあげたい」と、幼児教室へ通うことを考える人もいるのではないでしょうか。でも、幼児教室といってもさまざまな種類があります。また、「幼児期から勉強させる必要があるの?」と疑問に思っている人もいるかもしれません。 今回は、幼児教室を考え始めたばかりの人に向けて、その種類や特徴、メリットを分かりやすく解説していきます。幼児教室に通わせるかどうか、どんな幼児教室がいいかと迷っている人は、ぜひ参考にしてください。 (1)幼児教室ってどんなところ? まずは幼児教室の概要について、学習塾や幼稚園などと比較しながら解説します。 幼児教室とは 教室、といっても、幼児教室は国語や算数の知識を学ぶためのところではありません。ある程度は文字や数、英語なども学ぶ教室が多いですが、大きくは「子どもの非認知能力を伸ばす」ことを最大の目的としています。 非認知能力とは、社会性、探求心、積極性、計画性など、“人生を生きるうえで土台となる力”。それを、ものごとを吸収しやすい幼児期に十分に養っておくことで、後々勉学だけではなく各分野において能力が開花していくことを目的としています。 子どもが本来持っている「知りたい」「学びたい」という意欲を活かせるように、オリジナルの教材や楽しんで取り組めるカリキュラムが組まれているのも特徴です。 学習塾や習い事との違い 幼児教室は学習塾と同義と考えられがちですが、二者には大きな違いがあります。非認知能力を高めるのが幼児教室であるのに対して、学習塾は主に5科目を学び、知能、知識を高めるためのもの。受験対策で通う子どもも多くいます。 また、運動や音楽の分野を扱う幼児教室については、一般の水泳教室やピアノ教室などの習い事と同じように感じるかもしれません。しかし、幼児教室においては特定の技術を高めることが主目的ではなく、運動、音楽などを通して子どもの五感を刺激し、能力をバランスよく高めることを目指しています。 幼稚園や保育園などとの違い 多くの幼稚園や保育園、認定こども園などは、生活の基本を身に付け、集団の中で社会性や好奇心、探求心、表現力などを育てていくことを目的としています(※)。中には知育や体育、英語などに力を入れている園もありますが、園によって取り組み内容はさまざまです。 一方で幼児教室のカリキュラムは、子どもの持つ能力を的確に伸ばし、非認知能力を高めることに特化しています。文字や数、英語などの学びも充実。幼稚園、保育園だけではなく、さらに子どもの能力を伸ばす+αの教育を与えることができます。 また、一般の幼稚園や保育園では小学校受験の対策は行われていません。小学校受験を目指すのであれば、対応したコースを設けている幼児教室に通うのがベターです。 (※)参照/文部科学省「第2節幼児教育の意義及び役割」 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1395402.htm (2)幼児教室の種類や特徴 実際に幼児教室にはどんな種類があるのか、それぞれの特徴を踏まえて紹介します。 小学校受験対応型と総合能力開発型 小学校受験対応型の幼児教室は、私立小学校や国立小学校の受験対策をメインとしています。カリキュラムは受験の科目に合わせて組まれ、模擬面接や模擬テストなども行われるので効率的に受験対策ができます。保護者への面接指導や願書添削なども細やかにサポートしてもらえます。 それに対して、総合能力開発型の幼児教室は、知育や音楽、創作などを広く体験していくことで、バランスよく子どもの能力を育てて、可能性を広げていくことを重視しています。勉強というよりも、積極性や社会性、知的好奇心などを伸ばし、自ら学んでいける土台を作っていきます。 集団型・少人数制・個別型 教室の人数により、進め方や雰囲気が異なります。集団型の幼児教室は、10~20人で幼稚園などに近い雰囲気。大勢の子どもと接することで協力性は育ちやすいですが、当然一人一人への細やかな対応は難しくなります。 少人数制は3~8名程度。幼児教室ではよく見られるタイプで、比較的先生の目も行き届きやすくなります。 小学校受験に向けて個別のサポートが必要であれば、先生とマンツーマンの個別型がおすすめ。ただ、他の子どもとの関わりは薄くなりがちです。 親子参加型と母子分離型 幼児教室には、親子で一緒に学ぶ親子参加型の教室と、子どもだけが教室で参加し、母親は別室で待機する母子分離型の教室があります。それぞれのメリットを見てみましょう。 親子参加型 ✅子どもが落ち着いて学びに取り組める 親がそばにいてくれることで子どもは安心し、集中して教室の課題に取り組むことができます。できたら親がすぐにほめてくれるので、やる気も発揮しやすくなります。 ✅教室での取り組みを日常でも活かしやすい 子どもの能力を伸ばすならば、教室だけの学びではなくそれを家庭でも実践することが大切。親子参加型であれば、先生の教え方や子どもへの接し方などを親が直接見ることができ、そのまま日常にすぐに活かすことができます。 ✅親も新しい出会いがある 同じクラスに参加している親とは毎回顔を合わせるため、話しやすいもの。互いに幼児教育に関心が高いので共通の話題もあり、プライベートでも親子同士で遊びに行くなど仲よくなる人も多いようです。 母子分離型 ✅親が自分の時間を確保できる 分離型の教室であれば、親は子どもと離れている間に自分の時間を持つことができます。わずかな時間であっても、自分だけのために使える時間は貴重。気持ちをリフレッシュでき、余裕を持って子どもと接することができるでしょう。 ✅子どもの自立心が育つ 人見知りだったり、いつも親に頼ってしまったりという子どもでも、分離型の教室だと「一人でやらなくては」という気持ちが芽生えます。実際に、「子どもの人見知りが減った」というママの感想も。 教室形式と通信形式 教室に通って参加する形式のほか、通信形式の幼児教室もあります。通信形式は都合のよい時間に短時間でも学べて、費用も比較的リーズナブルという利点があります。ただ、実際に教材を触ったり、手を動かして制作したりという五感で学ぶことについては教室形式が勝っています。先生に気軽に質問でき、一人一人指導してもらえるのも教室形式のよい点。 ただ、近年は先生と直接つながるオンライン教室なども行われています。教室が遠い、仕事で都合がつきにくいといった場合は、オンラインや通信形式を検討するのもいいでしょう。 (3)幼児教室を選ぶうえでのポイント 幼児教室の種類が分かったところで、実際に選ぶ際には各教室の比較検討が必要です。特に確認しておきたい2つの主なポイントを説明します。 教育方針やカリキュラムに納得できるか 小学校受験対応型の幼児教室は、私立小学校や国立小学校の受験対策をメインとしています。カリキュラムは受験の科目に合わせて組まれ、模擬面接や模擬テストなども行われるので効率的に受験対策ができます。保護者への面接指導や願書添削なども細やかにサポートしてもらえます。 それに対して、総合能力開発型の幼児教室は、知育や音楽、創作などを広く体験していくことで、バランスよく子どもの能力を育てて、可能性を広げていくことを重視しています。勉強というよりも、積極性や社会性、知的好奇心などを伸ばし、自ら学んでいける土台を作っていきます。 講師の質や教室の雰囲気はどうか 実際に教えてもらう先生がどんな人たちかも大切です。他の親からよい評価を聞いていたとしても、人間同士なので相性が合わない、ということもあり得ます。先生自身と、先生が作り出す教室の雰囲気がわが子に合っているのかは、実際に体験しなくては分かりません。体験教室にまずは参加して、子どもの反応を見てみましょう。もちろん、親自身が先生に対して信頼感が持てるかどうかも重要です。 ただ、1,2度の体験だけではわからない部分もあります。特に不安な要素がなければ、しばらく通って様子を見るのもいいでしょう。 (4)幼児教室に通うメリット 幼児教室は「何となく」や「みんな行っているから」と通い始めるのではなく、目的やビジョンを持って通うことが大切です。この章では、幼児教室に通うメリットを紹介。参考に、子どもにどんなことを身に付けてほしいのかを考えてみましょう。 基礎能力や学びの習慣が身につく 文字や数などの基本的な知識が身に付くので、就学後もつまずくことなくスムーズに学習に入っていくことができるでしょう。さらに、言葉や数の理解だけでなく、集中力や聞く力、指示を理解して行動する力といった「学びの土台」も養われます。これらは小学校以降の学習を支える力につながります。 また、幼児教室で「楽しく取り組む」経験を重ねることで、学びをポジティブに捉えられるようになります。机に向かう習慣が自然に身につけば、家庭での宿題や読書にも抵抗感なく取り組めるようになり、自ら学ぶ姿勢を持つことができます。幼児期に培った「学ぶことは楽しい」という感覚は、将来の学習意欲を支える大切な力となるのです。 自己効力感と非認知能力が育つ 定期的に学習に取り組み、レベルアップしていく過程で、「やればできる」という自己効力感が育ちます。また、計画性、集中力、粘り強さ、自己制御、協調性、積極性など、学力で測れない非認知能力が育つのも、幼児教室の大きなメリットと言えます。 親にとっても学びや情報収集になる 幼児教室は、親にとっても学びの場になります。