【講演会】ピグマリオン伊藤恭先生のWeb講演会ダイジェスト

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外を見ると桜が咲き始め、春の訪れを感じる今日この頃です。
春を感じると少し気分が晴れますね。

さて、先日まで期間限定で公開されていた、ピグマリオンの伊藤恭先生によるWeb講演会の無料配信が終了しました。
はまキッズの教育理念にも触れられていて為になるお話が多かったため、今回はその講演会の内容をダイジェスト版としてまとめてご紹介します。
すでにご覧になった方もそうでない方も、お子様の幼児教育において親が知っておきたいことを再認識できますので、ぜひご一読ください。

 

目次
1. 高い社会性とは何か?
2. 複数(少人数)で学ぶことの重要性
3. 飛躍的に子どもの能力を伸ばすためには?

 

 

1. 高い社会性とは何か?

「皆さまは、幼児教育の目的は何とお考えでしょうか?」

このような問いかけから講演は始まりました。

勉強ができるようになること、テストで高得点や良い順位を取ること、○○小学校・○○中学校・○○大学など受験に合格すること等…
勉強や成績面が目的であると考えられる方も多いと思いますが、伊藤恭先生は「本来の幼児教育の目的はそうではない」と一刀両断。

そして、次のように続けます。

「本来、素敵な子どもに育てるためには、『子どもが他人のために努力できるようにすること』が大切であり、親も講師もこの部分を念頭に置いておくべきです。
なぜならば、周りの他人を幸せにしてあげることで自分も幸せになることができるからです。
また、他人を幸せにしてあげたいという気持ちを持つことで、世の中を見る視野が身につき、知的・精神的に自立し、社会性が高い子どもが育ちます。」
 
そして、社会性が重要であることの例え話として、次のような問いかけがありました。

「あなたは1t(トン)の荷物を持つことができますか?」

普通は大人でも「持てない」と答えるでしょう。
しかし、伊藤恭先生は「持てる」が答えだと言います。
では、どうするのか?

「30人の仲間を集めて、1人につき35㎏程度を持てば、1tの荷物を持つことができます。
個人で考えるのではなく、他者との協力関係の中でトータルに考えることによって問題や課題を解決できるのです。」

さらに、こう続けます。

「この話で重要なのは、ある1人の人がこのアイデアを思いつき実行することで、1tの荷物を持てる人が1人から30人に増えるということです!
これこそが、これからの社会に必要な、高い社会性なのです。」

講演会の冒頭から、価値観がガラッと変わるお話が飛び出しました。

 
 

2. 複数(少人数)で学ぶことの重要性

「教育においては、個人で考えるよりも複数で考えることが合理的である」と伊藤恭先生は言います。
ここでは、アインシュタインを例に出してお話がありました。

「幼少期のアインシュタインはいつも4人のグループで過ごしていましたが、実は4人の中で一番発達が遅かったのがアインシュタインでした。
ところが、彼はのちに世の中を変える特殊相対性理論などを発見した…なぜでしょう?
それは、自分1人ではなく他の3人の意見も素直に受け止めたことで、1人分でなく4人分の考え方ができたからです。
他人の意見を受け入れることで、相手に対しての感謝の心も同時に育つ。
これこそが、心と能力を育てる本物の幼児教育なのです。」
 
合わせて、この時に大人が気を付けるべき点として、次のことを挙げました。

「子どもを否定するのでなく、肯定することから始めること」

伊藤恭先生は次のように述べます。

「子どもは肯定されることで自信(自己肯定感)がつきます。
具体的には、ある物事を子どもに取り組ませたとき、できた部分(70%)とできなかった部分(30%)があるとしたら、できなかった部分を何度も説明しようとするのではなく、できた部分を認めてあげることが大切です。
この、できる/できないで分ける行為は、大人が子どものできる部分を確認するためだけに留めておきましょう。
子どもを伸ばすためには、できた部分に注目して、認めてあげることが全ての始まりです。
できない部分に目を向けてしまうと、どうしても子どもを否定しがちになります。
これをクリアするには、あくまでも子どもに『教えるのではなく、自ら学ばせること』が重要で、個人でなく複数だからこそ成しえられることです。」
 
そしてもう一つ、左利きの子どもを右利きにしたいが上手くいかないというエピソードを挙げて、次のようにもお話がありました。

「左手を使うことを禁止しても、右利きにはなりません。
右利きにするためには、今までと違う方法で能力を作り替えることが重要です。」
「そして、親は子どもの指導者になってはいけません。
子どもと一緒に学ぶ姿勢、つまり学びの共同体になることが大切なのです。」

これも、教えるのではなく、親も一緒に学ぶ姿勢を持つことで子どもが自ら学ぶようになるという、まさにはまキッズの教育理念に通じるお話でした。

 
 

3. 飛躍的に子どもの能力を伸ばすためには?