子どもへの教え方、褒め方といった接し方を先生の指導から実践的に知ることができるほか、子どものしつけや生活の整え方なども教えてもらうことができます。 また、最新で正確な受験情報を得られたり、幼児教育に関心の高い親同士で教材や勉強法などの情報交換ができたりするのも幼児教室ならではです。 子どもの得意なことや長所を発見できる 幼児教室でさまざまな学びにチャレンジする中で、わが子の得意なこと、少し苦手なことも自然と分かってきます。「やんちゃだと思っていたけれど、意外とお友だちに優しい」「物おじせず先生に積極的に質問している」など、家では気が付かなかった子どもの長所やいいところに気が付くことも。そうすれば、家庭でさらにその長所を伸ばしていくこともできます。 (5)まとめ 社会を生きるうえで欠かせない非認知能力を伸ばしてくれる幼児教室。子どもに合った教室を選べば、家庭や幼稚園で得られる以上の成長を見せてくれるでしょう。 どんな幼児教室がいいかは、家庭の教育方針や子どもの性質などによって変わります。じっくりと検討して、実際に体験して、親子ともに楽しく通える教室を選びましょう。 -
【コラム】【非認知能力】とは、人生を豊かにする力~その身に付け方をご紹介
勉強やテストの点数で測ることの出来ない「非認知能力」。粘り強さや責任感、協調性など、私たちが日々の生活で活かす力ですが、この能力こそが将来の豊かさ・人生の質に直結するのです。この記事では、非認知能力の重要性と、それを育てるための具体的な方法についてご紹介します。 (1)非認知能力とは?認知能力との違いは? 認知能力とは、ペーパーテストなどで数値化できる能力(IQ:Intelligence quotient、つまり知能指数)を指します。それに対し、非認知能力は数値化できない能力-いわゆる【心の知能指数】(EQ:Emotional Intelligence quotient)を指します。 心の知能指数と聞くとイメージしづらいかと思いますが、何かをやり抜く力や粘り強さ、責任感、前向きさ、積極性などといった言葉を挙げると分かりやすいかも知れません。 (2)非認知能力が将来的に与える影響 ペリー就学前プロジェクトとは? ペリー就学前プロジェクトは、アメリカの経済学者であるジェームズ・J・ヘックマン教授らが実施した実験です。3~4歳の子どもたち123名(就学前)を、教育を受けさせるグループと受けさせないグループに分けて、教育を受けさせるグループの子たちには30週間に渡り、専門家による教育を受けさせました。そして、その子たちが3、40歳代になるまで追跡調査を続けたそうです。 その結果、2点の事実が判明しました。1点目は、幼児期(就学前)に教育を受けたグループの子どもたちは、受けなかった子どもたちよりも将来的に社会的地位が高く、経済的にも豊かであったということです。こちらの結果は、何となく「そうだろうな」と想像がつくのではないでしょうか。 もう1点判明したことが重要で、「幼児教育は認知能力だけではなく、非認知能力を大きく伸ばす効果があった」という事実が証明されたのです。さらに、幼児期(就学前)に伸ばした非認知能力が就学後の認知能力を伸ばすのに役立つ一方で、その逆は観察されていないことも証明されています。つまり、「非認知能力」は「幼児期(就学前)」に伸ばすことが重要なのです。 大学入試 非認知能力は大学入試でも求められています。東京大学や京都大学といった、いわゆる「ペーパーテストで〇点とれば合格」だったような国立大学も「人物本位」の入試に変わろうとしているのです。「人物本位」の入試にする背景には、学生と学校(学部)のミスマッチを防ぐ狙いがあります。 大学側としては、単に偏差値だけで志望校や志望学部を選ぶのではなく、「僕(私)はこの大学の○○学部で○○といったことがしたい」という思いで入学してきてほしいのです。 例えば、東京大学ではCollege of Design(CoD)という学部が70年ぶりに新設されます。この学部は「深い知的好奇心と実践的な行動力を備えた次世代のイノベーターを育成したい」という思いがあるために、世界中から学生を募り、授業を全て英語で行います。そして、英語による面接やエッセイの提出等で合否を決定します。 また、東北大学も筆記試験を完全廃止するよう動き出しており、学生の「プレゼンテーション能力」を図る試験に変えようとしています。さらに、早稲田大学経済学部であれば、選抜試験の2/3が「人物本位」の入試-つまり、「総合型選抜」に変わっているのです。大学入試が変われば、高校受験、中学校受験、小学校受験でも問われる内容、求められる力は同じように変わっていきます。灘や六甲学院、神戸女学院などといった、いわゆる「最難関校」の試験問題でも「対話の力」が問われるような問題に変わっています。テクニックや知識さえあれば合格、という時代ではなくなってきているのです。 (参考記事:https://design.adm.u-tokyo.ac.jp/) (参考記事:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/702590dfe9aa96a635ef69c84b542c568a1a9075) (参考記事:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250404/k10014770311000.html) ホームステイや留学など 海外へのホームステイや留学となると、「自分から話しかけよう」とする積極性や「こんな表現を使ってみよう!」とするチャレンジ精神など、「非認知能力」が必要とされる場面が多くあります。 就職・転職といった場面 大手企業などでも、大学名や学部の偏差値といった学歴だけにこだわるのでは無く、「誠実さ」「主体性」「チャレンジ精神」「やり切る力」といった能力を重視しています。働く上で、こういった力は必ず求められるのではないでしょうか。 (3)非認知能力があれば、認知能力は不要? 非認知能力は将来の様々なステージで必ず必要とされる力ではありますが、認知能力も非認知能力と同じくらい伸ばさなければならない力です。 なぜなら、非認知能力と認知能力は切り離された関係ではなく、相互補完関係にあるからです。これは、先述したジェームズ・J・ヘックマン教授の研究でも「認知能力と非認知能力、両方が互いに影響し合いながら、将来の学歴や賃金に影響する」と言われています。例えば、お勉強の場面を思い浮かべてもらった際、粘り強さ(非認知能力)がなければ難問を解ききることはできません。また、難問を解ききる知識やテクニック(認知能力)がないと、その粘り強さも活かされません。そのため、「どちらかの能力だけ育っていれば良い」という考えは誤りなのです。 また、認知能力と非認知能力の両方を伸ばすことがお子様にとっての好循環を生み出します。勉強に取組み問題を解く(認知能力が身につく)→ママ・パパに褒められる→自己肯定感が高まる→「もっとやってみよう」と思いだし他の難問などにも自主的に取組むようになる(非認知能力が育つ)→知識やテクニックが定着する(認知能力がさらに身につく)・・・といった好サイクルです。はまキッズの幼児教育でも、「認知能力と非認知能力は両輪のようなものである」と保護者様に説明をしています。 (4)【5選】非認知能力を身につける方法とは? 指先の力を育てる はまキッズでは「指先調整能力」という言い方をしています。お箸を使う、洋服のボタンをとめる、靴紐を結ぶといった場面で指先の力が求められます。自分で自分の身の回りのことができるようになること、つまり「肉体的に自立すること」が指先の力を鍛える目的なのです。自分のことも自分でできないのに、勉強をしよう・させようとするのは難しいのではないでしょうか。また、肉体的自立ができるようになることで子どもの視野は広がり、他者や周囲を見られるようになります。後述しますが、非認知能力は他者との関わりの中で育ちます。指先調整能力を鍛えるということは、非認知能力・認知能力の両方を伸ばすことになるのです。具体的には、ぬりえや紐通しがおすすめです。ぬりえでは、広い部分は大きな手の動き、細かい部分はそれに合わせた細かい手の動きといった「指先調整能力」が問われます。ぬりえは、簡単な遊びに見えて実は奥が深い遊びなのです。 紐通しは、ビーズや穴の空いたおはじきをつまみ、紐に通す遊びです。「つまむ」という作業は指先の力を鍛えます。また、「穴に通す」という作業では集中力が高まります。集中して沢山ビーズやおはじきを入れられたら、しっかり褒めてあげましょう! 他者と関わる機会を与える 非認知能力は、他者との関わりの中で身についていきます。 そのため、保育園や幼稚園など家族以外のコミュニティと関わる機会を持たせましょう。 お友だちとの遊びは「人と協力し合って何かを行う楽しさ」を知る絶好のチャンスです。お友だちとの関わりを通して、「人との関わりにはルールがあるのだ」ということも学びます。「親切心」「協調性」「我慢強さ」といった非認知能力も、コミュニケーションを通して学び、身につけていきます。 また、習い事を取り入れることもおすすめです。習い事選びのポイントとしては、①子どもが興味・関心を持っている②様々な経験ができる、そして③勝敗や成功・失敗にこだわらない、などが挙げられます。