ここでは、幼児教育はどうすると良いかという具体的なお話がありました。

「幼児期には、6つの能力(指先調整能力、図形形態認識能力、空間位置把握能力、数論理能力、言語能力、社会性)があります。

大人はどうしても分かりやすい数(たし算・ひき算)や文字(ひらがな・カタカナ)に目が行きがちですが、幼児教育においては、まずは指先能力の育成が大切。
具体的には、ぬり絵・折り紙・切り絵・工作など、両手を使っていろいろな形で刺激することで、後に続く能力の土壌が育ちます。
この土壌ができることで、直線と曲線の区別や図形の3要素である「頂点・辺・角」などの図形能力、3次元空間(上下・前後・左右)の空間能力を認識できるようになるので、ピグマリオン(はまキッズ)のカリキュラムは判断⇒鏡絵⇒水面の姿⇒後ろ姿⇒方向知覚⇒立体認知と、小学校入試などでも出題される範囲まで無理なくステップアップできるものになっているのです。」

そして、ピグマリオン(はまキッズ)については、「この図形・空間の2つの能力を使って高い思考力を育てるため、飛躍的に子どもの能力が身につくことが可能になる。」とのお話もありました。

(※実際に毎年多くの元はまキッズ生が、灘中・神戸女学院・洛南など最難関中学と呼ばれる学校へ進学しています。)

また、おすすめの問題として、「『点描写』を毎日1枚ずつ、数か月取り組むことで、目に見えて子どもが成長するのを実感できる」との紹介がありました。
 

続いて、お話は数論理能力と言語能力に進みます。

「数や言語は人類が創り出したものなので、どのようにできたかという段階から理解することが重要。
その成り立ちを踏まえるからこそ、ピグマリオン(はまキッズ)では幼児期に3ケタや4ケタのたし算・ひき算まで簡単にできるようになる。」というお話が印象的でした。

具体的な例として次のようにお話しされました。

「1~3の数を使って4,5を理解できるようになる。
次に1~5の数を使って、6~10の数を理解できるようになる(例えば、7という数は「2と5」や「3と4」でできている)。
つまり、数の指導方法は、『数えるのでなく、まとまりで捉える』ようにすることで、後々スムーズになります。」

実際に、20までの数と計算は『ヌマ―カステン』(※1)、1万までの数と計算は『ドット棒C型』(※2)を使って説明がありました。
『ドット棒C型』については、この学具でかけ算やわり算の四則計算までできるということで、まさに目から鱗でした。

(※1)ヌマーカステン

(※2)ドット棒C型

 
また、言語能力については、
「言語能力は社会性に繋げるための能力なので、早期教育として単に文字の読み書きができれば良いというものではありません。
・ものとの対話⇒名前をつける(語彙力)
・人との対話⇒コミュニケーションを取る(聞く力)
・自分との対話⇒思考する(理解する力)
幼児期は、この3点で成り立っていることを意識すると良いです。」
「8歳までは音声言語の時代なので、読み聞かせや親子の会話が大切である。」
とのお話もありました。

小学生の保護者様より、算数の文章題や国語の長文において読解力がなくて…という相談をよく受けますが、このポイントを押さえておくと困ることはなさそうです。
 
「飛躍的に子どもの能力を伸ばすためには、幼児教育において、技術や知識よりも、前提の能力を育てることが重要であり、その能力をもって次の能力を自ら探求し創造するようになることで、他には見ない唯一の子どもが育ちます。
そのためにも、子どもたちの中に、自ら創造できる脳を創り上げてあげることが大切なのです。」

今回の講演会を通して、伊藤恭先生がこのように熱弁されていたのが特に印象的で、教育者としての哲学を感じました。

「能力を高めることで、子どもは、この世を正確に捉えられるようになる。
それが、ありとあらゆる現実世界を通して、算数や国語に留まらず理科・社会・音楽・絵画などを理解し、社会に出ていけるようになる。
だからこそ、まずは幼児期に子どもたちの能力を高めてあげてください。」

最後はこのように幼児教育の重要性を述べ、講演会を締めくくられました。

90分の講演会があっという間に感じられ、話が尽きない部分もありましたが、奥深いお話の数々に子どもへの接し方を考えさせられる講演会でした。

 


 
幼児教室『はまキッズオルパスクラブ』では、飛躍的に伸びる子どもに育てるため、幼児期に伸ばしたい能力(指先・図形・空間・数論理・言語)をトータルに育成する授業を行っています。
各校舎にて体験授業を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。



 

 

Writer:幼児教室はまキッズ
灘中合格者数日本一の実績を持つ浜学園が、ピグマリオン学育研究所の全面協力により開設した、理想的な能力開発型の幼児教室。保護者同室・少人数制の授業で、高い思考力と社会性を養成します。対象学年は3歳~小2生。

 

 

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