お子様が何に興味を持っているのか分からない場合は、興味の幅を拡げられる幼児教室がおすすめです。 はまキッズの授業では、お子様が「失敗したこと」「苦手なこと」には注目せず、「できたこと」「頑張ったこと」だけを見て褒めて育てる授業を行っております。これは、お子様の自己肯定感を高める事を大切にしているためです。 できたことや頑張ったことに注目してしっかり褒めてあげると、子どもは「身近で最も信頼できるママ・パパ」に褒めてもらえたことで自信を持つようになります。褒めるポイントは、できたことそのものを褒めるのではなく、「座って最後まで取組めていた」「10分以上も粘って考えていた」等といったプロセスを褒めることがポイントです。自信が持てるようになれば、子どもは様々なことに自らチャレンジしたり、何事にも粘り強く取組むようになります。チャレンジ精神、やり抜く力(GRIT)も、非認知能力のひとつです。習い事に限らず、どんな場面でも褒めるポイントがあればタイムリーに褒めてあげましょう! 社会性が高まる遊びを取り入れる 「ごっこ遊び」も、非認知能力を高める遊びとしておすすめです。様々な役を想定してなりきるために必要な「想像力」や「表現力」も身につきますし、役割を調整する「柔軟性」も身につきます。「ごっこ遊び」の中に、買い物の要素を取り入れればお金の計算など認知能力を同時に伸ばすことができます。 お手伝いをさせる お手伝いを通して、子どもの非認知能力を育てることもできます。お皿を並べたり、洗濯物をたたんだり等、年齢に応じたお手伝いをお願いしてみましょう。筆者は、自分の息子が幼い頃にランチョンマットを敷いてもらう役割をお願いしていました。「いつも手伝ってくれてありがとう」と伝えると嬉しそうな顔をしていましたが、こうして感謝の気持ちを伝えることで、子どもは「自分の行動が人のために役立つ」ことを理解するとともに、自己肯定感が育まれるのではないでしょうか。 自然体験をさせる キャンプやアウトドア好きのご家庭であれば「子連れキャンプ」がおすすめです。日常から離れ、自然の中で寝泊まりする「キャンプ」は、非認知能力を大きく伸ばす機会に溢れています。自分たちでテントを張って寝床を作ったり、屋外で料理やお片付けをしたりと、心地よく過ごすための場作りを全て自力で行う必要があります。せっかくの機会なので、ぜひお手伝いに参加してもらいましょう!小さい荷物を運ぶ、キャンプ用具を組立てる、寝袋を広げるなど、できることは沢山あります。また、慣れないうちは自然の中で寝泊まりするだけでも大変です。どうすれば快適に過ごせるのか?どのような工夫が必要なのか?を考え、調整するプロセスを通して「問題解決能力」を養うことも出来ます。東北大学 加齢医学研究所の瀧靖之教授によると、キャンプやアウトドアは子どもの脳の発達に良いことばかりだそう。この機会に、家族でキャンプデビューも良いかも知れませんね。 参考記事:https://www.kokugakuin.ac.jp/article/273120 (5)エリートは非認知能力が高い!? 多くの人が「エリート」と聞くと、「社会の中で優秀とされる人間や集団」をイメージされるのではないでしょうか。むしろ、バイアスのかかった印象があるために、「エリート」という言葉と「非認知能力(心の知能指数)」という言葉は、脳内でリンクしづらいかも知れません。しかし、「エリート」という言葉の本来の意味は「自分の利害損失と関係なく他人や物事に尽くせる人」という意味だそうです。「周囲の役に立とうと自ら行動する力」は、まさしく「非認知能力」であると言えます。そのため「エリート」という言葉は、決して選ばれた人間や社会の中で優秀とされる人間という意味ではないのです。自己の利害損失に関係なく周囲を尊重し、自分に出来るアクションを起こせる人は皆、エリートと言えるのです。 はまキッズでは、「未来のエリートを育てる」という目標を掲げ、日々お子様と向き合っております。他人のために行動出来る人、心豊かで思いやりのある人・・・つまり、高い非認知能力が身についている人たちと言えますが、私たちが関わったお子様全員が、本当の意味での「未来の日本のエリート」となるよう願っております。 (6)【まとめ】非認知能力を身につけさせ、お子様の人生を豊かに! 非認知能力は、ペーパーテストなどの点数では測れない「人生を豊かにする力」です。 家庭で出来る習い事やお手伝いなどを通じてこの力を育み、お子様の成長を支えていきましょう。非認知能力を高めることで、自分の利害損失に関係なく他人や物事に尽くせる人、つまり「真のエリート」への土台が作られます。お子様の人生を豊かにする「非認知能力」を、今日から伸ばしてみませんか?